SEO対策の費用やコンサルの費用とは!? SEO料金相場と選定のポイントも解説
日々新しい技術やビジネスが登場しているため、多くの企業では生き残りをかけてさまざまな取り組みをしています。生き残るためには、企業のマーケティングを常に考えて行かなければなりません。
企業でおこなうマーケティングの一つにSEO対策があります。SEO対策を実践すれば企業へのアクセス数が増加し、商品やサービスの露出が増えます。しかし、「SEO対策をしても上手く効果が得られない」と悩む企業も多いでしょう。そこでおすすめしたいのが、SEO対策のプロであるSEOコンサルに依頼することです。

SEO対策やコンサルの費用相場
SEO対策には、次の4つの種類があります。
- SEOコンサルティング
- コンテンツSEO
- 内部SEO対策
- 外部SEO対策
また、SEOコンサルティングは企業規模によって料金が変わり、コンテンツSEOも記事の種類によって大きく値段が異なります。
以下が、依頼する内容と費用の相場をまとめた表です。
項目 | 費用 | 費用形態 | 内容 |
SEOコンサルティング | 10万円~100万円以上(企業規模による) | 固定報酬型 | 運営するサイトの企画からコンテンツ作成までを総合的にサポート |
コンテンツSEO | 数千円~10万円程度 | 固定報酬型 一括支払型
| サイト内に掲載する記事の作成 |
内部SEO対策 | 10万円~100万円程度 | 一括支払型 | SEOに評価されるためのサイト構成の変更 |
外部SEO対策 | 1万円~数十万円程度 | 成果報酬型 固定報酬型 | 他ドメインへの外部リンク対策 |
ここでは、4つのSEO対策について解説していきましょう。
SEOコンサルティング
1つ目のSEO対策は、運営するサイトの企画から制作、そしてコンテンツの制作なども総合的にサポートしてくれるSEOコンサルティングです。
SEOコンサルティングの業務は、
- 調査や分析
- サイト作成の支援
- コンテンツ作成に関するディレクション
など多岐にわたります。
調査や分析では、依頼された企業でどのような業務に取り組んでいくべきなのかを明確化し、競合のキーワードや市場の動向などを調査していきます。
調査の結果をもとに、どういうアプローチでコンテンツを制作していくべきなのか、SEOに評価されやすいホームページの構成になっているのか、自社へのアクセス数を増やすために取り組むべきことはなにかなどを分析していくのです。
総合的にサポートしてくれるため、何から手を付けていいのかわからない方は、まず始めに利用してみるのがおすすめです。
コンテンツSEO
2つ目のSEO対策は、コンテンツ制作に関する支援や実作業をおこなってくれるコンテンツSEOです。
SEOといえば、まず始めに思いつくのがコンテンツSEOでしょう。コンテンツSEOは、ユーザーがキーワードを検索したときに、上位へ表示されやすくなるコンテンツ作りに取り組みます。
上位へ表示されることで、ユーザーが対象のコンテンツにアクセスしやすくなるため、企業の商品やサービスを多くの人に見てもらいやすくなるのです。
コンテンツSEOでは、キーワード選定から記事制作までを一貫しておこないます。場合によっては、ライターへのフィードバックや進捗管理をおこなうディレクター業務を担当するケースもあります。
>>SEOに強いコンテンツ作成方法【キーワード選定~ライティングまで】
コンテンツSEOは企業に依頼しなくても、SNSで募ったり、クラウドソーシングサイトを利用して人材を確保できるでしょう。しかし、コンテンツの質が低くなりやすく、質が低いことでドメイン自体のSEO評価が下がってしまうため、長い目で見ればプロに依頼するのがおすすめです。
内部SEO対策
3つ目のSEO対策は、サイト内の構造を最適化する内部SEO対策です。
具体的には、
- パンくずリストの設置
- ディスクリプションの設定
- 内部リンクの修正
- 重複ページの削除
- サイト構造最適化
などの業務です。内部SEO対策は、実践しただけでコンテンツの評価が上がる可能性もあります。逆に、どれだけコンテンツの質が良くても、サイトの内部SEO対策が不十分なために、上位表示されないことも考えられるのです。
内部SEO対策はすぐに実践できる方法なので、まだ実践していない方は今すぐ取り入れるのが良いでしょう。
>>SEOの内部対策で最低限行うべき10個のチェックポイントをご紹介
外部SEO対策
4つ目のSEO対策は、別ドメインのサイトに自社コンテンツのリンクを貼ることで、アクセスを集中させる外部SEO対策です。
別ドメインのサイトに貼り付けることで、自社のコンテンツがヒットしなくても、別ドメインのコンテンツがヒットすればアクセスされる可能性があります。また、別ドメインから参照されているため、質の良いコンテンツだと評価され、SEO評価も上がると言われていました。
しかし、最近では意図的に載せた外部リンクをペナルティの対象としており、一度違反してしまうとドメイン自体の評価が落ちてしまいます。外部対策SEOを利用する場合は、意図的に外部リンクを掲載していないかを注意しましょう。
SEO対策やコンサルの料金体系
先ほど紹介したSEO対策やコンサルティングサービスには、3つの料金体系があります。
- 成果報酬型
- 固定報酬型
- 一括支払型
それぞれ解説していきましょう。
成果報酬型
1つ目の料金体系は、指定したキーワードが上位表示されたタイミングで課金が発生する「成果報酬型」です。
成果報酬型の金額は、SEOで上位を獲得すればするほど高額になっていき、業者によって基準が異なります。相場としては、多くの場合SEOの順位が10位以内を基準としているため、10位以内になったタイミングから数百円~数千円のコストが日々発生し、順位が上がるごとに数万円に到達することもあります。日ごとに払うのか、月でまとめて払うのかは業者によって変わるでしょう。
成果報酬型の場合は、順位が基準となるため業者選びが重要です。業者によってはとにかく順位を上げることだけに力を入れて、意図的な外部リンクを大量に作成する場合があります。その結果、メディア自体の評価が悪くなってしまい、今後SEO対策が難しくなるケースもあるのです。悪質な業者を選定しないためにも、事前に情報収集をおこなったうえで決めましょう。
固定報酬型
2つ目の料金体系は、毎月決められた金額を支払う「固定報酬型」です。固定報酬型は、SEOコンサルティングやコンテンツSEOで採用されやすい料金体系です。
成果報酬型と違い、成果が出なくても固定で支払う必要があるため、中長期的な視点で業者選びをすると良いでしょう。相場としては、業者や業務内容によって大きく異なってくるため、数万円~数百万円以上と幅広いです。
固定報酬型の場合は、すぐに結果を出すために利用するよりも、今後に向けて投資をする意味での利用が効果的です。
一括支払型
3つ目の料金体系は、一度に全ての料金を支払う「一括支払型」です。一括支払型は、コンテンツSEOや内部SEO対策で採用されやすくなっています。
スポット的な利用がメインになるため、先述した2つの方法と比べて気軽に導入しやすいのが特徴です。利用するときには、料金が安いものから試しに導入を開始し、効果があればより高額なサービスを依頼するのが得策でしょう。
ただし、SEOは総じてすぐに効果が出るものではありません。どれだけ良質なコンテンツを掲載してもGoogleに評価されるまでにはある程度の時間を要します。したがって一括支払型のサービスはすぐに効果が出にくい点を理解しておきましょう。
SEO対策会社の選び方のポイント
SEO対策会社を選ぶ場合は、サービス内容と料金を天秤にかけて選定を進めると思います。しかし、具体的にどういう視点で選べばいいのかが分からない方も多いでしょう。
そこで、SEO対策会社を選ぶときのポイントを紹介します。
サービス内容
1つ目のポイントは、自社の課題を解決できるサービス内容であるかどうかです。SEO対策にはさまざまな種類があるため、自社で抱えている課題を解決できそうかが重要になるでしょう。
例えば、内部的なSEO対策を十分にしている企業であれば、コンテンツの作りこみが必要なためコンテンツSEOへの依頼が効果的です。逆に、コンテンツはよいものを作っているものの、メディアの内部SEO対策を全くしていないのであれば、内部対策SEOを得意とする会社を選択すると良い結果を得やすいです。
また、業務内容だけではなく、フォローや対応が優れている会社かどうかも大切です。こまめにフォローをくれる会社なのか、細かい部分でも丁寧に回答してくれるのか、遅れそうなときは事前にアラートを上げてくれるのかなど、業務外の対応をきちんとこなしている会社であれば問題なく進められるでしょう。
サービス料金
2つ目のポイントは、内容に見合ったサービス料金であるかどうかです。業者によって業務内容や料金体系が異なるため、支払う金額が変わってきます。悪質な業者の中には、業務内容以上に料金を請求してくるケースがあるのです。
例えば、内部SEO対策をするといって、簡単なHTMLタグの構造を変更しただけで数十万を超える金額を請求するなどです。業者を選定するときには、同じような業務内容で相見積もりを取っておくのをおすすめします。
SEO対策会社の選定時の注意点
先ほどは、SEO対策会社を選定するときのポイントをお伝えしました。続いて、注意すべきSEO対策会社の特徴を具体的に解説します。
被リンク設置を提案する事業者
1つ目の注意点は、外部SEO対策として被リンク設置を提案してくる事業者です。
被リンク設置を提案してくる事業者は、意図的に外部リンクを生成して成果を上げたように見せかけることがあります。しかし、外部リンクを自作自演でおこなってしまうと、Googleから悪い評価を受けてしまうため、せっかく作ったメディアが機能しなくなってしまうので注意が必要です。
そもそも被リンクは、意図的に設置するものではなく、参考になるなと思ったコンテンツが自然と付けていくものです。良いコンテンツを作っていけば、おのずと被リンクも付けられていくでしょう。
契約書が曖昧な事業者
2つ目の注意点は、契約書の内容を曖昧にしている事業者です。特に、契約期間や解約する内容を明確に記載していない場合は要注意です。
例えば、SEOコンサルティングサービスによってSEOの評価が上がったため、今後は自社のみで運用していくとしましょう。
契約期間などを曖昧にしている場合、曖昧なのを理由に契約終了をさせてくれません。したがって、自社にとって不必要な経費を支払い続けることになるのです。
契約書は契約前に目を通すものになるため、軽くではなく最後までしっかりと確認しましょう。
まとめ
