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ブライダル業界のSEO対策!注目キーワードや注意点など解説

ブライダル業界のSEO対策!注目キーワードや注意点など解説ブライダル業界は年々変化を遂げており、株式会社矢野経済研究所の調べによると、市場規模は関連業種も含めると約1.7兆円に上るとされています。主力の挙式披露宴・披露パーティ市場はもちろん、新婚旅行市場なども今後、好調を維持すると予想されています。

 

SEOコンサルタントまた近年では、顧客の多くがSNSや結婚専門のWEBサイトを閲覧し、披露宴会場などを選定しており、顧客獲得の主戦場はインターネットに移行。このため、ブライダル業界においてもSEOで自社の存在感を示す重要性が、益々増加しています。そこで、ブライダル業界におけるSEO対策の重要性や具体的な方法、最新の注目キーワードなどについて解説します。

 

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ブライダル業界におけるSEOの重要性

市場環境が年々変化し競争が激しくなる中、インターネット上で自社の存在感を高めることが急務となっています。そして、その競争を優位に進めるための鍵となるのが、マーケティング戦略の1つであるSEO対策です。ここでは、なぜSEO対策がブライダル業界の成功要因となるのか、その理由を3つに絞ってお伝えします。

 

情報源がWEBにシフト

結婚情報誌が初めて出版されたのは1992年です。それ以降、雑誌はカップル向けに、結婚情報を届ける重要な役割を果たしてきました。

 

結婚情報誌

雑誌名 出版社
ゼクシィ リクルートホールディングス
25ansウェデイング ハースト婦人画報社
WeddingBook 株式会社COURAGE

 

しかし、出版不況の影響を受け、情報誌の影響力は次第に縮小。代わりにWEBが、その役割を担うようになってきました。現在では、結婚式を予定しているカップルの多くが、情報源として結婚情報サイトやSNS、披露宴会場の公式ホームページなどを参考にしています。このような顧客行動の変化に合わせ、ブライダル業界においては今後、SEO対策に力を入れることが必要不可欠です。

 

SEO対策に力を入れることが必要不可欠

 

参考ページ:ゼクシィ結婚トレンド調査(首都圏)2023年

 

結婚式費用が伸びている

結婚式にかける費用は、近年上昇傾向にあります。例えば、首都圏においては、2022年時点で一組あたりの結婚式費用は約347万円でした。2002年だと254万円ほどの費用ですから、約1.3倍に増加していることになります。

 
結婚式費用が伸びている
 

参考ページ:ゼクシィ結婚トレンド調査(首都圏)2023年

 

もちろん、コロナの影響を受けている年はあるものの、全体としては結婚式にかける費用が増加しているといえます。このように1件あたりの収益が増加しているため、業界全体が今後さらに、WEBを中心としたマーケティングに力を注ぐ可能性が高いです。自社も遅れをとらないよう、SEO対策などを中心に積極的に取り組む必要があります。

 

婚姻数の減少

人口減少の影響で、婚姻件数は減少傾向にあります。厚生労働省の『人口動態総覧の年次推移』によると、婚姻件数は1992年に75万組でしたが、2022年には50万組に留まっています。

 
婚姻数の減少
 

参考ページ:人口動態総覧の年次推移 – 厚生労働省

 

このような婚姻数減少の傾向が続くことから、ブライダル業界では今後、顧客獲得における競争が激化することが予想されます。競争が激しい環境では、早めにSEO対策を中心としたWEBマーケティングに力を入れることが有効です。適切なSEO対策をおこなうことで、顧客からの認知向上、および問い合わせ数の増加に結びつけることができるからです。

 

ブライダル業界のSEO対策

SEO対策は基本を大切にした施策を進めてください。そこでここでは、ブライダル業界にとって必要不可欠な施策を取り上げ分かりやすく解説します。

 

ローカルSEO

ブライダル業は地域密着型のビジネスです。そのため、ローカルSEOが重要です。ローカルSEOとは、特定地域で検索されたときに、自社のWEBサイトが表示されるようにすることです。例えば、大阪で事業をおこなっているなら、大阪の人が検索したときに、自社のWEBサイトが表示されるようにします。このようなローカルSEOで成功するには、地域名や地域に関連するトピックをWEBサイトのコンテンツに取り入れることが必要です。

 

参考ページ:ローカルSEOとは?地域のSEO対策をするべきケースについて解説

 

画像が充実したコンテンツ制作

結婚式において、多くのカップルには「写真映え」させたいという欲求があります。そのため、自社のWEBサイトでも式場の魅力的な写真を掲載してください。こういった画像を増やすことで、式場のイメージが伝わりやすくなるだけでなく、Googleの画像検索にも表示されやすくなり、アクセスアップにつながります。また、オリジナル画像は検索エンジンのランキング向上にもプラスの影響があります。

 

参考ページ:画像SEO(画像検索最適化)とは?SEOに有効な画像の設定ポイントを解説

 

モバイルフレンドリー

ブライダル業界においては、モバイルフレンドリーなWEBサイトの構築が必要不可欠です。なぜなら、見込み客の多くがスマートフォンなどのモバイル端末でWEBサイトを閲覧しているからです。できる限り、画面表示速度が速く、視認性の良いWEBサイトにしてください。こうすることで、ユーザー体験が向上し、顧客にとって利便性の高いWEBサイトになります。

 

参考ページ:モバイルSEOとは?スマホSEO対策方法とモバイルフレンドリーの確認方法を解説

 

Instagramの活用

Instagramのユーザーは、20-30代の女性が中心で、結婚式を挙げる年齢層と合致しているため、ブライダル業界にとって非常に有効なSNSです。Instagramはビジュアルコンテンツが中心のため、ブライダル業界と相性が良いという利点もあります。式場の写真や動画を共有し、ターゲット層に積極的にアピールし、認知向上を目指してください。Instagramで認知度を高めることによって、WEBサイトに訪問する顧客を増やすことができます。

 

ブライダル業界の注目キーワード

ブライダル業界は、時代ごとにさまざまなトレンドがあります。SEO対策をおこなうには、このトレンドをいち早くキャッチしなければ効果的な対策になりません。そこでここでは、ブライダル業界の最新トレンドと、SEO対策すべき注目のキーワードをお伝えします。

 

再婚組の増加

婚姻件数は全体として減少しているものの、再婚組の数は増加傾向にあります。1980年には全婚姻数に占める再婚組の割合は15.1%でしたが、2020年には26.4%に上昇しています。

 
再婚組の増加
 

参考ページ:男女共同参画白書 令和4年版 – 男女共同参画局

 

しかも、従来は再婚組が派手な結婚式を避ける傾向にあったものの、近年は費用をかけた一般的な式を挙げることが多くなっています。このようなトレンドを踏まえると、ブライダル業界では「再婚 結婚式」や「再婚 ウェディングプラン」などのキーワードに対して、SEO対策をおこなうのが有効です。

 

おめでた婚

「おめでた婚」、つまり結婚前に妊娠するケースは、1990年代にクローズアップされ始め、近年では社会的にも市民権をえているといえます。実際、厚生労働省の『令和3年度 出生に関する統計の概況』によると、結婚期間が妊娠期間より短い出生の占める割合は、令和元年で18.4%に達し、今後も同程度の水準で推移するものと思われます。

 

そこで、おめでた婚向けの特別プランを用意し、それに対してSEO対策を施すことが肝心です。SEO対策では「おめでた婚 プラン」「マタニティウェディング」「妊婦 結婚式」などのキーワードが有力です。

 

参考ページ:令和3年度「出生に関する統計」の概況 – 厚生労働省

 

格安婚のニーズ

結婚式の費用が上昇を続ける中、格安で結婚式を挙げたいというニーズも高まっています。また、結婚式場を運営する側にとっても、予約が入らない日を格安婚で埋めることで収益を確保することができます。

 

そこで、SEO対策においては「格安婚」「コスパ 婚式」「リーズナブル ウェディング」などのキーワードが有力です。これらのキーワードに対して専用ページを作り、格安婚を検討しているカップルの集客につなげてください。

 

LGBT向け

LGBTとは「レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー」のことです。LGBT向けの結婚式市場は、まだ一般的ではありませんが近年、多様な人々を受け入れる社会ムードが広がっているため、注目を集めています。実際、行政が2人のパートナーシップを尊重し、結婚に相当する関係であるとする証明書「パートナーシップ証明制度」が徐々に広がりつつあります。

 

パートナーシップ制度を取り入れた自治体例

自治体 証明制度
北海道札幌市 2017年~:パートナーシップ宣誓書受領証
東京都渋谷区 2015年~:パートナーシップ証明書
兵庫県宝塚市 2016年~:パートナーシップ宣誓書受領証

 

まだLGBT向けの結婚式サービスを提供する企業は少ないため、先行して参入することで市場での優位性を確保できるチャンスがあります。効果的なSEOキーワードとしては、「LGBT 結婚式」などのストレートなものがおすすめです。その他、「トランスジェンダー 結婚式」「同性カップル 結婚式」なども有力です。これらのキーワードに対して早めの対策をとることで、競争優位性を確保してください。

 

ソーシャルウェディング

ソーシャルウェディングとは、環境保護などに配慮した結婚式のことです。エコがキーワードとなっており、引き出物として、フェアトレード製品を選択するなどの特徴があります。

 

ブライダル業界においてはニッチな市場といえますが、このニーズをターゲットとする場合、考えられるSEOキーワードとしては「ソーシャルウェディング」「エコ 結婚式」「環境に優しい 結婚式」などが考えられます。これらのキーワードに対してSEO対策をおこなうことで、先駆者としてのポジショニングを獲得できるチャンスがあります。

 

リゾートウェディング

リゾートウェディングは1990年代半ばから注目を集め、当時は軽井沢が人気スポットでした。近年では、美しい自然が魅力の沖縄が人気を博しています。沖縄では官民一体となってウェディング事業に取り組み、1999年には年間200組程度だった挙式数を2022年には1万8430組にまで増加させ、大きな成功を収めています。

 
リゾートウェディング
 

参考ページ: 令和4年【年間】沖縄リゾートウェディング – 沖縄県観光振興課

 

今後もリゾートウェディングを希望する顧客は、一定数持続すると考えられるため早速、SEO対策を進めてください。考えられるキーワードとしては「リゾートウェディング」「沖縄 ウェディング」「海辺 結婚式」などが挙げられます。

 

インバウンド需要

訪日外国人向けのウェディング市場は、現在トレンドの1つです。2018年には訪日外国人が3,000万人を突破し、特に中国、台湾、香港などのカップルの間では、日本での結婚式が人気を集め、特に沖縄が注目されています。実際、沖縄県観光振興課によると、2017年には沖縄で2,066組の訪日外国人カップルが結婚式を挙げたと報告されています。また、SEO対策においては、自社だけで対応するにはハードルが高いため、海外SEOに強いコンサルタントなどに相談して進めてください。

 

参考ページ:海外SEOとは?取り組む手順やアクセスアップの方法など解説

 

SEO対策の注意点

ここでは、SEO対策をおこなう際の注意すべきポイントをお伝えします。不適切な方法は逆効果になることもあるので、下記の内容を守ってSEO対策を進めることが肝心です。

 

入門者向けの表現を使用

結婚式は通常、多くの顧客が初めて体験するイベントです。そのため、初心者が読んで理解しやすい表現を使用してコンテンツを作成してください。専門用語やカタカナ用語を多用すれば、結婚式についての知識が乏しい顧客にとっては理解が難しく、混乱を招く可能性があります。結婚式の準備、式場選び、費用の目安など、顧客が知りたいと思う基本的な情報を、誤解を与えないよう丁寧に伝えてください。

 

キーワードを詰め込みすぎない

コンテンツを作る際には、キーワードの詰め込みを避けてください。検索エンジンも、ユーザーも自然な文章を望んでおり、不自然にキーワードを詰め込んだコンテンツは読みにくくなり逆効果です。また、このような行為があると、そのコンテンツの品質が低いと見なされ、ランキングを下げられる可能性もあります。特にブライダル業界においては、読者が求める情報の質が高く、信頼性を重要視するため、過剰なSEO対策は避けるべきです。

 

ブライダル業界SEOのよくある質問

実際にSEO対策をとろうとすれば、多くの疑問や課題が出てきます。そこでここでは、ブライダル業界のSEO対策を進める際によく出てくる質問をとりあげ解説します。できる限り分かりやすくお伝えしますので、参考にしてください。
 

Q:コンテンツを作る際、どのようなトピックが良い?

Answer)ブライダル業界のコンテンツは、下記のようなトピックが見込み客に喜ばれます。

 

  • 最新の結婚式トレンド
  • プランニングのアドバイス
  • 人気の結婚式場やリゾート
  • ブライダルファッション
  • 結婚式の写真とビデオ撮影のヒント
  • リアルな結婚式の体験談

こういったテーマは顧客が興味を持つ可能性が高いため、コンテンツを作る際の参考にしてください。WEBサイトへのトラフィック増加に役立ちます。

 

参考ページ:コンテンツSEOとは? 対策のやり方や成功事例をご紹介

 

Q:ブランド重視の展開をするには?

Answer)ブライダル業界では、ブランドも重要です。そこで、ブランド重視のコンテンツ作成が課題です。企業のビジョンや独自性のある提案、それらの要素を含んだ高品質なコンテンツを作成することがポイントです。キーワードの選定やメタデータの最適化など、SEOの基本は踏まえながらも質の高いコンテンツ作成に取り組んでください。

 

参考ページ:オウンドメディアでブランディングを成功させるポイントや手順を解説

 

Q:ブライダル関連のキーワードを調べるには?

Answer)SEO対策すべきキーワードを選定する際にはGoogle キーワードプランナーが役立ちます。このツールがあれば、ブライダル業界で検索されるさまざまなキーワードを調べることができるだけでなく、各キーワードの検索ボリュームを知ることもできます。具体的な使用方法などは、下記の記事を参考にしてください。

 

参考ページ:検索ボリューム(Google検索数)の調べ方を解説

 

Q:ブライダル業界でEEATを高めるには?

Answer)EEATとはExperience(経験)、Expertise(専門知識)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の頭文字を取ったもので、WEBサイトの品質評価基準です。ブライダル業界において、このEEATを高めるには、実際の結婚式の事例などを掲載し経験をアピールしたり、トレンド分析やブライダルファッションのヒントなど、教育的コンテンツを提供し専門知識を示すことが有効です。また、第三者機関のメディアなどで自社が取り上げられた場合は、それをWEBサイトで告知することで権威性を高めることもできます。

 

参考ページ:E-E-A-Tとは?経験・専門性・権威性・信頼性を高める対策など解説

 

 

まとめ

SEOコンサルタントブライダル業界においては、オンラインでの集客や認知向上が一般的になっています。そのため、SEO対策はさまざまなマーケティング施策の中でも、中心的なものの1つです。今回の記事を参考に、自社のブランドを高め、競合優位性を確立してください。特に、トレンドキーワードを踏まえた対策は、他社との差別化にもつながります。もちろん、ローカルSEOなどの基本は押さえる必要がありますが、自社の提供できるサービスを踏まえ、業界の最新動向に合わせた対策をとってください。今回の記事を参考にSEO対策をおこない、ブライダル業界において優位なポジションを築けることを願っています。

 

 

この記事の監修者

SEOコンサルタント

アドマノ株式会社 代表取締役 天野 剛志

日本大学法学部卒業、広告代理店で12年間働いている間、SEOと出会い、SEO草創期からSEO研究を始める。SEOを独学で研究し100以上のサイトで実験と検証を繰り返しました。そのノウハウを元に起業し現在、11期目。営業、SEOコンサル、WEB解析(Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持)コーディング、サイト制作となんでもこなす。会社としては今まで2000以上のサイトのSEO対策を手掛けてきました。

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