超SEO初心者がまずやるSEO対策③/Google検索の表示管理

URLについて
サイトURLは、[プロトコル]://[ホスト名]/[パス]/が基本ですが、必ずサイトはSSL化(https:// ・・・)してセキュリティを高めます。URLは固有のものであることが原則です。
コンテンツの内容をわかりやすく伝えるURLが良いです。サイトコンテンツと意味がつながるパーマリンク(URLの部分)にするとよりユーザーにとって「フレンドリー」な URL を作成することができます。
意味のある URL を使用すれば、利便性が増し、ロボットもユーザーも理解しやすくなります。長い数字のパーマリンク(URL部分)などは避けましょう。
URLで気を付けること
- 不必要なパラメータやセッション ID を含む長い URL を使用するのは避けましょう。
- 「page1.html」のようなURLは避けましょう。
- 「football-cards-football-cards-footballcards.htm」のように長いにキーワードを使うのは避けましょう。
- 「…/seo1/seo2/seo3/seo4/seo5/seo6/page.html」のように深い階層にするのは避けましょう。
- ページコンテンツと関連のないディレクトリ名を使用するのは避けましょう。
ユーザーとロボットにとってわかりやすいディレクトリ構造にしましょう。シンプルなディレクトリ構造が良いです。SEOに強いディレクトリ構造(サイト構成)の作り方はこちらで確認できます。
また、wwwを含むURLとwwwを含まないURLの両方が存在するとGoogleでは2つのサイトを認識してしまいます。よって、必ずwwwを統一します。たとえば、「www.example.com」と「example.com」のサイトがある場合、これを統一する場合には、
- .htaccessを利用する
- canonicalタグを利用する
の2つのやり方があります。
.htaccessを利用する場合は、wwwありか無しかどちらにするか決めて301リダイレクトを.htaccessファイルに書き込みます。下記のコードを.htaccessファイルに書き込みます。
1.htaccessを利用する場合
wwwなしで統一する場合
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^www\.sample\.com
RewriteRule ^(.*) http://sample.com/$1 [R=301,L]
wwwありで統一する場合
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^sample\.com
RewriteRule ^(.*) http://www.sample.com/$1 [R=301,L]
2.canonicalタグを利用する場合
canonicalタグを利用する方法は、優先(正規化)させたいurlを指定しページの<header>内にソースコードを書き込みます。
<link rel=”canonical” href=”https://sample.com/”>
canonicalタグは類似ページがある場合、検索エンジンに優先するページを指定してインデックスさせる効果があります。トップページのwwwありやwwwなしのページに対してどちらを優先させるページなのかを伝えます。
サイトURLが[プロトコル]://[ホスト名]/[パス]/[ファイル名]?[クエリ文字列]#[フラグメント]の場合、パス、ファイル名、クエリ文字列は、サーバーのどのコンテンツにアクセスするかを決めます。
パス、ファイル名、クエリ文字列は大文字と小文字が別々なので別のURLになります。ホスト名とプロトコルでは逆に大文字と小文字は区別されないです。フラグメント部分は、ページ内のブラウザのスクロール先です。
ナビゲーションについて
ナビゲーションは、ユーザーにコンテンツを早く見つけてもらうために大切な要素です。ナビゲーションは検索エンジンもどのコンテンツが重要か理解しやすくなります。Google はナビゲーションによってWEBサイト全体でそのページの役割や立ち位置を把握しようとしています。

ルートページは、最もアクセスの集まるページで、ルートページからより具体的なコンテンツページに誘導することが大切です。ナビゲーションページは、WEBサイトの構造を表示するページで、階層的なリストで構成します。
ユーザーが簡単にすべてのコンテンツページにたどり着けるように3クリックくらいで全ページに行けるのが良いです。よって、階層も3階層か4階層くらいが理想です。あまり深い階層だとロボットもクロールしずらかったりします。
全てのページにリンクから到達できるようにし、関連ページへのリンクを追加して、ユーザーがコンテンツを見つけやすくしましょう。
また、XMLサイトマップファイルを作成してGooglebotに新しいページを伝えましょう。Google search consoleからもサイトマップの送信はできます。

ナビゲーションで気を付けること
- 複雑なナビゲーションリンクは避けましょう。
- 細かくコンテンツを分けて階層を深くするのは避けましょう。
- 画像やアニメーションのナビゲーションは避けましょう。
- スクリプトやプラグインに基づいたイベント処理は避けましょう。
- テーマ別に整理しないでページのリストを記載するだけは避けましょう。
404ページについて
ユーザーがサイトにアクセスしたもののそのページが存在しない場合に表示されます。たとえば、無効なリンクをクリックした場合や以前は存在していたが現在はページが無くなっている場合、URL を間違えて入力した場合に表示されるページのことです。
404ページにルートページに戻るリンクを設置したり、他の人気のあるコンテンツページに誘導したりしてユーザーの利便性を高めてあげましょう。
404ページの見つけ方は、Google Search Console で可能です。「ページが見つかりません」エラーを引き起こす URL のソースを特定できます。
気を付けること
- 検索エンジンで 404 ページがインデックスに登録されるのを避けます。
- 404 HTTP ステータス コードを返すようにウェブサーバーを設定します。
- JavaScriptの場合は、404ページ(存在しないページが要求された場合)に備えて noindex robots メタタグを設定しておきましょう。
- 「見つかりません」や「404」などの曖昧なメッセージのみを表示は避けましょう。
- サイトの他のページと一貫性のないデザインを 404 ページで使用するのは避けましょう。
パンくずリストについて
パンくずリストは、ページの上か下の部分にあるページタイトルの内部リンクです。(下図参照/黄色で囲まれた部分)ユーザーはパンくずリストを使って、ページを移動することができます。ほとんどのパンくずリストは、最初の左端のリンクとしてTOPページ(通常はルートページ)を置き、右側に向けて下層ページとなり具体的なセクションを並べています。

↑黄色で囲んだ部分が”パンくずリスト”です。パンくずリストは、ユーザーとロボットのサイト理解を助けSEOの効果もあります。
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