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スパムサイトをGoogleに報告する方法とは?被害時の対処手順と注意点を解説

スパムサイトを見つけたときの報告方法!ポイントや手順、メリットなど解説

スパムサイトとは、ユーザーをだましたり、検索順位を不正に操作したり、個人情報の取得やマルウェア感染につなげたりする悪質なWEBサイトのことです。検索結果やメール、SNSなどから不審なページにアクセスしてしまうと、金銭被害や情報漏えい、端末のウイルス感染につながるおそれがあります。

 

Googleでは、検索結果に表示されたスパム、フィッシング、マルウェア、有料リンクなどの問題について、専用フォームから報告できる仕組みを用意しています。実際、「GoogleのWebspam Report 2022」では、AIを活用したスパム検出システムの強化によって、検出されたスパムサイト数が前年の5倍に増加したことが報告されています。また、Googleは2024年以降も検索スパム対策を継続的に強化しており、低品質コンテンツや不正なSEO手法への対応を進めています。

 

ただし、報告すれば必ず対象サイトがすぐに削除されるわけではなく、Googleが検索品質を改善するための情報として活用するものです。企業のWEB担当者にとっては、不審なサイトを見つけたときに正しく報告するだけでなく、被害が発生した場合の初動対応を知っておくことも重要です。本記事では、スパムサイトの報告方法、Googleに報告する際のポイント、被害に遭ったときの対処手順、報告が必要ないケースまで分かりやすく解説します。

 

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アドマノ株式会社 代表取締役 天野剛志

監修者

アドマノ株式会社 代表取締役 天野剛志国内海外webマーケティングのエキスパート

SEOコンサルティング
目次

スパムサイトの報告とは?Googleに情報提供する仕組み

スパムサイトとは、ユーザーを欺いたり、検索エンジンのランキングを不正操作することを目的とした、悪意のあるWEBサイトのことです。 不正に広告収入をえたり、マルウェアを拡散したり、個人情報を盗み出したりするなどの目的があります。

 

そこで、ユーザーはだれでもスパムサイトを見つけたら、それをGoogleに報告することができます。ユーザーから報告されたスパムサイトの情報は、検索品質の改善やスパム対策に活用され、結果としてGoogleの検索結果の品質向上などに役立ちます。

 

参考ページ:スパムサイトとは?8つの原因と確認ツール、対処法をご紹介!

Googleの報告フォームからスパム・フィッシング・マルウェアを報告できる

Googleでは、検索結果に表示されたスパム、フィッシング、マルウェア、有料リンクなどの品質上の問題について、専用フォームから報告できます。報告内容は、Googleが検索結果を保護するスパム検出システムを改善するための情報として活用されます。

ただし、報告したからといって、必ず対象ページがすぐに削除されたり、検索結果から除外されたりするわけではありません。Googleが内容を確認し、必要に応じて検索品質の改善やスパム対策に役立てるものと考えておきましょう。

 

Googleにスパムサイトを報告するメリット

ここでは、スパムサイトを発見した際、ユーザーがそれをGoogleに報告するメリットについて解説します。メリットを理解したうえで、必要に応じてスパム報告をおこなってください。最終的には自社が安心してインターネットを利用できることにつながります。

 

検索結果の品質向上

もっとも大きなメリットの1つとして、スパムサイトが検索結果で評価されにくくなったり、表示機会が減ったりする可能性が挙げられます。こうすることで、インターネットユーザーがより質の高い情報にアクセスできるようになります。これは、自社がインターネットを利用する際にも享受できるメリットです。

 

公平な競争環境の実現

スパムサイトによっては不正な手法を用いて検索ランキングを操作し、検索順位の上位に表示されることがあります。逆にいえば、正当な努力をしているWEBサイトの順位を下げることになります。そのため、スパムサイトを報告することで、不正なWEBサイトが検索結果で評価されにくくなり、WEB担当者にとって公平な競争環境を確保できることにつながります。

 

スパムからの被害防止

マルウェアやフィッシング詐欺などを仕掛ける悪意のあるスパムサイトも多く存在します。このようなWEBサイトを報告することで、企業や個人の被害が減り、インターネットへの信頼度が向上します。これは、WEBマーケターが商品を販売するうえでも、大いにプラスとなります。

 

Googleは近年もスパム対策を強化している

Googleは2024年3月にも、低品質コンテンツやスパム的な手法への対策を強化する検索アップデートを発表しています。たとえば、期限切れドメインを悪用した低品質サイトや、検索順位を操作する目的のコンテンツなどが問題視されています。

そのため、スパムサイトの報告は単なる迷惑サイト対策にとどまらず、検索結果の品質維持にも関わる行動といえます。特に企業のWEB担当者は、自社サイトがスパム被害に遭っていないか、また検索結果に不審なページが表示されていないかを定期的に確認することが重要です。

 

スパムサイトによる主な被害例

ここではスパムサイトによって、どのような被害が生じているのかを解説します。代表的なものを知っておくことで、今後の対策強化に活かしてください。被害を未然に防ぐためにも重要です。

 

金銭的な被害

スパムサイトによって、企業が金銭を騙しとられるケースがあります。例えば、オーストラリアのヘッジファンドLevitas Capitalの共同創設者は、偽のZoomリンクを含むメールを受け取りクリックした結果、マルウェアが会社のネットワークに侵入。その後、約870万ドルの不正請求書が送られました。最終的な損失は80万ドルでしたが、企業としての評判が失墜し、事業を閉鎖することになりました。このように、企業がお金をだまし取られるケースはあとを絶ちません。

 

個人情報の漏洩

もっとも大きな被害を生むものの1つが、個人情報の漏洩です。スパムサイトで個人情報を入力してしまうと、その情報が悪用されます。例えば、1994年初頭に開発されたAOHellと呼ばれるプログラムは、AOLのカスタマーサービスになりすましユーザーのパスワードを盗みました。AOHellはフィッシング詐欺の初期のものですが、現在も手口が進化して被害が続いています。

 

参考ページ:フィッシング攻撃の概要 – Trendmicro

 

PC端末などがウイルス感染

個人情報の不正取得やランサムウェア攻撃(身代金を要求する手口)など目的はさまざまですが、スパムサイトが自社のパソコンに対してウイルスを感染させることがあります。ウイルス感染した場合、業務停止やデータの損失、ブランドイメージ低下など、さまざまなデメリットが生じます。

 

検索エンジンのランキング操作

SEOスパムと呼ばれる手法があります。これは検索エンジンのランキングを不正操作し、スパムサイトを上位表示。訪問してきたユーザーを有害なコンテンツなどへ誘導するものです。また、ネガティブSEOと呼ばれる手法もあります。これは、他社が正当に獲得した質の高い被リンクを削除したり、偽のレビューを作成したりするなどの方法を用いて、WEBサイトの検索ランキングを意図的に下げるような妨害行為のことです。

ただしGoogleは、多くの低品質リンクやネガティブSEOについて、自動的に検出・無効化できるとしており、必ずしも大きな影響が生じるとは限りません。

 

参考ページ:SEOスパムとは?代表的なスパムや対策方法について解説

 

Googleにスパムサイトを報告する前に確認したいポイント

実際に、スパム報告をGoogleに対しておこなう場合、次のポイントを守って進めてください。適切な方法で伝えなければ、対処してもらうのに余分な時間がかかってしまいます。

 

報告対象がスパム・フィッシング・マルウェアのどれに当たるか確認する

Googleに報告する際は、対象ページがどの種類の問題に当たるのかを整理しておくとスムーズです。たとえば、検索順位を操作する目的の低品質ページであればスパム、個人情報やログイン情報を盗もうとするページであればフィッシング、不正なプログラムを配布・実行させるページであればマルウェアに該当する可能性があります。

報告フォームでは、問題の種類に応じた項目を選ぶ必要があるため、URLだけでなく「どのような点が問題なのか」も簡潔に整理しておきましょう。

 

正確なURLを報告する

Googleにスパムサイトを報告する際は、スパムサイトのURLを正確に記述することが重要です。Googleへの報告フォームには、URLを入力する欄がありますので、そこにコピー&ペーストするのがスムーズです。

 

スパムの種類を明確にする

報告するスパムの種類を適切に報告してください。例えば「無関係なコンテンツ」 「ハッキングされたページ」「不正なリダイレクト」など、該当項目を適切に選びます。スパムの種類を正しく選択することで、Googleが問題の内容を把握しやすくなります。

 

具体的な問題点を詳細に記述する

フォームには、問題点を詳細に記述する欄があります。 例えば、スパムコンテンツが表示されている場合は、具体的なコンテンツの内容や、なぜそれがスパムであると判断したのかなどを記述します。 また、可能であればそのWEBサイトにたどり着いた検索キーワード(スパムサイトにアクセスした経緯)なども記述してください。こうすることで、Googleが問題をより正確に理解することができます。

 

関連するURLを複数報告する

万が一、スパムサイトを複数発見した場合は、関連するURLをまとめて報告してください。そうすることで、Googleがより効率的に対処することができます。

 

情報提供であることを認識する

不審なWEBサイトを見つけスパム報告をしたとしても、必ずしもGoogleが対処するとは限りません。最終的には、Googleがユーザーからの報告をもとに、独自の判断でスパム対策を実施します。そのため、報告をしても、スパムと認められない場合は何も変化しないと認識してください。

 

スパムサイト被害に遭ったときの対処手順

ここでは、すでにスパムサイトによる被害が生じたあとの対応手順をお伝えします。最終ゴールは、Googleに不正サイトを報告することを目指しますが、被害に遭っている場合は、それ以外にもすべきことが複数あります。早速ご確認ください。

 

Step1.被害状況を確認

企業がスパム被害にあった場合、まず被害状況を把握することが大切です。例えば、アクセスしたWEBサイトや受信したスパムメールの内容などを記録し、可能であればスパムと分かる画面を写真に撮り(パソコンが動く場合はキャプチャでもかまいません)証拠として保存します。

 

Step2.被害拡大を防ぐ

被害にあったパソコンなどをネットワークから隔離してください。時間が経過すれば、被害が拡大する可能性があるため、迅速におこないます。また、従業員に対してスパム被害発生を速やかに伝え、注意喚起をおこないます。同じようなスパムメールを受信した従業員がいないかなど、確認作業を急いでください。

 

Step3.パスワード変更とアカウント確認を行う

フィッシングサイトにIDやパスワード、クレジットカード情報などを入力してしまった場合は、すぐに該当サービスのパスワードを変更してください。同じパスワードをほかのサービスでも使っている場合は、それらもあわせて変更する必要があります。

また、ログイン履歴や決済履歴を確認し、不審なアクセスや取引がないかも確認しましょう。被害の可能性がある場合は、クレジットカード会社やサービス提供元にも早めに連絡することが重要です。

 

Step4.専門機関への相談

大規模なスパム被害にあった場合は、セキュリティ専門機関に相談しアドバイスを受けることが肝心です。専門機関の調査によって、スパムの送信元や手口を特定できる可能性があるためです。そして、被害状況に応じて、後日、法的措置を検討します。

 

Step5.システムの復旧

被害状況を確認し、今後の対応が決まったら、システムの復旧をおこないます。ただし、事業再開を急ぐのではなく、十分なセキュリティ対策を強化したうえで、段階を追って進めることが必要です。また、従業員に対してはセキュリティ教育を実施し、スパムへの意識向上を図るようにしてください。

 

Step6.Googleへの報告

ここまでの段階を経たら、Googleに対してスパム報告をおこないます。Googleの検索結果に表示される悪質なWEBサイトについて情報提供することで、他のユーザーへの被害拡大を防ぐことにつながります。

 

参考ページ:スパム、フィッシング、マルウェアを報告する

 

Googleへのスパム報告が必要ないケース

スパムや不正サイトを見つけたら、それを報告することが重要です。しかし、中には不正報告の必要がないケースもあります。ここでは、そのような報告の必要がない例を紹介します。

 

技術的な問題があるWEBサイト

「表示が崩れている」や「動作が重い」、「リンクが切れている」などWEBサイトに技術的な問題があっても、それを報告する必要はありません。それは、時々みられる事象で、WEBサイトのオーナーが対処すべきことです。また、仮にそのようなページがランキングの上位に表示していたとしても、Googleのアルゴリズムによって自動的に対処されます。

 

異なるトップレベルドメイン間でのリダイレクト

あるドメインから別のドメインにリダイレクト(自動で別ページに移動する)していたとしても、GoogleのWEBマスター向けガイドラインの違反にはなりません。 しかし、不正なコンテンツへのリダイレクトや、無意味に大量のリダイレクトをしているような場合は、ガイドラインに違反する可能性があります。

 

参考ページ:リダイレクト(redirect)の意味とは?目的やSEOで必要な場面・設定方法を解説

 

よくある質問(Q&A)

ここでは、スパム報告についてのよくある質問を取りあげ解説します。スパム報告は、検索結果の品質を高め、最終的に自社の身を守ることにもつながるため、ぜひ下記のポイントを踏まえて対応してください。

Q:自社が意図せずスパム判定されたら?

Answer)自社サイトが手動対策を受けた場合は、Search Consoleで問題点を修正したうえで、再審査リクエストを送信します。再審査リクエストとは、Googleに対して自分のWEBサイトがスパムではないことを伝える手段のことです。

 

Q:企業をスパムの被害から守るための方法は?

Answer)企業をスパムの被害から守るためには、セキュリティの強化や従業員へのセキュリティ教育が挙げられます。また、場合によっては、外部機関との連携も検討してください。セキュリティ専門企業と連携すれば、最新のスパム情報にもとづいた、より強固な対策を講じることができます。

 

Q:スパム報告をしたら、必ずGoogleが対処しますか?

Answer)必ずしもすべてのスパム報告に対して、対応してくれる訳ではありません。Googleは、ユーザーからのフィードバックをもとに、内容を精査し、必要だと判断した場合に限り対処してくれます。

 

Q:スパムを見つけたときの対処ポイントは?

Answer)まずは自身がそのWEBサイトにけっしてアクセスしないことです。スパムサイトには、マルウェアやフィッシング詐欺が仕掛けられている可能性があるためです。また、分かる範囲で情報を整理し、GoogleにURLを報告してください。こうすることで、検索結果の品質向上が期待できます。

 

 

まとめ

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スパムサイトを見つけた場合は、まず不審なページを開き続けたり、リンクをクリックしたりしないことが大切です。そのうえで、URLや問題点を整理し、Googleの報告フォームからスパム、フィッシング、マルウェアなどの内容に応じて情報提供を行います。

ただし、Googleへの報告は即時削除を依頼する手続きではありません。検索結果の品質改善やスパム検出システムの改善に役立つ情報提供として考える必要があります。また、すでに被害が発生している場合は、Googleへの報告よりも先に、端末の隔離、パスワード変更、アカウント確認、社内共有、専門機関への相談などを優先しましょう。スパムサイトへの対処は、報告だけで完結するものではなく、被害を広げないための初動対応とあわせて進めることが重要です。

 

 

監修者:アドマノ株式会社 代表取締役 天野剛志
天野 剛志
マーケティングのエキスパート。Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持。大学では経営法学を専攻。オーストラリア・イタリア・フランス・タイ・カンボジアなど世界各国を旅した後、イギリスで1年半生活し語学力と国際的視野を磨く。日本帰国後は広告代理店で営業を12年経験。SEOは草創期から独学で研究し、100以上のサイトで検証しつつノウハウを蓄積。2012年にSEO専門会社のアドマノを設立。2000社以上のSEO支援実績が大手企業から中小企業まで国内、海外に豊富。SEO書籍7冊刊行。SEOのYouTube動画「東京SEOメーカーAIO戦略室」チャンネル登録者数16000人。SEOのプロフェッショナル。
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