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クレジットカード決済の導入にかかる費用とは?導入方法、メリット、デメリットも併せて解説

クレジットカード決済

クレジットカード決済は、手元に現金がなくても買い物ができる便利な支払い手段です。特にECサイトや実店舗でのキャッシュレス対応が進む中で、「クレジットカード決済を導入したいけれど、費用や手数料が不安」という声も多く聞かれます。

amano_portrait本記事では、クレジットカード決済の仕組みから導入方法、費用相場、メリット・デメリット、比較ポイントまでを詳しく解説します。

 

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クレジットカード決済とは

クレジットカード決済とは、カード企業が利用者と店舗を結びつけ、利用者に代わって先に支払いを行う手段です。現在、ネットショッピングの勘定手段として最も多く利用されています。

実際にクレジットカード決済でショッピングをしている方も多いのではないでしょうか。普段、支払い利用する際に気にすることはないかもしれませんが、裏側では以下のような流れになっているというのを把握すると、カード決済導入のイメージが付きやすいです。

 

1.店舗でクレジットカードを使う

クレジットカードで商品やサービスを購入すると、購入履歴が店舗にある支払い端末から通信され、店舗本部とカード企業に記録されるようになっています。 この時点では、利用者は代金を支払うことはありません。カード企業が後で代金を支払うという信頼関係に基づいて、商品やサービスが提供されます。 なお、カード本体の有効期限が切れている場合や、利用限度額を超えて購入しようとした場合は、エラーとなり、クレジットカード支払いは完了しません。

 

2.店舗からクレジットカード企業への情報送信

店舗は、支払いが行われたという情報を、クレジットカード企業に送信します。カード企業はその情報を確認し、記録に間違いがなければ、あらかじめ店舗とカード企業の間で取り決めた支払日に店舗に代金を支払います。 この時点で、お店は販売した商品・サービスの代金を受け取ることができます。つまり、本来利用者が支払うべき金額を、クレジットカード企業が先払いしているのです。

 

3.締め日の利用金額の集計

毎月の決められた「締め日」に、カード企業は利用者がカードで使った金額を集計します。集計された金額は、次の支払日に利用者が支払わなければならない金額となります。。金額が確定すると、カード企業から利用者にその旨が通知されます。

 

4.通知された金額を引き落とす

「支払日」には、カード企業が利用者に通知した金額を指定の銀行口座から引き落とします。

 

クレジットカード決済の導入方法

クレジットカード決済を導入する方法は、2つに大きく分けられます。

1つ目は、直接カード企業と契約をする方法です。VISAやJCBといった、自分が採用したいクレジットカードのブランドを管轄する企業と個別に契約します。

2つ目は支払い代行企業を利用する方法です。こちらは、ECサイトの主流の導入方法となっております。

それぞれのメリット・デメリットを紹介していきます。

 

直接クレジットカード企業と契約するメリット・デメリット

直接的にカード企業と契約を結ぶことになるため、手数料を節約できるのがメリットです。

しかし、デメリットとしては、以下4点が挙げられます。

 

  1. カード企業ごとに審査基準や準備が異なるため、審査をクリアするまでに一定の時間と準備が必要。
  2. カード企業ごとに締め日や入金日が異なるため、経理業務が煩雑になる可能性がある。
  3. ミスを防ぐためのダブルチェックや、独自の勘定システムを構築することも必要となってくる。
  4. 自社でクレジットカード支払いシステムを構築する場合、各クレジットカード企業の要件に合わせ、高度なセキュリティ対策を行う必要がある。

その結果、最終的には経理システムやセキュリティの導入など、想定以上のコストがかかってしまうケースもあるようです。先ほどは余分な手数料がかからないことをメリットとして冒頭でお伝えしましたが、支払い代行企業と契約した場合よりも費用が高くなる可能性もあります。

 

決済代行企業を利用するメリット・デメリット

支払い代行企業は、導入時の手間を大幅に削減できるだけでなく、導入後の運用も簡略化できるため、ECサイトのクレジットカード決済導入方法として主流となっています。

メリットとしては、以下3点が挙げられます。

  1. 導入手続きの簡略化勘定処理の仕組みが統一されているため、導入後の運用が容易
  2. 支払いタイミングの統一・会計業務の管理が容易になり、商品の仕入れや販促に集中できる
  3. 支払い代行企業による高いセキュリティシステムECサイトのカート画面はSSL(暗号通信)により保護されている。ECサイトのカート画面はSSL(暗号化通信)で保護され、セキュリティコード、3Dセキュア、トークン方式など、支払い代行企業による高いセキュリティシステムを提供している。

デメリットとしては、手数料がかかることが挙げられます。しかし、上記のメリットを考慮すれば、結果的に費用対効果の高い導入方法となる可能性は十分にあります。

現在、小規模な通販サイトや個人事業主でも、支払い代行企業を通じて信用支払いを導入しているケースが多いようです。

 

クレジットカード決済を採用するメリットとは

企業によっては、現金での支払いのみ対応してきたという場合も多いのではないでしょうか。クレジットカード決済を採用することで、顧客の満足度や販売チャネルの拡大、管理コストの削減など様々なメリットがあります。

ひとつずつ解説していきますので、実店舗で採用する際の参考にしてみてください。

 

顧客満足度の維持、向上

信用決済が可能であれば、利用者は手持ちの現金を気にすることなく、欲しい商品を購入したり、メニューを注文したりすることができます。

一方、手持ちがなくカード支払いもできないために欲しいものが買えないというのは、残念な体験として記憶されます。商品を購入したいと思っても、支払い方法が限られていることで諦めてしまったという経験がある人も多いのではないでしょうか。

顧客満足度を維持・向上させるためにも、クレジットカードで購入できるシステム作りをしていくことは、今後ますます必要になってきます。

 

販売機会・客単価の向上による売上拡大

欲しいものがあるにもかかわらず、手持ちのお金が足りずに購入を諦めてしまうことは、店舗にとっても大きな機会損失です。実店舗にとっては、ふらりと立ち寄った顧客が購入していく売り上げの占める割合は少なくないはずです。

また昨今のキャッシュレス化のトレンドも相まって、できるだけキャッシュレスで支払いたいという利用者も増えていっています。そういった利用者に対応するためにも、クレジットカード支払いは欠かせません。

 

現金管理コストの削減

Squareの調査によると、企業はレジで現金を数えたり、銀行に入金したりと、毎月12時間以上を現金管理に費やしているそうです。

信用支払いを導入することで、企業は現金管理に費やす時間を短縮し、コストを削減することができます。時間短縮によって活用できる時間は、さらなる顧客対応や販路拡大など、商品の魅力を高めるための活動に費やすことができます。

参考:https://squareup.com/jp/ja/press/cashless-has-advantage-to-labor-scarcity

 

クレジットカード決済導入のデメリット

ここまでクレジットカード決済を導入するメリットを解説していきましたが、デメリットもあります。ここでは、カード支払い導入によるデメリットを2つ解説します。

初期費用、支払い手数料が発生する

直接クレジットカード支払い企業と契約する場合も、支払い代行企業を利用する場合も、どちらも初期費用や支払い手数料が発生する場合があります。それぞれ、いくらくらい費用がかかるか事前に調べておくと安心です。

導入までの工数が発生する

クレジットカード決済導入には、支払い企業もしくは支払い代行企業の審査や、採用に向けたECサイトの改修も必要となってきます。作業工数が発生することを事前に把握しておくと安心です。

 

クレジットカード決済導入に必要な費用

決済代行企業を利用する際の料金には、採用手数料、支払い手数料(加盟店手数料)、オプション料金の3種類があります。

採用手数料は、契約時に一度だけ必要な費用で、初期費用と呼ばれることもあります。

支払い手数料(加盟店手数料)とは、ECサイトでクレジットカード支払いが行われた場合に、支払い金額の数パーセントを手数料としてカード企業に支払うものです。この手数料は購入者に請求することはできず、必ずECサイトが負担するものとなっています。

オプション料金は、支払いサービスに付随するオプションサービスに対する料金です。

クレジットカード決済導入の流れについて

クレジットカード決済の導入審査は、申し込みから受理まで数週間から1ヶ月程度かかります。

クレジットカード企業はサイトの内容を確認しながら審査を行いますので、審査までにある程度サイトが完成し、本稼働できる状態にしておく必要があります。そのため、サイトの構築と支払いの導入を同時に進めておくと安心です。

 

審査に通れば、管理画面から初期設定を行い、すぐに運用を開始することができます。

 

クレジットカード決済企業の比較方法

ECサイト運営者の中には、決済代行企業選定の決め手として、費用を考慮する方が多いのではないでしょうか。

まず採用費用についてですが、多くの支払い代行企業では、採用費用はかかりません。そのため、採用費用で躊躇する必要はほぼありません。

 

次に、支払い手数料(加盟店手数料)を考慮する方も多いのではないでしょうか。

クレジットカードの支払い手数料は「支払い金額の◯%」と明示されていることが多く、心理的には手数料率の低い支払い代行企業を選びたくなるかもしれません。

しかし、支払い手数料以外にも、月額最低料金や月額費用などの固定費・維持費がかかるかどうかは必ずチェックする必要があります。

また、取引手数料が1件につき▲円、売上確認手数料が1件につき▲▲円など、別途手数料がかかるケースも少なくありません。すべての手数料を合算すると、月々の支払額がかなり大きくなる可能性があるので注意が必要です。

支払い代行企業を選ぶ際に最も重要なポイントは、最終的なトータルコストを低く抑えられるかどうかです。

そのため、「初期費用がゼロ」「支払い手数料が安い」という観点で選ぶのではなく、多少料金が高くても、その他の運用・維持費がかからないサービスを選ぶことが重要です。

また、契約内容などは、契約するクレジットカード支払い代行企業によって大きく異なります。

クレジットカード支払い代行企業を選ぶ際には、費用だけでなく、以下の4点も必ず比較するようにしましょう。

比較項目 説明
決済サイクル 売上代金の入金タイミングは即時ではなく、一定期間ごとにまとめて入金されます。
主なサイクル例:
・月末締め/翌月支払い
・当月末/翌月末払い
・月末締め/翌月末払い
早く入金したい場合は、支払いサイクルが短いサービスを選びましょう。
決済方法 クレジットカードだけでなく、電子マネー(Suica、QUICPayなど)にも対応可能か確認を。
対応ブランド(VISA、Mastercard、JCBなど)も要チェックです。
統合サービス POSレジやAPI連携、アプリ連携などの付加サービスがあるか確認しましょう。
例:SquareのPOS+Wix連携、トレタテイクアウト機能など。
 導入スピード 導入には1週間〜1カ月ほどかかることが多いです。
すぐに導入したい場合は、スピード対応の業者を選ぶと安心です。

お勧めのクレジット決済会社

最後に、お勧めのクレジット決済会社をご紹介します。特徴別にまとめました。

【総合力重視】オールラウンドに対応した決済代行会社

サービス名 特徴・手数料など
Square(スクエア) ・実店舗・オンラインの両方に対応
・決済端末はシンプルでおしゃれ、スマホやタブレットと接続可
・導入コスト:端末代は7,980円(税込)/月額基本料なし
・手数料:3.25%(VISA/Mastercard)など
・対応ブランド:Visa, Mastercard, Amex, JCB, Discover, Diners
Airペイ(エアペイ) ・リクルート運営で信頼性が高い
・多くの決済手段に対応(クレカ、交通系IC、QR決済など)
・実店舗向き
・手数料:3.24~3.74%
・月額費用:無料(端末はキャンペーン次第で無料)

【ECサイト中心】ネットショップ向け

サービス名 特徴・手数料など
Stripe(ストライプ) ・海外スタートアップでも多数利用、API連携で自由度が高い
・サブスクモデルにも強い
・Shopifyなどとも連携が容易
・手数料:3.6% + 40円/トランザクション(国内カード)
KOMOJU(コモジュ) ・国内外のゲームやEC向け決済に強い
・サブスク、アプリ課金にも対応
・審査が比較的スムーズ
・手数料:3.6~4.5%(カードブランドによる)

【大手企業・法人向け】信頼性とサポート重視

サービス名 特徴・手数料など
GMOペイメントゲートウェイ ・大手ECや企業でも導入多数
・カード不正利用防止機能などが充実
・導入までのサポートも丁寧
・手数料/費用:個別見積もり(中規模~大規模向け)
SBペイメントサービス ・ソフトバンクグループが運営
・海外ブランドへの対応、決済セキュリティに強い
・分割払い、リボ払いなどにも対応
・費用:要問い合わせ

まとめ

ここまでクレジットカード決済について解説しましたが、ご理解いただけましたでしょうか。

初期費用が安く、月額費用が高い企業もあれば、その逆の企業もあり、企業やブランドによってクレジットカードサービスの内容は大きく異なることが多いです。複数の企業が提供するプランを比較し、自分なりのクレジットカードの使い方に合った支払い代行企業と契約することが大切です。

監修者:アドマノ株式会社 代表取締役 天野剛志
天野 剛志
マーケティングのエキスパート。Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持。大学では経営法学を専攻。オーストラリア・イタリア・フランス・タイ・カンボジアなど世界各国を旅した後、イギリスで1年半生活し語学力と国際的視野を磨く。日本帰国後は広告代理店で営業を12年経験。SEOは草創期から独学で研究し、100以上のサイトで検証しつつノウハウを蓄積。2012年にSEO専門会社のアドマノを設立。
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