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チケット販売の効果的なWEB施策について解説

ここ10年ほどで、チケット販売の市場が大きく伸びました。2020年以降はコロナ禍の影響で鈍化したものの、2023年には、コロナ禍以前の水準を上回るほどに市場が拡大しています。そして、2030年まで、この傾向が続くとみられています。

そもそも、音楽コンサートやスポーツ観戦、映画、お笑いライブといった、エンターテインメントのチケットは、主にECサイトで販売されることから、SEO内部対策が不可欠です。とくに、市場の伸びを考慮すると、チケット販売のECサイトとしては、SEO対策を強化すべき時期ともいえます。

関連記事:業種別SEO対策について解説!業界ごとの施策や市場動向など解説

SEOコンサルタント‐天野チケット販売のSEO対策について解説します。チケット販売のECサイトの運用者の方はもちろん、施設に集客するためにチケット販売する方も、本記事を参考にしてください。
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チケット販売でSEO対策すべき理由

チケット販売の市場規模は上昇傾向にあり、2023年にはコロナ禍以前の水準を上回っています。さらに、今後もこの流れが続くとみられています。また、チケットはECで販売される機会が多いことから、チケット販売の事業者としては、SEO対策に力を入れることが不可欠となっています。

チケット業界の市場規模が好調に推移している

ぴあ総研は、2024年のライブ・エンタテインメント市場動向、及び2030年までの予測値の最新情報を2025年6月に公表しました。それによると、音楽コンサートなどのチケット推計販売額は次のとおり推移しています。

西暦 市場規模
 2012年 3,334億円
2015年 5,119億円
2019年 6,295億円
2020年 1,106億円
2021年 3,072億円
2022年 5,652億円
2023年 6,857億円
2024年 7,605億円
2025年 8,100億円(予測値)
2030年 8,700億円(予測値)

データの全体的な推移をみてみると、ここ10年ほどで市場が拡大していることがわかります。2020年以降はコロナ禍の影響をダイレクトに受け、大きく縮小しました。しかし、翌年には回復基調がみられ、2023年にはコロナ禍以前の水準を上回っています。

とくに2012年時点と2024年時点の市場規模を比較すると、実に2倍以上に膨れ上がっていることになります。さらに、2030年までには、市場規模が8,700億円にまで達すると予測されています。この背景としては、推し活ブームなど新たな消費ニーズが生まれたことのほか、大規模な会場の新設や稼働が増えているためと、ぴあ総研が分析しています。

また、日本経済新聞による、チケット販売の主要3社の総売上高に関する調査結果では、2023年度には市場規模がコロナ禍以前を超えていて、2024年度にはさらに躍進した旨を公表しています。そのため、音楽ライブだけでなく、スポーツやテーマパークなども含め、エンターテインメント全体のチケットが好調に推移しているものとみられています。

チケット販売向けのSEOキーワードの例

チケット販売サイトでは、チケットの種類や具体的なチケット名に関連するキーワードの設定がもっとも重要となっています。そして、チケット販売サイトは、大規模サイトになりがちですので、SEO内部対策が不可欠となります。

関連記事:SEOキーワードの選び方とは?WEB集客に成功する効果的なキーワード選定のコツなどを徹底解説!

※本項目で記載する月間検索件数は、2025年5月単体のもの。また、検索結果(SERPs)は、2025年6月調べで、原則として位置情報が東京都内のものです。

チケットの類似品や同義語

施設や乗り物に入場、または乗車する際に使用されるものがチケットです。そのため、チケットは、入場券や乗車券とも呼ばれます。そして、当日有効の当日券、複数回使用できる回数券といったものがあります。

さらに、入場などの前払いで金銭と引き換えにチケットを取得するため、予約の同義語に該当します。そのため、検索ユーザーは、チケットを指して、次のように検索します。

キーワード 月間検索件数と検索結果の特徴
 チケット 検索件数:90,500

検索結果:チケットサービスの案内ページ / 施設の案内ページ

予約 検索件数:33,100

検索結果:予約サイトの案内ページ

乗車券 検索件数:6,600

検索結果:施設・交通機関の案内ページ / 交通機関の案内ページ

入場券 検索件数:5,400

検索結果:施設・交通機関の案内ページ / 解説記事

回数券 検索件数:4,400

検索結果:施設・交通機関の案内ページ / 解説記事

当日券 検索件数:1,900

検索結果:チケットサービスの案内ページ / 施設の案内ページ / 解説記事

メインの「チケット」のキーワードの結果をみてみると、チケットサービスの案内ページが目立っています。サイトのタイプとしては、チケットを販売するECサイト、チケット売買を仲介するフリーマーケットサイトの2種にわかれています。

具体的には、ECサイトとしては、チケット販売大手のぴあのほか、e+(イープラス)ローソンチケット(ローチケ)などがランクインしています。その一方で、フリーマーケットサイトとしては、チケジャムチケット流通センターチケプラトレードの3サイトが上位表示しています。

このほかでは、施設側の案内ページとして、東京ディズニーリゾートのパークチケットの販売ページが食い込んでいました。このように、チケットを軸としたキーワードでは、チケット販売で収益を出す事業 、チケット売買を仲介する事業、実店舗に集客して入場料で利益を出す事業と、3つのビジネスモデルのサイトがひしめき合っています。

チケット販売の類義語や同義語

何かしらのチケットを入手したい人は、チケットを購入できる場を探すことになります。そこで、検索ユーザーは、「チケットの購入」に近しいキーワードを入力します。

キーワード 月間検索件数と検索結果の特徴
 チケット 売り場 検索件数:5,400

検索結果:チケットサービスの案内ページ / まとめページ

チケット 販売 検索件数:2,900

検索結果:チケットサービスの案内ページ

チケット 屋 検索件数:2,400

検索結果:チケットサービスの案内ページ

チケット 購入 検索件数:1,900

検索結果:チケットサービスの案内ページ / 施設の案内ページ

まず、実店舗を指定する「チケット 売り場」と「チケット 屋」の検索結果では、チケットを販売する金券ショップの案内ページが上位表示しています。たとえば、「チケット 売り場」のキーワードでは、トップにアクセスチケット、2位にJ・マーケット、3位にチケット大黒屋と、金券ショップのサイトが並んでいます。

その一方で、単純にチケットの取得が検索意図となる「チケット 販売」、「チケット 購入」では、ぴあなどのチケット販売サイトが上位に表示されています。

チケットの種類

一般的に、チケットを求めている人は、どこに入場することが目的なのかが決まっています。そのため、検索ユーザーは、施設や観戦対象のキーワードを交えて、チケットを探します。

キーワード 月間検索件数と検索結果の特徴
 大相撲 チケット 検索件数:60,500

検索結果:チケットサービスの案内ページ

ライブ チケット 検索件数:27,100

検索結果:チケットサービスの案内ページ

野球 チケット 検索件数:22,200

検索結果:チケットサービスの案内ページ / 施設の案内ページ

映画 の チケット 検索件数:9,900

検索結果:チケットサービスの案内ページ / 施設の案内ページ

タクシー チケット 検索件数:8,100

検索結果:チケットサービスの案内ページ / 解説記事 / タクシーの案内ページ

舞台 チケット 検索件数:2,400

検索結果:チケットサービスの案内ページ / 施設の案内

検索結果をみると、ほぼすべての上位枠がチケット販売のECサイト、チケット売買のフリーマーケットサイトに占拠されています。そして、それぞれのキーワードで、該当施設の入場のためのチケット販売ページがランクインしています。

たとえば、「ライブ チケット」のキーワードでは、ローソンチケットのライブチケット販売ページが1位に表示されています。

このサイト構造を詳しくみてみると、ライブやコンサートのチケット情報を集約したサブディレクトリを設けていて、さらにそこから「J-POP・邦楽」のようなジャンル別のディレクトリページ、「Perfume」のようなアーティスト別のディレクトリページを設置しています。

このように、膨大な量のチケットを扱うサイトでは、検索ユーザーがサイト内で目当てのチケットをみつけやすいように、SEO内部対策を徹底することが不可欠となります。

チケットの購入を検討している人のなかには、「○○日に開催される○○のライブ」のように取得したいチケットが明確になっていることもあります。こうしたときには、下記のとおり検索します。

キーワード 月間検索件数と検索結果の特徴
 チケット ディズニー 検索件数:450,000

検索結果:施設の案内ページ / チケットサービスの案内ページ

ジブリ パーク チケット 検索件数:165,000

検索結果:施設の案内ページ / チケットサービスの案内ページ / 解説記事

巨人 チケット 検索件数:110,000

検索結果:チケットサービスの案内ページ / 試合の案内ページ

劇団 四季 チケット 検索件数:90,500

検索結果:劇団の案内ページ / チケットサービスの案内ページ

小田 和正 チケット 検索件数:33,100

検索結果:チケットサービスの案内ページ / コンサート情報記事

スカイ ツリー チケット 検索件数:18,100

検索結果:施設の案内ページ / チケットサービスの案内ページ

まずはじめに、チケットの関連キーワードでは、具体的なチケット名の検索ボリュームが大きくなりがちです。ただし、事例のキーワードは指名検索に該当することから、該当施設のサイトが露出しやすく、チケット販売のECサイトなどとしては、上位表示の難易度が高めといえます。

実際に、「チケット ディズニー」のキーワードの検索結果では、1ページ目の6枠中の4枠を東京ディズニーリゾートのサイトが占めています。

ただし、「小田 和正 チケット」のように、コンサートの特設サイトが設置されているものの、軸となるオフィシャルサイトがみられないケースでは、チケットサービスの案内ページが目立っています。

そして、大手のチケットECサイトのほか、キョードー東京チケットオンラインといった、業界に特化したチケットECサイトの姿もみられました。

チケット販売の効果的なWEB施策

チケット販売数を伸ばすためには、次のようなWEB施策が効果的です。

  • SNSでチケット情報を拡散する

また、チケット販売のECサイトでは、下記の施策が不可欠となります。

  • データベース型サイトを構築する【チケット販売所向け】

SNSでチケット情報を拡散する

SNSでチケットやクーポン情報を拡散すると、販売の底上げを期待できます。実際に、チケット販売の事業者は、SNSを積極的に利用しています。

ローソンチケットは、各種SNSで公式アカウントを運用していて、それぞれで多数のフォロワー数を抱えています。

SNSアカウント名 フォロワー数
 ローチケ(ローソンチケット)

X

32万6,000人
ローチケ(ローソンチケット)

Instagram

5万2,000人
ライブ ローチケ×HMV&BOOKS

LINE

3万6,053人
ローチケチャンネル

Youtube

2万7,800人
ローソンチケット

Facebook

8,487人

各種SNSアカウントの投稿内容をみてみると、それぞれの特性を活かした運用をしていることがわかります。たとえば、情報の拡散性に秀でたXやInstagramでは、チケット販売の情報のほか、プレゼントキャンペーンやエンターテインメントの情報発信に力を入れています。

そして、LINEでは、チャットツールの強みを活かして、アカウントの友だちに対するお得なクーポン配布が目立っています。また、Youtubeでは、イベントなどのプロモーション動画を中心に配信しています。リアルな交流が多いFacebookの場合は、チケット情報を中心に発信しているようです。

データベース型サイトを構築する【チケット販売所向け】

データベース型サイトとは、サーバーに置かれるデータベースをもとにして、自動でWEBページを生成する仕組みのサイトのことです。チケット販売のECサイトの場合、取り扱いチケットごとに、個別のページを設けることが不可欠です。

そこで、データベース型サイトを導入することで、サイト運用の手間を削減できます。さらに、データベース型サイトに特化したSEO対策も実施する必要があります。

東京SEOメーカー(本サイト)では、データベース型サイトの構築とSEO対策のサービスを提供しています。チケット販売のECサイトを立ち上げる、またはリニューアルを検討している方は、下記よりお問い合わせください。

>>東京SEOメーカーのデータベース型サイトのSEO対策サービス

チケット販売におけるSEO対策のよくある質問

チケット販売のSEO対策に関する、よくある質問をまとめています。

Q:チケット販売で優先すべきSEO対策とは?

Answer)チケットを販売するECサイトのケースでは、SEO内部対策がもっとも重要な施策となります。具体的には、データベース型サイトを導入し、わかりやすいサイト構造を設計してください。ここでいうサイト構造とは、ディレクトリの階層の構築、カテゴリやタグの設定を指します。

Q:ECサイトでチケットの販売数が増えないときは?

Answer)SEO対策の専門会社に相談してください。

東京SEOメーカーは、これまでに2,000社以上の企業にWEB施策の支援を提供してきました。ECサイトに不可欠なデータベース型サイトの構築サービスを用意していて、多数の導入実績を有しています。まずは、下記リンク先のフォームよりお気軽にお問い合わせください。

>>東京SEOメーカーの問い合わせ窓口

まとめ

SEOコンサルタント‐天野チケット販売サイトは、大規模サイトになりがちですので、データベース型サイトで運営すべきです。とくに、エンターテインメントのチケットはECで販売される機会多く、SEO内部対策が必須となります。さらに、チケット販売の市場規模が好調に推移していることから、チケット販売のECサイトにとって、SEO対策を強化するタイミングとなっています。これから、チケット販売のECサイトを構築、またはリニューアルすることを検討している事業者の方は、SEO対策の専門家に相談してみてください。

 

 

監修者:アドマノ株式会社 代表取締役 天野剛志
天野 剛志
マーケティングのエキスパート。Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持。大学では経営法学を専攻。オーストラリア・イタリア・フランス・タイ・カンボジアなど世界各国を旅した後、イギリスで1年半生活し語学力と国際的視野を磨く。日本帰国後は広告代理店で営業を12年経験。SEOは草創期から独学で研究し、100以上のサイトで検証しつつノウハウを蓄積。2012年にSEO専門会社のアドマノを設立。
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