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Webサイトの分析で見るべき指標とは?分析のポイントと注意点を解説

Webサイトの分析で見るべき指標とは?分析のポイントと注意点を解説

Webサイトの流入数やコンバージョン数を増やしたいけど、どのように対策すれば良いか分からないという方も多いのではないでしょうか。Webサイトをつかった集客を行う場合には、SEO対策は必須ですが、Webサイトの分析も大事です。

 

SEOコンサルタントそこで本記事では、Webサイトの分析で見るべき指標やポイント、分析時の注意点を解説します。

 

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Webサイトの分析のポイント

 

Webサイトの分析を行う際には、大きな視点からしいさな視点にむかって情報を整理していくことで、より仮設や施策を検討しやすくなります。その際に重要なのが、「定量」と「定性」の両面から分析することです。

 

ここでは、「定量」と「定性」がどういうことなのかをそれぞれ解説していきます。

 

定量データ

 

定量とは、物事を数値や数量で表すことのできる要素を指します。つまり、定量データは数値で表すことのできるデータを意味します。

 

数値は共通の概念となるため、人によって違う認識をするということがほとんどありません。そのため、定量データを見て分析をすることで、誰が見ても正確かつ同じように理解することができます。

 

Webサイトでは、アクセス数やコンバージョン数といった数字が顕著に出るため、定量データで分析をすることでサイトの問題点や課題点を簡単に洗い出すことができます。定量データの分析は、Webサイトの分析の基本となるためしっかりと抑えておくことが重要です。

 

定性データ

 

定性とは、定量と反対の意味で物事が数値化出来ない要素を指します。つまり、定性データとは数値で表せない感情などのデータを意味します。

 

感情は人によって異なるため、定性データは共通認識として理解することができません。しかし、アンケートやインタビューなどで顧客やマーケットのニーズを把握することは可能です。

 

Webサイトにおいて、ユーザーニーズを理解することはとても重要です。定量データのみを分析し、本来ユーザーが求めているものを理解できていなければ施策が失敗してしまうこともあります。そのため、定性データを活用してユーザー心理を絡めた分析も必要となります。

 

Webサイトで分析するべき指標

 

Webサイトの分析を行う際に、確認したい指標は複数ありますが最低限確認しておきたい5つの指標について解説していきます。次の5つの指標を分析することで、Webサイトの問題点や改善点が見えてくるでしょう。

 

  1. アクセス数
  2. 流入経路
  3. 流入キーワード
  4. ユーザー情報
  5. ユーザー行動

 

アクセス数

 

アクセス数とは、Webサイトの訪問した人の数を指します。30分以上操作せず再訪したら新たなセッションとしてカウントされるます。

 

アクセス数はどれだけの人に見てもらえているのかを知る重要な指標となります。また、アクセス数を確認する際には、「ユーザー数」「ページビュー数」の2つもよく一緒に見ることが多いです。

 

ユーザー数

重複のない訪問者のことでユニークユーザー数を意味します。新規で訪れたユーザーのアクセス数を知りたい場合などに確認します。

 

ページビュー数

一人のユーザーがサイト内で見たページ数を意味します。PV数とも言われ、PV数が多ければ多いほどサイト内のページが人目に触れているということになります。

 

流入経路

 

流入経路とは、Webサイトを訪れたユーザーがどのような経路でサイトに辿り着いたかを示す指標です。自社のWebサイトの流入経路を知ることで、どのチャネルでの集客と相性が良いのかや、どのチャネルを強化するべきかを見極めることができます。

 

Webサイトの流入経路には、「オーガニック検索」「ダイレクト」「参照」「広告」「ソーシャル」主に5つあります。

 

オーガニック検索

GoogleやYahoo!などの検索エンジンからの流入を指します。ユーザーが検索エンジンを使用してキーワードを入力し、表示されたページにアクセスしてくる経路となります。

 

ダイレクト

ブラウザにURLを直接入力した場合やブックマークからの流入を指します。ダイレクト流入が多い場合には、お気に入り登録しているユーザーが多いとも言えます。

参照

参照は「referral」と呼ばれることもあり、別サイトからの流入を指します。他のサイトに自社のリンクが貼られており、他のサイトを経由して自社サイトに訪問した場合に「参照」としてカウントされます。

広告

広告は「Paid Search」とも呼ばれ、広告経由のアクセスを指します。広告というのは、検索連動型広告を指し、Googleのリスティング広告などがこれに当たります。

 

関連記事: SEOとリスティング広告の違いとは?集客の最大化を図る使い分け方を解説

ソーシャル

ソーシャルとは、SNSからの流入を指します。Facebook、Twitter、Instagramなどで紹介された自社リンクから流入の流入がソーシャルとしてカウントされます。

 

流入キーワード

 

流入キーワードは、ユーザーがどのようなキーワード検索をしてWebサイトを訪れたのかを知ることができます。流入キーワードを知ることで、ユーザーニーズを知ることができます。

 

流入キーワードを分析する際には同時に、「クリック数」「クリック率」「平均掲載順位」なども一緒に確認し自社のコンテンツとのミスマッチがないか確認してみましょう。

 

自社サイトが取りたいキーワードと方向性の違うキーワードからの流入がある場合は、コンテンツの見直しをするなどターゲットとするユーザーを集めることが重要です。流入キーワードをしっかりと分析することで、ユーザーの検索意図を理解しSEOに活かすことができます。

 

ユーザー情報

 

ユーザー情報とは、Webサイトを訪れたユーザーの属性や特徴を示す指標です。具体的に次のような情報がWebサイトの分析に役立ちます。

  • 年齢
  • 性別
  • 地域
  • 使用ブラウザ
  • インタレスト

 

ユーザー情報を知ることで、自社の商品やサービスがターゲットとするユーザーとマッチしているかを確認できます。ターゲットとしているユーザー層と、年齢や性別に誤差がある場合にはコンテンツ内の見直し等が必要となります。

 

また、ユーザー情報の分析から得た情報で新たなターゲット層やユーザーニーズに気付ける場合もあります。ユーザー情報を分析し、ユーザーが求めるものと自社が提供するものに誤差がないかを確認することが重要です。

 

ユーザー行動

 

ユーザー行動とは、訪問したユーザーのサイト内の行動を指します。ユーザー行動を測る指標は複数ありますが、具体的には次のようなものがあります。

  • 滞在時間
  • 直帰率
  • 離脱率
  • イベント
  • ランディングページ

これらのユーザー行動を確認することで、ユーザーがサイトを訪問してから離脱するまでの時間や離脱ページ、コンバージョンに繋がるボタンやページをクリックした回数など確認することができ、サイト内の改善すべきページを洗い出すことができます。

 

離脱が多いページや滞在時間の少ないページを強化することで、コンバージョン率を上げることができるのです。

 

 

Webサイト分析の流れ

 

Webサイトには、分析するべき指標が多くありますがサイト改善にはどれも欠かせない指標となります。また、分析した内容はサイト改善に役立てる必要があります。ここでは、データの取得からWebサイト分析までの流れについて解説していきます。

 

データ取得

 

まずは、Webサイトのデータを取得します。データ取得をする際には、定性データと定量データの両方を取得しましょう。Webサイトの改善を行うには、定量データ及び定性データを組み合わせることが大切です。

 

また、データ量が少ないと精度の高い分析を行うことができません。そのため、自社サイトの数値的なデータだけではなく、外部でとったアンケートやインタビューなどの感情的な観点から分析を行えるよう複数のデータを取得することが重要です。

データ分析

 

取得したデータをもとに、分析していきます。データ分析を行う際に確認する指標は、改善したいポイントや課題となるポイントによって異なりますが、上記で解説した5つの指標は最低限確認しておくと良いでしょう。

 

最低限の指標を確認しデータ分析を行うことで、Webサイトの全体像を把握できます。また、取得したデータをもとに分析を行うことにより、サイトの改善すべき点や問題点を洗い出すことがでし、サイト改善に必要なことを検討することができます。

 

自社が目標とする数値をあらかじめ設定しておき、それぞれの指標で目標とする数値とどれくらいの差があるのかを確認してみましょう。

 

過去データとの比較

 

データ分析の際には、過去のデータとの比較が重要です。過去のデータと比較をしなければ、施策に効果がでているのかや何か問題点があるのかを知ることができません。

 

そのため、データ分析をする際には直近のデータと過去のデータを比較し数値の変動を確認することが大切です。数値に大きな変動がある場合には、変動した要因を探り必要な施策を検討しましょう。特に、数値が著しく変化している場合には、市場トレンドの変化やサイト内の不具合等も考えられます。

 

また、過去のデータと比較をすることで今後の目標数字の設定もしやすくなります。

 

PDCAサイクルを回す

 

サイト分析を行い、出てきた課題に対して施策検討をする必要があります。数値を分析して終わりというわけではなく、しっかりとサイト改善に役立てるようにしましょう。

 

改善施策による効果を検証して、分析→改善を繰り返すことが重要です。施策を実施後に、施策の効果があるのかを検証することで追加施策が必要なのか、別の施策に切り替えた方が良いのかなどを検討することができます。

 

Webサイトを運営し、サイト集客を行う場合にはこのようなトライアンドエラーを繰り返していくことが重要です。そのためには、まず分析を行う必要があるのです。

 

Webサイトの分析で注意すべき点

 

Webサイトを分析する際には、自社のデータを分析するだけではなく市場全体の動向を把握することも重要です。自社サイトのアクセス数が大幅に下がっているからといっていくら対策をしても、市場全体で需要がなくなっていれば対策にも限界があります。

 

ここでは、Webサイトの分析で注意すべき点を解説していきます。

 

トレンドを確認

 

自社サイトで分析している数値が著しく変化している場合には、

市場全体に変化がないか確認することが重要です。

 

Webサイトでは、短期間で数値が大きく変化することは多くはありません。そのため、著しく数値が変化している場合は市場全体のトレンドに変化がある可能性があります。

 

内部要因を探ることも大切ですが、外部要因も考慮して分析しましょう。内部のデータ及び外部データをもとにいくつかの仮説を立てることが重要です。より正しい仮説を立てることで、適切な対策をとることができるようになります。

 

競合の動向を調査

 

Webサイトを分析する際は、自社サイトだけではなく競合サイトの動向も調査することが重要です。自社サイトのデータを見てサイト改善に努めていても、競合サイトが全く新しい切り口でアプローチし成功していることもあります。

 

競合の動向を把握し、成功しているサイトがどういうサイトなのかを知ることで、自社サイトの改善に役立てることができます。

 

また、成功パターンからユーザーニーズを知ることもできます。ユーザーがどのようなサイトでコンバージョンをしているのか、どのようなサイトを好むのかを、競合分析をすることで把握することができます。

 

Webサイトを分析する際には、競合の動向を把握し自社サイトの改善に役立てましょう。

 

関連記事: SEOキーワードの効果的な入れ方と選定方法!競合に勝つためには?

 

Webサイトの分析には分析ツールを活用

 

Webサイトの分析には分析ツールの活用が必須となります。分析ツールをつかわなければ、データ取得に限界があり十分な分析をすることができません。

 

特に定量的なデータを取得する場合には、分析ツールが欠かせません。精度の高い分析をするためには、正確なデータを見る必要があります。また、データしとく後のサイト改善もあまり時間をかけすぎないことが重要です。

 

そのため、リアルタイムでさまざまなデータを取得してくれる、分析ツールの活用が必須となるのです。無料でつかえる便利なツールから、高度で専門的なデータを取得できるもので幅広く展開されています。

 

自社にあったツールを活用して、サイト改善のためのWebサイト分析を行いましょう。

 

まとめ

SEOコンサルタントWebサイトを分析する時は定量的かつ定性的な視点で分析を行うことが重要です。サイト分析を行う際の指標は多くありますが、どれもサイト改善をするためには必要な指標となるため、今回ご紹介した指標は最低限理解しておくと良いでしょう。また、Webサイトの分析をしたあとは施策検討を行い、PDCAサイクルを回すことが重要です。Webサイトの分析には分析ツールを活用して、より効果的なサイト改善に役立てましょう。

 

 

この記事の監修者

SEOコンサルタント

アドマノ株式会社 代表取締役 天野 剛志

日本大学法学部卒業、広告代理店で12年間働いている間、SEOと出会い、SEO草創期からSEO研究を始める。SEOを独学で研究し100以上のサイトで実験と検証を繰り返しました。そのノウハウを元に起業し現在、11期目。営業、SEOコンサル、WEB解析(Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持)コーディング、サイト制作となんでもこなす。会社としては今まで2000以上のサイトのSEO対策を手掛けてきました。

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