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【最新】2023年11月3日コアアルゴリズムアップデート情報!概要や対策など解説

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2023年11月3日にGoogleコアアルゴリズムアップデートがおこなわれました。

 

Googleコアアルゴリズムアップデートとは、Googleが実施する検索アルゴリズムの大規模な更新のことです。検索結果を決めるルールに大幅な変更がおこなわれたため、多方面のWEBサイトに影響が及んでいます。

 

SEOコンサルタントこの記事では11月3日におこなわれたアップデート情報を中心に、分析結果と対策をお伝えします。自社サイトの検索順位が落ちてしまった場合、この記事でお伝えする最新の動向を押さえた上でリカバリに取りかかってください。順位上昇した場合も、成功要因を理解し今後のWEBサイトの運用に活かすことが重要です。

 

SEOコンサルティング

コアアルゴリズムアップデートの概要

コアアルゴリズムアップデートとは、アルゴリズムの中心(コア)となる部分をアップデートするもので、通常年2-4回ほどおこなわれています。最新のアップデートはアメリカ時間で2023年11月2日(日本時間で11月3日)から実施され、今年4回目となりました。

 

Googleは、このアップデートを「November2023 core update」と名付けています。

 

コアアルゴリズムアップデートでは、アルゴリズムの中心となる部分を修正するため、多くのWEBサイトで順位の変動が生じます。実際、11月3日から19日までの変動幅は次のとおりです。
 
November2023coreupdate

参考ページ:SEMRUSH

 

2023年におこなわれた主なアップデート

コアアルゴリズムアップデートは1回のアップデートだけで傾向を判断するよりも、中期的な視点で捉えた方が変化を正しく見ることができます。

 

そこで、2023年11月現在までにおこなわれたアップデートを振り返ります。下の表を見ても分かるとおり、Googleは2023年3月、8月、10月、11月にコアアルゴリズムアップデートをおこなっています。特に下半期は、ヘルプフルコンテンツアップデートも含め、大きめのアップデートが集中しています。

 

 

月日 アップデート
2023年3月15日 コアアルゴリズムアップデート
8月22日 コアアルゴリズムアップデート
9月14日 ヘルプフルアップデート
10月4日 スパムアップデート
10月5日 コアアルゴリズムアップデート
11月2日 コアアルゴリズムアップデート

 

参考ページ:Google Search Status Dashboard

 

11月コアアルゴリズムアップデートが与えた検索結果への影響

ここでは、2023年11月のコアアルゴリズムアップデートが検索結果にどのような影響を与えたのか、大まかな傾向をお伝えします。ただ、多くの例外があることも踏まえたうえでご確認ください。

 

大まかな傾向

例外も多くありますが、11月のコアアルゴリズムアップデートは、10月に実施したアップデートの傾向をさらに強めた印象があります。

 

つまり、10月で順位を上げたWEBサイトは、比較的11月でも着実に順位を伸ばす傾向があります。逆に10月で下げてしまった場合、11月でさらに順位を下げる傾向にあります。

 

また、コンテンツのパワーだけで上位表示してきたWEBサイトは今回のアップデートにより、順位を下げやすかったいえます。

 

寄生サイト

寄生サイトとは、すでに高い信頼性と評価を持つ大手サイトから、サブドメインやサブディレクトリを借りることで、検索エンジンからの評価をえているWEBサイトのことです。

 

こういったWEBサイトは、運営元サイトとテーマが一致している場合、そこまで大きな変化はないですが、ジャンルが大きく異なると順位を下げた傾向です。

 

ドメインパワー

ドメインパワーとは、検索エンジンからの信頼度を数値化したもののことです。例えば、長年そのドメインを使ってWEBサイトを運営しているというドメインエイジであったり、被リンクの質や量などによって評価されます。

 

このドメインパワーが強い場合、10月、11月のコアアルゴリズムアップデートでは高く評価される傾向があります。

 

EEATやエンティティ

EEATとは「Experience(経験)」「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trust(信頼)」の4つを表しており、GoogleがおこなうWEBサイトの評価軸となるものです。この評価が高い場合、今回のアップデートでも高く評価される傾向にあります。

 

また、エンティティが一致するほど、検索結果の順位においても有利に働く傾向が見られました。エンティティの一致とは肩書きや過去の出来事、住所、性別、年齢、専門分野などの属性データが一致しているということです。

 

これが一致することで、検索エンジンはより正しく会社や個人を理解することができます。

 

11月のコアアルゴリズムアップデートの対策

ここでは、11月のコアアルゴリズムアップデートで順位を下げた場合の対策についてお伝えします。ただし、対策といっても従来とまるっきり違うことをおこなうわけではありません。引き続き重要なことは継続して対策してください。

 

そして、自社のWEBサイトに欠けていることや、既知のことだけどまだ手つかずだったことがあれば、その点に重点的に対策してください。

 

検索意図を満たすコンテンツ

10月、11月のコアアルゴリズムアップデートでは、どちらかというとコンテンツよりドメイン評価に重みが置かれた傾向がありますが、引き続き「検索意図を満たすコンテンツ」も重要です。

 

そもそも、Googleのアップデートは、このユーザーニーズを満たすことを目指しているからです。

 

1つひとつのアップデートに振り回されるのではなく、根本的には「検索意図を満たすコンテンツを提供すること」を目指してください。具体的なポイントは次のとおりです。

 

ユーザーのニーズを理解する
検索するということは、必ず背後にユーザーの意図があります。その意図を満たすための記事を作ります。例えば「大学 費用」という検索クエリであれば「大学にかかる大まかな費用を知りたい」などのニーズがあると考えられます。そのため、そういった情報を丁寧に解説します。

 

見出しに適切なキーワード
見出しは、その記事や各段落で何を伝えているかを短い言葉で表現したものです。そのため、見出しに適切なキーワードを入れ、ユーザーが求める情報をすぐに見つけられるように配慮します。

 

記事の信頼性を高める
コンテンツがいくら詳しく書かれていても、その情報が不確かなものであればユーザーは不安になります。何かの情報を伝える際には、できる限り具体的な例やデータを提供するようにしてください。

 

参考ページ:検索意図とは?SEOにおける検索意図の重要性!調べ方から利用方法まで解説

 

既存ページの見直し

今年下半期からインデックス登録されないページが増加していたり、10月、11月で大きく検索順位を下げている場合、まずは既存ページの見直しをおこなってください。新規ページを追加したくなりますが、低品質ページが多いことでWEBサイト全体の評価を下げている可能性があるためです。

 

具体的には、キーワードの最適化、タイトルの更新、内部リンクの強化、コンテンツの品質向上などが挙げられます。古くなった情報の更新やビジュアル要素の追加なども重要です。リライトをする際のポイントは次のとおりです。

 

データの更新
古くなっている情報があれば、それを更新します。最新データ、研究、トレンドを取り入れることで、ニーズにマッチした情報を提供することができます。

 

構造の見直し
もう一度上から順番に記事を読み、より早い段階でユーザーニーズを満たすことができないか検討し、構造を最適化してください。情報量を増やすことも大切ですが、検索意図をできる限り早い段階で満たすという視点も同様に重視してください。

 

リンクの調整
外部リンクが切れていないか確認してください。年数が経過していると、リンク先のページが削除されていることがあります。また、適度に内部リンクをいれることも重要です。リンクを入れる際には、結果としてユーザーの利便性が上がることが大切です。

 

参考ページ:リライト方法と進め方 SEO効果を得るための書き方を解説

 

EEATを高める

従来通り、EEATを高めるようにしてください。Googleは、コンテンツの作成者が適切な専門性や権威性を備えていて、実際の経験があるのかどうかを信頼性の基準としています。そのため、WEBサイト運営者としては、これらの要素を強化することが大切です。

 

EEATを高める

 

今回のコアアルゴリズムアップデートに始まったことではありませんが、引き続きこの点を強化してください。具体的にできる対策は次のとおりです。

 

執筆者や責任者を明確にする
社名や執筆者、監修者などを明示します。できれば専用のプロフィールページなどを用意してください。

 

専門特化したテーマを選択
雑記的にさまざまな内容を詰め込むよりも、具体的に絞ったテーマでWEBサイトを運営してください。軸となっているテーマが明確であることが好ましいです。

 

編集ポリシーの掲載
どのような方針でWEBサイトを運用し、コンテンツを掲載しているのかを伝える専用ページをつくります。こういったポリシーの公開は信頼性を高めるのに有効です。

 

参考ページ:SEOでGoogleが重視する「権威性」とは!? YMYLとEEATについて解説

 

被リンク獲得

コアアルゴリズムアップデートの対策として被リンク獲得は非常に重要です。被リンクとは、他のWEBサイトから自社サイトに向けてリンクを貼ってもらうことです。多くのサイトからリンクを貼られたWEBサイトは、検索エンジンから信頼性や権威性があると認識されます。

 

ただし、自社のWEBサイトと無関係なジャンルであったり、そもそも低品質なWEBサイトからリンクが貼られてもほとんど効果はありません。同ジャンルで、かつ検索エンジンからも高く評価されているWEBサイトからリンクを貼ってもらう必要があります。

 

一次情報を公開する
一次情報とは自社独自のデータや研究などを公開したものです。このような情報を掲載することで、他のWEBサイトがリンクを貼ってくれる可能性があります。

 

インタビューの実施
自社のWEBサイトにインタビュー記事を掲載することを検討してください。インタビュー記事自体が価値あるものですが、インタビューを受けたその対象者が自社に対してリンクを貼ってくれることもあります。

 

便利ツールの公開
自社で開発した便利ツールなどがあれば、それを無料公開することで被リンクを獲得できることがあります。

 

参考ページ:被リンクとは?概要や獲得するテクニックを紹介

 

2023年11月コアアルゴリズムアップデートのよくある質問

 

Q:アルゴリズムをアップデートする目的は?

Answer)コアアルゴリズムアップデートを含め、どの種類のアップデートも検索結果の改善が目的です。Googleは、検索エンジンをより多くのユーザーに使ってもらいたいというニーズがあります。そのため、最適な検索結果を表示することを目指しています。

 

Q:被リンクを増やすにはどうすれば良いですか?

Answer)被リンク獲得はコアアルゴリズムアップデート対策としても重要です。具体的な被リンク獲得のための方法としては、高品質で有益なコンテンツを作成することが基本です。

 

また、他のWEBサイトから引用してもらいやすいコンテンツをつくることもポイントです。例えば、自社独自のリサーチに基づいたアンケート結果やデータの公開などが挙げられます。

 

Q:コアアルゴリズムアップデートは、どのくらいの期間続きますか

Answer)基本的には14日前後です。ただし、数日で終わることもあれば、さらに長い期間継続されることもあります。大きなアップデートは公式に発表することが多いので、そのアナウンスに注意を払うようにしてください。

 

Q:次回のアップデートはいつですか?

Answer)コアアルゴリズムアップデートの予定を推測することは困難です。そのため、あまりアップデートに神経質になるのではなく、上質なコンテンツ制作やEEATを高める努力などを継続するようにしてください。

 

 

まとめ

SEOコンサルタント今回は、Googleが定期的におこなうコアアルゴリズムアップデートの最新情報についてお伝えしました。コアアルゴリズムアップデートは、多くのWEBサイトに影響を与えます。検索結果の順位が下がる場合もありますが、その場合は、今回の記事を参考に改善点を洗い出しコツコツと作業を進めてください。また、アップデート後に結果を伸ばした場合は、これまでの努力が報われたことになります。今回の成功例から、どのような要素が検索順位の向上に役だったのかを分析し、今後の戦略に活かしてください。アップデートによって変わるSEOのトレンドを常に追い続け、自社サイトにそのトレンドを柔軟にとりいれることが大切です。今回の記事がお役に立てれば幸いです。

 

 

この記事の監修者

SEOコンサルタント

アドマノ株式会社 代表取締役 天野 剛志

日本大学法学部卒業、広告代理店で12年間働いている間、SEOと出会い、SEO草創期からSEO研究を始める。SEOを独学で研究し100以上のサイトで実験と検証を繰り返しました。そのノウハウを元に起業し現在、11期目。営業、SEOコンサル、WEB解析(Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持)コーディング、サイト制作となんでもこなす。会社としては今まで2000以上のサイトのSEO対策を手掛けてきました。

監修者:アドマノ株式会社 代表取締役 天野剛志
マーケティングのエキスパート。Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持。大学では経営法学を専攻。オーストラリア・イタリア・フランス・タイ・カンボジアなど世界各国を旅した後、イギリスで1年半生活し語学力と国際的視野を磨く。日本帰国後は広告代理店で営業を12年経験。SEOは草創期から独学で研究し、100以上のサイトで検証しつつノウハウを蓄積。2012年にSEO専門会社のアドマノを設立。
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