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サイテーションとは?意味・SEOへの影響・獲得方法をわかりやすく解説

サイテーションとは

サイテーションとは、企業名やサービス名が他のWEBサイトやSNS、レビューサイトなどで言及されることを指します。SEOの文脈で語られることが多い概念ですが、「被リンクとの違いがわかりにくい」「どの程度SEOに影響するのか判断できない」と感じている方も少なくありません。

近年はAI検索の普及により、インターネット上での言及やブランド認知の重要性が改めて注目されています。実際、アメリカのマーケティング会社Sixth City Marketingの調査によると、サイテーションが多い企業ほど検索結果やマップ表示での露出やユーザー行動に一定の差が見られたと一部で報告されています。

ただし、サイテーションは被リンクのように直接順位を上げる要素ではなく、役割を正しく理解したうえで活用することが重要です。本記事では、サイテーションの基本的な意味から、SEOとの関係、メリット、具体的な獲得方法までを整理し、実務でどのように活用すべきかをわかりやすく解説します。

 

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アドマノ株式会社 代表取締役 天野剛志

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アドマノ株式会社 代表取締役 天野剛志国内海外webマーケティングのエキスパート

SEOコンサルティング

サイテーションとは?意味と基本

サイテーションとは、ビジネスの名称や住所、電話番号、商品名、個人の名前などが、自社以外のプラットフォームで言及されることを指します。具体的には、ビジネスに関わる情報がWEBサイトやアプリ、ソーシャルメディア、レビューサイトなど様々な場所で取りあげられることです。

例えば、自社がコーヒー豆を販売する会社で、ABC珈琲という名称だと仮定します。そして、コーヒー豆を推薦するポータルサイトなどから「ABC珈琲」について紹介され、さらにユーザーから肯定的な評価をコメントしてもらうなどのことを指します。

このように、自社に関連することを言及されると、検索エンジンからビジネスの実在性を確認してもらえ、信頼獲得に役立ちます。先ほどの例でいえば「ABC珈琲」という店舗が実際に存在していて、ユーザーの間で話題になっていると認識されます。

結果として、検索エンジンやAI検索における信頼性の判断材料になる可能性があります。また、必ずしもリンクを伴わないという点で、被リンク(バックリンク)とは区別されます。

 

サイテーションと被リンクの違い

サイテーションと混同されやすいのが被リンクです。被リンクは、他のWEBサイトから自社サイトへリンクが設置されることを指します。一方で、サイテーションはリンクの有無に関係なく、名称やサービス名が言及されることを意味します。

例えば、「ABC株式会社が運営するサービス」といった形で紹介されている場合、リンクがなくてもサイテーションに該当します。

 

サイテーションは直接的な順位要因ではない

サイテーションはSEOにおいて重要な概念ですが、被リンクのように「直接的なランキング要因」として明確に位置付けられているわけではありません。

Googleは、検索順位の決定において多くのシグナルを総合的に評価していますが、サイテーション単体で順位が上がるといった仕組みは公表されていません。ただし、他サイトやSNS、レビューサイトなどで自然に言及されることで、ブランドの認知や信頼性が高まり、結果としてSEO評価に間接的な影響を与える可能性があります。

そのため、サイテーションは「順位を直接上げる施策」ではなく、「信頼性を高める要素のひとつ」として捉えることが重要です。

 

サイテーションのメリットとSEOへの影響

サイテーションの獲得には、いくつか重要なメリットがあります。特に近年は、AIが登場したことで、その重要性が増しているといえます。そこで、具体的なメリットをわかりやすく解説します。

 

AIに引用される可能性に影響する

良質な言及が増えることで、AI検索における引用候補として扱われる可能性があります。

ただし、AIがどの情報を引用するかは、検索意図やコンテンツの信頼性、網羅性など複数の要素によって決まります。サイテーションのみで引用されるわけではありません。そのため、企業としてはサイテーションの獲得だけでなく、信頼性の高いコンテンツを継続的に発信することが重要です。

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SEO評価への影響

検索エンジンからの信頼性評価に間接的に関わる可能性があります。Googleなどの検索エンジンは、他サイトなどで、商品名・会社名などが言及されているのかを参考に、そのビジネスが実際に存在しているかを確認します。そして、実在確認ができるほど、信頼獲得につながります。

例えば、自社が「雑貨店ABC」というお店を営んでいると仮定します。そして、他サイトで雑貨店のユニークな商品を扱う記事が紹介され、そこで店名とともに、商品画像なども掲載されたとします。この場合、「雑貨店ABC」への被リンクがなかったとしても、Googleは実在していると認識し、信頼につながります。

もちろん、1箇所で言及されても大きな変化はありませんが、こうした言及が複数の信頼できる場所で確認できれば、SEO評価に間接的な影響を与える可能性があります。

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サイテーションを増やすための基本施策

質の高いサイテーションを獲得することで、SEO上の信頼性を高める一助となり、AI検索において引用候補として扱われる可能性もあります。

しかし、実はただ数を増やすだけでは十分ではありません。信頼性が高いメディアで、肯定的な文脈で言及されるなど、質の高いものである必要があります。そこで、

SEO上の信頼性向上につながるサイテーションの獲得方法について、わかりやすく解説します。

 

NAP(名称・住所・電話番号)情報の一貫性

効果を最大限高めるには、ビジネス名、住所、電話番号(NAP)といった各情報が一貫していて、正確であることが重要です。特に、Googleビジネスプロフィールでの情報は正確である必要があります。

もしNAP情報が異なるプラットフォーム間で不一致の場合、ビジネスの信頼性が疑われます。例えば、Instagramのプロフィールで公開している住所と、オフィシャルサイトで公開している住所が異なっている場合、検索エンジンは混乱し、結果としてランキングの低下に影響します。

そのため、SEOやAIOの基本として、NAPの一貫性を確認し、もし住所変更や電話番号変更があるときは、速やかに更新するようにしてください。住所や電話番号などは普段、一度記述したらそのまま放置になりがちですので注意が必要です。

 

関連する業界での掲載

どのようなWEBサイトにでも、とにかく自社について言及されれば良いという訳ではありません。掲載先のWEBサイトの質が信頼性に影響します。

例えば、自社が家具メーカーだと仮定します。そして、食品業界に属する会社のブログ記事で、たまたま自社の家具について言及されたとしても、あまり意味を持ちません。

逆に、同じ家具業界のWEBサイトで、自社の商品のことが紹介されれば、大きなプラスの影響を受けます。そこで、同業他社や業界団体、資格認証機関などから、自社のことについて言及してもらったり、加盟店リストなどに掲載してもらうなどのことを試みてください。

 

顧客に正直なレビューを依頼する

レビューサイトなどで自社について言及されれば、Googleが実在していることを確認し、認知度のある会社だと判断できるため、検索エンジンからの信頼性評価に役立つ可能性があります。

そのため、顧客に正直なレビューをしてもらうよう促してください。また、寄せられたレビューには定期的に返信することも大切です。レビューへの返信は顧客の満足度を高めるとともに、検索エンジンからの信頼強化につながります。

具体的には、Googleビジネスプロフィールなどで、顧客にレビューしてもらうなどの方法が有効です。ただし、「レビューしてください」では、顧客も何を記述したらよいかわかりません。そのため、例文などを用意しておくと、行動に移してくれやすくなります。

例えば自社が歯科医院を運営しているのであれば、治療後に「今回の説明や対応について、率直な感想を投稿していただけると励みになります」と案内し、QRコードを記載したメモを渡す方法が考えられます。

ただし、レビューしてもらう代わりに特典を提供するなどは規約違反になるので注意してください。

 

SNSの活用

質の高いサイテーションを獲得する上で、SNSの活用も重要です。SNSのプロフィールには、ビジネスの名称や住所、電話番号などの情報を掲載してください。

例えば、FacebookやX、Instagram、LinkedInなどにおいて、一貫性のあるNAP情報を掲載することでプラスに働きます。特にGoogleのAI OverviewsやGeminiなどのAIは、回答を生成する際の引用候補として、ソーシャルメディアでの情報が一貫しているかどうかまで確認していると考えられます。

このようにプロフィールに一貫性を持たせた上で、顧客に役立つ情報を継続的に発信していくことが求められます。例えば、自社が工務店を営んでいるのであれば、顧客の声や改善後の写真などを掲載するなどの対応が考えられます。そういった情報がSNS上で話題になると、高く評価されます。

 

良質なコンテンツ

自社コンテンツの品質向上は、他のプラットフォームで言及されることにつながります。コンテンツの品質が高ければ、人がそれを口コミしてくれる可能性が高くなるからです。

品質を向上させるためには、オリジナルの調査、専門家ならではの解説、業界のインサイトなどをコンテンツに含めるようにしてください。そうすることで、他のWEBサイトが自然に参照したいものになります。

例えば、学習塾のWEBサイトで、学校教育のカリキュラムがかわったことに対して、専門家ならではのポイントを解説した記事を投稿すれば、多くのWEBサイトで引用される可能性が高まります。

 

サイテーションに関するよくある質問

ここでは、サイテーションに関するよくある質問について回答します。間違った施策をとってしまうと逆効果になってしまうことも多々あるため、このよくある質問を確認して、WEB担当者は取り組むようにしてください。

 

Q.NAPの整合性は、どの程度、正確である必要がありますか?

Answer)NAPの整合性は、表記ゆれもゼロに近くするレベルで保つ必要があります。Googleは名称・住所・電話番号の一致性を非常に重視しているためです。例えば、住所のハイフンの有無、全角・半角の違い、丁目表記の違い、電話番号の区切り方(ハイフン)といった些細な差異も、現時点では統一するようにしてください。WEB担当者としては再度、WEBサイト、SNSなどを確認する必要があります。細かな不一致が積み重なるとランキング評価が下がるリスクがあるため注意してください。実務においては、コピー&ペーストで揃えた方が無難です。

Q.ローカルビジネス以外でも重視した方が良いですか?

Answer)全国区のサービスを展開する場合でも、他サイトやプラットフォームで自社について言及されることは重要です。ローカルビジネスほど影響力は大きくありませんが、AIでの信頼性獲得の土台になるため、今から積極的に取り組んでください。ただし、どこで言及されても有効ということでなく、同じ業界や口コミサイトなどが望ましいです。例えば、自社が自転車専門店であれば、「自転車産業振興業界」や「日本自転車普及協会」といった業界団体などが考えられます。あるいは、資格取得が必要な業種であれば、資格を認定する協会のWEBサイトに登録してもらうなどのことが考えられます。

Q.写真・ロゴ画像は影響しますか?

Answer)写真やロゴ画像が他サイトやプラットフォームで紹介されても、直接評価されることはありません。しかし、写真やロゴは間接的なシグナルとして認識される可能性があるため、プラスにはなります。事実、Googleは企業を名称だけでなくロゴ・外観・商品写真などで識別していると考えられるためです。そのため、複数のWEBサイトやSNSなどで、同じロゴや写真が使われていると「特定企業について言及している」と判断します。そのため、WEB担当者としては、ロゴを各プラットフォームで設定したり、会社やスタッフの写真といったオリジナルの画像を積極的に公開するようにしてください。

Q.AI検索が増えた今、言及の重要度は増していますか?

Answer)AI検索の普及によって重要度は高まっています。ChatGPTやGemini、AI OverviewsなどのAI検索では、回答生成や引用元の選定において、情報の信頼性や文脈、複数の情報源での言及状況が参考にされる可能性があります。そのため、AI時代のSEOでは言及される価値が以前より大幅に上昇しています。

どういった文脈で言及されるかも重要ですか?

Answer)文脈も非常に重要です。逆に言えば、単にビジネス名や住所だけが記載されていれば良いということではありません。どのような前後関係で言及されているかを検索エンジンは分析していて、専門記事やレビュー、実績紹介など、肯定的な文脈で取りあげられているほど、信頼性が高まります。一方、薄いコンテンツや、ただの単語の列挙のような形だと、ほとんど評価されません。例えば、自社が家具を販売しているのであれば、「部屋の雰囲気に合いやすく、使い勝手もよかったです」のように、商品やサービスの利用感が自然に伝わる文脈で言及されることが望ましいです。

 

まとめ

サイテーションは、検索順位を直接押し上げる施策ではありませんが、ブランドの認知や信頼性を高めるうえで重要な役割を持つ要素です。特に近年は、AI検索の普及により、インターネット上でどのように言及されているかが、評価の一部として捉えられる場面も増えています。

そのため、単に数を増やすのではなく、関連性の高いメディアで自然に言及される状態を目指すことが重要です。NAP情報の統一やレビュー対応、SNS運用、高品質なコンテンツ制作といった基本的な施策を積み重ねることで、結果的に信頼性の向上につながります。中長期的な視点で取り組むことで、検索流入だけでなく、ブランド価値の向上にも寄与する施策といえます。

 

 

監修者:アドマノ株式会社 代表取締役 天野剛志
天野 剛志
マーケティングのエキスパート。Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持。大学では経営法学を専攻。オーストラリア・イタリア・フランス・タイ・カンボジアなど世界各国を旅した後、イギリスで1年半生活し語学力と国際的視野を磨く。日本帰国後は広告代理店で営業を12年経験。SEOは草創期から独学で研究し、100以上のサイトで検証しつつノウハウを蓄積。2012年にSEO専門会社のアドマノを設立。2000社以上のSEO支援実績が大手企業から中小企業まで国内、海外に豊富。SEO書籍7冊刊行。SEOのYouTube動画「東京SEOメーカーAIO戦略室」チャンネル登録者数16000人。SEOのプロフェッショナル。
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