【米国SEO対策】「thermistor」で3位、平均掲載順位が約17位→約9位に改善|用途別ページ設計・外部対策で米国検索を強化した事例|株式会社芝浦電子様
株式会社芝浦電子様は、サーミスタをはじめとした温度センサを世界に展開するメーカーです。弊社では、同社の英語サイトを対象として、2026年3月から米国市場に向けたSEO支援を開始しました。 米国での検索ニーズや競合サイトを分析したうえで、キーワード戦略の策定、製品ページのtitle・meta description改善、サイト内部のSEO診断、用途別ページの設計、外部対策、低品質な被リンクへの対応などを総合的に実施しています。その結果、施策前後6か月の比較では、米国検索におけるサイト全体の平均掲載順位が約17位から約9位へ改善。さらに、米国で月間18,100回検索される「thermistor」では、一時3位まで上昇しました。サイト全体の米国検索表示回数についても168,169回から201,620回へ約20%増加しています。

ご依頼されたお客様の経緯とご要望
芝浦電子様は、日本だけでなく海外市場でも事業を展開しており、英語サイトを通じて製品や技術情報を発信しています。
一方、米国市場では、サーミスタに関連する検索キーワードに対して、十分な検索露出を獲得できていないという課題がありました。
そこで弊社(東京SEOメーカー)では、単に英語キーワードを追加するのではなく、「米国の技術者や購買担当者が、どのような言葉で温度センサやサーミスタを探しているのか」
という検索行動から戦略を設計しました。支援開始時には、ペルソナや芝浦電子様の強み、競合10社を分析し、米国向けのキーワード戦略を策定。また、本社を訪問して営業時の提案の流れについてもヒアリングしています。
お客様の課題
調査を進める中で、いくつかのSEO上の課題が見つかりました。特に大きかったのが、検索ユーザーの用途ごとに適切なランディングページが用意されていなかったことです。
サーミスタは、自動車、医療機器、エアコン、給湯器、燃料電池、家電、産業機器など、さまざまな分野で使用されます。
しかし、用途が異なる製品情報が同じページにまとめられていることで、Googleから見たページのテーマが明確になりにくく、特定用途の検索に対して適切なページが表示されにくい状態がありました。
実際、調査した英語の「用途+thermistor temperature sensor」に関連する19の対策キーワードはすべて圏外でした。
また、サイト内部についても、重複URL、canonical、リンク切れ、リダイレクト、見出し構造、表示速度、構造化データ、hreflangなど、複数の改善候補が確認されています。
提供プラン
東京SEOメーカーでは、芝浦電子様のアメリカSEOを、
「米国市場の検索ニーズを調べる」
→「適切なページを用意する」
→「ページのSEO評価を高める」
→「外部評価を獲得する」
→「順位と流入を計測する」
という流れで進めました。
特に今回は、検索順位だけでなく、製品・技術ページへの流入を増やし、将来的に米国からの商談につながる検索接点を増やすことを重視しています。
実施内容
1.米国市場向けのキーワード戦略を策定
最初に、米国市場でどのようなキーワードが検索されているのかを調査しました。
競合10社、製品特性、芝浦電子様の強み、想定ユーザーなどを分析し、検索ボリュームだけではなく、実際の製品・商談との関連性を重視してキーワードを選定しています。
BtoB製造業の場合、検索数が大きいキーワードが必ずしも商談につながるとは限りません。
たとえば「refrigerator thermistor」のような検索では、修理用部品を探しているユーザーも多く、検索結果には通販サイトや部品販売サイトが表示される傾向があります。
そのため、今後の主力キーワードについても「NTC thermistor」など、技術者・購買担当者の検索意図に近いキーワードを優先する方針としています。
2.title・meta descriptionを改善
既存ページについても、検索結果でページの内容を適切に伝えられるよう改善を行いました。146ページ分のtitleとmeta descriptionの修正案を作成し、本番反映いただいています。
3.サイト内部を調査し、16項目の改善案を作成
海外SEOでもコンテンツだけではなく、検索エンジンがサイトを適切にクロール・インデックスできる技術基盤が重要です。
そこで、サイト内部を調査し、16項目の内部SEO課題をまとめた診断書とテクニカル修正シートを作成しました。

調査では、
- 重複URL
- canonical
- リンク切れ
- リダイレクト
- 内部リンク
- H1などの見出し
- 表示速度
- 構造化データ
- hreflang
- robots.txt
などを確認しています。
4.用途別ページを設計
今回の支援で特に重要だった施策の一つが、用途別ページの新設です。調査当初、用途に関連する複数の対策キーワードで十分な検索順位を獲得できておらず、既存ページだけでは検索意図に対応しきれていない状態でした。そこで、複数の用途を1ページにまとめるのではなく、用途ごとに専用ページを設ける構成をご提案しました。
対象は、自動車、医療機器、エアコン、給湯器、燃料電池、家電、産業機器など、合計19分野です。 キーワード選定だけでなく、各ページの検索意図に合わせた情報設計、見出し構成、ページ内導線、掲載情報の整理など、SEOを考慮したページ構成全体を設計しました。
また、公開前のページについても確認を行い、検索エンジンとユーザーの双方に内容が伝わりやすい状態になるよう調整しています。
5.米国向けの外部対策を実施
サイト内部の改善に加えて、米国市場におけるサイトや各ページの外部評価を高める施策も実施しました。関連性の高い外部メディアでの情報発信を進めるとともに、既存の被リンク状況についても調査を行い、サイト評価に悪影響を与える可能性のあるリンクへの対応を進めています。単純に被リンクの数を増やすのではなく、リンク元の品質や関連性を確認しながら、サイト全体の外部評価を整える方針で支援しました。
6.米国Yahoo! Financeにも企業紹介記事を掲載
海外でのブランド露出・サイテーション獲得施策の一環として、芝浦電子様の企業紹介記事を制作しました。米国のYahoo! Financeにも記事が掲載されています。
記事では、EV、家電、産業システムなどを支える温度センシング企業として芝浦電子様を紹介しています。
7.技術情報ページの検索流入を強化
技術情報ページについても、米国ユーザーの検索ニーズに合わせてページの役割を見直し、検索意図に合う情報が伝わりやすいよう改善を進めました。
ページ内の基本的なSEO要素を調整するとともに、関連性の高い外部施策も組み合わせて検索評価の向上を図っています。 芝浦電子 米国SEOの実績と次の6ヶ月のご提案 (2)
その後、対象ページでは検索表示回数が大きく増加し、月間では約3倍まで伸長しました。クリック数についても改善傾向が確認されています。
8.構造化データを設計
SEOだけでなく、検索エンジンや生成AIにサイト内の情報を理解してもらいやすくするため、構造化データについても設計しました。
2026年7月16日に構造化データの設計と実装用テンプレートを納品しています。
一方、2026年10月1日時点では主要13ページで未実装であることも確認されています。
そのため、「構造化データによって順位が上がった」という成果としては扱わず、今後の改善施策として設計まで完了している状態として紹介します。

SEO対策後の成果
支援開始後、米国検索におけるサイト全体の平均掲載順位や検索露出に改善が確認され、主要な製品・技術関連キーワードでも上位表示されるケースが増えました。また、製品関連ページでは検索表示回数やクリック数が伸びるなど、米国市場からの検索流入にも改善が見られています。新たに整備した用途別ページについても、公開後からこれまで十分に検索結果へ表示されていなかった関連キーワードで順位がつき始めるなど、検索露出の広がりが確認されました。 これらは、キーワード戦略、ページ改善、サイト内部の最適化、外部施策などを継続的に組み合わせて取り組んだ期間に確認された変化であり、特定の施策だけによる成果とは断定せず、今後も検索順位や流入の推移を継続して検証していきます。


