パーマリンクとは?SEOで失敗しない設定ルール5選

パーマリンク(Permalink)とは、個別のWEBページに割り当てられる、固定のURLのことです。
パーマリンクの設定は、軽視されがちであるものの、SEO対策上で重要です。そもそも、パーマリンクは、サイト全体の構造を示す役割を担います。ゆえに、、クリック率(CTR)などに影響を与えます。そこで、パーマリンクをページテーマにあわせるなど、わかりやすい文字列になるように工夫が必要です。
本記事では、パーマリンクの設定方法について解説します。パーマリンクの設定でお悩みの方は、参考にしてください。
パーマリンクとは?
パーマリンクとは、それぞれのWEBページに割り振られる固定のURLのことです。もともと、「永久(Permanent)」と「リンク(Link)」を組み合わせたSEO用語で、固定のURLであることを表しています。下記は、パーマリンクの一例です。
https://example.com/seo/permalink
そして、パーマリンクには、
- 役割:ページの識別
- SEO影響:あり(URL構造はランキング要因)
- 変更:原則NG
という原則があります。
URLを一度公開したのちは、特殊なトラブルを除いて、原則的に変更することはありません。そのため、どのようなパーマリンクを設定するかを事前に決めることになります。このパーマリンクは、事例のURLの文字列でいうと、下記の2つの要素で構成されています。
| 構成要素 | URLの例 |
|---|---|
| ドメイン | example.com |
| スラッグ | /seo/permalink |
このうち、ドメインとは、WEBサイトのURLそのものの部分を指します。そして、スラッグは、ドメインの下の階層を示すもので、カテゴリ、投稿日付、投稿名などで構成されています。
SEOに強いパーマリンクの設定ルール5選
SEOに強いパーマリンクには、いくつかの特徴があります。その特徴とは、次の5つのルールを踏まえたものです。
- 短くする
- 主要なキーワードを含める
- 英単語を使う
- 単語をハイフンで区切る
- 一貫性を保つ
そもそも、パーマリンクは、検索ユーザーのクリック率(CTR)に影響を与えます。その理由は、パーマリンクが検索結果に表示されるためです。複雑なパーマリンクは、検索ユーザーに警戒され嫌煙されがちです。そこで、上記のように、シンプルなパーマリンクに設定することが推奨されます。短く、キーワードを含み、英単語をハイフンで区切るようにパーマリンクを設定すると理想的です。
1.短くする
パーマリンクは、短くなるよう設定してください。すると、ユーザビリティが高まり、次の4つの利点が生まれます。
- 直感的にページ内容を推察できる
- SNSで共有されやすくなる
- 検索結果に表示される
- 管理しやすくなる
このうち、「1」〜「3」に関しては、主にユーザー視点の利点です。たとえば、「2」に関しては、ユーザーがSNS投稿時、URLリンクをコピー&ペーストしやすくなりミスやエラーが減少します。これに加えて、サイトオーナーがサイトを管理しやすくなる利点があります。
2.主要なキーワードを含める
WEBページのテーマに沿ったキーワードをパーマリンクに含めるようにしてください。
たとえば、「スイーツについて」をテーマとするブログ記事を作ったとします。このとき、次のようなパーマリンクが適切です。
https://example.com/blog/sweets
事例のURLをみたユーザーは、「スイーツ」に関するページだと直感的に理解しやすくなります。このように、主要なキーワードをパーマリンクに含めると、ユーザーがみたいページかをジャッジできますので、クリックされる可能性が高まります。
3.英単語を使う
パーマリンクには、日本語でなく英単語を利用してください。
パーマリンクに日本語を使うと、文字化けを起こすことがあります。たとえば、次のように日本語のパーマリンクを設定したとします。
https://example.com/blog/スイーツ
すると、URLエンコードと呼ばれる機能によって、下記のような文字化けを起こします。
https://example.com/blog/%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%83%84
その結果、次のようなリスクが発生します。
- URLが極端に長くなる
- 無意味な文字列のURLになる
- SNSで共有されにくくなる
文字化けしたURLは、安全性の観点からユーザーを不安にさせます。そのため、クリックしにくい、SNSに投稿しにくいなどのマイナス材料になりがちですので注意してください。
4.単語をハイフンで区切る
パーマリンクで複数のキーワードを入れる場合、単語をハイフンで区切るようにしてください。
たとえば、「美味しいスイーツの紹介」をテーマとする記事を作成したとき、「delicious sweets」をスラッグの文字列に使うことになったとします。
このとき、
https://example.com/blog/delicioussweets
というパーマリンクにすると、一見、非常にページ内容がわかりにくくなります。
そこで、
https://example.com/blog/delicious-sweets
と、ハイフンで英単語間に区切りを入れてあげることで、視認性が高まります。その結果、クリック率向上にも役立ちます。
5.一貫性を保つ
パーマリンクをページテーマに合わせた英単語に設定しない場合、設定時に一貫性を保つようにしてください。
WEBサイト全体で同じルールに従ってパーマリンクを作成することで、検索エンジンやユーザーがサイト構造を推測しやすくなる利点が生まれます。また、サイトオーナー側でも、ページを管理しやすくなります。
一貫性のあるパーマリンクの設定の一例を出すと、次のようなものが挙げられます。
https://example.com/?p=123
事例のパーマリンクの場合、記事を投稿するごとに末尾の番号を増やしていくことになります。このほかにも、ランダムな数字ではなく、記事の投稿日をスラッグに含める方法が挙げられます。
WordPressでパーマリンクを設定する方法
WEBサイトの運用時に、CMSとしてワードプレス(WordPress)が選ばれるケースが多々あります。そこで、ワードプレスを用いて、パーマリンクを設定する方法を画像付きでわかりやすく解説します。
ワープレスの場合、パーマリンクを設定する手順は、非常に簡単です。下記の2つのステップの作業をすることで設定が完了します。
- 右メニュー「パーマリンク設定」を選択する
- 任意の設定項目を選択する
※本解説の環境では、「Cocoon」のテーマを利用しています
1.右メニュー「パーマリンク設定」を選択する
▲ワードプレスのCMS画面にて、左メニュー「設定」→「パーマリンク設定」を選択する
2.任意の設定項目を選択する
▲「共通設定」にて、任意の項目を選び、「変更を設定」をクリックする
投稿記事ごとにパーマリンクのスラッグを変更する方法
投稿記事を任意のスラッグに変更したい場合は、投稿の編集ページで設定できます。編集画面から下記画像の部分を変更するだけです。
パーマリンクを設定するメリットについて
パーマリンクは、WEBサイトの信頼性や使いやすさを高めます。そこでパーマリンクのメリットについて整理し、1つずつ詳しく解説します。
クリック率の向上
パーマリンクは、ユーザーのクリック率に影響します。例えば、パーマリンクに「how-to-choose-bicycle」 のような具体的なキーワードが含まれている場合、ユーザーは自転車の選び方に関するページであることをクリック前に理解できるので、クリック率が向上します。
一方、「index.php?id_tag=xxx364f417」 のようなランダムな文字列では、ユーザーは何の情報が予想できないため、クリックするのをためらう可能性があります。このように、パーマリンクを適切に設定することによって、ユーザーに安心感を与え、クリック率向上に役立ちます。
参考ページ:SEOにおけるクリック率(CTR)とは? 順位別クリック率(CTR)を紹介
リンク切れ防止に役立つ
WEBサイトは、時間の経過とともにページを移動することがあります。そのため、従来のURLではリンク切れが発生しやすくなりますが、パーマリンクであればWEBサイトの構造やコンテンツが移動しても、そのURLが変更されずに残ります。
このように、パーマリンクを設定しておけば、将来的にWEBサイトに変更が加えられたとしても、ユーザーがそのURLにアクセスさえすれば目的のコンテンツを閲覧することができます。また、検索エンジンがWEBサイトの評価を下げる要因となるリンク切れを回避するいう点でも、大きなメリットといえます。
参考ページ:リンク切れとは?SEOへの影響やリンク切れチェックツールを解説
バージョン違いのコンテンツにアクセスしやすい
パーマリンクを設定しておければ、コンテンツの特定バージョンへ永続的にアクセスすることができます。実際、Wikipediaでは、コンテンツが更新されるたびに新しいバージョンが作成されますが、各バージョンには固有のパーマリンクが割りあてられています。結果として、ユーザーは特定の古いバージョンのコンテンツを参照することができます。
パーマリンク変更時の注意点
通常、パーマリンクの変更は避けなければいけません。しかし、何かの理由で変更する必要がある際には、適切な対応をして作業を進めるようにしてください。ここでは、パーマリンクを変更する場合の注意点についてお伝えします。
関連記事:ドメイン変更はSEOに影響はあるのか?変更のコツを解説
301リダイレクトの設定
パーマリンクを変更する場合、必ず301リダイレクトを設定してください。301リダイレクトとは、古いURLにアクセスがあった際に、自動的に新しいURLに転送する仕組みです。301リダイレクトを設定すれば、ユーザーはリンク切れに遭遇することなく、目的のページにアクセスできます。
また、検索エンジンに対しては、ページが新しいURLに移動したことを伝える役割を果たします。 301リダイレクトを設定しないと、検索エンジンは古いURLと新しいURLを別々のページとして認識してしまうため、SEOの観点からは非常に不利といえます。
参考ページ:あなたが知るべきSEOのための301リダイレクトの全て
変更のタイミング
変更タイミングにも気をつけてください。パーマリンクを変更するのは、WEBサイトへのアクセスが少ない時間帯におこなうようにします。アクセスが多い時間帯に変更すると、サーバーに負荷がかかり、WEBサイトが表示されなくなるなどの問題が発生する可能性があるためです。 また、変更後は必ず動作確認を行い、問題がないことを確認してから公開するようにしてください。
SearchConsoleにサイトマップを送信
パーマリンクを変更したときは、Search Consoleにサイトマップを送信してください。検索エンジンにWEBサイトの構造が変更されたことを通知し、新しいパーマリンクを正しくクロール・インデックスできるようにするためです。このようにサイトマップを送信することで、Googleなどの検索エンジンは、変更されたパーマリンクを認識し、検索結果に反映させることができます。
参考ページ:サイトマップとは?作成方法やSEO効果について解説
大規模な変更は専門家に相談
すでに多くのコンテンツがあるWEBサイトで、大規模なパーマリンク構造の変更をおこなう場合、SEOに精通した専門家に相談することをおすすめします。 誤った方法で変更すると、WEBサイト全体のSEOに悪影響を及ぼす可能性があるため、専門家のアドバイスを受けながら慎重に進めてください。
参考ページ:コンサルタント紹介 – 東京SEOメーカー
よくある質問(Q&A)
ここでは、パーマリンクのよくある質問についてお答えします。特にこれからWEBサイトを運用開始する際などは、パーマリンクに対して細かな知識を含めて理解してください。
Q:パーマリンクはブログの普及で登場したのですか?
Answer)パーマリンクはブログの普及とともに登場しました。 ブログ記事は、WEBサイトのフロントページに短期間しか表示されず、ユーザーがURLを保存してもあとで見ると新しいコンテンツに置き換えられ、閲覧できないという問題があったのです。そこで、ページをいつでも閲覧できるようパーマリンクが考案されたという経緯があります。
Q:WordPressでパーマリンクを設定するには?
Answer)WordPress でパーマリンクを設定するには、ダッシュボードにログインし、「設定」>「パーマリンク」に移動します。そこで、日付と投稿名、月と投稿名、数字、投稿名など、さまざまなオプションから、自社の目的に合ったものを選択します。
また、個々のパーマリンクを編集するには、「投稿」画面の「パーマリンク」設定でスラッグを編集します。変更を保存する前に、パーマリンクが短く、主要キーワードが含まれている点を確認してください。
参考ページ:WordPressとは?入門者向けに基本事項や導入メリットなど解説
Q:ECサイトでは、どのようなパーマリンクを使いますか?
Answer)ECサイトで使用するパーマリンクは、商品名とIDを組み合わせたり、カテゴリ名を含める方法が一般的です。
例えば、「example.com」というドメイン名を持つECサイトで、iPhone 18を販売しているとします。この商品ページの場合、カテゴリがスマートフォンで、商品名がiPhoneのため「example.com/smartphones/iphone-18」といったパーマリンクが考えられます。
参考ページ:ECサイトで効果のあるSEO対策は?重要性やポイントなど解説!
Q:SEOへの影響は?
Answer)以前は、パーマリンクにキーワードを含めることがSEOにとって重要でした。しかし、現在では、検索エンジンがWEBサイト全体のコンテンツ品質やユーザーエクスペリエンスなどを総合的に評価しており、パーマリンクがSEOに与える影響は限定的です。
もちろん、ユーザーがページの内容を予測しやすいよう「短く・分かりやすく・キーワードを含む」ものにするべきですが、SEOへの影響は以前ほど大きくはありません。
参考ページ:[2024年最新]SEOとは?SEO対策完全ガイド
まとめ
パーマリンクは単なるURLではなく、WEBサイトの信頼性や使いやすさ、そしてクリック率などに影響を与える重要な要素です。今回お伝えしたように、短くわかりやすい構造にしたり、ハイフンで区切るなど、ベストプラクティスを取り入れ、ユーザーにとって適切なパーマリンクを作るようにしてください。また、パーマリンクを変更する際には、301リダイレクトやSearch Consoleでのサイトマップ送信を忘れないようにします。適切なパーマリンクを設定することは、WEB担当者にとってもページ管理がしやすくなるため、よく検討したうえで決定してください。その際には、今回の記事がお役に立てれば幸いです。




