マーケティングリサーチ会社とは?調査方法や選び方とおすすめ10社をご紹介

マーケティングリサーチ会社とは

マーケティングリサーチ会社とは、顧客のマーケティング活動をサポートするために、ターゲットとなる属性を調査し分析するBtoB向けサービスを提供する企業です。

2000年頃からはインターネットの普及に伴ない、オンラインを活用した調査方法も増えていて、現在では多数のマーケティングリサーチ会社が存在します。

SEOコンサルタント今回は、マーケティングリサーチの調査方法と代表的なリサーチ会社を紹介していきます。

 

マーケティングリサーチとは

マーケティングリサーチとは、自社商品やサービスのマーケティング活動の一環で、ターゲットとなる消費者の意識や動向を調査することです。消費者情報をデータとして収集して分析することで、自社商品やサービスの課題解決のための糸口を掴むことが主な目的となります。

 

リサーチの重要性

マーケティング活動を実行する前に下調べとしてリサーチすることで、マーケティングの方向性を正すことができます。逆に言うと、マーケティング活動やプロモーションが失敗する確率を下げられるというメリットがあります。

 

マーケティングリサーチと市場調査の違い

マーケティングリサーチとよく似た用語に市場調査というものがあります。ただし、それぞれ意味合いが異なります。市場調査が既存商品やサービスの売上や消費者の評価を見て現状把握することを目的とするのに対して、マーケティングリサーチはこれから展開する新商品や新サービスの売上予測をするための手法です。

そのためマーケティングリサーチの場合は、主に新商品やサービスのテストケースとしてリサーチの協力者から感想などを引き出すといったような調査が実施されます。

 

マーケティングリサーチの流れ

マーケティングリサーチを進める上での大まかな流れは、下記の通りです。

 

  • 課題と原因の抽出
  • 調査対象と方法の選定
  • 調査とデータ分析

 

課題と原因の抽出

まず自社の新商品やサービスにどのような課題があるのかを抽出する必要があります。その課題をもとに、調査対象や具体的な方法を検討していきます。前提としてマーケティングリサーチの目的は課題解決にあります。課題の整理を誤ると適切な効果を得られないので注意してください。

課題が浮かび上がってきたら、その原因を検討していきます。課題の原因に仮説を立てておくことで、適した調査方法も変わってきます。

 

調査対象と方法の選定

課題とその原因をある程度、突き止めたら調査対象と調査方法を決めていきます。前者では新商品やサービスのターゲットとなる属性を基本軸とします。後者ではアンケート調査なのか、またはインタビュー調査なのかといった調査環境を決定します。

 

調査とデータ分析

選定した調査方法に従って、調査を実行します。調査を終えたら、データを集計して整理分析します。データ分析として用いられる手段は、主に下記の通りです。

 

  • 単純集計
  • クロス集計

 

マーケティングリサーチの調査方法

マーケティングリサーチの調査方法は、大きく下記の二種類に分かれます。

 

  • パネル調査
  • アドホック調査

 

パネル調査

パネル調査とは、一定期間を設けて定点的に調査することです。あわせて調査対象も同一人物にすることで、ターゲット像を固定化します。同一人物に一定の期間、同じ質問を繰り返して状況の変化をリサーチします。

 

アドホック調査

アドホック調査とは、単発で調査を完結させることです。パネル調査と比較して、調査する側と調査対象の双方の負担が少ないといったメリットがあります。アドホック調査の場合は、下記の二つのデータ集計パターンがあります。

 

  • 定量調査
  • 定性調査

 

定量調査

定量調査とは、調査内容を数値化して集計するための手法のことです。例えば、新商品やサービスをモニタリングしてもらい、「購入したいか」「購入したくないか」の二択の意見を集めたいといったシンプルな調査で採用されます。定量調査でリサーチする際は、主に下記のような手法をとります。

  • アンケート

 

定性調査

定性調査とは、数値化しにくい感情などの意見を集める手法のことです。新商品やサービスをモニタリングしてもらったとして、利用したいシーン、使いやすさ、既存商品との異なる点などの印象や感想を消費者の目線で言語化してもらいデータとして利用します。定性調査の手法は、主に下記のようなものがあります。

 

  • インタビュー
  • 座談会

 

具体的なマーケティングリサーチの事例

マーケティングリサーチを実施する際、方法論だけでなくターゲットを決めることも大切です。そのため、実際には調査場所や状況など特定の条件をつけてリサーチします。代表的な事例は下記の通りです。

 

  • 会場テスト
  • ホームユーステスト
  • テストマーケティング
  • ソーシャルリスニング
  • MROC(エムロック)

 

会場テスト

会場テストは、ひとつの会場に調査対象を集めて、その場でインタビューをするなり座談会を開いたりして、生の声をデータとして収集する手段です。

 

ホームユーステスト

ホームユーステストは、調査対象の普段の生活の中で新商品やサービスに触れてもらい、その感想や印象を引き出すものです。

 

テストマーケティング

テストマーケティングは、特定エリアに期間限定で新商品やサービスを提供して、消費者の反応をリサーチする手段です。調査規模は大きくなるものの、実際の売上実績をデータとして収集できます。

 

ソーシャルリスニング

ソーシャルリスニングは、SNS(Social Networking Service)上でリサーチする方法です。さまざまなSNS媒体から消費者の声を集めることが可能です。SNSという特性上、ざっくばらんとした声や最新トレンドを調査できます。

 

MROC(エムロック)

MROC(エムロック)は、オンライン上で調査対象を集めて、クローズドなコミュニティを設置してリサーチする方法です。MROCの場合は通常、定量調査と定性調査を織り交ぜながらリサーチを進めていきます。そうすることで、潜在意識や深層心理をすくい上げることを可能とします。

実質的には、調査の場をオンライン上にして調査員や調査対象の負担を軽減することで、パネル調査とアドホック調査の利点を組み合わせたスタイルの調査方法です。

 

マーケティングリサーチ会社とは

マーケティングリサーチは専門性が高い業務です。そのため、マーケティングリサーチを事業として、BtoB向けサービスとして提供する企業が存在します。

自社内でマーケティングリサーチにリソースを割けない、社内にマーケティングの経験者がいないといった場合は、専門のマーケティングリサーチ会社に発注することを検討してください。

 

マーケティングリサーチ会社の選び方

一重にマーケティグリサーチ会社といっても、それぞれ特徴や強みが異なります。そのため自社の目的に応じて、担当会社を選択する必要があります。また、自社の社風と担当会社や担当者の相性の問題も考慮してください。マーケティングリサーチ会社を選ぶポイントは、主に下記の三点です。

 

  • リサーチの質
  • リサーチにかかるコスト
  • 担当者との相性

 

リサーチの質

自社がマーケティングリサーチをする目的によっては、大規模な調査が必要です。例えばパネル調査を希望するならば、一定数のパネルを確保しているマーケティングリサーチ会社に依頼する必要があります。こういったこともあり、自社商品やサービスの課題と原因をある程度は把握しておく必要があります。

 

リサーチにかかるコスト

リサーチにかかる費用は、マーケティングリサーチ会社によってさまざまです。発注前には必ず見積りをとり、他社と比較検討の上で判断してください。

 

担当者との相性

マーケテイングリサーチを依頼する場合は、担当者と円滑にコミュニケーションをとり進めていく必要があります。このとき、人間対人間の相性の問題が発生します。担当者が業界知識を持っているか、自社の目的や課題を正しく理解しているかといった点に注意してください。

 

マーケティングリサーチ会社10選

マーケティングリサーチ会社選びの際に、視野に入れたい10社のリサーチ会社を紹介します。

 

  • マクロミル
  • クロス・マーケティング
  • 楽天インサイト
  • ネオマーケティング
  • アイブリッジ
  • バルク
  • インテージ
  • アスマーク
  • ビデオ・リサーチ
  • 帝国データバンク

 

マクロミル

macromill

  • 会社名 マクロミル
  • 設立 2000年
  • 住所 東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー 11F
  • 企業サイト https://www.macromill.com/

マクロミル は、インターネットの普及が本格化した2000年にオンラインのマーケティング会社として設立されました。現在では世界規模の独自のリサーチ力を活かして、年間30,000件以上の調査を行なう大手リサーチ会社です。1,000人以上のリサーチプロフェッショナルが在籍しており、提供するサービスはリサーチのみならず、データコンサルティングやWEB広告運用まで担当してもらえます。

マクロミルの強みと特徴

  • オンラインマーケティング会社
  • 世界21カ国に50の拠点を持つ

 

クロス・マーケティング

crossmarketing

  • 会社名 クロス・マーケティング
  • 設立 2003年
  • 住所 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー24F
  • 企業サイト https://www.cross-m.co.jp/

クロス・マーケティング は、2003年にネットリサーチ事業をスタートした企業です。現在ではインターネットリサーチやモバイルリサーチのほか、会場での座談会までの幅広い調査方法を用意しています。本格的な調査に加えて、簡易的なアンケートサービスも提供しているので気楽に利用しやすい点も特徴です。

クロス・マーケティングの強みと特徴

  • オンラインマーケティング会社
  • 世界10ヵ国20拠点を持つ

 

楽天インサイト

楽天インサイト

  • 会社名 楽天インサイト
  • 設立 2000年
  • 住所 東京都世田谷区玉川一丁目14番1号 楽天クリムゾンハウス
  • 企業サイト https://insight.rakuten.co.jp/

楽天インサイト (旧・楽天リサーチ)は、2000年に設立された楽天グループの調査会社です。もともとは楽天リサーチとして設立されましたが、2018年に企業ロゴの刷新と合わせて社名変更しました。現在では、国内を担当する楽天インサイトと海外を担当する楽天インサイト・グローバルの両輪でサービスを展開しています。

楽天インサイトの強みと特徴

  • オンラインマーケティング会社
  • 楽天グループが保有する膨大な消費者の行動ログを利用できる

 

ネオマーケティング

株式会社ネオマーケティング

  • 会社名 ネオマーケティング
  • 設立 2000年
  • 住所 東京都渋谷区南平台町16-25 養命酒ビル11F
  • 企業サイト https://neo-m.jp/

ネオマーケティング は、2000年に設立されたリサーチ会社です。アンケート会員は約2,700万人もの数を有しています。また会場設備やアンケートパネルもすべて内製のものを使用していることもあって、希望の調査対象や調査環境を依頼をしやすい点が特徴です。デジタルマーケティングでは、調査の上で広告運用や記事作成などのサービスも受けられます。

ネオマーケティングの強みと特徴

  • オンラインマーケティング会社
  • アンケートパネルが豊富

 

アイブリッジ

ibridge

  • 会社名 アイブリッジ
  • 設立 1999年
  • 住所 大阪府大阪市福島区福島6-13-6 Jプロ福島ビル
  • 企業サイト https://ibridge.co.jp/

アイブリッジ は、1999年に設立されたネットに特化したマーケティング会社です。同社が提供するアンケートツールのFreeasy(フリージー)は、「ネットリサーチをもっと自由に簡単に始めていただきたい」をコンセプトにしていて、500円という安価な料金から利用できます。こうした手軽さもあって、気楽にマーケティングをスタートできます。

アイブリッジの強みと特徴

  • オンライン特化のマーケティング会社
  • 安価にツールを利用できる

 

バルク

vlc

  • 会社名 バルク
  • 設立 2007年
  • 住所 東京都港区虎ノ門四丁目1-40 江戸見坂森ビル
  • 企業サイト https://www.vlcank.com/

バルク は2007年に設立された会社で、マーケティング事業と情報セキュリティ事業を展開しています。オンライン調査に特化していて、LINEリサーチとの連動やインスタグラム分析サービスといったSNSのリサーチも手掛けています。顧客ごとに専用のチームを編成して担当してくれることもあってか、顧客満足度が高くリピーター率が85%以上の実績があります。

バルクの強みと特徴

  • オンライン特化のマーケティング会社
  • 専用チームで担当してくれる

 

インテージ

intage

  • 会社名 インテージ
  • 設立 1960年
  • 住所 東京都千代田区神田練塀町3番地 インテージ秋葉原ビル
  • 企業サイト https://www.intage.co.jp/

インテージ は、1960年に設立された老舗のマーケティングリサーチ会社です。リサーチ会社としては最古参の同社では、これまでに5,000社以上との取引実績があります。パネルも豊富で、例えば「SCI」と呼ばれる消費者パネルを持っており、購入ログを調査できるなど具体的なリサーチを可能としています。このほか、テーマ別にパネルを用意していて、さまざまな業界の調査に対応できます。

インテージの強みと特徴

  • 総合マーケティング会社
  • 細分化されたジャンル別の豊富なパネル

 

アスマーク

asmarq

  • 会社名 アスマーク
  • 設立 2001年
  • 住所 東京都渋谷区東1-32-12 渋谷プロパティータワー4F
  • 企業サイト https://www.asmarq.co.jp/

アスマーク は、2001年に設立されたリサーチ会社です。東京、大阪を中心に6つの拠点を持ち、大規模パネルによる調査が可能です。またアスマークでは分業制を採用しています。そのため分野ごとに資格を持つプロフェッショナルを配置していて、それぞれでクオリティが高いリサーチを提供しています。

アスマークの強みと特徴

  • 総合マーケティング会社
  • プロによる分業作業で高品質のサービスを提供

 

 

ビデオ・リサーチ

videoresearch

  • 会社名 ビデオ・リサーチ
  • 設立 1962年
  • 住所 東京都千代田区三番町6-17
  • 企業サイト https://www.videor.co.jp/

ビデオ・リサーチ は、テレビ視聴率やラジオ聴取率のデータを提供する組織として1962年に設立されました。その長い年月で蓄積された膨大なノウハウを活かして、消費者の生活模様のほか、メディアや広告データを活用したリサーチサービスを展開しています。昨今ではオンライン上での動画配信ビジネスが注目を浴びていますので、テレビ番組を調査し続けてきた経験値がこういったジャンルで発揮されます。

ビデオ・リサーチの強みと特徴

  • テレビ視聴率の調査組織
  • テレビ視聴率の調査から得た膨大なノウハウ

 

帝国データバンク

帝国データバンク

帝国データバンク は、1900年に創業され、1987年に設立された企業を対象とした信用調査機関です。1990年には総合マーケティングサービスがスタートして現在に至ります。企業を専門として調査するリサーチ会社なので、業界や市場調査に強いです。

帝国データバンクは企業を調査対象とした調査会社ですので、主にBtoB向け商品などを提供したい場合の調査に適しています。一方、BtoC向け商品を扱っている場合でも、商品開発や新規顧客の開拓時などの下調べとして細かで正確な情報を手に入れることができます。

帝国データバンクの強みと特徴

  • 老舗の企業信用調査会社
  • 業界の市場調査に特化

 

まとめ

SEOコンサルタントマーケティングリサーチは、新商品やサービスを流通販売した際の仮説を立てることを主な目的としています。リサーチ結果によっては、新商品の仕様変更やプロモーション施策を練り直す必要もあります。リサーチにはある程度の専門知識が必要となるので、初心者にはハードルが高めです。自社内でリサーチのためのリソース確保が困難であるならば、専門のマーケティングリサーチ会社に依頼することを検討してください。

 

 

この記事の監修者

SEOコンサルタント

アドマノ株式会社 代表取締役 天野 剛志

日本大学法学部卒業、広告代理店で12年間働いている間、SEOと出会い、SEO草創期からSEO研究を始める。SEOを独学で研究し100以上のサイトで実験と検証を繰り返しました。そのノウハウを元に起業し現在、11期目。営業、SEOコンサル、WEB解析(Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持)コーディング、サイト制作となんでもこなす。会社としては今まで2000以上のサイトのSEO対策を手掛けてきました。

新着記事

人気記事

海外SEOメディア記事

おすすめ記事

SEO初心者向け記事

SEO上級者向け記事

SEOライティング記事

SEO外部リンク記事