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SEOとリスティング広告の違いとは?集客の最大化を図る使い分け方を解説

SEOとリスティング広告の違い

Webサイトへの訪問数を増やす方法にはいろいろな方法がありますが、検索エンジンの検索結果からの流入数を増やすと手段としては「SEO」と「リスティング広告」の2種類があります。

 

SEOコンサルタントそこで今回は、SEOとリスティング広告の違いや使い分け方を解説します。

 

SEOコンサルティング

そもそもSEOとは

SEO(Search Engine Optimization)は、検索結果上でWebサイトを上位表示させることを目的とし、Googleなどの検索エンジンに対してWebサイト最適化することを指します。

Webサイトを運営している人であれば必ずと言っても良いほどSEO対策に取り組んでいますが、SEOにはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

 

メリット

 

Webサイトへの流入経路は、検索エンジンからの流入が大多数となるため検索エンジンで上位表示されることでサイトへの流入を増やすことができます。

また、一度上位表示されれば順位を維持しやすいため、サイト流入数も中長期的に維持できるようになります。

その他にも、SEOは費用をかけずにWebサイトへの訪問数を増やせるという大きなメリットがあります。クリック費用がかからないので、人件費を除けばほぼ完全に無料で行えるのもSEOの特徴です。

 

デメリット

 

SEOは成果が出るまでに時間がかかり、即効性がないのがデメリットとして上げられます。そもそもコンテンツを制作する時間やSEO的な修正をする時間がかかる上に、ユーザーやGoogleに評価される時間なども含まれるため、成果が出るのに3ヶ月くらいかかる場合が多いです。

また、検索順位の決定は自社によるSEOだけではなく他のWebサイトの動向にも影響を受けるため、確実に検索順位を上げられる保証はありません。

Googleも日々アルゴリズムアップデートを行なっているので、アップデートによる順位変動などの影響を受けやすい点も特徴の一つです。

 

リスティング広告とは

リスティング広告は、GoogleやYahoo!の検索エンジンにおいて、キーワード検索時に連動して表示される「検索連動型広告」を指します。検索ユーザーのクリック数に応じて課金される広告「クリック課金型広告」の一種です。

検索エンジンを使っている人であれば必ず見たことのあるリスティング広告ですが、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか

 

メリット

 

リスティング広告は、即効性が高いことが最大のメリットです。費用を払えばすぐに上位表示されるため、短期間での効果を期待できます。その上、いつでも始められいつでもやめられるため、誰でも手軽に始められます。

 

また、キーワードや配信エリアなども選択できるためターゲットを絞りこむことが出来るなどコントロール性が高いのも特徴です。

 

狙ったキーワードと広告文で効率的に配信できる上に、ABテストを行いより効果的な広告出稿ができるよう効果検証をすることができます。

 

デメリット

 

リスティング広告は少額でも始められますが、人気キーワードはライバルが多く、クリック率が高くなるため余裕のある広告予算が必要となります。

効果を最大化させるためには、様々なキャンペーン、広告グループを走らせる必要があるため多くの広告費がかかります。

また、リスティング広告は特定のキーワードを検索する興味関心が高い顕在層ユーザーには効果的ですが、潜在層ユーザーに対してはCV獲得に繋がりづらく、認知拡大には向いていません。そのため、自社サービスのペルソナを整理し、異なる広告手法に目を向ける必要があります。

 

SEOとリスティング広告の違いを比較

SEOとリスティング広告枠

項目 SEO リスティング広告
コスト

サイト改修やコンテンツ作成費用

×

出稿ごとに広告費がかかる

即効性 ×

3ヶ月程度

即時反映

持続性

高い

×

広告費を払っている間は反映

コントロール性 ×

検索エンジンのアルゴリズムが決定

詳細なターゲティング設定が可能

クリック率

1位で20%前後

×

自然検索より低い(CTR10%未満)

SEOとリスティング広告の大きな違いとしては、ページ内の表示場所です。SEOはリスティング広告枠の下に表示され、検索結果の上位10サイトが表示されます。その一方で、リスティング広告はオークション制で表示されます。

このような大きな違いの他にも、次の5つの違いがあります。ここでは、各違いに着目してそれぞれ解説をしていきます。

 

  • コスト
  • 即効性
  • 持続性
  • コントロール性
  • クリック率

 

コスト

 

リスティング広告は、検索結果に表示される有料の広告枠であり出稿費用がかかります。クリック課金制のため、ある一定以上の金額を設定しないと表示されません。

表示するための最低単価はオークション形式で決まりますが、よく検索されるキーワードは競合が多く1クリックあたりの費用が高くなります。

一方で、SEOはクリックされても費用がかかりません。そのため、上位表示されクリック数が増えたとしても費用は一切かかりません。しかし、SEOは検索順位を上げるためのサイト改善を指すため、サイト改修やコンテンツ作成などに必要な人件費などの費用はかかるため注意しましょう。

 

即効性

 

リスティング広告だと、アカウント開設をして広告やキーワード、入札金額などの設定を行えばすぐに広告が掲載されます。開設したばかりのサイトですぐに集客したいときや数日中に開催されるイベントの集客など、すぐに成果を出したい場合には有効です。

一方で、SEOではコンテンツを投稿したりサイト内改修を行なったからといってすぐに表示されるわけではありません。検索順位はGoogleのアルゴリズムがサイトを評価して決めるため、Googleのクローラーがサイトを巡回し、解析した上で検索結果リストを再構成するまでは順位は変化しません。

 

これは、数日で済むこともあれば1〜2週間かかる場合もありますが、上位表示となれば3ヶ月から1年かかることもあります。

 

持続性

 

リスティング広告はコストをかけてさえいれば表示され続けますが、広告を停止すると集客がゼロになります。手軽に始められ即効性があるのは大きなメリットですが、その一方で広告依存が起こりやすいというデメリットもあります。

しかしSEOは、一度上位表示されると順位を維持しやすいため長期的に安定した流入数を見込むことができます。SEOで成果が出るまでに時間はかかりますが、一度成果がでると持続性を期待できるのです。持続性があるということは、検索結果の上位に表示され続けるためブランディング効果も期待できます。

 

コントロール性

 

リスティング広告では、予算や入札学などの設定を変更せきるためある程度順位をコントロールできます。

また、広告を誰に表示するか、どこでどのように表示するかといったターゲティング条件を自由に設定・確認できま、管理画面では表示回数やクリック率、コンバージョン率も確認できるので状況に応じて設定を変えることができます。

一方で、SEOはリスティング広告のような細かい設定はできません。順位は検索エンジンのアルゴリズムによって決められるため、個人では変更ができず特定の期間に表示させるといったこともできません。期間や地域を絞ってターゲティングをしたい場合には、リスティング広告の方が効果的です。

 

クリック率

 

リスティング広告は、検索結果ページの上下に表示され目立つ場所ですがSEOに比べてクリック率がとても低いです(※1)。ユーザーは広告を避ける傾向があるので、SEOの方がリスティング広告よりもクリック率が高くなるのです。

SEOの場合は、上位表示されているサイトほどクリック率が高くなります。そのため、ユーザーは上位表示されているサイトへ訪問しようとし、サイトのクリック率が高くなりさらに上位表示されやすくなります。

一度上位を獲得できれば、高いクリック率を維持でき、より多くの集客を期待できます。このように、SEOは中長期的には費用対効果が非常に高いと言えます。

 

※1: Google Ads Benchmarks for YOUR Industry(Word Stream)

 

SEOとリスティング広告の使い分け方

SEOとリスティング広告で成果を上げるには、それぞれの特徴を活かして使い分ける必要があります。また、柔軟に組み合わせることで成果を最大化することができます。

 

短期間で成果を出すならリスティング広告

 

リスティング広告は、自らコントロールできる部分が多く即効性があります。SEOでは検索順位が上がるまでにある程度の期間を要するため、サイトはあるけど集客はできない空白期間ができてしまします。

そのため、開設したばかりのサイトなどでは、リスティング広告を活用して手っ取り早く集客ができ空白期間を作らずにマーケティングができます。

また、SEOが整い自然検索からの流入が増えた後でも、リスティング広告をSEOと併用してつかうことで露出度やコンバージョンを増やすことができます。このように、リスティング広告を利用シーンに合わせて導入することで、しっかりと成果を出すことができるのです。

 

中長期的に成果を出すならSEO

 

SEOはWebサイトでは必須の集客方法です。しかし、SEOは手間や時間がかかり短期間ではなかなか成果を出すことができません。

 

たとえ短期間で良質なコンテンツを作ったとしても、Googleのクローラーがサイト巡回をしインデックスを行うのに時間がかかることもあります。

また、検索エンジンがそのアルゴリズムを公開しているわけではないため、狙って上位表示させることはリスティング広告よりも難易度が高くなります。

 

しかし、SEOで成果を出せるようになると長期的な効果を出すことが出来るため、仮にリスティング広告を配信停止し、集客がゼロになったときにもSEOで集客できる仕組みを作っておく事が重要です。

 

まとめ

SEOコンサルタントSEOとリスティング広告は、どちらも同じ検索エンジンからの集客方法でありながら、それぞれの特徴活用シーンには大きな違いがあります。活用シーンに合わせてSEOとリスティング広告をつかい分けることも重要ですが、理想的なのは2つを併用させることです。SEOで自然検索ユーザーを獲得し、リスティング広告で補うという方法でそれぞれのメリットを活かしながら効果を最大化させることができます。まずは、しっかりとそれぞれの違いと特徴を理解し、自社サイトの現状に合わせて活用してみましょう。

 

 

この記事の監修者

SEOコンサルタント

アドマノ株式会社 代表取締役 天野 剛志

日本大学法学部卒業、広告代理店で12年間働いている間、SEOと出会い、SEO草創期からSEO研究を始める。SEOを独学で研究し100以上のサイトで実験と検証を繰り返しました。そのノウハウを元に起業し現在、11期目。営業、SEOコンサル、WEB解析(Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持)コーディング、サイト制作となんでもこなす。会社としては今まで2000以上のサイトのSEO対策を手掛けてきました。

監修者:アドマノ株式会社 代表取締役 天野剛志
マーケティングのエキスパート。Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持。大学では経営法学を専攻。オーストラリア・イタリア・フランス・タイ・カンボジアなど世界各国を旅した後、イギリスで1年半生活し語学力と国際的視野を磨く。日本帰国後は広告代理店で営業を12年経験。SEOは草創期から独学で研究し、100以上のサイトで検証しつつノウハウを蓄積。2012年にSEO専門会社のアドマノを設立。
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