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重複コンテンツとは?コピペ率を確認する方法や取るべき対策をわかりやすく解説

重複コンテンツとは?

Googleから重複コンテンツと判断されると、SEOに悪影響を与えます。サイト運営の妨げになることも多いので、コンテンツを作成するときに似た構成や文章にならないようにしっかり対策を取ることが大切です。

SEOコンサルタント今回は、重複コンテンツの概要や取るべき対策をわかりやすく紹介します。コピペ率をチェックする方法も紹介するので、今後のサイト運営で活かしましょう。

 

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重複コンテンツとは

構成や文章がほぼ同じページのことを重複コンテンツといいます。サイト内に似たページが複数あるとSEOに悪影響を与えるため、Googleからの評価が落ちることがあります。最悪の場合、検索結果で順位が下がるため、運営者はサイト内で似たページが存在しないように記事を作成することが必要です。

重複コンテンツはサイト全体で30%以下に抑えてください。また、重複コンテンツで多数のURLが生成されている場合、クロールするURLも多くなる分時間を要するため、クローラビリティが下がります。これら重複ページがあるかないかは、google search consoleで発見ができます。重複ページがあった場合、正規ページURLに統一する必要があります。

 

重複コンテンツになる6つの事例

サイト内に似た内容のコンテンツがあると検索エンジンの評価に影響が出ます。該当する事例は、次のとおりです。

1. サイト内に同じページがある
2. 他サイトにコンテンツを提供した
3. 複数のURLが存在している
4. 勝手にコンテンツを掲載された
5. 動的URLで生成されている
6. URL表記が統一されていない

 

サイト内に同じページがある

サイト運営するなかで多くのコンテンツを作成します。ときには、意図せず内容が同じコンテンツを作成してしまうこともあるかもしれません。このような場合、重複コンテンツと判断されるのでサイト全体の評価が下がることがあります。意外と見落としがちですが、他社サイトにも重複するページがないか調べることが大切です。

 

他サイトにコンテンツを提供した

自社サイトに掲載するコンテンツを他社サイトに提供する場合も、重複コンテンツに該当します。他社に記事を提供するのはシンジケーションと呼ばれる手法で、第三者のサイトに記事を提供して掲載してもらうことができます。集客力が高い大手メディアに記事を掲載してもらえば、認知度の拡大や集客の向上が見込めます。

 

複数のURLが存在している

スマホから情報を検索するユーザーが増えているため、PCとスマホ向けにそれぞれコンテンツを作成する運営者も多いです。PCとスマホを分けてコンテンツを作成すると、複数のURLが乱立することになります。このような場合、検索エンジンから重複コンテンツになるのでサイト運営に悪影響が出ることがあります。

 

勝手にコンテンツを掲載された

自社サイトのコンテンツが勝手に他社サイトに掲載された場合、重複コンテンツと判断されます。許可なく記事をコピーされており、運営側が知らないうちに重複コンテンツになっていることがあります。第三者の行動は制限できないため、記事の盗用やコピーを見つけた場合は早急に対処しなければいけません。

 

動的URLで生成されている

動的なURL表記で生成されている場合、SEOに影響が出ることがあるので注意しましょう。動的URLとは、ユーザーの要求に応じて都度生成されるURLのことです。Gooleから質の低いサイトと評価されるので、静的URLの導入を検討しましょう。

 

URL表記が統一されていない

コンテンツのURL表記が統一されていない場合も要注意です。URL表記が統一されていないと判断されるのは、「index.html」や「www」の有無が統一されていないといったケースです。URL表記に統一感を持たせるために、代表的なURLを決めるなどの対策が必要になります。

参考:ドメインやURL正規化の方法(リダイレクトやcanonicalカノニカル設定)と期待できるSEO効果を解説

 

重複コンテンツの対策をおこなうべき3つの理由

検索エンジンに影響を与える重複コンテンツは、サイト全体の評価を低下させる要因になるのでしっかり対策を取ることが必要になります。

主な理由は、次のとおりです。

  1. 検索結果に表示されない場合がある
  2. 被リンクの評価を正しく受けられない
  3. ペナルティの対象となる恐れがある

 

検索結果に表示されない場合がある

Googleはランダムにコンテンツを表示させているように思えますが、アルゴリズムによりサイトをランキング評価して検索結果に表示させるページを決めています。検索エンジンがサイトをランキングしてページを表示させるのは、ユーザーのニーズに応えるためです。

似た内容のページが検索結果の上位を占めると、Googleの利便性が下がります。結果的にGoogleの検索エンジンを利用するユーザーが減るので、ユーザーの利用率を上げるために重複コンテンツはなるべく避けて表示させようとします。

また、Googleから重複コンテンツや類似ページと判断されるとページの評価が下がります。最終的に検索結果で上位表示されないので、ユーザーの流入も増えません。サイト運営に悪影響を及ぼすので注意してコンテンツ作成をしましょう。

 

被リンクの評価を正しく受けられない

本来であれば高評価を受けられた被リンクでも、サイト内に似たページがあることで評価が分散され検索エンジンの評価が下がることがあります。

Googleから正しい評価を受けられないコンテンツは、上位表示の妨げになるので要注意です。重複コンテンツにより評価が分散しないように運営側がしっかり対策をおこなうことが必要になります。

 

ペナルティの対象となる恐れがある

SEO対策として上位表示されたページを参考にして、コンテンツを作成する運営者も少なくありません。検索結果で上位表示されたページを参考にするのは問題ありませんが、構成や内容に似た部分が多いと重複コンテンツと判断されてしまいます。

余程のことがない限り、Googleからペナルティが課されることはありませんが、重複コンテンツが全体の30%以上に増えるとペナルティの可能性が高くなっていきます。サイト運営の妨げになるため、コンテンツ作成時は十分に注意することが必要です。

 

重複コンテンツを避けるために行うこと

意図しなくても、知らず知らずのうちに重複コンテンツがサイト内に存在する場合もあります。場合によっては、検索順位が下がる要因になるのでサイト運営者はしっかり対策を取ることが大切です。

主な重複コンテンツを避けるための対策は、次のとおりです。

  1. head内にnoindexタグを設置する
  2. 301リダイレクト処理をおこなう
  3. canonicalタグでURLを正規化する
  4. ドメインはトップレベルを使用する
  5. メインドメインをGoogleに伝える
  6. 類似するコンテンツをリライトする
  7. サイト内の重複コンテンツを削除する

参考:重複コンテンツの作成を避ける|Google検索セントラル

head内にnoindexタグを設置する

重複したページを見つけたら、Googlebotにインデックスさせたくないページにnoindexタグを設置しましょう。noindexタグを設置すればクローラーに認識されなくなります。

 

301リダイレクト処理をおこなう

特定ページにアクセスしたユーザーを別のページに転送させる方法のことを、301リダイレクト処理といいます。たとえば、サイトをリニューアルした場合、古いURLから新しいURLに自動的に転送することが可能です。コンテンツのURLを統一したいなら、301リダイレクト処理する方法も検討しましょう。

 

canonicalタグでURLを正規化する

自社サイト内に正規化させたいURLがある場合、canonicalタグを設置してGoogleのクローラーに伝える方法があります。評価が高い正規URLをクローラーに伝えられるので、コンテンツ自体の評価が下がることはありません。PCとスマホでコンテンツを分けている場合、インターネット上には複数のURLがある状態です。Googleの評価に影響を及ぼすため、複数のURLを統一させる必要があります。複数のURLを統一させたいなら、カノニカル設定をしましょう。

 

ドメインはトップレベルを使用する

海外に向けてサイトを構築している場合、可能な限り国別のトップレベルドメイン(日本でいえば.jp)を使用しましょう。トップレベルドメインとは、インターネットで使われるドメイン名の構成要素のことです。トップレベルドメインを適切に設定することで、異なるコンテンツであると判断されるようになります。

参考:多言語SEOにおける設計のポイントと多言語サイト制作時の注意点

メインドメインをGoogleに伝える

Google Search Consoleを使用すれば、利用中のメインドメインを検索エンジンに伝えられます。Googleクローラーに評価の高いコンテンツを優先的にクロールしてもらえるので、重複コンテンツ対策として有効です。複数のドメインがある場合は、メインドメインを検索エンジンに伝えましょう。

 

類似するコンテンツをリライトする

サイト内に類似するコンテンツがある場合、どちらかの記事をリライトするのもおすすめです。構成や記事内容を見直してリライすることで、重複コンテンツとして判断されにくくなります。ただし、リライトする記事は評価が低いものを選びましょう。評価の高い記事をリライトすると、評価が下がる場合があるので要注意です。

 

サイト内の重複コンテンツを削除する

リライトしても似た内容になる場合は、コンテンツ自体を削除する方法もあります。コンテンツを削除すれば、重複コンテンツがなくなるためGoogleからの評価が下がることはありません。サイト全体の評価に影響が出ることもあるので、削除するコンテンツは十分に検討してから実行しましょう。

 

重複コンテンツの調べ方

重複コンテンツがあるか確認する方法は、次のとおりです。

  •  Google Search Consoleを活用する
  •  Google検索のコマンドを使う
  • 無料のチェックツールを使用する

 

Google Search Consoleを活用する

重複コンテンツがあるか確認したい場合、Google Search Consoleが便利です。Google Search Consoleで調べる方法は、まず「セキュリティと手動による対策」から「手動による対策」を選択します。画面に「問題は検出されませんでした」と表示されれば、重複コンテンツはありません。

 

Google検索のコマンドを使う

コンテンツURLの末尾に「&filter=0」を付けて再検索すれば、意図的に隠されていたコンテンツを表示させることが可能です。検索結果で重複するコンテンツがあるか確認することができます。手軽に重複コンテンツを確認したい方に最適です。

 

無料のチェックツールを使用する

重複コンテンツがあるか確認する方法として、チェックツールを利用するのもおすすめです。どのような点を改善すれば、重複コンテンツが出なくなるか細かく分析することができます。おすすめの無料チェックツールは、次のとおりです。

 

 

まとめ

SEOコンサルタント自社サイトはもちろんのこと、外部サイトで重複コンテンツがあると評価が下がる要因になります。重複コンテンツを放置すると、Googleからペナルティが課されることがあるので注意が必要です。サイトの順位下落要因の大きな理由にこの重複コンテンツの問題があります。インデックス数が多く長く運営しているサイトで急に順位が下落した場合、一番最初に重複ページが増えていないか疑いましょう。noindexタグやcanonicalタグを設置したり301リダイレクト処理をおこなったりすることで重複コンテンツ対策になります。自社に適した方法で、重複コンテンツ対策をおこないましょう。

 

 

この記事の監修者

SEOコンサルタント

アドマノ株式会社 代表取締役 天野 剛志

日本大学法学部卒業、広告代理店で12年間働いている間、SEOと出会い、SEO草創期からSEO研究を始める。SEOを独学で研究し100以上のサイトで実験と検証を繰り返しました。そのノウハウを元に起業し現在、11期目。営業、SEOコンサル、WEB解析(Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持)コーディング、サイト制作となんでもこなす。会社としては今まで2000以上のサイトのSEO対策を手掛けてきました。

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