GAIQ(googleアナリティクス個人認定資格)保持者によるアクセス解析とサイト改善案
昨今のビジネスマーケティング環境は急速に変化しています。特にオンラインマーケティングの成功こそがビジネスの成功と言えるくらいWEBマーケティングは重要になってきています。
まずは、WEB集客に必要なWEBサイトを作り、PPC広告やSEO対策でユーザーのセッション数を集めます。その後、WEB解析を通じてサイトのコンバージョン率をあげていきます。
ここで、Googleアナリティクスが大活躍します。Google アナリティクスを利用すれば、落ち着いて状況に対処し、ビジネスを軌道に乗せることができます。
GAIQ保持者によるサイト解析例
それでは、実際に1ショット15万円でどういった提案書がもらえるのか見ていきましょう。
競合分析
SEOを始める時にも弊社では、競合分析を綿密にします。この時の競合分析は、DA(ドメインの強さ)Linking Domain(被リンク数)インデックス数を比較して、そのサイトドメインのパワーとキーワード順位を計測します。
競合に比べてどのキーワードでの対策が欠けているか、被リンクとページコンテンツ数がどれくらい足らないか等、SEOで上位表示していくのに必要な施策を打ち出すために行う競合分析です。(➡コンテンツSEOとキーワード戦略)
では、Googleアナリティクスによる競合分析とは、何かと言いますと弊社では、下記の5つをまずは行います。
- 過去2年間の集客推移
- 検索トレンド調査
- 同業他社との流入元比較
- SNSの活用状況比較
- 参照サイトからの同業他社へのアクセス状況
詳しく見ていきます。
過去2年間の集客推移
Googleアナリティクスのデータよりサイトに訪れているユーザーがどういった経緯でサイトに来訪していたかが出せます。この上図データでは、流入元は、大きく分けて、SEO:56%、お気に入り:24%、リスティング広告:10%だとわかります。
検索トレンド調査
Googleトレンドでも同じ検索ワードでのアクセス数を確認します。例年、10月と3月にアクセスが増加していることがわかります。検索トレンドと対策サイトへの流入数の増減が同じことがわかります。こういった場合、PPC広告の投資は需要の高い月に集中投下をした方が費用対効果がいいなど施策を打てることがわかります。
同業他社との流入元比較
他社とアクセス数元を比較検討すると何が欠けているかが見えてきます。上図のケースでは、参照元別の内訳の構成比は大きな違いはなく、各チャネルそれぞれを伸ばしていく案を提案できます。
SNSの活用状況比較
SNSからの流入の内訳も競合と比較します。対策サイトは、競合と比べてFacebookからの流入の割合が多いことがわかります。商品の特性上、Facebookの年齢層にあっていることが推測できます。
参照サイトからの同業他社へのアクセス状況
サイトへの流入元の割合がわかります。Googleアナリティクス以外のツールも使います。上図データは、similarwebのデータです。
ターゲット分析
競合と自社の対策サイトとの違いや差がわかったところで、次に対策サイトの分析に入ります。サイトに訪れているユーザーの属性、エリア、セッション数、閲覧されているページ等、事細かにデータを抽出します。さらに、実際のCVボタン(コンバージョン)までいったユーザーの行動分析をして、サイトの改善点を洗い出していきます。
- 顧客属性分析
- 閲覧が多いページ
- 顧客行動分析
顧客属性分析
顧客属性として年齢と性別の内訳データを抽出します。上図からは、アクセス数が多いのは、男性25~44歳の層で、予約数、コンバージョン率が高いのは女性35~44歳の層であることがわかります。改善案として、コラムの女性向けコンテンツを増やしたりターゲティング広告の女性向けキャンペーンでの訴求などが考えられます。
閲覧が多いページ
ページごとに属性をセグメントして、ページ数や滞在時間、離脱率を出すことができます。ページ閲覧数が多いのに離脱率が高いページは、ページに何らかの問題があります。滞在時間が長く離脱率が少ないページはよく見られているページですので、CVボタン(コンバージョンボタン)を入れてお問い合わせまでの導線を上手に作っていくと良いでしょう。
顧客行動分析
ユーザーでコンバージョンまで行った顧客の行動分析をいくつもします。顧客行動を分析すると具体的なカスタマージャーニーが見えてきます。
最初のセッションに至る経緯(タッチポイント)後、コンバージョンまで何回サイトを訪れたのか、また、最後のコンバージョンまで行ったときはどういう動きをしていたのかを全て見える化していきます。何件も分析を重ねていくと、共通の事象が洗い出せます。
例えば、コラムやよくある質問を何回も見ているのであれば、そこにCVボタンを設置してみたり、長期間コンバージョンにいたららにケースでは、リターゲティング広告でユーザーを追ってみてコンバージョンさせて見たり、具体的な施策を打つことができます。
UI・UXの改善
UIとは、User Interface(ユーザーインターフェース)の略で、「ユーザー接点」です。ユーザー接点とはユーザーが目に触れる全ての要素を意味します。
UXとは、User Experience(ユーザーエクスペリエンス)の略で、「ユーザー体験」です。ユーザー体験とは、Webサイトを利用することで得られる経験や感想を意味します。
>>UI/UXとSEOの関係性とは?SEO対策におけるUI/UX設計のポイントを解説
コンバージョン率を高めるために、UIとUXの視点からも改善点を探ります。そのために、ヒートマップ分析やEFO改善案を出します。
- EFO改善
- ヒートマップ分析
EFO改善
EFOとは、入力フォーム改善化の事です。コンバージョンしやすいような作りに改善するようにご提案します。上図は、全て黒い背景でしたので、予約フォームの敷居を少しでも下げるために、白色の背景にして入力しやすくしてもらうような提案です。
ヒートマップ分析
サイト改善案
最後に、対策サイトの改善案をまとめます。参照サイトからのアクセス増加施策として、ターゲティング広告でGoogle広告のプレースメント指定して配信したり、サイト内導線の修正を提案します。
サイト内検索窓が無いサイトでは、サイト内検索窓を追加することにより、お客様の検索ワードをGoogleAnalyticsのサイト内検索で計測し、お客様のニーズをもとにしたコラム作成のネタに活かしたり、実際の具体的なGoogleAnaliticsのデータから様々な改善点のご提案が可能です。
また、成功しているポイントも抽出できますので、それを他のページ等に横展開して、サイト全体のWEB集約のコンバージョン率を上げる対策が可能です。
まとめ