サイト内に高品質コンテンツを揃えていくと、サイト全体の評価が高まり、検索順位が上がりやすい環境を得られます。

コンテンツSEOとは、検索ユーザーにとって役立つ、価値ある高品質なコンテンツを作成することです。高品質コンテンツとは、一言で言うと、検索ユーザーにとって有益なコンテンツのことです。具体的には、独自性や正確性を兼ね備えたものを指します。

たとえば、自社でニュースサイトを運用しているとします。そこで、独自の取材で「iPhoneの新機種が発売される」という情報を入手しました。そして、その最新ニュースの記事とともに、開発者インタビュー記事を作成しました。さらに、記事のファクトチェックや文字校正を実施して、記事の完成度を高めたうえで公開しました。

事例の記事は、iPhoneユーザーにとって、非常に関心が高い一次情報です。さらに、インタビューで情報を深掘りしているとともに、記事チェックで情報の正確性を担保しています。このように、高品質な記事の作成を積み重ねることで、やがてはサイト全体の評価に結びついていきます。

外部サイトやSNSにて、自社サイトにリンクとともに紹介されると、Google検索エンジンからの評価が高まります。その結果として、自社サイトのコンテンツが上位表示されやすくなります。

そして、外部サイトなどに対して、自社の情報を扱うことを促すテクニックをSEO外部対策と呼びます。このときに用いられるのが、被リンク（バックリンク）とサイテーションです。被リンクとサイテーションを集めるうえでは、次のような手法が効果的です。

• プレスリリースの配信
• 記事広告の出稿
• SNSの運用

まず、自社の広報や宣伝活動として、自社情報を発信すると、外部のニュースメディアなどが取り上げてくれる機会が生まれます。

たとえば、食品会社が新商品を発売する際に、プロモーションの一環としてプレスリリースを配信しました。そのなかで、自社サイトに設置した新商品の紹介ページのURLを記載しておきます。すると、プレスリリースを引用したメディアの被リンクやサイテーションを獲得できます。このほか、自社商品と親和性が高いケースでは、PR記事を出稿するといった方法もあります。また、SNSの公式アカウントの運用を絡めることで、自社商品の情報拡散が加速します。

サイト構造が整理されていると、Google検索エンジンに正しくサイトの情報が伝わります。つまり、自社サイトのコンテンツが検索結果に表示されやすくなるということです。

そもそも、検索エンジンは、WEB上のサイト情報を収集し、インデックス（登録）する工程を踏みます。その後、インデックスしたページの評価に基づき検索順位を決定します。

こうした仕組み上、それぞれの工程において、検索エンジンに正しくサイトの情報を伝えることが重要です。そして、そのための具体的な施策が多岐に渡ります。その一例を下記にてご紹介します。

目的

具体的な施策

クローラー対策

XMLサイトマップの送信 / robotx.txtの設置 / パンくずリストの設置 / 内部リンクの整理 / カテゴリやディレクトリの整理

インデックス対策

titleタグやhタグの設置 / meta descriptionの設置 / 画像データのaltタグの設置 / 重複コンテンツの整理 / 構造化データの設置

UX・UIの改善

ページスピードの向上 / モバイルフレンドリー化 / SSL化