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釣り場はどうやって集客する? 市場とSEO対策キーワードなどを解説

2007年には1,150万人に達する規模だった釣り人口ですが、2023年時点では半数以下の510万人にまで減少しています。また、地球温暖化などの問題から、魚の数自体が減っているなど、釣り場の運営者にとっては苦しい環境が続いています。

こうしたなかでは、いかに多くの人を釣り場へ集客できるかが重要になってきます。そのため、釣り業界では、SEO対策を中心としたWEB施策が注目を集めています。

関連記事:業種別SEO対策について解説!業界ごとの施策や市場動向など解説

SEOコンサルタント‐天野釣り場のSEO対策について解説します。これから、釣り場への集客強化を検討している方は、本記事を参考にしてください。

 

 

SEOコンサルティング

釣り場でSEO対策すべき理由

ここ10年以上の間、釣り人口の減少が続いています。そのため、釣り堀や管理釣り場では、顧客の奪い合いが激化しています。そこで、WEB施策の軸となるSEO対策を用いて、自社が運営する釣り堀などに釣り人を集客する活動の重要性が高まっています。

釣り人口が減少している

レジャー白書の集計結果をみてみると、ここ10年以上の間で釣り人口が減少し続けていることがわかります。

集計時期 釣り人口
2007年 1,150万人
2010年 940万人
2019年 670万人
2020年 550万人
2021年 560万人
2022年 520万人
2023年 510万人

詳しくみると、2007年時点で1,150万人に達した釣り人口ですが、2023年時点には半分以下の510万人にまで減っています。また、近年の動きをみると、コロナ禍における外出規制の影響で2020年時点の釣り人口が前年を大きく下回りました。その後、翌年の2021年には回復の兆しがみられたものの、2022年、2023年と、再び減少に転じています。この要因としては、国内の人口の減少やレジャーの多様化など、さまざまな理由が挙げられます。また、そもそも、地球温暖化や環境汚染といった背景から、魚の数や管理釣り場自体が減っていることも1つの原因となっているようです。

釣り場向けのSEOキーワードの例

釣り場サイトでは、地域キーワードを設定することが重要です。釣りの場合は、釣り堀のような人工施設だけでなく、適切なスポットが存在します。そのため、さまざまなエリア名で検索ニーズが高い傾向がみられます。とりわけ、市区町村以下の具体的な地域名、海岸沿いや港といった、釣りに縁のあるエリア名をキーワードとして設定してください。このほか、該当エリアで釣れる魚の種類、釣りのテクニックに関連するキーワードも適切です。

関連記事:SEOキーワードの選び方とは?WEB集客に成功する効果的なキーワード選定のコツなどを徹底解説!

※本項目で記載する月間検索件数は、2025年4月単体のもの。また、検索結果(SERPs)は、2025年5月調べで、原則として位置情報が東京都内のものです

釣りをする場所や種類

釣りをできる施設は多岐に渡ります。まず、釣り堀や管理釣り場といった、事業者が運営する人工的な釣り場が用意されています。そのため、検索ユーザーは、釣りスポットを探す際に、次のようなキーワードで検索します。

キーワード 月間検索件数と検索結果の特徴
釣り堀 検索件数:246,000

検索結果:釣り施設の案内ページ / 比較・ランキング記事

船釣り 検索件数:40,500

検索結果:釣り施設の案内ページ / 比較・ランキング記事 / まとめページ

海釣公園 検索件数:40,500

検索結果:釣り施設の案内ページ

管理釣り場 検索件数:33,100

検索結果:釣り施設の案内ページ / まとめページ / 解説記事

魚釣り 検索件数:18,100

検索結果:釣り施設の案内ページ / まとめページ

海上 釣堀 検索件数:18,100

検索結果:釣り施設の案内ページ

海釣り 検索件数:14,800

検索結果:釣り施設の案内ページ / 比較・ランキング記事 / まとめページ / 解説記事

検索結果では、上位枠の大半を釣り施設の案内ページが占めています。このほかでは、釣り場のランキング記事やまとめページなどの露出がみられました。たとえば、「釣り堀」のキーワードでは、横浜釣り堀王国九十九里海釣りセンターカタタの釣堀など、釣り堀の案内ページが1ページ目中の半数を超えてランクインしています。

このほか、魚が生息する自然のなかの釣り場として、海以外でも渓流や川といった空間があります。そして、こうした特殊な釣り場を示すキーワードの検索結果では、「川釣りのやり方」などをテーマとする解説記事が目立っています。

キーワード 月間検索件数と検索結果の特徴
渓流釣り 検索件数:18,100

検索結果:解説記事 / SNSページ

川釣り 検索件数:9,900

検索結果:解説記事 / まとめページ / SNSページ

釣りスポットの地域キーワード

釣りをするためには、現地に移動する必要があります。そのため、検索ユーザーは、「東京 釣り堀」の要領で、地域キーワードを交えて検索して釣り場を探します。

キーワード 月間検索件数と検索結果の特徴
近く の 釣り堀 検索件数:12,100

検索結果:釣り施設の案内ページ / まとめページ

東京 釣り堀 検索件数:8,100

検索結果:比較・ランキング記事 / 釣り施設の案内ページ / レビュー記事

北海道 釣り 検索件数:5,400

検索結果:比較・ランキング記事 / まとめページ / 釣具案内ページ / 解説記事

釣り船 飯岡 検索件数:4,400

検索結果:釣り施設の案内ページ / まとめページ

釣り 奥多摩 検索件数:3,600

検索結果:釣り施設の案内ページ / まとめページ

釣り 千葉 検索件数:3,600

検索結果:比較・ランキング記事 / 釣り施設の案内ページ

都道府県と市区町村のキーワードによって、検索結果の傾向が大きく異なっています。まず、都道府県のキーワードでは、ポータルサイトのランキング記事やまとめページが目立っています。その一方で、市区町村以下のキーワードでは、釣り施設の案内ページが上位枠を占めています。たとえば、千葉県の飯岡港を示す「釣り船 飯岡」では、幸丸隆正丸梅花丸といった、釣船や船宿の案内ページが1ページ目の10枠中の9枠を抑えています。この結果からは、釣り施設サイトとしては、具体的な地名や港名をキーワード設定すると、地域キーワードで上位表示を狙えることがわかります。

また、地域キーワードの場合は、検索ニーズが高く、検索ボリュームが大きくなる傾向がみられます。そして、釣りが自然の空間を求めるレジャーという特性上、東京都のような大都市だけでなく、海岸沿いや川が流れるエリアの地域キーワードの検索数が伸びやすい特徴があります。

釣れる魚の種類

釣りをする目的はさまざまですが、なかには釣った魚を食べることを楽しみにする人がいます。そして、釣り施設によって、釣れる魚が異なります。そのため、検索ユーザーは、釣れる魚介類の名前とセットで検索します。

キーワード 月間検索件数と検索結果の特徴
バス 釣り 検索件数:27,100

検索結果:解説記事 / ECページ

マス 釣 検索件数:14,800

検索結果:釣り施設の案内ページ

鮎 釣り 検索件数:14,800

検索結果:解説記事 / ECページ / まとめページ

ワカサギ 釣り 検索件数:12,100

検索結果:比較・ランキング記事 / まとめページ / 解説記事 / 釣り施設の案内ページ

イカ 釣り 検索件数:12,100

検索結果:解説記事 / 釣り施設の案内ページ

検索結果では、解説記事の露出が高くなる傾向がみられました。このほか、釣り施設の案内ページ、ランキング記事、ECページなど、さまざまなタイプのページがランクインしています。この理由としては、「○○ 釣り」の検索意図が広範囲に及ぶことが原因になっていると推測されます。たとえば、「バス 釣り」と検索する人は、「バス釣りをできる場所に行きたい人」、「バスを釣るための釣具が欲しい人」、「バス釣りのやり方を知りたい人」、と検索意図が多岐に渡ります。そして、解説記事の配信元としては、釣り情報サイトのほか、釣具販売の企業サイト、観光関連の事業者サイトの姿がみられます。しかし、釣り施設サイトの姿はみられませんでした。この結果からは、釣り施設サイトで、こうしたコラム記事を作成すると、SEO効果をえられる可能性があることがわかります。

その一方で、「バス釣りをできる場所に行きたい人」の場合、「バス 釣り場」のように、検索意図を明確に示したキーワードで検索することがあります。

キーワード 月間検索件数と検索結果の特徴
マス 釣り場 検索件数:3,600

検索結果:釣り施設の案内ページ

ブラックバス 管理釣り場 検索件数:590

検索結果:釣り施設の案内ページ / まとめページ

ヘラブナ 釣り堀 検索件数:390

検索結果:釣り施設の案内ページ / まとめページ / 解説記事

ニジマス 管理釣り場 検索件数:390

検索結果:解説記事 / まとめページ / 釣り施設の案内ページ

バス 釣り場 検索件数:170

検索結果:解説記事 / 釣り施設の案内ページ

その結果をみると、釣り施設の案内ページの露出が高まっている様子がうかがえます。事例のキーワードでは、「○○ 管理釣り場」のように、釣り施設の種類が入力される傾向にあります。そのため、事例の検索クエリの場合、自社施設のメインキーワードの対策をしておくことで、自然と上位表示しやすくなるといえます。

釣りのテクニックに関連するキーワード

釣りの初心者は、基本的な釣りのやり方やテクニックを知りたがります。そこで、検索ユーザーは、次のようなキーワードを入力します。

キーワード 月間検索件数と検索結果の特徴
エギング 検索件数:27,100

検索結果:解説記事 / ECページ

サビキ 釣り 検索件数:18,100

検索結果:解説記事 / ECページ

釣り 初心者 検索件数:8,100

検索結果:解説記事 / ECページ

カゴ 釣り 仕掛け 検索件数:6,600

検索結果:解説記事 / ECページ

泳がせ 釣り 仕掛け 検索件数:5,400

検索結果:解説記事 / ECページ

検索結果をみると、上位枠のほぼすべてが解説記事に占拠されています。そして、解説記事の配信元をみてみると、一般的な釣り情報サイトのほか、釣り業界の企業サイトが目立ちました。たとえば、釣具大手のShimano(シマノ)DAIWA(ダイワ)が複数のキーワードでランクインしています。この理由としては、この2つのサイトでは、釣り関連のコラム記事の作成に力を入れているためです。その一方で、釣り場の関連サイトとしては、「サビキ 釣り」で公益財団法人日本釣振興会が運営するメディアの釣りあそびジャーナルや「泳がせ 釣り 仕掛け」で長崎県五島市の観光サイトが上位表示しています。ただし、釣り施設自体のサイトの姿はみられませんでした。この結果からは、釣り施設のサイトでも、コラム記事を配信することで、検索ユーザーを自社サイトに集めることが可能とわかります。

釣り場で効果的なWEB集客の手法

釣り場に集客するためには、次のようなWEB施策が存在します。

  • Googleビジネスプロフィールに登録する
  • ポータルサイトに掲載する
  • Youtube動画で釣りや釣船の魅力を伝える

Googleビジネスプロフィールに登録する

Googleビジネスプロフィールとは、Googleマップ上に施設や店舗情報を掲載するためのツールを指します。そして、SEO業界では、この施策のことをMEO対策と呼び、ローカルSEOの対策の一環として扱っています。Googleビジネスプロフィールの詳しい使い方に関しては、下記リンク先の記事を参考にしてください。

関連記事:Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)とは?集客ツールとしてのメリットや登録方法などを解説

ポータルサイトに掲載する

釣り関連のキーワードで検索すると、釣り施設の情報を集めたポータルサイトや予約サイトが上位表示されるケースが多々あります。そこで、こうしたサイトに自社が運営する釣り施設の情報を掲載できると、集客効果をえられます。釣り施設の情報を扱うポータルサイトとしては、次のようなものがあります。

Youtube動画で釣りや釣船の魅力を伝える

釣りには、釣具の扱い方やテクニックがあります。そのため、釣りする様子などを伝えられる動画コンテンツと相性がよいです。実際に、釣りをテーマとしたYoutubeチャンネルが多数存在しています。なかには、登録者数が数十万を超える人気チャンネルもあります。

そんななか、宮城県石巻市にある雄勝港を拠点とする遊漁船のGROOVY FISHING(グルービーフィッシング)では、Youtube動画を配信しています。

チャンネル名 チャンネル登録者数
釣りバカ社長のGROOVY FISHING CHANNEL 6万1,200人

※登録者数は、2025年5月現在のもの

同チャンネルでは、主に、釣船や居住船の魅力を伝える動画を配信しています。そして、数万回再生以上の動画が大半を占めています。なかには、100万回再生を超える動画が複数存在するなど人気を博しています。

 

釣り場におけるSEO対策のよくある質問

釣り堀をはじめとする釣り場のSEO対策に関する、よくある質問をまとめています。

Q:釣り場では、どのようなSEO対策をすべきですか?

Answer)釣り堀のSEO対策では、ローカルSEOの施策が重要です。そして、ローカルSEOには、大きく分けると、MEO対策と地域キーワードの設定の2つの施策があります。このうち、地域キーワードの設定においては、市区町村以下の具体的な地域名で上位表示しやすい傾向がみられます。また、海岸沿いや観光エリアなど、釣りスポットの地域キーワードとも親和性があります。

Q:釣り場のWEB集客がうまくいかないときは?

Answer)SEO対策の専門会社に相談してください。

東京SEOメーカー(本サイト)は、これまでに2,000社を超える企業にWEB施策のサポートをしてきました。釣り施設で重要なローカルSEOにおいても、多数の成功事例を有しています。まずは、下記リンク先のフォームより、お気軽にお問い合わせください。

>>東京SEOメーカーの問い合わせ窓口

まとめ

SEOコンサルタント‐天野近年では、年を追うごとに釣りの人口が減っています。この背景としては、趣味の多様化や国内の人口縮小だけでなく、地球温暖化などの影響で魚や釣り施設が減少していることが挙げられます。こうしたことから、釣り場に対する集客施策が重要視されています。これから、本格的にSEO対策へ取り組むことを検討している方は、SEOやWEBマーケティングの専門会社に相談してみてください。

 

監修者:アドマノ株式会社 代表取締役 天野剛志
天野 剛志
マーケティングのエキスパート。Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持。大学では経営法学を専攻。オーストラリア・イタリア・フランス・タイ・カンボジアなど世界各国を旅した後、イギリスで1年半生活し語学力と国際的視野を磨く。日本帰国後は広告代理店で営業を12年経験。SEOは草創期から独学で研究し、100以上のサイトで検証しつつノウハウを蓄積。2012年にSEO専門会社のアドマノを設立。
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