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動物園のWEB集客と検索されるSEOキーワードについて解説

動物園のWEB集客とSEOについて解説2020年から2021年の間、新型コロナウイルス感染症の影響で動物園の入園者数が激減しました。しかし、社会全体の日常生活が正常化していくにつれて、動物園にも客足が戻りはじめていきました。そして、2024年には、コロナ禍以前の2019年以前の水準にまで回復しています。

そこで、動物園としては、積極的に入園を促すタイミングになったといえます。とりわけ、SEO対策を中心としたWEB施策を強化して、集客力の強化を図るとよいでしょう。

動物施設のSEO対策
動物園 水族館
業種別
SEOコンサルタント‐天野動物園のSEO対策について解説します。動物園の入園者の増加を目指している方は、本記事を参考にしてください。
SEOコンサルティング

動物園がSEO対策すべき理由

動物園は、他業種の例に漏れずコロナ禍の影響を受け入園者が減りました。しかし、2024年には、コロナ禍以前の水準に回復しています。そのため、SEO対策を強化して、さらなる入園者数を呼び込むための取り組みをする時期といえます。

動物園の入園者数がコロナ禍以前の水準に戻った

公益財団法人東京動物園協会は、運営する上野動物園など4園の入園者数を公開しています。その結果は、下記のとおりです。

年度 入園者数(4園合計)
 2019年度 639万人
2020年度 166万人
2021年度 169万人
2022年度 578万人
2023年度 602万人
2024年度 627万人

入園者数の推移をみてみると、コロナ禍に突入した2020年度から2021年度にかけて、入園者が激減しています。この背景としては、外出規制によって来園する客足が減少したこと、また、そもそも休園していた時期があるためです。しかし、外出規制が緩和された2022年度以降に回復に向かい、2024年度では、コロナ禍前の水準にまで戻っています。

 

動物園向けのSEOキーワードの例

動物園サイトでは、地域キーワードのほか、動物の種類や施設サービスの特徴を表すキーワードを設定すべきです。

関連記事:SEOキーワードの選び方とは?WEB集客に成功する効果的なキーワード選定のコツなどを徹底解説!

※本項目で記載する月間検索件数は、2025年5月単体のもの。また、検索結果(SERPs)は、2025年7月調べで、原則として位置情報が東京都内のものです。

動物園の類似サービス

動物園とは、動物を飼育し、一般公開する施設のことです。そして、動物園の類似サービスとして、サファリパークが挙げられます。

サファリパークは、動物を放し飼いにして、バスなどの車中から動物を観覧する施設となっています。そこで、検索ユーザーは、主に陸上動物を観覧できる施設を指して、次のように検索します。

キーワード 月間検索件数と検索結果の特徴
 動物園 検索件数:550,000

検索結果:動物施設の案内ページ / 比較・ランキング記事

サファリパーク 検索件数:110,000

検索結果:動物施設の案内ページ

検索結果では、動物園やサファリパークの案内ページが目立っています。まず、「動物園」のキーワードをみてみると、上野動物園の公式サイト(東京ズーネット)よこはま動物園ズーラシア東武動物公園など、1ページ目の8枠中の5枠が動物園サイトに占められています。

その一方で、「サファリパーク」では、トップが富士サファリパーク、2位が群馬サファリパーク、3位が那須サファリパークと並んでいて、1ページ目のすべての上位枠がサファリパークの案内ページとなっています。このように、動物園やサファリパークのサイトは、上位表示を狙いやすい環境にあります。

動物の名前

動物園を訪問する人のなかには、観覧したいお目当ての動物がいるケースが多々あります。こうした人は、動物の種類をキーワードとして入力して動物園を探します。

キーワード 月間検索件数と検索結果の特徴
 パンダ 検索件数:301,000

検索結果:動物施設の案内ページ / 解説記事 / ニュース記事

検索件数:135,000

検索結果:解説記事

ゾウ 検索件数:60,500

検索結果:動物施設の案内ページ / 解説記事

検索結果では、動物の生態を解説する記事がもっとも目立っています。次いで、動物施設の案内ページが上位に表示されています。解説記事の配信元をチェックしていくと、それぞれの動物を飼育する施設のサイトが上位表示する傾向がみられます。

たとえば、「ゾウ」で市原ぞうの国・サユリワールド、「猿」で日光さる軍団と、それぞれの施設のメイン動物に関連するコラム記事が食い込んでいます。この結果は、園内で飼育する動物に関する専門的な情報を記事として公開することで、SEO効果をえられることを示唆しています。

また、「パンダ」のキーワードでは、ニュース記事の上位表示がみられました。この理由としては、中国政府がパンダを外交的に扱うことから、国際ニュースとして取り上げられるためです。そして、上野動物園の特設サイト、パンダを飼育していたアドベンチャーワールドと、パンダに縁のある動物施設の案内ページがランクインしています。

また、下記のように、「動物園」のキーワードを交えて検索することで、それぞれの動物を飼育する施設情報の露出が高まっています。

キーワード 月間検索件数と検索結果の特徴
 パンダ が いる 動物園 検索件数:8,100

検索結果:動物施設の案内ページ / 比較・ランキング記事 / ニュース記事

マヌルネコ 動物園 検索件数:4,400

検索結果:動物施設の案内ページ / 比較・ランキング記事

レッサーパンダ 動物園 検索件数:2,400

検索結果:動物施設の案内ページ / 比較・ランキング記事 / まとめページ

スナネコ 動物園 検索件数:1,900

検索結果:動物施設の案内ページ / まとめページ / 解説記事

鳥 動物園 検索件数:1,300

検索結果:動物施設の案内ページ / FAQページ

動物園の特徴

動物施設の利用者によって、その目的が異なります。たとえば、「イベントで近くの公園に動物を集めて子どもたちに喜んでもらいたい」といった特殊な事情を持つ人は、出張型の動物園の利用を検討します。そのため、検索ユーザーは、自身の事情を前提として、次のようなキーワードを用いることがあります。

キーワード 月間検索件数と検索結果の特徴
 夜 の 動物園 検索件数:3,600

検索結果:動物施設の案内ページ / 比較・ランキング記事

室内 動物園 検索件数:2,900

検索結果:動物施設の案内ページ /まとめページ

移動 動物園 検索件数:2,900

検索結果:動物施設の案内ページ

検索結果では、夜間に開園するナイトズー、室内で動物と触れ合える施設、動物を派遣する出張タイプの動物園と、それぞれ特殊なサービスを提供する動物園の案内ページがランクインしています。

とくに、「移動 動物園」のキーワードでは、出張型動物園の案内ページが1ページ目のすべての枠を占拠しています。具体的には、いちにち動物村が1位、移動動物園カントリーファームが2位、どうぶつむらが3位と続いています。

そして、いずれのサイトにおいても、タイトルタグやdescription(ディスクリプション)内で「移動」「動物」「出張」のキーワードを盛り込んでいることがわかります。つまり、動物施設の特徴を示すキーワードをサイト内に散りばめることで、狙ったキーワードで上位表示を目指しやすいということです。

動物園の地域キーワード

動物園に遊びに行くことを検討している人は、そこが自身の生活圏内であるかを気にします。このような検索ユーザーは、地域キーワードを交えて動物園を探します。

キーワード 月間検索件数と検索結果の特徴
 近く の 動物園 検索件数:18,100

検索結果:動物施設の案内ページ / まとめページ

東京 の 動物園 検索件数:9,900

検索結果:動物施設の案内ページ / ECページ / SNS / まとめページ

大阪 の 動物園 検索件数:9,900

検索結果:動物施設の案内ページ / まとめページ

横浜 の 動物園 検索件数:8,100

検索結果:動物施設の案内ページ / まとめページ

動物園 関東 検索件数:8,100

検索結果:動物施設の案内ページ / まとめページ

検索結果を全体的にみると、動物施設の案内ページやまとめページが目立っていました。まず、「東京 の 動物園」の結果では、公益財団法人東京動物園協会の関連ページが上位枠の大半を占めています。

そもそも、同協会は、上野動物園や多摩動物公園などの管理者に指定されています。そのため、同園の公式サイトとなる東京ズーネット都立動物園の公式ECサイトなど、同協会が運営する多数のサイトがランクインしています。

また、「大阪 の 動物園」では、天王寺動物園を紹介するページが目立ったほか、リニューアル工事中の五月山動物園がランクインしています。

このほか、「横浜 の 動物園」では、横浜市内における動物園の管理者に指定される公益財団法人横浜市緑の協会の動物園案内ページが3枠表示されています。このように、地域キーワードでは、その地域を代表する動物施設が上位表示しやすい傾向がみられました。

動物園で効果的なWEB集客の手法

動物園に集客するためには、次のようなWEB施策が効果的です。

  • Googleビジネスプロフィールに施設情報を登録する
  • 生成AIの流入を強化する
  • コンテンツSEOでビッグキーワードを狙う
  • SNSで施設の認知を高める

Googleビジネスプロフィールに施設情報を登録する

Googleビジネスプロフィールとは、Googleマップ上に施設を登録するためのツールのことです。同ツール上に動物園の住所や電話番号、公式サイトのURLなどを登録すると、マップ上に施設情報を掲載できます。通常は、地域キーワードの設定とセットで扱われ、ローカルSEOの一環としておこなわれます。

関連記事:Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)とは?集客ツールとしてのメリットや登録方法などを解説

生成AIの流入を強化する

生成AIとは、LLM(大規模言語モデル)と呼ばれる技術を用いてコンテンツを生成するツールを指します。近年では、生成AIの利用者が増えていて、Google検索エンジンにも導入されています。そのため、SEO対策と同時に、生成AIに自社ページが引用されることを促すLLMO対策が注目を集めています。

東京SEOメーカー(本サイト)では、LLMO対策の支援サービスを用意していますので、お困りの方はご相談ください。

>>東京SEOメーカーのLLMOコンサルティングサービス

コンテンツSEOでビッグキーワードを狙う

動物園は、動物を飼育し管理する施設ですので、動物の生態に関する深い知識を有しています。そして、こうした知識による情報は、動物好きや好奇心旺盛な一般の人に求められています。そこで、実際に施設で飼育している動物のコラム記事を公開すると、集客効果が生まれます。

上野動物園を管理する公益財団法人東京動物園協会は、同施設で飼育するジャイアントパンダの特設サイトを設置しています。このサイトは、上野動物園の案内サイトと別個のドメインで運営されていて、パンダに関するさまざまな情報を発信しています。具体的には、次のようなコンテンツを公開しています。

  • 飼育するパンダ(シャオシャオ、レイレイ)のプロフィール
  • シャオシャオとレイレイの成長記録の記事
  • シャオシャオとレイレイの近況記事
  • ジャイアントパンダの生態情報の解説記事
  • ジャイアントパンダの動画コンテンツ
  • 同施設で飼育してきた歴代のパンダ情報のリストページ
  • パンダコーナーのマップ画像
  • FAQページ(パンダの解説記事)
  • 施設の基本情報

そして、この特設サイトは、「パンダ」というビッグキーワード(2025年7月現在で月間30万回以上)で2位を実現しています。

SNSで施設の認知を高める

来園者が動物園を訪れる目的は、動物を観覧することです。そのため、動物の姿を映す動画や画像コンテンツと親和性を持ちます。そこで、長崎バイオパークでは、精力的に複数のSNSアカウントを運用しています。

SNSアカウント フォロワー
 長崎バイオパークNAGA BIOPARK

TikTok

190万人
長崎バイオパーク公式

Youtube

60万人
長崎バイオパーク公式

X

20万人
長崎バイオパークNagasaki BIOPARK

Instagram

16万人
長崎バイオパーク

Facebook

3万人

※フォロワーや登録者数は、2025年7月時点のもの

実名登録主義でバズりにくいFacebookを除いて、すべてのSNSアカウントで数十万のフォロワー数や登録者数を集めています。とくに、TikTok(ティックトック)に関しては、200万人近くのフォロワー数を集めています。

TikTokの配信動画をみてみると、100万いいねを超えるコンテンツが多数存在しています。なお、TikTokのフォロワーは、大多数が海外の人となっているようで、観光として同園へ誘致することに成功している様子がうかがえます。

その一方で、Youtubeチャンネルでは、60万人のチャンネル登録者がいます。そして、なかでも、カバがスイカを丸呑みする動画が1億7,000万回という驚異的な再生数を叩き出しています。

単純に飼育の様子を映すだけでなく、スイカが砕ける咀嚼(そしゃく)音を用いて、ASMR動画としても楽しめるように工夫しているようです。

動物園におけるSEO対策のよくある質問

動物園のSEO対策に関する、よくある質問をまとめています。

Q:動物園サイトのSEO対策で重要なこととは?

Answer)動物園では、SEO対策のなかでも、ローカルSEOの優先度が高いといえます。具体的には、Googleビジネスプロフィールを用いたMEO対策、地域キーワードの設定の2つの施策が挙げられます。このほか、高品質な動物の解説記事を充実させるコンテンツSEOも大切です。

Q:動物園サイトでWEB集客がうまくいかないときは?

Answer)SEO対策の専門会社に相談してみてください。

東京SEOメーカー(本サイト)は、これまでに2,000社以上の企業にWEB施策のサービスを提供してきた実績があります。動物園のサイトでも重要なローカルSEOやコンテンツSEOでも、豊富な成功事例を有しています。まずは、下記リンク先のフォームよりお問い合わせください。>>東京SEOメーカーの問い合わせ窓口

まとめ

SEOコンサルタント‐天野近年、動物園ではコロナ禍の影響で客足の大幅減少し、厳しい時期が続きました。しかし、2024年には、コロナ禍前の水準にまで回復しています。そこで、動物園としては、SEO対策や各種WEB施策を通じて、施設の周知を強化するタイミングが訪れています。これから、SEO対策を強化して、入園を促すことを検討している方は、SEO対策やWEBマーケティングの専門家に相談してみてください。

 

 

監修者:アドマノ株式会社 代表取締役 天野剛志
天野 剛志
マーケティングのエキスパート。Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持。大学では経営法学を専攻。オーストラリア・イタリア・フランス・タイ・カンボジアなど世界各国を旅した後、イギリスで1年半生活し語学力と国際的視野を磨く。日本帰国後は広告代理店で営業を12年経験。SEOは草創期から独学で研究し、100以上のサイトで検証しつつノウハウを蓄積。2012年にSEO専門会社のアドマノを設立。
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