検索順位が上がらない10個の原因と効果的な対処法を徹底解説!
Webサイトを運営していると、検索順位がなかなか上がっていかない場合や、急に検索順位が下降してしまうことがあります。
SEO対策を行っても効果がない場合は、間違った対策方法や逆効果となる施策を行っている可能性もあるため要注意です。

検索順位が上がらない場合に確認すること
頑張っても検索順位が上がらない場合は、間違った対策方法を行っているかもしれません。
検索順位を上げるには、SEOを意識する必要があります。
SEOとは検索エンジンへの対策となるため、Googleの理解が必須です。ここでは、検索順位が上がらない場合に確認することについて詳しく解説していきます。
Googleの理念
適切なSEO対策を行うためには、検索エンジン=Googleの理念を再確認しましょう。もしかしたら、Googleが求めているコンテンツとかけ離れている可能性があります。
Googleの理念を理解するには、以下の3つを最低限確認しましょう。
- Googleが掲げる10の事実
- 検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド
- 検索品質評価ガイドライン
Googleが掲げる10の事実
SEOの基礎となる考えや概要について10項目から言及している指標です。Googleが掲げる10の事実からは、Googleがユーザーにとって価値のあるコンテンツを求めていると読み取れます。
検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド
具体的なSEO対策の方針や方法について書かれています。SEOの基礎理解として、必ず確認しましょう。
関連記事: 検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドとは!? 概要やポイントを解説
検索品質評価ガイドライン
重要点はE-A-Tの項目です。コンテンツ作成時には、専門性(Expertise)・権威性(Authoritativeness)・信頼性(Trustworthiness)を意識することが重要となります。
ユーザー目線でのコンテンツの質
コンテンツの質は、ユーザーにとって価値のある情報なのか、疑問を解消することができるのかなど、ユーザー目線で考えることが大切です。
コンテンツを作成する過程では、自分の伝えたいことを優先していないかに注意しましょう。
ユーザーの心理を考えられた価値のあるコンテンツが提供できれば、検索エンジンが求めているコンテンツと一致し、SEOとしても効果的です。また、SNSなどを使ったシェアや拡散などユーザーの行動にも期待が持てるため、検索上位をより狙っていくことができます。
>>SEOで上位表示させるコンテンツを作る時にチェックすべき21項目
検索順位の上がらない10個の原因と対処法
検索順位の上がらない理由は、Webサイトによっても異なるため多くの可能性があります。まずは、1つ1つの項目を確認し、確実に対処していくことがおすすめです。
ここでは、検索順位の上がらない10個の原因と対処法について詳しく解説していきます。
- Googleからのペナルティ
- サイトを開設して間もない
- ページがインデックスされていない
- タイトルや見出しタグにキーワードが含まれていない
- 対策するキーワードとコンテンツ内容が違っている
- 競合サイトと比べてコンテンツの質が劣っている
- 直帰率が高く、ページの滞在時間が短い
- 関連する記事数が少ない
- ユーザーにとって読みづらいコンテンツである
- 内部リンクや外部リンクが適切ではない
Googleからのペナルティ
検索画面に表示されない場合や、検索順位が急激に下がった場合はGoogleからのペナルティを受けている可能性があります。そのため、まずは自分のWebサイトがGoogleのペナルティを受けているのかどうかを確認しましょう。
Googleのペナルティは次の2種類があります。
- 手動ペナルティ
- 自動ペナルティ
それぞれについて見ていきましょう。
手動ペナルティ
手動ペナルティの場合はGoogle Search Consoleの「モバイルユーザビリティ」から確認することができます。具体的な問題点がメッセージで届くため、内容を確認し早急に改善しましょう。改善後は、Google Search Consoleの「再審査リクエスト」を送信することで対処できます。
自動ペナルティ
自動ペナルティは具体的な理由が分かりません。そのため「ウェブマスター向けガイドライン」の項目を1つずつ確認し、対処する必要があります。再審査の申請などもないため、検索順位で対処ができたかどうかを判断しましょう。
関連記事: SEOのペナルティとは?
サイトを開設して間もない
サイトを新しく開設した場合、インデックスがされていないなどの理由により検索結果に表示されないことがあります。一向に検索結果に表示されない場合には、Google Search Consoleの「サイトマップ」からURLを入力し確認しましょう。
インデックスされていない場合は、自分からサイトマップを送信することをおすすめします。
サイトマップを送信するためには、最初にXMLを活用し自動作成を行いましょう。その後、Google Search Console上にアップロードし、送信すれば完了です。
サイトマップ送信の詳細は、Google公式サイト内の「サイトマップの作成と送信」をご確認ください。
関連記事: サイトマップにSEO効果がある!?実はリスクがあるサイトマップ
ページがインデックスされていない
ページがそもそもインデックスされていない場合は、検索エンジンでどんなに探したとしても表示されません。自分の対象ページがインデックスされているのかを確認し、インデックスされていない場合はGoogle Search Consoleから申請しましょう。
また、インデックス数が少ない場合は、Webサイト自体の評価が低く検索順位が上がらない要因となります。明確なインデックス数の基準はありませんが、同ジャンルや競合サイトのインデックス数を分析することが効果的です。
>>SEOにおけるインデックス数の効果とは? インデックスの方法も解説
タイトルや見出しタグにキーワードが含まれていない
タイトルや見出しタグにおけるキーワード対策は重要です。検索エンジンに向けて、タイトルや見出しからコンテンツとキーワードの関連性を伝える役目だけでなく、キーワードを含めた魅力的なタイトル設定によって、検索しているユーザーに興味を持たせることができます。
また、見出しの階層にも注意をしましょう。見出しタグは<h1>から<h6>までありますが、<h1>の後に<h4>を追加しするとSEOに悪影響を与えてしまいます。<h1>の後は<h2>にするなど、順番を間違えないように意識したコンテンツ作りが大切です。
>>SEOタイトルの効果的な付け方|実は誤解されているタイトルタグ
対策するキーワードとコンテンツ内容が違っている
対策キーワードとコンテンツの内容が違っていれば、ユーザーにとって不利益なコンテンツと認識され検索順位を上げることはできません。基本的に、対策キーワードをしっかりと考えていればコンテンツ内容と乖離することはありませんが、何も考えずにコンテンツを作成している人は注意しましょう。
検索キーワードごとの、検索ユーザーのニーズを確認する方法は主に2つです
- 検索上位のサイトを確認
- Yahoo!知恵袋で調べる
検索上位のサイトを確認
検索上位のサイトは、ユーザーのニーズを満たしている1番の証明です。中にはポータルサイトやコーポレートサイトもありますが、検索上位の5〜10サイトを確認すればニーズを判断できます。
Yahoo!知恵袋で調べる
Yahoo!知恵袋で検索キーワードを調べれば、ユーザーの悩みや疑問点を知ることができます。ほとんどのキーワードにおいて有効な方法のため、ニーズが分かりづらい場合はおすすめです。
競合サイトと比べてコンテンツの質が劣っている
競合サイトよりも情報量が少ない場合や情報の信憑性がない場合は、検索上位を狙っていくことが難しくなります。コンテンツ内の文字数が多ければいいわけではありませんが、少ないよりは多い情報量の方が効果的です。
ただ、最も意識すべきことはユーザーのニーズを満たす網羅性です。他のサイトをいくつも閲覧する必要がなく、1つのサイトで知りたいことが解決できるコンテンツを目指しましょう。そのためには、競合分析が欠かせません。
検索上位にあるサイトを徹底的に確認し、コンテンツの質で上回ることができれば上位表示を目前だと言えます。
関連する記事数が少ない
検索上位を目指すためには、1記事だけで勝負するのではなく、同ジャンルで関連する記事を量産することが効果的です。また、関連記事内の内部リンクを貼ることもSEO対策の1つとなるため、積極的に活用しましょう。
注意点としては、対策キーワードが似ている場合にコンテンツの内容が被ってしまうことです。例えば「東京 ホテル 安い」と「東京 ホテル 格安」のキーワードを対策する場合は、どうしても似たようなコンテンツとなってしまいます。
似ているコンテンツの量産はSEOに逆効果となり、最悪Googleのペナルティを受ける対象となります。キーワードが同じ意味の言い回しなどであれば、検索ボリュームの多い方に絞るなどの対処をしましょう。
直帰率が高く、ページの滞在時間が短い
直帰率や滞在時間が短い場合は、ユーザーがサイトからすぐに離脱していることを示しているため、改善することで検索順位の向上ができます。
直帰率と滞在時間のデータは、Google Analyticsから確認しましょう。直帰率が高く、滞在時間が短い場合には次のようなケースが考えられます。
- タイトルとコンテンの内容が違った
- コンテンツの内容が求めているものではなかった
- ページの読み込み速度が遅すぎた
多くが、コンテンツの内容がユーザーのニーズと違った場合です。対処法として、市場分析やニーズ分析を再度行い、コンテンツの質を高めることが求められます。
ユーザーにとって読みづらいコンテンツである
黒文字で画面が埋め尽くされている場合や、改行が一切ない文章であれば、ユーザーにとっては読みづらくWebサイトから離脱をする要因となります。
コンテンツで読みやすくするための方法として、1つ目が文章だけでなく表や図を活用することです。文章だけでは内容を理解するのに時間がかかるため、まとめられる項目は積極的に表や画像を使って説明することをおすすめします。
2つ目の方法が、SEOライティングを意識することです。SEOライティングとは、検索エンジンに適したライティング方法のことを言います。
SEOライティング例
- リード文で興味を引く
- 結論から述べる
- 適度に改行をする
- 指示語の使用を避ける
- 具体例を盛り込む
SEOライティングは、ユーザーにとって見やすいコンテンツの指標としても活用できます。読みやすさを改善するだけでも検索順位には大きく影響するため、まだ実践していない人は意識しましょう。
内部リンクや外部リンクが適切ではない
SEO対策の中でも、内部リンクと外部リンクの設置は重要項目の1つです。内部リンクはコンテンツ内の関連記事ごとの評価を高めることができ、外部リンクはWebサイト全体の評価を高めることができます。
注意点として、内部リンクを貼る場合は関連性がなければ効果は見込めません。適当に内部リンクを貼ったり、不自然な設置をすることがないように気をつけましょう。
また外部リンクにおいても、有料リンクや無関係なサイトからのリンクはGoogleペナルティの恐れがあります。時間はかかってしまいますが、良質なリンクを目指し正当にGoogleからの評価を得ましょう。
検索順位を上げるための効果的な方法
検索順位を上げるためには、競合サイトよりも良質なコンテンツであり、ユーザーに価値を与えるコンテンツの必要があります。
ここでは、検索順位を上げるための効果的な方法について詳しく解説していきます。
競合やキーワード分析を徹底する
ジャンルや対策キーワードによって、ユーザーが求めているコンテンツの内容は変わってきます。求められているコンテンツ内容を間違えないためには、競合やキーワードを徹底的に分析しましょう。
分析をした上で完成したコンテンツと、主観で作成したコンテンツの差は歴然となり、検索順位には大きく影響します。徹底的に分析することは簡単ではありませんが、最近では無料ツールなどもたくさんあるため、積極的に活用しユーザーから求めているコンテンツを作成しましょう。
公開している記事をリライトする
コンテンツの量は増えたが検索順位で伸び悩んでいる場合は、既に公開している記事の内容を見直しリライトすることが効果的です。検索エンジン上では、Googleのアップデートの影響を受けることや、ユーザーのニーズに変化が日常的にあります。
そのため、常に最新の市場の分析を行った上でリライトをすることで、コンテンツの質を維持することができます。検索順位が上位にある記事でも同じことが言えるため、定期的な記事のリライトを行っていきましょう。
質の高いオリジナルコンテンツを作る
検索上位にランクインするコンテンツの理想形は、質の高いオリジナルコンテンツです。SEO対策もさまざまな方法がありどれも効果的ですが、最も重要な本質は間違えないようにしましょう。
極端な話、質の高いオリジナルコンテンツであれば、SEO対策を網羅しなかったとしても検索上位を目指していけます。SEO対策を後から加えることでも効果を発揮できるため、まずはどの競合サイトよりも質の高いオリジナルコンテンツを作成しましょう。
まとめ
