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インタースティシャル広告とは!? 単価やブロックリスクについても解説

インタースティシャル広告とは?

Webマーケティングの広告は、顧客を集客するために重要な役割を担っています。企業のWebマーケティングを効率的に進めるには、自社にとって効果的に宣伝できる広告を検討する必要があります。

 

検討する広告は多数ありますが、広告がある中の一つに「インタースティシャル広告」と呼ばれるものがあります。インタースティシャル広告と聞いても、どのような広告なのかまで知っている人は少ないでしょう。

 

SEOコンサルタント今回は、インタースティシャル広告の概要やメリット、また広告設置時の注意点まで解説します。

 

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インタースティシャル広告

インタースティシャル広告

インタースティシャル広告とは?
インタースティシャル広告とは、Webサイトにアクセスした後に画面全体を覆うように表示される広告を指します。サイトアクセス直後に表示されるため、ユーザーは嫌でも目に入りるため必然的に宣伝につながります。

また、 Webサイトのメインコンテンツとなる部分を覆うように表示されるため広告を消さないとメインコンテンツの閲覧やアクションを取れない点が特徴です。

 

そもそもインタースティシャル(interstitials)とは、「侵入型の」「割れ目の」などの意味を持っています。ユーザーによっては、早くメインコンテンツを見たいためインタースティシャル広告を不快に感じるケースも多く見受けられます。

 

広告サイズや単価、CTR

インタースティシャル広告のサイズは、閲覧するデバイスやブラウザによって異なります。Googleでは、スマートフォン向けのサイズとして「300×250、320×480、480×320」、タブレット向けのサイズとして「1024×768、768×1024」を推奨しています。

 

単価に関しては、インタースティシャル広告に対応しているアドネットワークサービス「Google AdMob」で1クリックおよそ20円となっており、他の広告に比べて高単価です。通常の広告は、1クリックおよそ数円が相場となります。

 

CTRはWebサイトの構造によって変わってきますが、平均すると1〜5%となる場合が多いでしょう。単純に広告を表示させるのではなく、見せ方やWebサイトに合った親和性の高い広告表示ができればCTR率の向上につながるでしょう。

 

オーバーレイ広告との違い

オーバーレイ広告

オーバーレイ広告は、好きなタイミングで広告を表示させられるのに加えて、常にページ上のどこかで表示させておける広告を指します。

 

インタースティシャル広告は、メインコンテンツの手前に表示されるため、一度広告を消さなければなりません。しかし、オーバーレイ広告は消さなくてもメインコンテンツの閲覧やスクロールができてしまうため、常時広告表示できてしまいます。

 

オーバーレイ広告は、インタースティシャル広告のように画面全体を覆う広告ではないため、ユーザーへの影響を抑えられるでしょう。

 

インタースティシャル広告の例

インタースティシャル広告は、掲載すれば効果的な広告になるわけではありません。インタースティシャル広告の方法次第では、逆にマイナスな要素を招き入れる可能性があります。

 

ここでは、インタースティシャル広告の良い例と悪い例をご紹介しましょう。

 

良い例

 

インタースティシャル広告の良い例は、次の3点が挙げられます。

  • ユーザビリティを阻害しない程度のバナー表示
  • 法律上で必要となる要素を記載しているインタースティシャル
  • 一般公開されていないコンテンツを表示させる広告

 

1つ目は、広告によってユーザビリティが損なわれない程度のバナーの大きさである点です。ユーザーは、必ずしも大きなモニタをつかって閲覧しているわけではなく、スマートフォンなどのデバイスから見る場合が多いでしょう。したがって、広告の大きさが画面全体を覆うような場合、ユーザーはストレスを感じてしまうでしょう。

 

2つ目は、法律の必要性に基づいて表示させる点です。例えば、Cookieの使用や年齢確認などが挙げられます。個人情報保護法の観点から、Webサイト運営側でおこなうべき対策です。

 

3つ目は、一般公開されていないコンテンツのログインダイアログなどを表示させる点です。一般公開されていないコンテンツであれば、インデックス登録ができません。コンテンツとしては、メールサービスのような個人コンテンツ、有料のコンテンツが考えられます。インデックス登録がされない場合、検索されたときにWebサイトとして認識されないため、SEO対策をしていても効果がありません。

 

悪い例

 

インタースティシャル広告の悪い例は、次の3点が挙げられます。

  • Webサイトへアクセスした直後に、メインコンテンツを覆い隠すようなポップアップ表示
  • インタースティシャル広告を閉じないとメインコンテンツが閲覧できない
  • スクロールしないとメインコンテンツが閲覧できない

 

上記3点に共通しているのは、煩わしいインタースティシャル広告が表示される点にあります。ユーザーは、検索をしてからすぐに目的のコンテンツを見たいと思っています。

 

しかし、インタースティシャル広告が邪魔をしてしまうとユーザーの満足度が下がり、結果的にはユーザーファーストでないなどの理由から、SEOの観点でも評価が落ちてしまいます。

 

インタースティシャル広告のメリット

 

インタースティシャル広告は、設置すれば多くのメリットを得られます。ここでは、いかに記載した3つのメリットを解説していきましょう。

 

  • 多くのユーザーにリーチ可能
  • 広告設置スペースの確保が不要
  • 広告費の削減

 

多くのユーザーにリーチ可能

 

インタースティシャル広告は、Webサイトやスマートフォンアプリの起動直後などに表示させるため、高い確率で一度は目に入る広告となります。したがって、ユーザーの属性に問わずアクセスさえしてしまえば、誰にでもアプローチが可能となっています。

 

テレビ業界で言えば、CMのように近いでしょう。CMは、メインコンテンツである番組の途中で挟まれていますが、興味のないものでもCMを見て購入欲がそそられる経験をした方も多いでしょう。

 

インタースティシャル広告もテレビCM同様に、一度は目にためユーザーに興味を持たせられるでしょう。

 

広告設置スペースの確保が不要

 

インタースティシャル広告は、一度画面上に表示されてから自由に画面を消せるので、メインコンテンツのスペースに配置する必要がありません

 

メインコンテンツは、Webサイトの顔となる部分のため、デザインや表示形式にこだわりを持っている場合が多いでしょう。しかし、広告を掲載したいがためにメインコンテンツの雰囲気を壊すようなことはしたくないでしょう。

 

そこで、インタースティシャル広告であればメインコンテンツに掲載する必要がないため、メインコンテンツの雰囲気を残しながら広告を掲載できます。

 

広告費の削減

 

インタースティシャル広告は、クリックした分だけ収益が発生し、単価も数十円以上となっているため費用を抑えながらユーザーへのアプローチが可能になります。

 

単価は、Webサイトで使用されているテーマや広告との関連性によっても変わってくるため、高単価を設定できる場合もあります。

 

インタースティシャル広告の注意点

 

インタースティシャル広告は、メリットだけではなく注意点も存在します。考えられる注意点は、次にあげる3点となります。

  • 広告ブロックのリスクがある
  • SEOでの評価リスクがある
  • 企業の評判を下げる

 

それぞれの注意点を解説していきます。

 

広告ブロックのリスクがある

 

インタースティシャル広告は、Google Chromeに悪質な広告だと判断されるとブロックされるリスクがあります。Google Chromeでは、悪質な広告をブロックする機能が含まれています。

 

悪質な広告とは、「公序良俗に反する」ものだけではなく、ユーザーファーストでない作りの広告も対象になります。

 

例えば、ユーザーがWebサイトを訪問したときに煩わしいと感じたり、間違えて広告をクリックさせるようなものは悪質な広告と判断されてしまいます。

せっかく作成したインタースティシャル広告を活用するためには、ユーザーを第一に考えた設計を意識しましょう。

 

SEOでの評価リスクがある

 

インタースティシャル広告は、ユーザーファーストでないと判断された場合にSEOの評価が下がる可能性も考えられます

 

SEOの評価はGoogleによって判断されているため、明確な評価基準は明らかになっていません。しかし、Googleの思想の中にはユーザーファーストである点を掲げているため、少なくともユーザーにとってつかい勝手の悪いWebサイトは評価されにくいでしょう。

 

SEOの評価が下がるとWebサイトへの流入数が減少し、サービスやコンテンツの売上にも悪影響を与えてしまいます。SEOの評価を下げないためにも、ユーザーにとって邪魔な存在でないかを常に念頭に置いてインタースティシャル広告を掲載しましょう。

 

企業の評判を下げる

 

インタースティシャル広告は、ユーザーが邪魔だと感じると企業に対してのイメージダウンにつながってしまう危険性があります。特に、コンテンツと全く関係のない広告が表示された場合、ユーザーに嫌悪感を抱かれやすいので注意が必要となります。

 

例えば、テレビCMであれば録画をしていれば、 CMを飛ばせるため悪いイメージを持つケースも少ないでしょう。しかし、インタースティシャル広告は表示されると閉じなければならないため、企業の評判が下がる可能性が高まってしまいます。

 

広告は自社に対する認知度を上げる有効な手段であるにもかかわらず、広告によって企業の評判を下げるのは本末転倒になるため、掲載するときには注意しましょう。

 

インタースティシャル広告設置時のポイント

 

インタースティシャル広告の注意点を理解したところで、効果的に設定するためのポイントが気になります。インタースティシャル広告の設置に関しては、次の2点に留意する必要があります。

 

  • 画面の見やすさへの配慮
  • インタースティシャル広告を閉じる操作の設置

 

インタースティシャル広告設置時の各ポイントを解説していきます。

 

画面の見やすさに配慮する

 

インタースティシャル広告で重要なのは、ユーザーが見やすいと感じる画面設計である点です。インタースティシャル広告は画面全体を覆ってしまうため、画面サイズを考えずに掲載してしまうと、ユーザーに大きなストレスを与えてしまいます。

 

そこで、Googleが推奨している次の画面サイズを参考に、インタースティシャル広告を作成するよう心がけましょう。

スマートフォン:300×250、320×50、320×480、480×320

タブレット:1024×768、768×1024

また、スマートフォンはデバイスによって画面サイズが変わるため、レスポンシブな設計にするのを忘れてはなりません。

 

広告を閉じるボタンをわかりやすくする

 

インタースティシャル広告は、画面を閉じないとメインコンテンツにたどりつきません。したがって、すぐに広告を閉じれるように閉じるボタンをわかりやすくする必要があります。

 

ユーザーとしては、インタースティシャル広告が表示されるとすぐに画面を閉じたいと思います。しかし、閉じるボタンの存在が分からずに広告内のリンクをクリックして画面遷移すると、ユーザーは不快に感じて2度とWebサイトに訪問しない場合も考えられます。

 

そこで、インタースティシャル広告が表示されてもすぐに閉じられる設計にしておけば、ユーザーも不快に感じずにメインコンテンツへと移動できます。

 

また、インタースティシャル広告は一度表示したユーザーに対して、2度目は表示させない設計も可能なため、ユーザーのストレス軽減に向けた広告作りに取り組みましょう。

 

まとめ

SEOコンサルタント今回は、インタースティシャル広告の概要やメリットについて、また広告設置時の注意点まで解説しました。インタースティシャル広告は、Webサイトを開いた直後に表示されるため、自社の認知度を上げられます。しかし、ユーザーが煩わしいと感じてしまい広告ブロックのリスクがあったり、検索エンジンによるSEO評価が下がる危険性があるので注意が必要でしょう。企業の広告で悩んでいる方は、今回の記事を参考にインタースティシャル広告の導入も検討してみてはいかがでしょうか。

 

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この記事の監修者

SEOコンサルタント

アドマノ株式会社 代表取締役 天野 剛志

日本大学法学部卒業、広告代理店で12年間働いている間、SEOと出会い、SEO草創期からSEO研究を始める。SEOを独学で研究し100以上のサイトで実験と検証を繰り返しました。そのノウハウを元に起業し現在、10期目。営業、SEOコンサル、WEB解析(Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持)コーディング、サイト制作となんでもこなす。会社としては今まで1000以上のサイトのSEO対策を手掛けてきました。

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