検索エンジン最適化SEOスターターガイドとは?概要やポイントを解説
Googleが公式発表している検索エンジン最適化(SEO)スタータガイドは、検索エンジンに認識されやすいサイトを構築するためのガイドラインです。この検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドに書かれてるポイントに沿ってSEOに取り組めば、Googleから評価されやすくなりより効果的なSEO対策を行う事ができます。本記事では、スターターガイドの概要やポイントについて解説します。SEOスターターガイドから読み解くSEOの基本を動画にまとめました。こちらも是非、ご視聴ください。
検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドとは!?
検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドとは、検索エンジンに認識されやすいサイトを構築するための基本的な技法に関する、Googleの公式ガイドラインです。
>>最新の検索エンジン最適化スターターガイドはこちら
>>検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド(旧PDF版)
掲載順位1位になる秘訣を紹介しているわけではなく、あくまでも検索エンジンがより簡単にコンテンツをクロール、インデックスし把握できるような方法を紹介しています。オウンドメディアやブログ等を所有・管理している人でGoogle検索を通して収益化や宣伝をしたい人は、Google検索の仕組みを知っておく必要があります。
検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドには、SEO対策をするためのヒントが書かれていて初心者から上級者の幅広い層に役立つ内容が記載されています。
SEO対策は、Googleが求めるユーザーが求める理想的なサイトを目指すことです。そのため、Googleの仕組みをしっかりと理解しGoogleが公式に発表しているガイドラインを上手に活用することが大切です。
検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドのポイント
検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドはSEO初心者のみならず、上級者も一度見直すSEOの重要なポイントがいくつもあります。
ここでは、検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドのポイントをわかりやすく解説していきます。
- ユーザーファーストを意識したサイト構成
- 被リンクの獲得
- 高品質なコンテンツ
- Googleペナルティに注意
- E-A-Tを考慮したコンテンツ
ユーザーファーストを意識したサイト構成
GoogleのSEO対策で重要なのが、ユーザーファーストであることです。ユーザーファーストに関しては、「Googleが掲げる10に事実」で定義されておりGoogleが評価基準とするヒントが多く記載されています。
その中では、モバイルにも対応していること、ページの表示速度やコンテンツの専門性などユーザーを第一に考えれば他のものはすべてあとからついてくると言及しています。
ユーザー視点に立ち、ユーザーがより満足するサイトコンテンツを作成することがSEO対策を行う大前提と言えます。
被リンクの獲得
被リンクとは、自社サイトが外部ページやサイトから受けるリンクを指します。外部対策に適したSEOに分類され、検索エンジンで上位表示の評価基準になる要素です。
Googleはどのサイトのコンテンツがユーザーにとって有益かを判断するのに、被リンクを重要な基準の一つににしているため、良質な被リンクを多く獲得することでGoogleからの評価も高くなります。
被リンクは簡単に言うと、外部からの評価となります。そのため、被リンクの数が多いと外部からの評価が高いとされユーザーにとって有益なコンテンツだと評価されるのです。
しかし、中には自作自演で設置したリンクや、公序良俗に反したサイトからのリンクなど質の低いリンクもあります。低品質の被リンクは、Googleからのペナルティを受けたりサイトの評価を下げてしまうこともあるため、むやみやたらに質の低いリンクを増やすのは避る必要があります。
高品質なコンテンツ
ユーザーにとって役立つコンテンツは基本中の基本であり、Googleもユーザーファーストを目指し日々アルゴリズムアップデートを行なっています。そのため、ユーザーニーズにマッチしたコンテンツ作成はSEO対策において最も重要と言えます。
ユーザーファーストを考慮するためには、検索クエリとの関連性を高めながらコンテンツを作成する必要があります。ユーザーが求めているものを把握して提供することで、ユーザーはそのコンテンツを高品質なコンテンツだと感じ、他のユーザーに知らせたいと思うものです。その際、ユーザーはSNSなどでシェアをするため良い評判はユーザーとGoogleの両方に対してサイトの評価を高めます。
Googleペナルティに注意
Googleが公式に発表しているウェブマスター向けガイドラインでは、Webサイトを作る上での基本的な方針が書かれており、この方針に従っていないWebサイトは検索エンジンに適切な評価をしてもらうことができません。
中でも、「品質に関するガイドライン」に違反するとGoogleからペナルティを受け、サイトの評価を下げインデックス削除になりかねません。意図的にリンクを購入するリンクプログラムや、白の背景で白のテキストを使用したり、テキストを画像の背後に置くなどの隠しテキスト・隠しリンクなどが違反の対象になります。
この様なSEO対策は、ブラックハットSEOと呼ばれ確実にGoogleからの評価を下げるSEO対策です。Googleからのペナルティリスクを回避し、ガイドラインに準拠した方法で運用することが重要です。
E-A-Tを考慮したコンテンツ
検索品質評価ガイドラインでは、「E-A-T」が定義されており「ページ品質評価の最重要項目」と書かれているほどSEO対策に欠かせない要素となっています。「E-A-T」はExpertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、 Trustworthiness(信頼性)の三つの言葉の頭文字をとったGoogleの造語で、Webサイトの評価基準となります。
サイトやコンテンツの専門性、権威性、信頼性を高めることでユーザーの利便性を高めることにつながり、Googleにサイトが評価されやすくなります。そのため、基本的なSEO対策に加えてE-A-Tを考慮したコンテンツを作成することが重要なのです。
SEOスターターガイドの更新頻度と役割について
Google社は、初心者のWEBサイト運用者に向けて、SEOスターターガイド(Google検索エンジン最適化スターターガイド)を2008年にリリースしました。
参考(外部):SEOスターターガイド
そして、本ガイドのリリース時に、WEBサイトのオーナーから検索結果を上げるためのポイントに対する質問を多数受け付けたと述べています。そこで、これからSEO対策を学ぶ方に向けて、参考資料を作ることにしたと語っています。本ガイドがリリースされてから15年ほど経過しましたが、本ガイドが更新されるケースは滅多にありませんでした。履歴によると、これまでに大きく変更されたのは、2010年9月、2017年12月の2度のみのようです。
参考(外部):SEOスターターガイドの発表記事
リニューアルで変更されたポイント
Google社は、SEOスターターガイドをリニューアルした旨を2024年2月2日に発表しました。それによると、今回の改定では、次のようなポイントに重点をおき修正したとのことです。
- 業界用語や冗長な説明を削除して、すばやく要点に入れるようにした
- 項目の核となる部分に凝縮して説明を簡素化した
- 「なぜ、そのテクニックが必要か」という疑問に対して、詳しく説明するようにした
参考(外部):SEOスターターガイドの刷新発表
そして、新規項目の追加、既存項目の削除、既存項目のリライトの3つの切り口でガイド内容が変更されました。
新規項目の追加
新規で追加された項目は下記の4つです。
- 「重複コンテンツを減らす」について
- 「動画を最適化する」について
- 「検索結果への反映にかかる時間」について
- 「Googleが重要でないと考えること」について
「重複コンテンツを減らす」について
SEOスターターガイドに、新規項目「重複コンテンツを減らす」が追加されました。本項目では、重複コンテンツの概要と修正方法について解説されています。まず、Google社がいう「重複コンテンツ」とは、異なるURLで同じコンテンツが表示される状態を指しています。そのため、外部サイトのコピー記事などは、また別の問題ですので説明の対象外となります。混同しないように注意してください。
そして、修正の必要性に関しては、次のように述べています。
サイトに重複コンテンツがあっても Googleのスパムポリシー違反にはなりません 〜中略〜 自分でURLの正規化をしなくても、Google が代わりに正規化を試みます。
引用:Google公式SEOスターターガイド | Google検索セントラル | ドキュメント | Google for Developers
つまり、WEBサイト内の重複コンテンツを修正せずとも、大きな問題には発展する可能性が低いということです。
さらに、修正の手法として、リダイレクトやcanonicalの設定を紹介しています。
関連記事:重複コンテンツとは?コピペ率を確認する方法や取るべき対策をわかりやすく解説
「動画を最適化する」について
新たな項目「動画を最適化する」が追加されました。本項目では、Google検索で動画の検索結果に表示するためのポイントが紹介されています。それによると、次のようなコツがあるようです。
- 高画質な動画コンテンツを作成する
- WEBページに埋め込み、関連テキストを動画近辺に掲載する
- 動画タイトルと説明文として、適切なテキストを用意する
関連記事:動画SEOとは?VSEOの得られるメリットや注意したいポイントを解説
「検索結果への反映にかかる時間」について
新規項目として「検索結果への反映にかかる時間」が追加されました。本項目では、WEBサイトの更新がGoogle検索エンジンに反映されるまでにかかる時間について説明されています。この項目のポイントは、次のとおりです。
- すぐに反映されるケース、数時間〜数ヶ月かかるケースがある
- 必ずしも、更新内容が反映されるとは限らない
また、更新作業から数週間経過後に、更新内容が反映されているか確認することを推奨されています。
「Googleが重要でないと考えること」について
新規項目「Googleが重要でないと考えること」が追加されました。本項目では、SEO対策として重要性が低い施策がまとめられています。
Google検索エンジンは、これまでに数多くのアップデートを繰り返してきました。過去では効果がみられた施策でも、現在のGoogle検索エンジンには通用しないトピックが多数あります。具体的には、次のようなトピックは、「的外れで効果的ではない」とGoogle社が語っています。
| トピック | 解説文の要約 |
|---|---|
| メタキーワード設定 | Google検索では、キーワードのメタタグが利用されていない。 |
| キーワードの乱用 | 同じことを繰り返して伝えることの意味が薄い。度が過ぎるとスパムポリシー違反になる。 |
| URL内のキーワード設定 | サイト内容に合ったドメイン名が適切である。ただし、ランキングに与える効果はほぼない。 |
| 文字数の量 | 上位表示を目的に文字数を調整しても無意味である。ただし、テキストの表現を高める(品質向上)すると、複数のキーワード検索結果に表示されるチャンスが生まれる。 |
| サブドメインとサブディレクトの | どちらを採用してもよい。コンテンツの性質によっては、サブドメインに分割することに意味が生まれるケースもある。 |
| ページランク対策 | Google検索エンジンのアルゴリズムに利用されているものの、数多く存在するランキングシグナルの1つにすぎない。 |
| 重複コンテンツ対策 | 複数のURLで同一のページが表示される現象は、問題ないので気にする必要はない。ただし、外部サイトのコピーコンテンツを有している場合は話が別。 |
| 見出しの数 / 見出しの数列 | 理想的な見出し数は存在しない。また、見出しの数列(h2,h3など)を順番通りに使わなくとも問題ない。(誤ったHTMLの使い方をするサイトが多く、Googleは気にしていない) |
| E-E-A-Tをランク要因と捉える | 誤っている。E-E-A-Tは、優れたコンテンツを探すための1つのシグナルにすぎず、直接的にランキングに影響を与えることはない。ただし、YMYL領域においてはE-E-A-Tを重視している。 |
※上記表の解説文は、「Googleが重要でないと考えること」の内容を要約したものです。
既存項目のリライト
ガイド内容を修正した項目は次のものです。
- 「Googleへのサイトの登録」について
- 「SEO専門家が必要かどうかを検討する」について
- 「検索結果のタイトルリンクとスニペットを制御する」について
- 「画像を最適化する」について
- 「リンクを上手に使う」について
- 「ウェブサイトを宣伝する」について
- 「サイトの階層を整理する」について
「Googleへのサイトの登録」について
既存項目「Googleへのサイトの登録」が「Googleがコンテンツを見つけられるようにする」に変更されました。また合わせて、次のトピックに焦点を当て説明文に修正しました。
- 自社サイトが検索結果に表示されているかを確認する方法
- 検索結果に表示されていない場合にすべきこと
「SEO専門家が必要かどうかを検討する」について
既存項目「SEO専門家が必要かどうかを検討する」がコンパクト化されました。別ページの説明と重複していたため、項目自体を削除して、下記の内部リンクが設置されました。
参考(外部):SEO業者の利用を検討する
「検索結果のタイトルリンクとスニペットを制御する」について
既存項目「検索結果のタイトルリンクとスニペットを制御する」が「タイトルリンクに影響を与える」と「スニペットを制御する」に分解されました。項目のテーマを整理しつつ、わかりやすい説明に修正されました。
「画像を最適化する」について
既存項目「画像を最適化する」が「最適化した画像をサイトに追加する」に変更されました。初心者にとって重要な代替テキスト(alt属性)に関する説明を中心としました。
「リンクを上手に使う」について
既存項目「リンクを上手に使う」が「関係のあるリソースにリンクする」に変更されました。リンクが有用である点を強調しつつ、「なぜ重要なのか」の説明に特化しました。
「ウェブサイトを宣伝する」について
既存項目「ウェブサイトを宣伝する」の記事内容が修正されました。
「サイトの階層を整理する」について
既存項目「サイトの階層を整理する」が「サイトを整理する」に変更されました。説明内容を簡潔に済ませつつ、詳細な情報を提供するため、下記ページにリンクを設置しました。
参考(外部):Engage and find your fans
既存項目の削除
今回のリニューアルで削除された項目は下記のとおりです。
- 用語集
- 構造化データのマークアップを追加する
- 検索のパフォーマンスとユーザーの行動を分析する
- モバイルフレンドリー
このうち、既存項目「用語集」の項目を削除して、それぞれ該当箇所にて説明文が追加されました。同「構造化データのマークアップを追加する」「検索のパフォーマンスとユーザーの行動を分析する」に関しては、高度なトピックで、初心者には不向きであるため、項目を削除されました。「モバイルフレンドリー」においては、現在のWEBサイトでは、標準で実装されており、情報として価値が低いため削除されたようです。
SEOスターターガイドに目をとおして、WEBサイト運用のヒントを得る
SEOスターターガイドが大幅に更新されるケースはまれです。そのため、修正されたポイントに対しては、Google社が大きな課題として捉えていると推測されます。たとえば、新規項目として「動画を最適化する」が追加されています。これは、近年では、YoutubeをはじめとするWEB上の動画コンテンツの存在感が高まり、SEO対策としても注目を集めているため加筆されたという仮説が立てられます。
また、新規項目「Googleが重要でないと考えること」では、WEB上でサイトオーナーが悩んでいるトピックに対する答えを提示しています。つまり、本項目では、初心者が勘違いしやすいトピックの正しい知識をえられるということです。
このように、SEOスターターガイドの「どの点が」、「どのように変更されたのか」に考えを巡らせることで、サイト運用上における貴重なヒントとなる可能性があります。
検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドだけでは足りない
ここまで検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドの概要やポイントについて解説してきましたが、このガイドラインに沿っていれば完璧にSEO対策ができているという訳ではありません。
Googleが発表しているガイドラインは他にも複数あるため、Googleが何を評価基準としており、どの様な仕組みになっているのかをしっかりと理解する必要があります。
他Googleガイドラインの確認
Googleのガイドラインには、検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドの他に様々なガイドラインがあります。
Googleガイドラインでは、一般的な事項に関する情報を記載した「一般的なガイドライン」、モバイル対応やAMPなどの特定のコンテンツに関する情報を記載した「コンテンツ固有のガイドライン」、検索結果から除外されるような不適切な手法や対策について記載した「品質に関するガイドライン」と大きく3つのカテゴリに分かれています。
検索結果の順位を決めているのはGoogleの検索エンジンであるため、そのGoogleが公表しているガイドラインに従いSEO対策を行なっていく必要があります。ただし、SEO対策にははっきりとした答えが存在しません。そのため、まずは答えに近い「ヒント」が隠されているガイドラインの内容を知ることが重要です。
Google検索アルゴリズムの理解
検索エンジンの仕組みやアルゴリズムを正しく理解し続けることが、上位表示をさせる上ではとても重要となります。Googleはユーザーが検索した膨大なコンテンツの中から、最も最適なページを上位に出し、最短で検索者の求めていることを解決し、検索ユーザーの満足度を向上させる為に常に最適化を行なっています。つまり、Googleのアルゴリズムは常に変化しています。
そのため、SEO対策を行なっていても日々アップデータされていくアルゴリズムの仕組みを理解していなければズレが生じてしまいます。
たとえば、最近ではスマホが普及しモバイルファーストと言われるようになっており、実際に「モバイルフレンドリー」というアップデートが実施されています。検索するユーザーのことを考えると当然の出来事ですが、Googleはこのように時代の変化に応じたアップデートを行なっています。検索エンジンの最適化を行う上では、こういった全ての背景や要素をふまえたアルゴリズムの理解はとても大切な事になります。
まとめ
あくまでも検索エンジンが望んでいるのはユーザーファーストであることです。ユーザービリティの高いサイト且つクローラーにも評価されるサイトを目指すことで自然とGoogleにも評価されます。そのためには、Googleの検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドやその他のガイドラインを活用して、Googleの目指すユーザーファースト視点のWebサイトを作っていきましょう。





