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大手ECサイトとは?日本の市場規模や売上ランキングなど解説

大手ECサイトとは?日本の市場規模や売上ランキングなど解説現代のショッピングは、実店舗からオンラインへと大きくシフトしています。あなたも「Amazon」や「楽天」などの大手ECサイトを一度は利用したことがあるのではないでしょうか。

 

SEOコンサルタントただ、これらの大手ECサイトが現在どれほどの売上を誇り、業界を牽引しているのか疑問におもうのではないでしょうか。そこでここでは、大手ECサイトの基本から、売上げランキング、各社の特徴など詳細にわたって解説します。

 

SEOコンサルティング

大手ECサイトとは?

大手ECサイトとは、インターネットで商品を販売するWEBサイトの中でも特に規模が大きく、多数のユーザーに利用されているサイトを指します。これらのWEBサイトは豊富な品揃え、使い勝手の良いアプリ、安全な取引のための決済システムなどを備えています。

 

特徴

ここでは大手ECサイトの主な特徴を解説します。

 

1.膨大なユーザー数
大手ECサイトの代表的な特徴として「膨大なユーザー数」が挙げられます。実際、ニールセンデジタル株式会社の調査によると、2021年4月の段階で大手ECサイトAmazonには5,120万人の利用者数がいると報告されています。

 

この驚異的なユーザー数は、Amazonが日常的に利用されていることを示し、大手ECサイトの影響力と信頼性の証となっています。

 

参考ページ: オンラインショッピングのサービス利用状況 – Nielsen

 

2.豊富な品揃え
大手ECサイトの特徴として「豊富な品揃え」を挙げられます。実際、2022年4月28日に公開された「数字で見る『楽天市場』25年の歩み」によれば、楽天市場は5万6千件以上の出店数を持ち、3.6億点以上の商品を取り扱っていると報告されています。

 

この驚異的な商品数は、ユーザーが1つのサイト内で多岐にわたるカテゴリーの商品を購入できることを意味します。

 

その結果、ショッピングの便利性や効率性が向上し、ユーザーは多様なニーズや要求を1箇所で満たすことができます。このように豊富な品揃えができるのも、大手ECサイトならではの特徴です。

 

参考ページ: 数字で見る『楽天市場』25年の歩み -RakutenToday

 

3.先進機能とサービス
大手ECサイトの特徴として「先進的な機能とサービス」が挙げられます。大手ECサイトは、最新のテクノロジーを活用して、ユーザーの購入プロセスをスムーズにしています。

 

また、ユーザーの快適なショッピング体験を実現するために、カスタマーサポートの質を高める努力や、返品や交換の手続きを簡易・迅速に行えるようサービスの拡充を進めています。これらの充実した機能やサービスは、ユーザーからの信頼獲得、リピート購入の促進に役立っています。

 

【最新】日本におけるEC市場の規模

富士経済が発表した『通販・e−コマースビジネスの実態と今後2023』レポートによれば、2022年における通販市場の規模は15兆6,820億円に達しており、前年比で3.8%の増加を記録しています。

 

この通販市場の約9割が「EC市場」で占められており、具体的な規模は13兆8,692億円です。この数字は前年比で4.5%の増加となります。

 

EC市場規模

  2022年 2023年 前年比
EC市場 13兆2,780億円 13兆8,692億円 104.5%

 

また、EC市場の受注形態別では、スマートフォンを通じた購入が増加しており7兆5,704億円に達しています。これは、前年比8.4%の増加です。PCを通じた購入もわずかに増加していますがその伸びは0.1%増で、金額で換算すると6兆2,940億円となっています。

 

受注形態別EC市場

  2022年 2023年 前年比
PC 6兆2,861億円 6兆2,940億円 100.1%
スマートフォン 6兆9,822億円 7兆5,704億円 108.4%

 

参考ページ: 通販・e-コマースビジネスの実態と今後 2023 – 富士経済

 

大手ECサイトの種類

大手ECサイトには、自社型とモール型の2種類があります。それぞれの違いについて詳しく解説します。

 

自社型

自社型ECサイトは大企業が独自に運営し、自社の商品を直接ユーザーに販売するオンラインショップです。自社型では、大手企業がWEBサイトのデザインや運営、商品在庫の管理、販売プロモーション、カスタマーサービスなど、すべてを一手に担います。これにより、ブランドのメッセージやコンセプトを一貫してユーザーに伝えることができ、ファン獲得に役立ちます。

 

モール型

モール型ECサイトとは、複数の企業・お店が出店し集まるショッピングモールのことです。具体的には、Amazonや楽天市場などが該当します。ユーザーは多種多様な商品を1つのサイト内で比較・検討することができ、出店している企業・お店はモールが持つ集客力や信頼性、決済システムなどのメリットをえることができます。

 

大手モール売上げランキング

ここでは、大手モールの売上順で上位5社をご紹介します。日本を代表するモールです。

 

1位:楽天市場

1位:楽天市場

売上高 約5兆6,301億円

 

楽天市場は、1997年2月に日本で設立された大手モールで、楽天グループの主要な事業の1つとして位置づけられています。数多くの出店者が集まるプラットフォームとして幅広いカテゴリーの商品を提供しており、ユーザーはさまざまなニーズに応じて商品を購入することができます。その高い利便性と信頼性から日本国内はもちろん、海外のユーザーにも利用されています。

 

参考ページ: 流通総額(取扱高)、従業員数 – 楽天

 

2位:Amazonジャパン

2位:Amazonジャパン

売上高3.2兆円

 

Amazonは、1994年にアメリカでジェフ・ベゾスによって設立され、2000年に日本版のWEBサイトが登場しました。世界最大級のモールです。当初はオンライン書店としてスタートしましたが、現在ではPC、家庭用品、服飾品、食品、ファッションなど幅広いカテゴリーの商品を取り扱うほか、クラウドコンピューティングサービス(AWS)など多岐にわたるビジネスを展開しています。

 

高度な物流を構築し、徹底した顧客志向のサービスで全世界で数十億のユーザー数を持つモールとして、業界をリードしています。

 

参考ページ:年次報告書 – Amazon

 

3位:Yahoo!ショッピング

3位:Yahoo!ショッピング

売上高約1兆6,525億円


Yahoo!ショッピングは、日本の主要オンラインショッピングモールの1つで、Yahoo! JAPANが運営しています。多くの出店者が集まるこのモールは、食品、コスメ、本、ダイエット器具などさまざまなカテゴリーの商品やサービスを取り扱っています。

 

ユーザーは、Yahoo! JAPANのIDやPayPayアカウントなどと連携することで、ポイントサービスや決済サービスを便利に利用することができるため、高い評価を受けています。

 

参考ページ: Zホールディングス決算説明会

 

4位:メルカリ

4位:メルカリ

売上高 約7,844億円

 

メルカリは、2013年に日本で設立されたC2C(消費者対消費者)向けのフリーマーケットです。ユーザーが自らの不要な品物を出品し、他のユーザーが直接取引して購入します。

 

スマートフォンで写真を撮って商品情報を入力するだけで出品でき、安全な取引のためのシステムや評価機能が整っています。この手軽さと、ユーザー間の直接取引のメリットから、短期間で日本をはじめとする複数の国で高い人気を獲得しています。

 

参考ページ: 2022年6月期上半期(2021年7月~12月)の連結最終損益

 

5位:auペイマーケット

5位:auペイマーケット

売上高1,287億円(推定)

 

auペイマーケットは、KDDIが運営するモールです。グルメや家電、スィーツ、アウトドアなどさまざまなカテゴリーの商品やサービスを取り扱い、特にauユーザーに対してポイント還元や特別なキャンペーンを頻繁に展開しています。

 

大手ECサイト売上ランキング

ここでは、大手ECサイトの売上ランキングについてお伝えします。モールとは異なり、ECサイトは自社独自で展開するWEBサイトになります。

 

参考ページ: 第23回ネット販売白書 – 月刊ネット販売

 

1位:Amazonジャパン

1位:Amazonジャパン-2

32,097億円

 

Amazonはモールではありますが、マーケットプレイス型という特性から売上評価をおこなう際にはECサイトとしても分類されます。そして、単独ECとした場合、国内ではトップの売上です。近年は、国内の大手メーカーと協力して開発したプライベートブランドに注力するなどして、好調な売上を維持しています。

 

2位:ヨドバシカメラ

2位:ヨドバシカメラ

2,099億


ヨドバシカメラは、日本の大手家電量販店として1967年に創業し、都市部を中心に多数の実店舗を展開しています。家電製品から、カメラ、ゲーム、音楽CD、書籍など多岐にわたる商品を取り扱っており、知名度や信頼性の高さなどから多くのユーザーに支持されています。

 

また、オンラインショッピングサイト「ヨドバシ.com」を運営し、オンラインとオフラインの融合を進めている点も特徴的です。ポイント還元制度や取扱商品の豊富さ、手厚い顧客サービスで、日本を代表する大手ECサイトに成長しました。

 

3位:ZOZO

3位:ZOZO

1,834億円

 

ZOZOは、1998年に設立された日本のファッションECサイトで元々は「スタートトゥデイ」として知られていました。オンライン上でアパレル商品の取引を主体とし、多くのブランドやショップが参加するプラットフォームとして急速に成長しました。

 

ショッピングモールは「ZOZOTOWN」という名で知られており、幅広い層をターゲットとしています。ZOZOは、ユーザーの体型を正確に計測するための「ZOZOSUIT」を開発するなど、ユニークな取り組みで業界に新しい風を吹き込みました。

 

4位:ヤマダホールディングス

4位:ヤマダホールディングス

1,505億円

 

ヤマダホールディングスは、日本の大手家電量販店「ヤマダ電機」の親会社として知られる企業で、家電製品の販売を主力としています。近年、オンラインショッピングの拡大に伴い「ヤマダウェブコム」というECサイトを展開しています。

 

家電製品から住設関連商品、家具、健康関連商品など幅広いジャンルの商品を取り扱っています。ヤマダウェブコムでは、実店舗との連携が強化されており、店舗での受け取りや実店舗と変わらないアフターサービスといった取り組みを推進しているのが特徴です。

 

5位:ビックカメラ

5位:ビックカメラ

1,434億円

 

ビックカメラは日本の大手家電量販店として広く知られており、オンラインショッピングの分野でもその存在感を示しています。「ビックカメラ.com」というECサイトを運営し、店舗で取り扱っている家電製品、パソコン、カメラ、音楽CDなどの幅広い商品をECサイトでも販売しています。

 

WEBサイトでは、リアルタイムで在庫情報を表示したり、店舗での受け取りオプションが選択できるなどさまざまな工夫が施されています。

 

大手ECサイトのよくある質問

ここでは大手ECサイトについて、よくある質問を取りあげ解説します。
 

Q:海外の大手ECサイトにはどのようなものがありますか?

Answer)海外の大手ECサイトとしては、アメリカ発のAmazonやeBayが有名で、これらは世界中で多くの商品カテゴリを提供しています。中国ではAlibabaがB2B市場を、その子会社のAliExpressがB2C市場をリードしています。

 

参考ページ: The Top 10 eCommerce Sites in the World – Webretailer

 

Q:Amazonの成功要因は何ですか?

Answer)Amazonの成功要因は、多岐にわたります。例えば、業界で初めて大量の書籍を取り揃え顧客に選びやすくしたこと、WEBサイトのレビューシステムによってショッピング体験を向上させたこと、そして「Amazon Prime」というサービスで会員に迅速な配送や特典を提供し、顧客ロイヤリティを高めたことなどが挙げられます。

 

これらの施策により、Amazonはオンライン書店から、あらゆる商品やサービスを提供する大手ECサイトへと成長しました。

 

参考ページ: Successes and Failures of Amazon’s Growth Strategies – INSEAD.edu

 

Q:Qoo10というモールをよく聞きますがどのようなECですか?

Answer)Qoo10.jp(キューテンドットジェイピー)は、アジアを中心に展開している多国籍のオンラインマーケットプレイスです。Qoo10.jpは、ファッション、美容、デジタル、家電、日用品など多岐にわたる商品を取り扱っています。特にアジアの商品を求める顧客にとって魅力的なプラットフォームになっています。

 

Q:海外ではeBayが有名ですが、どのようなECですか?

Answer)eBayは、1995年にアメリカで設立されたオンラインオークションおよびショッピングサイトで、個人やビジネス間で新品・中古品を取引するプラットフォームになっています。ユーザーは商品をオークション形式で出品することができるほか、固定価格での販売も可能です。

 

 

まとめ

SEOコンサルタントこの記事を通して、大手ECサイトの基本的な定義から日本におけるEC市場の規模、そして種類や売上ランキングについてお伝えしました。自社型とモール型の違いを理解し、各大手ECサイトの売上状況や市場での位置づけを具体的に把握することにより、ビジネス戦略の策定や改善の参考としてください。詳細なデータや洞察は、自社の意思決定やマーケティング活動に役立つはずです。

 

 

この記事の監修者

SEOコンサルタント

アドマノ株式会社 代表取締役 天野 剛志

日本大学法学部卒業、広告代理店で12年間働いている間、SEOと出会い、SEO草創期からSEO研究を始める。SEOを独学で研究し100以上のサイトで実験と検証を繰り返しました。そのノウハウを元に起業し現在、11期目。営業、SEOコンサル、WEB解析(Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持)コーディング、サイト制作となんでもこなす。会社としては今まで2000以上のサイトのSEO対策を手掛けてきました。

監修者:アドマノ株式会社 代表取締役 天野剛志
マーケティングのエキスパート。Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持。大学では経営法学を専攻。オーストラリア・イタリア・フランス・タイ・カンボジアなど世界各国を旅した後、イギリスで1年半生活し語学力と国際的視野を磨く。日本帰国後は広告代理店で営業を12年経験。SEOは草創期から独学で研究し、100以上のサイトで検証しつつノウハウを蓄積。2012年にSEO専門会社のアドマノを設立。
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