Google Discoverへ表示されるとは?仕組みや表示対策を徹底解説
Googleアプリには、おすすめ記事を紹介してくれるGoogle Discover(グーグルGoogle Discover)という機能があります。
対策を行いGoogle Discoverに表示されれば、サイトのPVは上がり、被リンクやサイテーションがもらえる可能性があります。

Google Discoverとは
Google Discoverとは、検索時にGoogleアプリのトップページに自動でコンテンツを表示させる機能です。
利用できるのはスマートフォン及びタブレットのGoogleアプリまたはGoogle Chromeの使用時となります。アプリを開くと、検索窓の下にスマートフォンを利用している人の関心がある記事が一覧となって表示されます。
また、Google Discoverに表示されたことでサイトの閲覧数が急上昇することから、この現象を「Google砲」と呼ばれることもあります。
Google砲を受けると、PV数だけでなく、被リンク数が増えたりサイトの権威性が上がったりとWebサイトを運営していく上で多くのメリットが得られます。
関連記事: 被リンクチェックツール8選!被リンクのチェック方法とポイントを解説
Google Discoverの仕組み
Google Discoverの仕組みについて、2つの方法を解説していきます。
- Google Discoverで表示される要素
- 表示される記事のカスタマイズ方法
それぞれ、一つずつ解説していきます。
Google Discoverで表示される要素
Google Discoverは、Googleアプリを開くと検索窓の下に表示されます。Google Discoverで表示される要素は、下記の4項目です。
- アイキャッチ画像
- タイトル
- 掲載メディア名
- 掲載時間
コンテンツ以外にもYouTubeや広告、自分の好きなスポーツの結果などを見ることができます。
表示される記事のカスタマイズ方法
Google Discoverに表示されるコンテンツは、Googleが自動で生成することが基本となりますが、自分で設定することも可能です。
Google Chromeアプリの設定画面を開くと、「興味のあるトピックを管理」という設定画面があります。「興味・関心」と「非表示に設定済み」いうボタンが出てきます。
この中で、「興味・関心」をクリックすると、現在のフォロー中のトピックやアクティビティに基づいてキーワードが出てきます。
表示されるキーワードは、過去に検索履歴を元にしたキーワードです。この中で、もし自分の関心がないキーワードがない情報であれば、非表示にすることも可能です。
Google Discoverのおすすめの使い方
Google Discoverのおすすめの使い方は、次の2つがあります。
- 興味のある記事を増やす
- 表示される記事を減らす
2つの方法を設定し、Google Discoverを自分に最適化した情報ツールにしましょう。
興味のある記事を増やす
Google Discoverで閲覧できる記事を増やすために、「興味のあるトピック管理」のトピックをフォローします。今後も読みたいキーワードは、積極的にフォローし自分の好みに最適化していきましょう。
また、表示されるコンテンツの「ハートマーク」のボタンを押すと、今後も似たような記事が閲覧できます。まずは、自分の好みの記事を見られるように、ジャンルを選んで設定していきましょう。
表示される記事を減らす
Google Discoverの記事を見ていると、あまり興味がないものは見られないように設定できます。記事の横の設定ボタンをクリックすると、以下の3つが確認できます。
- このストーリに興味がない
- 〇〇(キーワード)に興味がない
- 〇〇(掲載元)に興味がない
閲覧した記事が、あまり関心がなく今後閲覧したくないコンテンツであれば、表示されない設定をしておきましょう。
Google砲を受けるためにやるべき5つの設定
Google Discoverに表示させるためには、どんな対策が必要でしょうか。Google砲を受けるために準備しておくべき設定は次の5つがあります。
- Googleインデックス登録
- Google Discoverのコンテンツポリシーを満たしている
- 1200ピクセル以上の画像を入れている
- 特定のジャンルでユーザーが目をひくコンテンツ
- SNSで拡散されているか
ここでは、各対策について解説していきます。
その1: Googleインデックス登録
Googleのインデックス登録は、Google砲を受ける上で必須条件です。インデックス登録されていないと、検索結果に出てこないためです。
Googleへのインデックス登録は、クローラーが自動的にサイトにアクセスして登録させる場合もあります。ただし、時間がかかってしまうので、グーグルサーチコンソールでインデックス登録のリクエストをすることも可能です。
Webページをアップしたばかりだとまだインデックス登録されていないので、グーグルサーチコンソールから登録をしてみましょう。
関連記事: SEOとページ数の関係は?インデックス数の違いと注意点
その2: Google Discoverのコンテンツポリシーを満たしている
Google Discoverに表示されるためには、Googleの定めるコンテンツポリシーの定める違反項目に遵守した記事である必要があります。
コンテンツポリシーの違反内容には次のような項目があります。
- 危険なコンテンツ
- 不正行為
- ハラスメント コンテンツ
- ヘイト コンテンツ
- 操作されたメディア
- 医療のコンテンツ
- 露骨な性的描写を含むコンテンツ
- テロに関するコンテンツ
- 暴力や残虐行為
- 下品な言葉や罵倒語
上記の内容の記事は、Google Discoverに表示されることはありませんので注意が必要です。
その3: 1200ピクセル以上の画像を入れている
記事のタイトルとともに大きな画像が表示されるGoogle Discoverでは、画像が入っていることが重要となります。
サイトの画像を大きくすることにより、サイトのクリック率や閲覧時間、ユーザー満足度が上がると言われ、大きなサイズの画像を設定することが有効となります。
その4: 特定のジャンルでユーザーが目をひくコンテンツ
Google砲を受けるには、特定のジャンルでユーザーの目をひくコンテンツを作る必要があります。Google砲が受けやすいジャンルとしては次の5つのトピックがあります。
- 音楽
- スポーツ
- ゲーム
- エンタメ
- 漫画
これらのジャンルに共通する点として、エンタメジャンルであることがあげられます。エンタメジャンルはトレンド性が高く、スピード感を持って記事をリリースできれば、Google砲を受ける可能性が高まります。
その5: SNSで拡散されているか
Google砲を受けるコンテンツは、SNSで拡散されているかどうかも重要です。SNSで拡散されることで、Web上で多くのサイテーションが獲得できます。
Twitterは爆発的な拡散力があるので、インプレッションが上がった記事のURLは大量にクリックされ、その効果でGoogle砲に掲載されるという流れです。
関連記事: SNSマーケティングの特徴とは?メリット・デメリットや手法を解説
Google Discoverに表示されたか確認する方法
Google砲を受けて、Google Discoverで見られたかを確認するためにはグーグルサーチコンソールを活用しましょう。
Google Discoverに自分の書いたコンテンツが表示された場合、グーグルサーチコンソールに「Discover」という項目が個別で反映されます。
「Discover」をクリックすると、おすすめ記事になってからの個別のレポートが確認できる仕様になっています。
関連記事: Google Search Console(グーグルサーチコンソール)とは?導入方法と使い方
Google Discoverのメリット
Google Discoverに表示されるメリットは大きく分けて3つあります。
- PV数が増える
- 被リンクとサイテーションの獲得
- サイトの権威性が高まる
ここでは、一つずつ解説していきます。
PV数が増える
Google Discoverに表示されると、PV数が上がります。Google Discoverに表示される記事内容はスマートフォンの利用者のGoogle Chromeのトップ画面に表示されるため、クリック率が高く、多くのユーザーからのクリックが期待できます。
被リンクとサイテーションの獲得
Google DiscoverでPV数が増えたことにより被リンクやサイテーションも増えていきます。
なぜならGoogle Discoverに表示されたことで、SNSで拡散されたり、他のサイトで取り上げられるからです。
サイト運営している人にとって、被リンクやサイテーションは非常に重要です。被リンクやサイテーションがもらえると、サイトのドメインパワーも上がり、結果的にSEO対策にもなります。
関連記事: サイテーションの意味とSEO効果
サイトの権威性が高まる
Google Discoverに表示されるということは、サイトのジャンルにおいて特化した情報を掲載しているという証明にもなります。
なぜなら、Google検索とGoogle Discoverに適用される権威性に関する原則は、ほぼ一緒だからです。Google Discoverに表示されているということは、検索エンジンの方でも権威性が高まっている証拠です。
それは、記事が被リンク増加やドメインパワー上昇などの外的要因が強化され、結果的にサイトの権威性が高まった結果と言えます。
Google Discoverのデメリット
Google Discoverに表示されるメリットについて解説しましたが、デメリットがある点にも留意しましょう。デメリットとしては、次の2点があげられます。
- サイトの離脱率があがる
- 誹謗中傷が増える
それぞれのデメリットについてそれぞれ解説していきます。
サイトの離脱率があがる
Google Discoverに掲載されると一時的にサイトアクセスが普段の数倍にも増えます。
ただし一方で、多くの人から閲覧されるようになるとサイトの離脱率が上がります。なぜなら、Google Discoverに掲載されたコンテンツを見た人が、全て閲覧するとは限りません。
掲載された記事をクリックしサイトを閲覧したにも関わらず、自分に全く興味がない内容であればすぐにサイトから離脱します。離脱率が上がるとSEO評価も下がってしまうので、注意が必要です。
誹謗中傷が増える
サイトのPV数が増えることにより、自分が意図しない人もサイトを閲覧する可能性もあります。
ぱっと見できた人で、サイトを気に入らないと思い、誹謗中傷のコメントを残していくという可能性もあります。それは多くの人の目に触れるというGoogle Discoverの機能のため、避けられないことではあります。
Google DiscoverとSEOの関係
Google DiscoverとSEOには直接的な影響はありませんが、Google Discoverに表示されることで間接的にサイトにポジティブな効果をもたらします。
主なSEO効果としては次の3つがあります。
- PV数増加によりサイト全体のアクセス数が上がる
- 被リンクやサイテーションが増え、サイトのドメインパワーが上がる
- 権威性が上がることで、サイトの検索順位が上昇する
Google Discoverに表示されることで、アクセス数や被リンクが増え、結果としてサイトのドメインパワーが上がり、権威性向上に繋がります。結果として、サイトの検索順位上昇に繋がります。
