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Google I/O 2024でGeminiアプデなど発表 AI技術を応用したSEO対策を解説

Google I/O 2024でGeminiアプデなど発表 AI技術を応用したSEO対策を解説Google社は、開発者向けの会議「Google I/O 2024」を2024年5月14日、同15日(現地時間)にカリフォルニア州で開催し、基調講演を通じて新たに提供するサービスや開発した技術を発表しました。

 

参考(外部):Google I/O 2024

 

今回の会議で発表された内容は非常に多岐に渡りますが、AI技術や製品に関するものが中心となりました。具体的には、大規模言語モデル(LLM)のGemini、Imagenなどの生成AIのアップデートに関する情報を公開しました。あわせて、進化したLLMや生成AIを活用して、同社サービスの検索エンジンやWorkspace、Androidなどに新機能を追加する予定であることが判明しました。

 

amano_portraitGoogle I/O 2024の基調講演では、どのようなAI技術や製品の新機能が公開されたのかを紹介していきます。あわせて、AI技術はSEO対策にどのように関わってくるのかを解説しています。とくに、WEB業界の関係者にとっては重要な情報ですので、本記事をチェックしてください。

 

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Google I/Oでは、Googleの新製品や技術が公開される

Google I/Oは、カリフォルニア州に開発者を集めて、毎年開催する会議です。本会議は、(I/Oとしては)2008年から続いていて、恒例の開発者向け年次会議として知られています。

 

Google I/Oでは、基調講演、技術セッション、ハンズオンなどの演目がおこなわれます。このうち、基調講演には同社のCEOや開発者が登壇して、新製品や技術を発表します。基調講演では、大きなニュースとして取り上げられるような最新情報が公となることも多々あります。

 

参考(外部):Google I/O

 

Google I/O 2024の基調講演で新情報を発表

Google社は、開発者向け会議「Google I/O 2024」を2024年5月14日、同15日(現地時間)の2日間に渡って開催しました。そして、同会議の基調講演では、同社が開発した(または開発中の)最新技術やサービスを公開しました。

 

 

例年の会議にもれず、多数の新情報がありましたが、まずは同社の大規模言語モデル(LLM)や生成AIの進歩について明らかになりました。

 

  • Gemini 1.5 プロのアップデート
  • Gemini Nano with Multimodality
  • Imagen 3
  • Veo

 

さらに、下記のような製品やサービスに関するプロジェクト、またはアップデート情報が判明しました。

 

  • Project Astra
  • Gemini Advancedの新機能
  • AI Overview
  • Ask Photos with gemini
  • Workspaceアプリケーションの新機能

 

参考(外部):100 things we announced at I/O 2024

 

Gemini 1.5 プロのアップデート

2024年2月に登場した、大規模言語モデル(LLM)のGemini 1.5 プロのアップデート、高速軽量モデルのGemini 1.5 Flashが発表されました。ともに、2024年6月から順次利用できるようになるとのことです。

 

まず、Gemini 1.5 プロでは、テキスト処理量の指標を表すコンテキストウィンドウを100万トークンとしてサービス提供していました。しかし、今回のアップデートで最大200万トークンにまで強化されました。

 

一方、Gemini 1.5 Flashは、大規模で高速な処理を可能としつつも安価に利用できる、高速軽量版のGeminiモデルとして開発されました。同モデルでも、100万トークンのコンテキストウィンドウを利用可能となっています。

 

このほか、オープンソースで利用できるLLMの最新バージョンとして、Gemma 2、PaliGemmaの2モデルも公開されました。

 

Gemini Nano with Multimodality

モバイル向け大規模言語モデルのGemini Nanoにマルチモーダル機能を追加して、Gemini Nano with Multimodalityとして進化すると発表しました。マルチモーダル対応は、2024年後半の予定とのことです。

 

マルチモーダル機能を追加することで、これまでのGemini Nanoにできていたテキスト以外の画像、音声といったデータに対するAIの理解が高まります。そして、既存のアクセシビリティ機能の改善、詐欺電話の検出などを実現します。

 

Imagen 3

画像生成AIのImagen 3が発表されました。すでに、AI Test Kitchen内のImageFXにて限定公開されています。さらに、今夏から機械学習プラットフォームのVertex AIにも導入される予定です。

 

Imagen 3は、テキストから画像データを自動生成するImagenの最新バージョンです。前モデルと比較して、描写性能、テキスト(プロンプト)理解、編集機能など、あらゆる面が改善されました。

 

Veo

動画生成AIのVeoが発表されました。現在、Google DeepMindによって開発中で、将来的には、Youtube shortsなどに導入される予定とのことです。Imagen 3と同様に、VideoFXにて限定公開されています。

 

Veoは、Imagenのように、テキストや画像データで指示を与えると動画データを生成します。生成される動画の尺は1分以上で、1080pの解像度を実現します。

 

Project Astra

AIアシスタントとして開発中のProject Astraが発表されました。Project Astraは、その名の通り、現在、Google DeepMindが進めているプロジェクトです。将来的には、AIアシスタントとして活躍することを視野に入れているとのことです。

 

デモ映像では、クレヨンなどの物体をスマートフォンのカメラに映して、「これはなにか?」と問いかけ、AIから回答をえるといったようすを紹介していました。

 

Gemini Advancedの新機能

Geminiと音声で会話できるAIサービスのGemini Liveが発表されました。今夏より、Gemini Advancedの契約者にサービス提供されます。

 

Gemini Liveは、これまでのAIの対話サービスと異なり、自然な発声で応答してくれるサービスとなっています。スマートフォンのカメラで映したようすをAIと共有して、被写体について会話することも可能です。

 

このほか、Gemini AdvancedにGemsと呼ばれるカスタマイズ機能が追加されます。この機能は、2024年後半にリリース予定とのことです。

 

サービスURL(外部):Gemini Advanced

 

AI Overview

Google検索エンジンに生成AIを搭載する、AI Overviewが発表されました。アメリカでは、すでに一般公開が開始されています。英語以外の言語については、順次対応が進んでいます。

 

関連記事:SGEがAI Overviewへ名称変更!何が変わった?

 

AI Overviewは、現在試運転中のSGE(Search Generative Experience)の改良バージョンです。今回の発表は、SGEの正式名称が公開されたものです。

 

なお、国内(2024年6月現在)においては、下記のSearch Labsから本サービスの試運転に参加できます。

 

サービスURL(外部):Search Labs

 

Ask Photos with gemini

Googleフォトの新機能として、Ask Photos with geminiを発表しました。サービス提供は、今夏からスタートする予定となっています。

 

Ask Photos with geminiは、Googleフォト内の写真を検索する機能です。たとえば、「バースデーパーティで撮影した写真」とチャットに入力すると、GeminiがGoogleフォト内の該当する画像データをピックアップしてくれます。

 

2024年6月現在では、Ask Photos with geminiが未実装です。ただし、Googleフォト自体は、下記URLから利用できます。

 

サービスURL(外部):Googleフォト

 

Workspaceアプリケーションの新機能

Google WorkspaceアプリケーションにGeminiを搭載し、サイドパネルを活用した新機能を発表しました。本サービスは、Gemini for Google Workspaceアドオン、Google One AIプレミアムプランを契約することで利用できます。

 

本機能では、Googleドキュメント、Gmailなどのサービスを便利にするものです。たとえば、Gmailを例に出すと、スレッド内のメール文の要約、返信のメール文の作成などを可能とします。

 

サービスURL(外部):Gemini for Google Workspace

 

サービスURL(外部):Google One AIプレミアム

 

進化を続けるAI技術がSEO業界に及ぼす影響

Google I/O 2024における基調講演の発表では、大規模言語モデルや生成AIといった、AI技術に関連する話題が中心となりました。

 

なかには、AI Overviewのように、Google検索エンジンの仕様に直接的な影響を及ぼす情報もみられました。ただし、結論だけ先にいうと、今回発表された情報には、SEO対策の根幹を大きく揺るがすようなものはありません。その理由は、下記のとおりです。

 

  • AI技術は一次情報を提供しない

 

その一方で、AI技術の進化により、社内のWEBサイト作成や経理業務際に役立つと想定されるツールが見受けられました。こうしたツールを業務に取り込むことで、作業の効率化を図れます。つまり、AI技術の進歩で、社内における実務作業の現場は、次のように変化すると予測できます。

 

  • 少ない人手と工数で良質なコンテンツを生み出せる
  • 経費の集計やメール対応の業務を効率的に処理できる

 

このように、大規模言語モデルや生成AIが進化していくことで、社会全体の利便性が向上することは間違いありません。ただし、検索ユーザー視点では、検索エンジンに対するニーズが次のように変化する可能性があります。

 

  • 検索のあり方が多様化して、AEO対策が重要視される可能性も

 

AI技術は一次情報を提供しない

今回発表された、AI Overviewを含む各種AIサービスには、一次情報を生み出す能力がありません。そもそも、AI Overviewとは、検索クエリ検索意図を考慮して、Google検索エンジンにインデックスされているWEBページのコンテンツを用いて、生成AIが説明文章を構築する機能のことです。さらに、その説明文章を検索結果の上部に表示して、クエリに対する満足感を検索ユーザーに提供します。

 

 

Q:AI Overviewは一次情報を提供できますか?

 

A:AI Overview (SGE) は、検索クエリに対してAIが生成した要約や回答を検索結果ページの上部に表示する機能ですが、基本的には一次情報そのものを提供するものではありません。

 

AI Overviewは、Web上の膨大な情報を学習した大規模言語モデルによって情報を生成するため、原理的には全ての情報が二次情報となります。

〜以下略〜

 

引用:Gemini Advanced

※上記の質疑応答は、アップデート前(2024年6月)のGemini Advancedの検証結果です

 

一方、Google検索エンジンの検索ランキングは、WEBページの品質や価値などを考慮のうえで決まります。Google検索エンジンの役割は、あくまでも検索ユーザーに優れた検索体験を与えることです。そして、WEBサイトの運用者の役割は、サイト訪問者にとって役立つ、一次情報に代表されるオリジナルコンテンツを提供し続けることです。このアクションが、SEO対策として適切であることに変わりはありません。

 

さらにいうと、これまで自社サイト外のページの焼き直しコンテンツを量産することで、検索順位を確保していたWEBサイトは、AI Overviewが大きな障壁として立ちはだかるリスクをともないます。

 

少ない人手と工数で良質なコンテンツを生み出せる

AI技術の発展により、適切なプロンプト(テキスト入力による指示)でAIツールに指示を出せると、優れたコンテンツを作成するために必要な工数や人手が減ります。

 

たとえば、WEB記事を作成することになったとします。このとき、ページ構成を検討するほか、原稿や画像といったコンテンツの素材を取得する必要があります。AIツールを用いることで、こうした作業を簡略化できます。今回発表された内容でいうと、次のようなAIツールがコンテンツ作成時に役立つことが期待されます。

 

 

ツール 解説
Gemini Advanced 情報収集で役立つ。WEB上に出回っている、一般的に知られている情報であれば、すぐに答えをもらえるため、検索や取材の手間を省ける
Imagen 3 画像素材の取得時で役立つ。記事の解説を補完するイメージ図やイラストを容易に取得できる
Veo 動画素材の取得時に役立つ。場合によっては、動画コンテンツの撮影や編集工数を大幅に短縮可

 

ただし、AIで生成されたコンテンツの品質に問題がないかをディレクターや編集者がチェックする必要がある点に注意してください。

 

このほか、GeminiをはじめとするAI技術は、ソースコードの作成、アクセス解析のレポート作成、SEO分析といったロジカル的な作業と相性がよいです。ただし、こうした領域で、AIツールがどの程度役立つかは検証が必要です。

 

経費の集計やメール対応の業務を効率的に処理できる

Google WorkspaceアプリケーションのAI機能が強化されたことで、オフィス内で求められる一般的な業務の作業時に役立ちます。

 

たとえば、今回発表されたもののうち、Google Workspaceアプリケーションで高度な文章の自動作成、または要約や翻訳が可能となりました。この機能では、次のような作業のサポートを実現してくれます。

 

  • Gmailにおける返信メールの自動生成や提案
  • Google Meetにおける会議の議事録の自動作成

 

検索のあり方が多様化して、AEO対策が重要視される可能性も

Google I/O 2024では、AI技術にまつわる新情報が多数発表されました。そのなかには、Gemini Advanced、Project Astraのように、人々が情報を調べるうえで役立つAI技術も散見されました。つまり、情報を調べるときに利用するツールとして、検索エンジン以外の選択肢が増え、検索のあり方が多様化していくということです。

 

このほか、Google検索エンジン上で、AI Overviewを利用する検索ユーザーの割合が増加するにつれて、いわゆるゼロクリック検索が増えていくことも懸念されます。

 

こうしたことから、検索のあり方を長期的にみると、WEBサイトの運用者には、SEO対策だけでなくAEO(Answer Engine Optimization)対策が求められる時代に突入する可能性があります。

 

Google I/O 2024における発表内容のよくある質問

Google I/O 2024で発表された情報に関する、よくある質問を集めています。
 

Q:Google I/O 2024はいつ開催されましたか?

Answer)2024年5月14日、同15日(現地時間)に開催されました。

 

Q:Google I/O 2024では、どのようなことが発表されましたか?

Answer)主に、Google社が開発する大規模言語モデルのGemini、生成AIといった、AI技術の最新情報が公開されました。

 

Q:Google I/O 2024で発表されたもののうち、注目されている最新情報は?

Answer)ざっくりと、下記のとおりAI技術の進歩がもたらす恩恵が注目を浴びています。

 

  • 大規模言語モデルと生成AIの進化により、生成するコンテンツの品質が高まった
  • WorkspaceアプリケーションのAI機能が向上して、利便性が高まった

 

一部の具体的な例を挙げると、次のような最新情報がありました。

 

  • 大規模言語モデルのGeminiの最新情報
  • 画像生成AIのImagen 3の情報
  • 動画生成AIのVeoの情報

 

Q:Geminiとはどのようなものですか?

Answer)Geminiは、Google社のGoogle DeepMindと呼ばれるチームが開発した大規模言語モデルのAIです。テキストや画像、画像、音声といった、さまざまなコンテンツの情報を学習するマルチモーダル機能が特徴です。今回の発表でもあったとおり、Google社の製品やサービスにGeminiを組み込むことで、その利便性が高まると期待されています。

 

Q:大規模言語モデルと生成AIの違いは?

Answer)大規模言語モデルと生成AIはともに、学習した情報に基づき、コンテンツを生成するAIですが、得意とする領域が異なります。前者はテキストの生成に特化していますが、後者は画像や動画といった多様なコンテンツを生み出すことができます。つまり、大規模言語モデルは、生成AIの一種という位置付けになるということです。

 

 

まとめ

amano_portraitGoogle社は、Google I/O 2024の基調講演を実施し、自社のAI技術の進歩、それを用いた自社製品の新機能に関する最新情報を公開しました。具体的には、大規模言語モデルのGemini、生成AIの情報のほか、検索エンジンやWorkspaceといった製品にAI技術を組み込むといったものです。とくに、Geminiなどは、SEO対策のツールとしてWEBサイト運用者に注目されています。現実的にどの程度役立つかは検証が必要ですが、SEOの観点でも軽くは押さえておいてください。

 

 

この記事の監修者

SEOコンサルタント

アドマノ株式会社 代表取締役 天野 剛志

日本大学法学部卒業、広告代理店で12年間働いている間、SEOと出会い、SEO草創期からSEO研究を始める。SEOを独学で研究し100以上のサイトで実験と検証を繰り返しました。そのノウハウを元に起業し現在、11期目。営業、SEOコンサル、WEB解析(Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持)コーディング、サイト制作となんでもこなす。会社としては今まで2000以上のサイトのSEO対策を手掛けてきました。

監修者:アドマノ株式会社 代表取締役 天野剛志
日本大学法学部卒業、広告代理店で12年間働いている間、SEOと出会い、SEO草創期からSEO研究を始める。SEOを独学で研究し100以上のサイトで実験と検証を繰り返し、そのノウハウを元に起業し現在、10期目。営業、SEOコンサル、WEB解析、コーディング、サイト制作となんでもこなす。会社としては今まで1000以上のサイトのSEO対策を手掛けてきました。
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