あなたが知るべきSEOのための301リダイレクトの全て

301リダイレクトとは

この記事は、ahrefs blog(ahrefs.com)に掲載された以下の記事を、ahrefsの許諾を得て日本語化したものです。

 

目次

オーガニックトラフィックを増やすために知るべき「301リダイレクト」について学びたいですか?

 

301リダイレクトは非常に簡単です。 301リダイレクトは、あるWebページを別のWebページに遷移させるために使用されます。

 

しかしながら、301リダイレクトがSEOにどのように関係しているかを理解することは、いっそう複雑です。本記事をお読みになることで、次のことが理解できるようになります。

 

  • 301リダイレクトとは
  • 301リダイレクトを実装する方法
  • 301リダイレクトのSEOへの影響
  • 301リダイレクトによって引き起こされるSEOの問題を解決する方法
  • 301リダイレクトを使用してオーガニックトラフィックを増やす方法

上から説明していきます。

 

テクニカルSEOの初心者の方であれば、Technical SEOの初心者ガイドをご覧ください。
>>Beginner’s guide to technical SEO

 

301リダイレクトとは

 

301リダイレクトは、あるWebページから別のページへの永続的な移動を示します。301とは、リダイレクトされたページのHTTPステータスコードを指します。

 

例えば、blog.ahrefs.comをahrefs.com/blogにページ遷移させる場合を想定してください。

 

つまり301リダイレクトは、ブラウザに対してページの永続的な遷移を伝えており、過去の記事には遷移させないようにする記述を指します。

 

そのため、blog.ahrefs.comにアクセスしようとしても、アクセスできずahrefs.com/blogにアクセスします。

 

301リダイレクトを実装する方法

 

301リダイレクトを行う方法はたくさんありますが、最も一般的な方法は、サイトの.htaccessファイルを編集する方法です。.htaccessファイルはWebサイトのルートフォルダーに配置されます。
.htaccess
また場合によっては.htaccessが存在しない場合もあります、その時には次の2つの場合が考えられます。

 

.htaccessファイルが存在しない場合

メモ帳(Windows)またはテキストエディット(Mac)を使用して作成が可能です。 新規ドキュメントを作成し、.htaccessとして保存するだけです。 標準の.txtファイル拡張子を必ず削除してください。

 

サイトがApache Webサーバーで実行されていない場合

Apache、Windows / IIS、およびNginxが最も一般的なWebサーバーソフトであり、 Apacheサーバーのみが.htaccessを使用しています。 WebサイトがApacheで実行されていることを確認するには、Webホストに問い合わせが必要です。

 

.htaccessファイルを活用した301リダイレクトのコードを次に示していきます。

※ これらの手順は、ApacheWebサーバーのみを対象としています。 サイトがNginxで実行されている場合はこれを読み、サイトがWindows/IISで実行されている場合はこれを読んでください。

 

古いページを新しいページにリダイレクトする

Redirect 301 /old-page.html /new-page.html

 

WordPressを使用していている場合には、 無料のリダイレクトプラグインを使用することで.htaccessファイルを編集する必要がなくなります。

これにより、301リダイレクトの追加が次のように簡単になります。
redirections

古いドメインを新しいドメインにリダイレクトする

RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^oldsite.com [NC,OR]
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^www.oldsite.com [NC]
RewriteRule ^(.*)$ https://newsite.com/$1 [L,R=301,NC]

補足: サイトに上記のコードを実装する前に、必ずテストをするようにしましょう。

※ RewriteEngine onがすでに.htaccessファイルにある場合は、繰り返さないでください。 残りのコードをコピーするだけです。

 

 

ドメイン全体をwww以外からwwwにリダイレクトする(またはその逆)

wwwのないドメインからwwwのドメインへリダイレクトする場合には次の記述をしましょう。

RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^example.com [NC]
RewriteRule ^(.*)$ http://www.example.com/$1 [L,R=301,NC]


wwwのドメインからwwwのないドメインへリダイレクトする場合には次の記述をしましょう。

RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^example.com [NC]
RewriteRule ^(.*)$ http://www.example.com/$1 [L,R=301,NC]


※ htaccessファイル内のコード配置や順序も重要となります。 複数の命令が誤った順序で配置されている場合(たとえば、チェーンのリダイレクトなど)、悪い影響が発生する可能性があります。 htaccessファイルに多くの301リダイレクトを実装することを計画している場合には、注意が必要となります。

 

ドメイン全体をHTTPからHTTPSにリダイレクトする

 

RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [L,R=301]

※ HTTPSへのリダイレクトには、WebサイトにSSL証明書をインストールする必要があります。 SSLの実装が完了していない場合には、警告メッセージが表示されます。

 

ドメイン全体をwww以外からwwwに、HTTPからHTTPSにリダイレクトする

RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTP_HOST} !^www\. [NC]
RewriteRule ^ https://www.%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [L,R=301]
RewriteCond %{HTTP:X-Forwarded-Proto} !https
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [L,R=301]

301リダイレクトのSEOへの影響

 

301リダイレクトとPage Rankの関係について言及するSEO専門家は数多く存在します。

Page Rankとは、リンクの量と質に基づいて「ページの価値」を判断するためにGoogleが作成した指標です。 Page Rankが高いほど検索順位が高くなると考えられています。

実際にGoogleでもPage Rankをランキングシグナルとすることを発表しています。

Gary 鯨理/경리 Illyes
また、Page Rankに類する指標であるAhrefsのURLレーティングと、Webページのオーガニックトラフィックの間には明確な相関関係があります。

URL Rating
補足:  PageRankではなくURL Rating(UR)について言及する理由として、Googleが2016年に公開PageRankスコアを廃止したためです。現在、ページのPage Rankの値を知る方法はありません。 URがPage Rankと同等であるとは言い難いですが、類似指標として参考になるでしょう。

 

では、301リダイレクトとどのように関連しているのかと言うと、2016年以前は、301リダイレクトを使用して1つのページを別のページにリダイレクトした場合、途中でPage Rankが15%程度下落すると言われています。

 

Page Rankが15%下落することを前提にすると次のようなことがわかります。

 

  • 単純な301リダイレクト
domain.com/page-1→domain.com/page-2 = PageRankの15%の損失

 

  • 301リダイレクトチェーン
domain.com/page-1→domain.com/page-2→domain.com/page-3→domain.com/page-4 = PageRankの38%の損失

 

ただし、Googleは2016年にこの問題に関する公式の立場を変更しました。

twitter-Gary2

2019年には、リダイレクトされたページには、元のページと同程度の「パワー」が保持されることが発表されました。

これにより、301リダイレクトがオーガニックトラフィック増加に大いに貢献すると言うことがわかりました。しかし一方で、課題もあるため注意が必要です。

 

301リダイレクトによって引き起こされるSEOの問題を解決する方法

 

301リダイレクトに引き起こされるSEOの問題を解決する方法は次のとおりです。

 

1. HTTPページがHTTPSページにリダイレクトされることを確認

 

全WebサイトはHTTPSを使用する必要があります。これはセキュリティ観点のみでなく、Googleが評価指標としてHTTPSを使用しているためです。SSL証明は多くのプロバイダーで無料で利用できるため、必ず実装しましょう。

また、ユーザーが実際にサイトのHTTPSにアクセスすることを確認する必要があります。

 

リダイレクトを確認するには、ホームページに移動してURLバーを確認しましょう。適切にHTTPSのページに遷移できていると、鍵のアイコンが表示されます。

ahrefspte

これをhttps://ではなく、http://に変更し、Enterキーを押して見ましょう。すると HTTPSバージョンに自動的にリダイレクトされることが確認できます。

 

上記のような状態であれば問題なくリダイレクトが行えています。 ただし、サイトのすべてのページに実装されないような問題が発生することもあるため注意が必要です。

 

リダイレクト問題がないことを確認するには、Ahrefsのサイト監査でクロールを実行しましょう。

 

内部ページ(Internal Page)レポートに移動しましょう。

issue

HTTPからHTTPSへの警告が表示された1つのページが表示され、それがクロールが開始されたページのHTTPバージョンに関する話であれば、問題ではありません。該当ページへ301リダイレクトを適用することにより、これらの問題の修正が可能となります。

 

2. サイトマップから301ステータスコードのページを削除

 

GoogleはXMLサイトマップを確認し、クロールしてWebページをインデックス登録します。

ステータスコードが301のページは技術的に存在しないため、Googleクローラーにクロールを依頼しても意味がありません。 そのようなページがXMLサイトマップに残っている場合、Googleは、ウェブサイトを再度クロールするたびにページを再訪し続ける可能性があります。 クローラーがもつクロールバジェットを浪費するため、無駄となります。

 

次の手順により、301ステータスコードのページの検索が可能となります。

  1. サイトマップURLを検索して、全URLをダウンロード
  2. 抽出URLリストを無料のHTTPステータスコードチェッカーに貼り付け
  3. 301ステータスコードのページをフィルタリング

 

より速く簡単な方法で行いたい方には、 Ahrefsのサイト診断機能を使用しましょう。Webサイトをクロールしてから、Overviewレポートに移動し、「サイトマップでの3XXリダイレクト」エラーを探すことが可能です。

これをクリックすると、サイトマップに301のステータスコードが含まれるすべてのページが表示されます。

 

これらURLをサイトマップから削除し、最終的なリダイレクトURLに置き換えましょう。

 

3: リダイレクトチェーンの改修

 

リダイレクトチェーンは、リダイレクト元URLとリダイレクト先URLの間に一連の2つ以上のリダイレクトがある場合に発生します。

 

リダイレクトチェーンについてGoogleは次のように表明しています。

 

Googlebotとブラウザは、複数のリダイレクトの「チェーン」をたどることができますが(たとえば、ページ1>ページ2>ページ3)、最終的な宛先にリダイレクトすることをおすすめします。 これが不可能な場合は、チェーン内のリダイレクトの数を少なくしてください。理想的には3以下、5未満にしてください。

 

リダイレクトチェーンは、ユーザー体験を損ない、速度を低下させる以外の目的がないため、可能な限り回避する必要があります。

 

HTTPステータスコードチェッカーを使用すれば、最大100個のURLでリダイレクトチェーンをチェックできます。2つ以上のリダイレクトがあるページを探しましょう。

一度に100ページを超えるページを確認するには、Ahrefsのサイト診断の内部ページレポートで「リダイレクトチェーン」エラーを確認してください。

クリックすると、最終的な宛先ページを含む、チェーン内のすべてのURLが表示されます。

エラー修正には次の2つの方法があります。

 

リダイレクトチェーンを単一の301リダイレクトに置き換え

ページ1>ページ2>ページ3>ページ4の代わりに、リダイレクトをページ1>ページ4に設定します。

 

リダイレクトされたページへの内部リンクを、最終的なURLへの直接リンクに置き換え

Googleや他のボットがリダイレクトチェーンをクロールするのを防止します。 さらに、人がリンクをクリックしたときにリダイレクト速度が遅い状況に対処する必要がなくなります。

 

2番目のソリューションが最良のオプションです。

これを行うには、リダイレクトチェーンのリストを「いいえ」に設定しましょう。 次に、リンク数をクリックして、リダイレクトされたページへのすべての内部リンクを表示します。

 

影響を受けるページの内部リンクを、最終的なリダイレクト先URLへの直接リンクに置き換えましょう。

 

4: リダイレクトループの改修

 

リダイレクトループは、URLがリダイレクトチェーン内の他のURLの1つにリダイレクトされるときに発生します。 これにより、リダイレクトの無限ループが作成され、検索エンジンとユーザーの両方を混乱させ、ループから出られなくする可能性があります。

 

Example: Page 1 > Page 2 > Page 3 > Page 2 > Page 3 > Page 2 > Page 3 […]

これらは通常、ブラウザから次のような応答を返すため、ユーザーエクスペリエンスにとっては早急に解決すべき問題です。

this page isn't working

以前に使用したものと同じHTTPステータスコードチェッカーを使用して、100のバッチでリダイレクトループエラーを見つけることができます。

RequestURL

100ページを超える場合は、Ahrefsのサイト診断の内部ページレポートで「リダイレクトループ」エラーを確認してください。

issue(redirectloop)

これをクリックして、リダイレクトループの問題があるすべてのページを表示し、次の2つのいずれかの方法で各問題を修正することが可能です。

  • URLがリダイレクトされない場合は、HTTP応答コードを200に変更する
  • URLがリダイレクトされることになっている場合は、最終リダイレクト先URLを修正し、ループを削除しましょう。 または、リダイレクトURLへのすべてのリンクを削除・置換します。

 

5: 壊れたリダイレクト設定の改修

 

壊れたリダイレクトは、デッドページ(つまり、4XXまたは5XX HTTP応答コードを返すページ)へのリダイレクトです。

例:

Page 1 (301) > Page 2 (404)

訪問者も検索エンジンも最終的なリダイレクトURLにアクセスできず、SEO的には望ましくありません。結果として、訪問者は離脱し、検索エンジンはクロールを放棄することになります。

HTTPステータスコードチェッカーを使用して、これらのエラーを100のバッチでチェックできます。

RequestURL

さらに多くのページを確認するには、Ahrefsのサイト診断の内部ページレポートで「リンク切れ」エラーを探しましょう。

issue

次のいずれかの方法でこれらのエラーを修正することが可能です。

  • 壊れたページの復元
  • リダイレクトされたURLへのリンク削除

 

6: 404ページへのリダイレクト

 

404ステータスを返すページは無効であるため、ブラウザは次のようなページを返します。

page not found

誰かがブラウザに間違ったURLを入力した場合、エラーページは何かが間違っていることを知らせ、上記の画像のような画面が表示されます。このように404エラーはページ閲覧者にとってはありがたい機能となります。

 

ステータスコード404のページは次のようなときに問題となります。

 

  • クロールできる状態である場合・・・ クロール可能は通常、クリック可能と同じです。 また、クリック可能である場合、一部のユーザーは、サイトの内部リンクをクリックして、壊れたページを表示するだけになります。 これはユーザー体験の観点で望ましくない状態です。

 

  • 被リンクを獲得している場合・・・ 404ページにはアクセスできないため、それらを指すバックリンクは事実上無駄になります。

 

これらを改善するには、Ahrefsのサイト診断の内部リンクレポートで「404ページ」エラーを確認してください。

issue 404page

これをクリックすると、クロール中に見つかった404ページがすべて表示されます。

 

次に、「列の管理」ボタンを押して、「dofollowbacklinks数 」列を追加します。 「Apply」をクリックしてから、この列で降順に並べ替えます。

dofollow

1つ以上の「dofollow」の被リンクがあるページについては、Ahrefs Site Explorerの被リンクレポートを確認しましょう。 これらのリンクが有効である可能性があります。 その場合は、そのページを別の関連ページに301リダイレクトするようにしましょう。

 

重要
404ページを関連する場所にリダイレクトすることは非常に重要です。 Googleは無関係な301リダイレクトをソフト404として扱うため、同様の関連性のあるページにリダイレクトしない限り、リダイレクトの本当のメリットは得られません。GoogleのJohnMuellerが、この動画で詳しく説明しています。https://youtu.be/nIDZmac_rMI類似または関連するページがなく、高品質の被リンクがたくさんある404ページがまだある場合は、その場所に存在していたコンテンツを再公開すると良いでしょう。
このように考えてください:

壊れたページがそもそも高品質の被リンクを引き付けるのに十分な価値がある場合、なぜそれがもはや存在しないのか疑問に思うことが大切です。 つまり、それは明らかに人々が興味を持っているトピックです。

 

dofollowの被リンクのないページの場合は、次のいずれかで修正します。

  1. 指定されたURLで壊れたページを復元する
  2. 壊れたページを別の関連ページに301リダイレクト
  3. 壊れたページへのすべての内部リンクの削除・置換

重要

3を選択する場合は、内部リンクだけでなく、必要に応じてアンカーテキストと周囲のテキストも置き換えるようにしてください。

 

7: 302リダイレクトとメタリフレッシュリダイレクトへの置き換え

 

永続的なリダイレクトには、302リダイレクトまたはメタリフレッシュリダイレクトを使用しないでください。

302リダイレクトは一時的な移動用であり、可能であればメタリフレッシュリダイレクトを使用しないことをおすすめします。 したがって、サイトにこれらのいずれかがある場合は、それらを削除するか、301リダイレクトに置き換えることを目指す必要があります。

これらのHTTPステータスコードのページを表示するには、Ahrefsのサイト診断の内部ページレポートで「メタリフレッシュリダイレクト」と「302リダイレクト」の問題を確認してください。

302リダイレクト

幸いなことに、これらの問題は両方とも同じ方法で修正できます。

  • リダイレクトが永続的な場合、301リダイレクトを使用
  • リダイレクトが永続的でない場合、リダイレクトを削除

また、リダイレクトされたページへの内部リンクを削除または置換することも検討しましょう。ページをクリックしたユーザーを混乱させる可能性があるためです。

 

8. オーガニックトラフィックを取得するリダイレクトされた(301)ページを探す

 

HTTP 301ステータスコードを含むページは、Googleのインデックスに含めるべきではないため、オーガニックトラフィックを獲得するべきではありません。 そのようなページがトラフィックを獲得している場合、それはGoogleがまだリダイレクトを確認していないことを意味します。

 

トラフィックのある3XXページを確認するには、Ahrefsのサイト監査の概要レポートで「3XX page receives organic traffic」エラーを確認してください。

3xxPage

HTTPステータスコードチェッカーなどから3XXページのリストを取得した場合は、それらを最大200のバッチでAhrefsのバッチ分析ツールに貼り付けてページレベルのオーガニックトラフィックを確認しましょう。

domainurl

さて、最近301リダイレクトを追加したばかりの場合、これはそれほど問題ではない可能性があります。 Googleは次のクロール中にそれを確認し、その後ページのインデックスを解除する必要があります。

このプロセスを高速化するには、URLをGoogle検索コンソールのURL検査ツールに貼り付けてから、[インデックス作成のリクエスト]をクリックします。

request indexing

また、これらのページをサイトマップから削除し、Google検索コンソールから再送信する必要があります。

 

9: 悪質な外部301リダイレクトを見つける

 

ほとんどのWebサイトは、関連するサードパーティのサイトにリンクしています。これは、外部リンク先のページが別の場所にリダイレクトされるまでは全く問題がありません。

たとえば、有用なWebページにリンクがある状態を想像してください。 12か月後、そのドメインが期限切れになり、期限切れのドメインハンターによって取得されます。このハンターは、元のページ情報を削除してお金になるサイトにリダイレクトします。

これにより、サイト訪問者にとって無関係な、場合によっては有害なページにリンクしていることになります。

そのため、「不良」な外部301リダイレクトチェックを実施することは重要な作業となります。

外部301リダイレクトを行うには、Ahrefsのサイト診断の外部ページレポートに移動し、「外部3XXリダイレクト」の警告を探します。

external3xx

これをクリックすると、リダイレクトされたすべての外部リンクのリストと、最終的なリンク先URLが表示されます。

 

 

予想より多くのページが存在する場合

 

フォローされていない外部リンクはブログのコメントのようなものであることが多く、これらを削除することで、よりクリーンなリストを作成できます。

SEEING A LOT OF PAGES?

これは、優先順位を付けるのに役立つはずです。

 

次に、URL列とリダイレクトURL列を確認してレポートをざっと読みます。 正しくないと思われるリダイレクトを探します。 つまり、HTTPからHTTPSへのリダイレクト、blog.domain.com/pageからdomain.com/blog/pageへのリダイレクトなどは無視してください。 別のサイトまたはページへのリダイレクトを探しましょう。

Backlinkoをクロールした際に見つけた例が以下となります。

301movedpermanently

ここでの問題は、リダイレクトが別のWebサイトを指すほどではありません。 ニール・パテル(Neil Patel)をご存じの人であれば、彼がblog.kissmetrics.comをneilpatel.comと統合したことを知っているはずです。

 

重要となるのは、リダイレクトされたページが完全に異なる記事であるということです。

  • 元の記事のタイトル:定性的データの魔法を使用してSaaSコンバージョンを増やす
  • リダイレクトされた記事のタイトル:顧客を理解することで、売れるコピーを作成するのにどのように役立つか

 

このような場合は、リダイレクトされたページへの内部リンクを削除することをおすすめします。

これを行うには、内部リンク数の列を押して、リダイレクトされたページへ内部リンクがある全てのページを確認しましょう。

301movedPermanently

CMSにアクセスして、それらを削除します。

 

301リダイレクトを使用してオーガニックトラフィックを増やす方法

ここでは、301リダイレクトを利用してオーガニックトラフィックを大幅に増やす方法についてご紹介します。2つの方法について詳しく解説していきます。

 

カクテルテクニック

カクテルテクニックとは、カクテルを作るかのように、独立した優良なWebサイト301リダイレクトを活用して、さらにサイトを強化するようなテクニックです。2つを1つにマージして統合し、各サイトのパワーを統合することができます。

すでにAhrefsブログにおいても、下記2つの投稿で実施しています。

  • https://ahrefs.com/blog/skyscraper-technique/
  • https://ahrefs.com/blog/skyscraper-technique-fail/

 

これらの記事はどちらも古くなっていたため、1つの新しいコンテンツに統合することにしました。その後、ahrefs.com / blog / skyscraper-technique /で再公開し、他の記事をリダイレクトしました。すると、下記のようにオーガニックトラフィックが増加しました。

 

3x more traffic

この施策が成功した理由としては、次の2つの理由が挙げられます。

 

権威性の統合

301リダイレクトがPage Rankを引き継ぐことは前述した通りで、 これらの記事の1つを別記事にリダイレクトすることで、両方のページの「権威性」を1つに統合することができます。 もちろん、Googleはそのようなリダイレクトをソフト404として扱うため、ページが無関係である場合には効果は期待できません。 しかし、これら2つのページは類似していたため、効果があったと言えます。

 

さらに良質なコンテンツになった

古くなり少し時代遅れになってはいたものの、元2記事はいずれも良い品質でした。 両方の記事を1つにマージすることで、より多くのトラフィックを獲得できるさらに優れたコンテンツとなったのです。

 

次にこれらの具体的なやり方について解説していきます。

 

ステップ1. キーワードの共食いの問題を探す(バックリンク付き)

 

キーワードの共食いは、2つ以上のページが同じキーワードをターゲットにしてランク付けされるケースです。

まず最初に、このGoogleスプレッドシートのコピーを作成します。

次に、サイトをAhrefsのサイトエクスプローラーに貼り付け、トップページレポートに移動して、CSVにエクスポートします。

ahrefs-exportthisfullreport
CSVをGoogleスプレッドシートの最初のタブにインポートしましょう。

これを行うには、[ファイル]>[インポート…]>[アップロード]>[CSVを選択]と移動し、求められたら[現在のシートに追加]を選択します。

以上で完了となります。 [結果]タブに移動すると、結果が得られるはずです。

results

ステップ2. 関連する機会を見つける

 

次に、結果シートを確認し、潜在的なリダイレクト機会を見つけましょう。Hubspotブログの良い例を紹介します。

hubspot
8mindread
これらの2つのページは、「user generated content」のキーワードでそれぞれ5位と6位にランク付けされています。

2つの記事の特徴としては次のような点が見受けられました。

 

  • 局所的に内容が類似している
  • ユニークなウェブサイトからのバックリンクをたくさん持っている(合計467の参照ドメイン!)
  • オーガニックトラフィックが少し獲得できている

 

それでは、Ahrefsのキーワードエクスプローラーで「ユーザー生成コンテンツ」の上位ページを見てみましょう。

searchresults
現在のトップランクのページについて、2つの点が際立っています。

 

  • Hubspotからの2つの記事を合わせたトラフィックのほぼ2倍
  • 192の参照ドメインへのリンクがあります…467の参照ドメインの半分未満がHubspotの2つの記事にリンクしています

 

したがって、Hubspotがこれら2つの記事を1つに統合し、「リンクジュース」をすべて統合した場合、検索順位1位を獲得する可能性が高くなります。 これにより、トラフィックが2倍になる可能性があります。

 

ステップ3. ページを書き直してマージします

 

次に、各ページのコンテンツとしての良い点を1つの記事にまとめていきます。

 

たとえば、前述のHubspotの記事であれば、「独自のユーザー生成コンテンツキャンペーンを実行する方法」に関するセクションを追記するようなイメージです。

how to run your own user generated content campaign

そして「なぜユーザー生成コンテンツなのか」を説明する部分を続けてください。

why user-generated content
新しいページの検索キーワードとの関連性を可能な限り高く保持しつつも、Googleが301をソフト404として扱うリスクを軽減するために、各ページのアンカーレポートをサイトエクスプローラーで確認するようにしましょう。

anchors

これにより、このサイトの読者が最初にページにリンクした理由が見てとれるはずです。

 

たとえば、このページにリンクするときに統計情報を引用している人はかなり少ないことがわかります。そのため、これらの統計を新規で更新するタイミングで被リンク獲得が見込めるかもしれません。

 

プロのヒント

2つの記事のリライト・マージを行ったりして、検索意図(インテント)を満たし、検索者が探している情報を提供することが大切です。

 

 

ステップ4. 新たなページを公開し、301リダイレクトを実装

 

古いURLのいずれかが新しい投稿に適している場合は、同じURLで自由に再公開してください。 その後、他の記事ページを削除して、新しい記事ページに301リダイレクトを追加できます。

たとえば、これら2つのHubspot投稿をこの1つのガイドに統合する場合には、

hubspot-10mindread

その場合、2つの古いURLのいずれも元の文章には適合しません。

blog.hubspot.com/marketing/user-generated-content/のようなもので公開する方が良いでしょう。

ポイント

このアイデアをさらに発展させたいですか? コンテンツ診断を行い、バックリンクがまだあったり、オーガニックトラフィックや検索順位がついていないページを見つけましょう。これらのページがビジネスにとって重要でない場合は、削除して、重要な関連ページにリダイレクトするようにしましょう。

 

統合メソッド

次の図は、統合メソッドを実行した後のあるサイトのオーガニックトラフィックを表しています。

210k monthly visits

12ヶ月で116%のトラフィック増加を記録しています。

統合メソッドの手順は次のとおりです。

  • 自サイトと同じ領域の別ウェブサイトを購入する
  • 301リダイレクトを使用して、購入したサイトを自分のサイトと統合する

 

BacklinkoのBrianDeanは統合メソッドによるサイトのリダイレクトを実施しました。 彼は別のSEOブログ(Point Blank SEO)を購入し、それをBacklinkoにリダイレクトしました。 上記のスクリーンショットはBrian Deanが達成したトラフィック増加を表しています。

 

しかしながら、古いWebサイトを購入し、301を使用してすべてのページをホームページにリダイレクトすればいいという訳ではありません。 また、ページごとに301リダイレクトを実装する必要があります。

 

ここでは、詳しい手順について説明します。

 

1. トップドメインを変更した上で新規ページにリダイレクト

記事コンテンツのトップドメインを変更し、新規ページにリダイレクトすることでトラフィック増加が見込めます。ブライアンディーンは、悪名高く注目されたリンクビルディング戦略を含む、pointblankseo.comのいくつかの記事でこの手法を用いてトラフィック増加を実現しました。


以下がこのページの被リンクの数値になります。

 

 

  • リダイレクト元URL: pointblankseo.com/link-building-strategies
  • リダイレクトされたURL:backlinko.com/link-building-strategies

 

ブライアンは投稿を古いドメインから新しいドメインに301リダイレクトで移動し、これらのリンクはすべて、代わりにbacklinko.comの同じページを指すようになりました。 ページは事実上新しいドメインに移動しました。

記事コンテンツのトップドメイン変更とリダイレクトの手法は次の条件を満たす場合には、最善の選択肢となります。

  • オーガニックトラフィックを獲得している記事コンテンツ
  • トピックがビジネスに関係している
  • 記事コンテンツの質が高い

 

記事コンテンツのリダイレクト後に記事コンテンツの更新や書換えができます。 ブライアンは、2012年頃から更新されていないリンク構築戦略の記事を使用してこれを行いました。

pointblankseo
backlinko

 

2. 削除して別のページにリダイレクト

次のようなページを保持したり、トップドメインを変更する意味はありません。

  • オーガニックトラフィックがほとんどないページ
  • すでに取り上げたトピックの複製になっているページ

 

例えば、統合するWebサイトからAbout Usページを保持しても意味がありません。これは、About Usページが2つ存在するためです。 このことは、Webサイトの既存のページと同じキーワードをターゲットとする他のページにも当てはまります。

上記のようなページのトップドメイン変更施策を行うと、キーワードの共食いの問題が発生します。

同様に、ページにトラフィックがほとんどない場合には、ページを削除して別の場所にリダイレクトすることもできます。 これは、pointblankseo.comの投稿でブライアンが行ったことです。

linkbuilding
ブライアンが以前の記事コンテンツをリンク構築ツールに関する彼の記事コンテンツにリダイレクトしました。

  • リダイレクト元URL: pointblankseo.com/outreach-platforms
  • リダイレクトされたURL:backlinko.com/link-building-tools

 

キーワード「アウトリーチプラットフォーム」には検索ボリュームがなく、トラフィックの可能性もないため、この施策が実施されました。

keyword

したがって、この投稿をトラフィックの可能性がある別の関連する投稿にリダイレクトする方が理にかなっています。

 

3. 削除してホームページにリダイレクト

 

ページのリダイレクトに関連する場所がなく、ページを移動したり、トップドメインを切り替えリダイレクトしたりする意味がない場合、ページをホームページにリダイレクトすることが有効です。

 

ブライアンは、pointblankseo.comのほとんどのページでこれを行いました。

linkbuilding

  • リダイレクト元URL: pointblankseo.com/egobait-guide
  • リダイレクトされたURL:backlinko.com/blog

 

Googleが無関係な301リダイレクトをソフト404として扱うことについて前に説明したことを思い出してください。 これは、記事投稿やページをホームページにリダイレクトするときに発生する可能性があります。

ただしここで重要なのは、これらのページをリダイレクトしない場合、Googleがそれらをソフト404として扱う可能性があるということです。 よってこれらのページはリダイレクト処理することが有効です。

ただし、注意点があります。低品質の被リンクを含むページをリダイレクトしてはいけないということです。 これを行ってしまうと、悪影響になる可能性が高くなります。リダイレクトする前に、サイトエクスプローラーで各ページのバックリンクレポートを確認するようにしましょう。

被リンクのプロファイルが次のようになっている場合には、

referringpage

…その場合は、そのページを削除して404のままにしておくのがおそらく最善です。

または、ページをリダイレクトする必要があると感じた場合は、リダイレクトする前に不正なリンクを否認することが大切です。 ただし、多くの労力を要する可能性があるため慎重に検討する必要があります。

まとめ

301リダイレクトは、SEOに関して多くの用途があります。301リダイレクトを戦略的に活用することで、オーガニックトラフィック増加が期待できます。

しかしながら、301リダイレクトを実施する上でWebサイトに問題がないことを確認するようにしましょう。放っておくと後にSEOの評価に影響を及ぼすことも十分に考えられます。

 

 

この記事は、ahrefs blog(ahrefs.com)に掲載された以下の記事を、ahrefsの許諾を得て日本語化したものです。

原文:301 Redirects for SEO: Everything You Need to Know by  

この記事の筆者:Joshua Hardwick

Head of Content @ Ahrefs (or, in plain English, I’m the guy responsible for ensuring that every blog post we publish is EPIC).

joshuaHardwick

 

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