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Google、動画モードの検索結果で動画サムネイルが表示される条件を変更へ

Google、動画モードの検索結果で動画サムネイルが表示される条件を変更へGoogle社は、動画モード(動画検索)上にて、WEBページのメインコンテンツが動画である場合のみに、動画サムネイルを表示するよう仕様変更した旨を2023年12月4日にGoogle検索セントラルで発表しました。

 

参考(外部):動画モードでは、動画がメインコンテンツであるページのみが表示されるようになりました | Google検索セントラルブログ | Google for Developers

 

同4月には、通常のGoogle検索結果にて、WEBページ内における動画コンテンツがメインの場合のみにサムネイルが表示される仕様に変更しています。今回の変更は、こうした仕様を動画モードにも反映するものです。

 

SEOコンサルタントGoogle社に発表された、動画モードにおける検索結果の仕様変更について解説します。今回の変更によって、サイト運用者にとってどのような影響があるのかをまとめています。とくに、WEBサイトの運用上で、動画コンテンツを扱っている方はチェックしてください。

 

SEO相談

動画に対する、Google検索エンジンの取り組み

もともと、Google検索エンジンには、WEBページ内に動画が含まれる場合、検索結果に動画サムネイルを表示する機能があります。

 

検索結果に動画サムネイルを表示する機能
▲青印部が動画サムネイル。サムネイルは、検索ユーザーにとって、訪問ページを決める1つの判断基準となっている 

 

このとき、動画サムネイルが表示される条件は、次の2つのパターンです。

 

  • WEBページ内に、動画データをメインコンテンツとして含む場合
  • WEBページ内に、動画データを含むものの、メインコンテンツではない場合

 

このうち、後者のケースでは、通常のGoogle検索エンジンの検索結果に動画サムネイルが表示されなくなる仕様へと2023年4月に変更されました。

 

参考(外部):Google検索結果における動画表示をシンプル化する旨の発表

 

動画モードの検索結果における、サムネイルの表示条件を変更

Google社は、WEBサイト内に含まれる動画がメインコンテンツの場合のみ、動画モード(動画検索)の検索結果に動画サムネイルが表示される仕様に変更したことを発表しました。

 

参考(外部):動画モードにおける動画表示をシンプル化する旨の発表

 

これは、2023年4月に実施した動画サムネイル表示の条件変更を、動画モード(動画検索)にも拡張し反映したものです。

 

青印のメニュー「動画」をクリックすると動画モードを閲覧できる
▲青印のメニュー「動画」をクリックすると動画モードを閲覧できる

 

従来の仕様では、ユーザーが検索結果からWEBページにアクセスした際に、動画を探すためにページ内をくまなくチェックする作業を強いられることがありました。そこで、Google社は、こうしたユーザーの不便性を解消するために、動画モード(動画検索)のシンプル化を目指しました。

 

▲青印のWEBページには、動画サムネイルが表示されていない。これは、該当ページ内の動画がメインコンテンツとして認識されていないため
▲青印のWEBページには、動画サムネイルが表示されていない。これは、該当ページ内の動画がメインコンテンツとして認識されていないため

 

動画がメインコンテンツとなるWEBページの事例

Google社は、動画がメインコンテンツとなるWEBページの定義として、次のような条件を挙げています。

 

  • ファーストビューで動画コンテンツを視認できる
  • 動画コンテンツの視認性が高い
  • 動画視聴がユーザーのメイン目的となっている

 

こうしたWEBページの具体事例としては、次のようなサービスがあります。

 

  • Youtube(ユーチューブ)
  • TVer(ティーバー)
  • niconico(ニコニコ)
  • TikTok(ティックトック)
  • Amazon Prime Video(プライムビデオ)

 

▲青印の動画自体がページのメインコンテンツになっている
▲青印の動画自体がページのメインコンテンツになっている

 

動画がメインコンテンツではないWEBページの事例

動画がメインコンテンツではないWEBページとは、主に次のようなケースを指します。

 

  • 記事内容を補完するために、動画コンテンツを配置している
  • 商品の理解促進を目的に、動画コンテンツを配置しいてる

 

具体的には、次のようなタイプのWEBサイトやページが挙げられます。

 

  • 記事やブログサイト
  • ECサイト
  • 「動画がメインコンテンツとなるWEBページ」に対するリストページ

 

▲青印の動画は、あくまでも商品紹介の一環であり、ページのメインコンテンツではない
▲青印の動画は、あくまでも商品紹介の一環であり、ページのメインコンテンツではない

 

 

動画モードの仕様変更で影響を受けるサイト

今回の動画モードの仕様変更で、次のようなWEBページが影響を受けます。

 

  • ページ内の動画がメインコンテンツでなく、かつ動画がインデックスされているケース

 

具体的な影響としては、該当するページの動画サムネイルが動画モードで表示されなくなります。それにともない、Googleサーチコンソールの該当動画に対するレポートで「インデックス登録された動画はありません」と表記が変更されます。

 

つまり、該当サイトでは、各種レポートにおける動画インデックス数、動画インプレッションの数値が低下すると予測されます。

 

関連記事:Google Search Consoleとは?グーグルサーチコンソールの導入方法と使い方を解説

 

仕様変更にともなう対策

Google社は、動画を検索エンジンに検知されやすくする方法として、次のような手法を提案しています。

 

動画が検索結果に表示される機会を最大限増やすには、動画ごとに専用ページを作成し、動画がページ内で最も目立つようにします。 〜中略〜 ニュース記事や商品の詳細ページなど、他の情報とともに、専用ページと元のページの両方に同じ動画を含めても問題はありません。

 

引用:動画のSEOベストプラクティス

 

要するに、動画コンテンツがメインコンテンツになるように、動画の専用ページを新設するということです。Google社によると、このときに派生する、サイト内における、動画コンテンツの重複は問題視されないとのことです。

 

Google動画検索のよくある質問

 

Q:動画モードとはなんですか?

Answer)Google検索エンジンにおける、動画検索のことです。具体的には、検索エンジンの検索結果上に表示されるメニュー「動画」をクリックすると、インデックスされている動画のページがリストで表示されます。

 

また、下記URLのGoogleビデオにて、直接的に動画を検索することもできます。

 

参考(外部):Googleビデオ

 

Q:検索エンジン上の動画サムネイルはどのような役割を担いますか?

Answer)検索ユーザーに対して「目的の動画を含むページか否か」を判断させるための役割を担います。

 

たとえば、動画サムネイルには、動画の再生時間やプレビューが表示されます。検索ユーザーとしては、目的の動画か、目的にそぐわない動画かをサムネイルで判断しやすくなります。

 

Q:動画を検索エンジンに検知されるためには、どのようなテクニックがありますか?

Answer)Google社は、動画を検出しやすくする方法として、次の5つの条件や手法を提示しています。

 

  • WEBページ内で動画を視聴できること
  • 1つの動画につき、1つの専用ページを作成すること
  • HTMLタグ(<video>、<iframe>など)で動画コンテンツを指定すること
  • 動画用のサイトマップを作成すること
  • ページ読み込み時に、複雑な条件を設定しないこと

 

詳しくは、Google社が下記ページにて解説しています。

 

参考(外部):動画のSEOベストプラクティス

 

 

まとめ

SEOコンサルタントGoogle社は、動画モードの検索結果にて、サムネイルが表示される条件の仕様を変更しました。これにともない、指定条件を満たさないWEBページの動画サムネイルが動画モードの検索結果に表示されなくなります。あわせて、インデックスページ、動画インプレッションが低下するサイトが出てきています。その解決手法としては、動画をWEBページのメインコンテンツに映るように修正することです。動画作成に力を入れているサイトオーナーは、しっかりと対策を練ってください。

 

 

この記事の監修者

SEOコンサルタント

アドマノ株式会社 代表取締役 天野 剛志

日本大学法学部卒業、広告代理店で12年間働いている間、SEOと出会い、SEO草創期からSEO研究を始める。SEOを独学で研究し100以上のサイトで実験と検証を繰り返しました。そのノウハウを元に起業し現在、11期目。営業、SEOコンサル、WEB解析(Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持)コーディング、サイト制作となんでもこなす。会社としては今まで2000以上のサイトのSEO対策を手掛けてきました。

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