SEOテクニック/上級者向け

新しい技術や情報が次から次へ公表されてきますのでその波に遅れないようアンテナを高くして吸収することが長期的な成功に結びつきます。
上級SEOガイドラインもチェックしましょう
アノテーション設定
PC用とスマホ用で別のURLページを用意している時に
必要となってくるのがアノテーション設定です。
アノテーション設定とは?
スマホやPCサイトが別々のURLで存在している場合、検索エンジンが「デバイス毎に最適化されたURLが別々に存在すること」を認識できるようにする設定のこと。
PCサイトのURLとスマホサイトのURLを紐づける設定。
具体的なやり方としては、
1、PCサイトのhead内に、
スマートフォン/フィーチャーフォン向けのURLに対してlink rel=“alternate”を記述。
※PCサイトへ向けて
「このサイトのスマホサイトは、http://sample.com/sp/というURLですよ」
と紐づけて知らせる役割をもつ。
<link rel=”alternate” media=”only screen and (max-width: 640px)” href=”
http://sample.com/sp/” />
2、スマートフォン/フィーチャーフォンサイトのURLのコンテンツが
PCサイトと同一であることを伝えるために、
スマートフォン/フィーチャーフォンサイトのhead内に
PCサイトの URL に対して、link rel= “canonical”を記述。
<link rel=”canonical” href=”http://sample.com/ ” />
ミラーコンテンツ回避/canonical属性
ECサイトなどによくありますが、
商品の色が違うだけであとは全て同じ内容のページの為、
重複ページと判断されてしまっているケースがあります。
これもミラーコンテンツとして評価を下げる要因となります。
そこでcanonical属性を使って、
内容が同じページは代表となるページURLを指定して
重複問題を防ぐ技術があります。
そして青の帽子の商品ページ:http://sample.com/blue-hat.もあります。色違いという点以外全て同じ商品なため、説明テキストも全く同じ内容です。このままだと重複ページと判断されてしまいます。
そこで、赤の帽子を代表ページに指定します。
青のページが重複なので、青のページのhead内に
を記述します。
こうすることによって
「青の帽子のページは赤の帽子のページと同じ内容だ」
と検索ロボットに伝える事ができます。
重複ページとはみなさなくなりますので重複問題が解決できます。
但し、canonical設定をしたWEBページは
検索結果に表示されなくなるので注意しましょう。
img画像のalt属性とtitle属性
alt属性は画像の代替文です。
画像が表示されなかった場合や、画像を見れない場合(目が見えない人など)のために、画像の内容がよくわかる文章を入れます。
- 画像のタイトルはtitle属性に書く
- alt属性は題名ではなく代替文
- title属性に画像のタイトルを
schema.orgでmicrodataをマークアップ
schema.orgとは検索エンジンにより詳しく情報を伝えるためのタグです。
Googleに1つ1つの言葉の意味を、細かく伝えることができるようになります。
- itemscope・・・・・microdataを取り扱うことを宣言する。
- itemtype・・・・・microdataの種類をURLで指定する。
- itemprop・・・・・情報の細かい項目を指定する。
- itemref・・・・・離れた場所に記述してある情報とリンクする
■マークアップの例
<div itemscope itemtype=“http://schema.org/Review”> <span itemprop=“author”>天野</span>は 東京SEOメーカーのSEO対策を、 100点満点中100点と評価した 。</div>
microdataを取り扱う宣言
Googleに対して「ここからここまで、書評のmicrodataです」という宣言をします。
それがitemscope
とitemtype
です。
■itemscope
とitemtype
の例
<div itemscope itemtype="http://schema.org/Review"> <!-- ... --> </div>
■itemscopeの種類の例
- 本 http://schema.org/Book
- 人物 http://schema.org/Person
- レストラン http://schema.org/Restaurant
- 映画 http://schema.org/Movie
- 評価 http://schema.org/Review
リッチカード
Googleは、モバイル検索にリッチカード (Rich Cards) を導入しています。
リッチカードとは?
検索結果の中に画像を入れたり、よりビジュアルな検索結果を表示したりする機能。
リッチスニペットを発展させたもの。
Google search consoleの
「検索での見え方」
⇒「リッチカード」
⇒「リッチカードを使ってみる」
をクリックすると詳細が書かれたページに飛びます。
ちょっとマークアップ方法が難しいですが、このページを参考に自社サイトをカスタマイズ&コーディングすればgoogle検索で画像が出てくるようになるはずです。
まとめ
構造化マークアップやカノニカル設定は押さえておきたいSEO技術です。構造化データの種類とは?メリット・デメリットやマークアップ方法を解説の記事や、canonical(カノニカル)とは?ECサイトで重要なcanonical設定の記事で今一度確認してみてください。