【内容設計】結論ありきで書く
問題提起(ユーザーの質問)に対して、先に結論を述べる書き方をすると、わかりやすくなりLLMに引用される可能性が高まります。
これは、テキストの書き方を設計するテクニックです。LLMに引用されるために、最初に結論のテキストを示す構成です。その後に、理由や詳細情報を加筆していくことになります。
この背景には、LLMの基盤となるTransformerという仕組みが関係しています。Transformerは、「次に来るトークン(単語)を予測する」という性質を持ちます(※参考:Attention Is All You Need)。ゆえに、結論が明確なテキストが好まれます。たとえば、次のようなテキストを含むページがあるとします。
<p>カップ麺を過剰摂取すると、体に悪影響を及ぼします。</p>
<p>その理由は、カップ麺には、塩分が多く含まれていて、ビタミン等の栄養素が含まれていないためです。そのため、塩分過多や栄養バランスの崩れが懸念されます。過剰摂取に気をつけ、栄養バランスを考慮した食事を摂ることが大切です。</p>
事例のコンテンツでは、テキストの先頭で「条件付きで体に悪い」という明確な答えを示しています。このように、先に結論を提示するテキストは、次に来る単語をLLMに予測されやすく、AIの回答の情報源に採用されます。
SEO記事の書き方はこちら【構造設計】見出しやFAQで情報を区切る
記事内の情報を見出し(hタグ)やFAQ(よくある質問)で区切ると、LLMに引用される可能性が高まります。これはページの構成を設計する考え方です。
LLMは、引用ページを探す際に、WEBページのなかから引用すべきテキストを局所的に選びます。そのため、見出しやFAQで情報を区切られた、わかりやすいページ構成が使われやすくなります。
見出しやFAQは、問いと答えを明確にわける役割を担っています。さらに、問い(見出し)に対して、すぐに答えを提示する書き方をすることで、AIに好まれるコンテンツに仕上がります。
このうち、FAQの書き方の一例をご紹介します。
<h2>Q:カップ麺は体に悪いですか?</h2>
<p>A:カップ麺を過剰摂取すると、体に悪影響を及ぼします。</p>
LLMとしては、問いと答えの内容をキャッチしやすく、そのままAIの回答に使えます。なお、FAQを設置する場合の補足ですが、構造化データと呼ばれる技術を導入することで、AIクローラーに好影響を与えられます。
FAQについてはこちら【表現設計】箇条書きや表で情報を整理する
箇条書き(listタグ)や表組み(tableタグ)を用いると、LLMに引用されやすい記事に仕上がります。これは、伝えるべき情報の表現を変えて設計する手法です。
箇条書きや表組みは、情報を整理して視覚的に伝える効果を持ちます。そして、検索ユーザーだけでなく、LLMにも情報が伝わりやすい表現です。LLMとしては、「規則的に並べられたテキスト」と認識しますので、AIの回答に使われやすくなります。
箇条書きや表組みのように、情報を整理するためのHTMLのタグの一例を挙げると、
- リスト表記(ulタグ、liタグ)
- 番号付きリスト表記(olタグ、liタグ)
- 説明リスト表記(dlタグ、dtタグ、ddタグ)
- テーブル表記(tableタグ、trタグ、thタグ、tdタグ)
といったものがあります。このうち、番号付きリストを事例にすると、HTMLファイル内で、次のように記述します。
<ol>
<li>最初の手順</li>
<li>次の手順</li>
<li>最後の手順</li>
</ol>
このタグがWEBページとして出力されると、次のように表示されます。
- 最初の手順
- 次の手順
- 最後の手順
INSIGHTS
LLMは、結論が明確で、
かつ情報が整理された記事を好みます。
なかなかLLMに自社記事が選ばれないときには、HTMLファイルの作成方法を見直すことを推奨します。
LLMO対策は、SEO対策と対比されます。SEO記事では、独自要素を交えつつ、情報の網羅性を持たせることが重視されます。一方、LLMO記事では、すぐに回答すること、AIが引用しやすいテキストの書き方や見せ方が重要です。2020年以降、生成AIの利用者が急速に増加していて、LLMO対策の存在感が高まっています。早期の段階で、LLMに好まれる記事の書き方に慣れていきましょう。
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LLMに選ばれる記事は、結論が明確で、情報が整理されています。「結論」→「理由」→「具体例」の順番でテキストを配置すると、AIに引用されやすくなります。
LLM(大規模言語モデル)は、生成AI上でユーザーから質問を受けると、WEBページを情報源として、回答テキストを生成します。
そして、LLMが情報源として引用する記事には、
といった特徴があります。
このうち、「構造化されたコンテンツ」の一例として、見出し(hタグ)、表組み(tableタグ)、箇条書き(listタグ)、FAQ(よくある質問)といったものが挙げられます。これらのコンテンツは、LLMにそのままAIの回答として引用されます。
そもそも、LLMは、WEBページのすべてを読んだうえで、引用を決めるわけではありません。RAG(検索拡張生成)と呼ばれる機能によって、ページ内の一部のテキストを取得し、回答の情報源にすべきかを決めています(参考:Retrieval-Augmented Generation for Knowledge-Intensive NLP Tasks)。
ゆえに、複数の話題が混在し、情報が整理されていないテキストのケースでは、どこを情報源にすべきかLLMが判断しにくくなります。
一方で、見出しや箇条書き、FAQなどで情報が明確に区切られているケースでは、LLMが参考にすべき部分を選びやすくなります。さらに、各種コンテンツが1つの意味として完結していれば、そのまま回答として利用できます。
また、補足的に記事の内容に踏み込むと、独自性や情報の裏付け要素を交え、専門性や信頼性を担保することも大切です。LLMが読み取りやすく、かつ、価値ある記事を作成することがLLMO対策の大きなポイントです。
まずは、LLMに自社記事の理解を促すために、
の3つのページ設計を意識することが大切です。
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