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オウンドメディアとSNSを併用するメリットは?運用の注意点を解説

オウンドメディアとSNSを併せて運用するメリットとは?注意点、オウンドメディアと相性の良いSNSを紹介近年オウンドメディアとSNSを併用している会社が増えています。その理由には、「Googleのアルゴリズムの影響を受けにくい」「ユーザーのネット広告疲れ」といった理由があるようです。

 

オウンドメディア運営においてSNSの活用は多くのメリットがある一方で、注意点もあります。

 

SEOコンサルタントこの記事では、オウンドメディアのSNSを活用するメリットや注意点、オウンドメディアと相性の良いSNSの特徴などを紹介しますので、メディア運営担当者の方は、ぜひご覧ください。

 

目次

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オウンドメディアとは?

オウンドメディアとは、会社が保有しているメディアのことです。

 

具体的には、会社で運用して情報を発信しているブログやメールマガジン、Webサイトのことを指し、広義では会社のパンフレットや広報誌も含まれます。

 

企業が顧客の関心を引くために、役に立つ情報が書かれたコラムなどのコンテンツを発信しているメディアの場合がほとんどで、近年オウンドメディアを運営する会社が増えてきました。

 

オウンドメディア運営を重視する企業が増えてきた理由

前述のとおり、オウンドメディアを運営している企業が増えています。ここでは、その理由について説明します。

 

検索エンジンからの流入が容易でなくなってきたから

オウンドメディア運営を重視する企業が増えている理由に、検索エンジンからの流入が容易でなくなってきたことがあげられます。

 

以前までは、ユーザーにとって有益なコンテンツでなくとも、被リンクの数を増やす、キーワードを使用するといった施策で上位表示させ、検索エンジンからのユーザーの自然流入が可能でした。

 

現在では、検索エンジンで上位表示させるには、数百ともいわれるGoogleのアルゴリズムの判定項目を満たす必要があります。しかし、実際の判定項目数や具体的な項目は非公開のため、全てを対策することは不可能です。

 

そのため、多くの企業が有益なコンテンツを発信するオウンドメディアを運営し、上位表示することに力を注いでいます。

 

ネットユーザーの広告疲れ

検索エンジンからの流入が容易でなくなってきたことの他に、ネットユーザーの広告疲れがあげられます。

 

米国を代表とするデジタル先進国では日常生活のなかで、1日4,000個から10,000個の広告を見るようです。その状況にユーザーは疲れています。

 

その結果、多くのネットユーザーが広告をブロックできるソフトウェアを利用しており、ブラウザによっては初めから広告をブロックできる機能を備えているものもあります。

 

つまり、押し付けられるような一方的な広告から、距離を置きたいというネットユーザーが増えているようです。そのため、企業はオウンドメディアに有益な情報を掲載し、ユーザーから見てもらうコンテンツマーケティングに注力し始めました。

 

こうした状況のなか、コンテンツマーケティングと相性の良いオウンドメディア運営を重視する企業が増えてきました。

 

ネット広告のCPC(クリック単価)の値上がり

最後に、ネット広告のCPC(クリック単価)が値上がりしていることがあげられえます。

 

「ディスプレイ広告」や「リスティング広告」といったネット広告は、成果を出すための方法が一般化したことや、広告ツールの精度上昇により、以前と比較すると簡単に始められる、Webマーケティング施策となりました。

 

それゆえ、ネット広告を出稿する企業が増え、CPCが値上がりしました。

 

そのうえ、自社のネット広告をクリックされても、他企業と比較され、場合によっては他社を購入することも増えており、ネット広告のコストパフォーマンスは年々下がっています。

 

ネット広告では、思ったような効果が得られないと思った企業が、オウンドメディアを運用し始めるという事例も増えています。

 

オウンドメディアとSNSを併せて活用するメリット

ここからは、オウンドメディアとSNSを併せて活用するメリットについて解説していきます。

 

スピード感あるオウンドメディアの運用ができる

まず、オウンドメディアとSNSを併せて活用するメリットとして、SNSのスピード感があげられます。

 

SNSの最大の特徴は、スピーディーに発信できることです。拡散が期待できるSNSを利用すれば、オウンドメディアのみならず、会社、自社製品・サービスの認知向上が期待できます。

 

ユーザーの声が聞ける

ユーザーの声が聞けることも、オウンドメディアとSNSを併せて活用するメリットの1つです。

 

SNSはコメントの投稿ができるため、双方向のコミュニケーションが可能です。そのため、コメントのユーザーのリアルな声を、オウンドメディアのコンテンツや自社製品・サービスの改善に活用できます。

 

新規・見込みユーザーと接点をもてる

新規・見込みユーザーと接点をもてることも、オウンドメディアとSNSを併せて活用するメリットです。

 

SNSは不特定多数の人へコンテンツの発信ができ、新規や見込みのユーザーと接点をもてます。

 

例えば、X(旧Twitter)で「リポストすると商品をプレゼント」といった自社製品の販促キャンペーンを実施した場合、X上で拡散されやすくなります。

 

結果的に、自社製品を認知していないユーザーがその投稿を見る可能性が上がり、新規・見込みユーザーとの接点をもつことに繋がります。

 

ユーザーの信頼感を高められる

ユーザーの信頼感を高められることも、オウンドメディアとSNSを併せて活用するメリットです。

 

前述したとおり、SNSにはコメントが書き込めるため、双方向のコミュニケーションが可能です。直接やりとりすれば、ユーザーとの信頼感が高まり、結果的にファンを増やせます。

 

また、1人のファンがオウンドメディアを拡散すれば、ますます多くの人に情報を伝えられます。

 

Googleのアルゴリズムに影響を受けにくい

Googleのアルゴリズムの影響を受けにくいことも、オウンドメディアとSNSを併せて活用するメリットです。

 

Googleのアルゴリズムがアップデートされると、上位表示していたWebサイトでも、上位表示されなくなるということも珍しくありません。

 

しかし、SNSはアルゴリズムは各々メディアによって独自の仕組みのため、Googleのアルゴリズムに影響を受けることは少ないでしょう。

 

また、アカウントが停止しない限り、フォロワーが残るのも見逃せないポイントです。

 

運用し始めたばかりのメディアでも流入が見込める

運用し始めたばかりのメディアでもユーザーの流入が見込めるのも、オウンドメディアとSNSを併せて活用するメリットです。

 

基本的にオウンドメディアは、短期間で成功しにくいものです。例外はありますが、成功するには、最低でも半年、ほとんどの場合は1年から2年の期間が必要です。多数の有益なコンテンツを掲載しても、上位に表示されないこともあります。上位表示されないメディアに検索エンジンからの自然流入は見込めません。

 

しかし、SNSでオウンドメディアの発信をすれば、運用し始めたメディアでも拡散され、流入が期待できます。

 

オウンドメディアとSNSを併せて活用する際の注意点

ここまではオウンドメディアとSNSを併せて活用することのメリットについて、解説してきました。メリットの多いオウンドメディアの運用方法ですが、注意点もあります。ここではその注意点について解説します。

 

SNSの投稿には注意をはらう

前述のとおり、SNSの特徴の1つはスピードです。良くも悪くも、SNSの投稿はまたたく間に拡散されてしまいます。

 

そのため、意図しないものであっても、投稿が炎上すれば、企業イメージや信用を傷つけることもありえます。そのため、SNSは注意をはらい投稿しましょう。

 

オウンドメディアとSNSの運用の軸を合わせる

オウンドメディアとSNSの運用の軸を合わせて運用しましょう。軸を合わせずに運用すると、ユーザーからは一貫性のないメディアと認識されることもあります。

 

「一貫性のない運用をしている」とユーザーに認識されたメディアは集客も見込めませんし、認知度も上がりません。

 

オウンドメディアとSNSは軸を合わせて運用するようにしましょう。

 

運用体制を構築する

オウンドメディアとSNSの運用は、思った以上に手間のかかる業務です。コンテンツを投稿するだけでなく、コンテンツの確認や、ユーザーとのコミュニケーションなど多くの業務があります。

 

そのため、しっかりと運営体制を構築し、運用しましょう。

 

コンテンツを作成する人員が足りないのであれば、アウトソーシングするのも有効な方法です。

 

効果測定・検証をする

SNSの効果測定・検証は重要な作業です。コンテンツを発信するだけでなく、投稿後には、インプレッション数やフォロワーの増減など測定・検証を実施しましょう。

 

広告ばかり発信しない

前述したとおり、ユーザーは広告に疲れています。有益なコンテンツを制作し、発信したとしても、オウンドメディアの広告ばかり発信していたら、ユーザーは嫌悪感を持ちかねません。

 

SNSでも、広告ばかりの投稿をしないよう気をつけましょう。

 

オウンドメディア運用と相性の良いSNS

オウンドメディア運用と相性の良いSNSを具体的に紹介します。

 

Instagram|視覚的にアピールできる

Instagram|視覚的にアピールできる

Instagramは画像や動画を投稿でき、視覚的にアピールできるSNSです。そのため、グルメや旅行、お化粧品を含めたファッションに合ったSNSです。

 

メインユーザーは、10代から30代の女性で、最近は男性のユーザーも増えています。

 

X(旧Twitter)|拡散力が大きい

X(旧Twitter)|拡散力が大きい

X(旧Twitter)には「リポスト」という投稿をシェアする機能があり、他のSNSと比較すると拡散力が大きいことが特徴です。

 

ただ、拡散力が大きいために、マイナスな投稿も広まりやすく、炎上も頻繁に発生しています。Xには細心の注意を払ってコンテンツを投稿しましょう。

 

メインユーザーは、10代から40代で、幅広いことも特徴です。

 

YouTube|動画で情報発信できる

YouTube|動画で情報発信できる

YouTubeは、動画をメインとしたSNSです。

 

どの年齢層からも利用されているSNSで、多くのファンを獲得できる可能性があります。

 

ただ、コンテンツ作成の手間が他のSNSと比較して膨大にかかることがネックです。YouTubeとオウンドメディアを併せて運用することを決めたら、相応のリソースをさき運用しましょう。

 

Facebook|ビジネス層に向けてアピールできる

Facebook|ビジネス層に向けてアピールできる

Facebookは実名登録が基本のSNSです。そのため、医療業界など信用力が求められる業界での利用が向いています。

 

メインのユーザー層は20代から50代で、ビジネスパーソンにリーチしやすいことが特徴です。

 

TikTok|若い世代に発信できる

TikTok|若い世代に発信できる

TickTockは音楽や音声に合わせたショートムービーを投稿できるSNSです。

 

メインのユーザー層は10代から20代なので、若年層にむけてリーチしたい場合におすすめのSNSです。

 

オウンドメディアとSNSに関するよくある質問は?

 

Q:オウンドメディアとSNSの違いは?

Answer)オウンドメディアは企業が運営するメディアのことです。オウンドメディアは企業が独自のドメインを取得して解説され、ブログやコラムなどのコンテンツを発信することが多いことが特徴です。

 

SNSは、ソーシャルネットワーキングサービス(Social Net Working Service)のイニシャルをとったもので、登録者同士が交流できるWeb上の会員制のサービスです。

 

Q:オウンドメディア運用がうまくいかない主な理由は?

Answer)オウンドメディア運用が失敗する主な理由は下記のようなものです。

  • SEO施策の依存もしくは不足
  • メディアのペルソナが未設定
  • 人員が足りない
  • 長期間継続的にコンテンツを投稿していない
  • メディア立ち上げ初期にPV数ばかり気にしている

このような、オウンドメディア運用をしないようにしましょう。

 

Q:成功したオウンドメディアの共通点は?

Answer)成功したオウンドメディアの共通点は下記の点です。

  • 明確なターゲティングの実施
  • オウンドメディアの基本理念に軸がある
  • 強みを打ち出した運営をしている

成功しているオウンドメディアには上記のような共通点があります。

 

 

まとめ

SEOコンサルタントオウンドメディアとSNSの併用するメリットなどについて解説してきました。オウンドメディアをSNSを併せて活用するメリットは、「スピード感のある運用」「Googleのアルゴリズムの影響を受けにくい」などさまざまなものがあります。一方で、SNSには炎上リスクなどもあり、運用に細心の注意をはらう必要があります。また、SNSにはいろいろな種類があるので、自社が運営しているオウンドメディアとの相性のよいものを選んで運用すると一層の効果が期待できるでしょう。この記事が御社オウンドメディア運営の一助となれば幸いです。

 

 

この記事の監修者

SEOコンサルタント

アドマノ株式会社 代表取締役 天野 剛志

日本大学法学部卒業、広告代理店で12年間働いている間、SEOと出会い、SEO草創期からSEO研究を始める。SEOを独学で研究し100以上のサイトで実験と検証を繰り返しました。そのノウハウを元に起業し現在、11期目。営業、SEOコンサル、WEB解析(Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持)コーディング、サイト制作となんでもこなす。会社としては今まで2000以上のサイトのSEO対策を手掛けてきました。

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