パンくずリストとは?設置メリットと設置方法

パンくずリストとは?

普段あまりに気にかけることはないでしょうが、検索上位に入っているサイトのほとんどはパンくずリストを設置しています。パンくずリストを設置することで使い勝手を向上させ、SEO効果もあるといわれています。

パンくずリストがなくてもSEO対策は可能です。しかし、多くの上位陣が設置しているようにパンくずリストには大きな意味があります。

 

SEOコンサルタント東京SEOメーカーがパンくずリストとは何か、SEOとの関係やメリットや設置方法、よくある質問にまでお答えいたします。

 

目次

SEOとパンくずリスト

 

パンくずリストとは?
パンくずリストとは、サイトに訪れたユーザーが今サイト内のどこにいるのかを示したもののことをいいます。英語ではブレッドクラムやブレッドクラムナビゲーションと呼ばれるナビゲーションの一種です。多くの場合でサイトの上部に設置され、HOME > 第2階層 >第3階層 >・・・のような構造になります。

パンくずリストの役割

 

パンくずリストの役割は次の2つがあります。

  • ユーザーに今サイト内のどこにいるのかを示す。
  • クローラーがサイト内を巡回しやすくなる。

 

ユーザーに今サイトのどこにいるのかを示すことはユーザビリティやUI/UXにかかわりますし、クローラーがサイトを巡回することはインデキシング(ページ登録のされやすさ)に影響します。

 

どちらもサイトの重要ファクターですのでSEOを考えない場合であってもパンくずリストを設置したほうがよいことが多いです。

 

パンくずリストの由来

 

パンくずリストとはパンくずリストという名称は童話「ヘンゼルとグレーテル」に由来するといわれています。森の中に取り残されないように目印としてパンをちぎって地面に置き、後でたどって家に帰るというのが目的です。童話の中ではパンくずは小鳥に食べられてしまい、家に帰ることはできなくなってしまいましたが、サイト内ではパンくずリストをたどることで今見ているページの上階層やHOMEに容易にたどりつくことができます。

パンくずリストのメリット

 

パンくずリストを設置するメリットは大きく4つあります。

  1. ユーザビリティの向上
  2. クローラビリティの向上
  3. 検索結果への反映
  4. 内部リンクによるSEO効果

 

ユーザビリティの向上

 

ユーザビリティとはWEBサイトの場合には使いやすさのことです。ユーザーがサイトの構造を理解し、今自分がサイト内のどこにいるのかを把握し、次にページに行くときにはどうすればよいのかがわかります。

Googleはユーザーファーストを徹底していますので、ユーザビリティの向上させることは間接的にSEO対策になります。

 

クローラビリティの向上

 

SEO対策における最重要ポイントの1つがクローラーにサイトを巡回してもらい、インデックス登録してもらうことです。インデックスされなければ検索結果に反映されませんのでページを作った際にはインデックスされることが最重要です。

クローラーは内部リンクをたどってサイトを巡回していますので、巡回効率をよくするためにはパンくずリストは有効です。

クローラーに既にインデックスされているページからカテゴリページに巡回してもらい、カテゴリページからの新規ページのリンクをたどってもらうことでインデックス促進が期待できるからです。

 

検索結果への反映

 

検索結果への反映

検索結果にはさまざまな情報が出てきます。よくいわれるのはタイトルと説明文(description)ですが、パンくずリストを設置している場合はタイトルの上のURLの横にサイトマップが表示されることがあります。

検索結果に反映されることでユーザーにページ内容が伝わりやすくなり、クリック率に影響することがあります。

 

内部リンクによるSEO効果

 

パンくずリストでは普通、内部リンクになっています。リンクのアンカーテキストはSEOにおいては非常に重要なポイントですし、すべてのページに設置していればカテゴリページやHOMEに下層ページからのリンクを集中させることができます。

重要なページに内部リンクを集中させることはSEO対策の基本です。

パンくずリストの種類

 

パンくずリストには、その利用方法から大きく3つに分類が可能です。それぞれ表示形式が異なるため、Webサイトの特徴によって適した種類を採用する必要があります。ここでは、それぞれの特徴と役割を紹介します。

 

種類1: 位置型パンくずリスト

 

位置型パンくずリストは、Webサイト内を回遊するユーザーがどの階層内に位置しているのかを確認するために利用されます。最も多く利用されるパンくずリストとなります。

 

種類2: 属性型パンくずリスト

 

属性型パンくずリストは、Webサイト内を回遊するユーザーがどのカテゴリー(属性)に属しているかを表示する際に利用されます。

 

ユーザーの操作によって変化するため、ユーザーが複数の選択肢を選択することで表示されるようなWebサイトに多く使用されています。

 

例えば、ECサイトやポータルサイトなどの複数条件(エリア、サイズ、色、価格条件など)で検索し、同じようなカテゴリーの商品を多く見たいというユーザーが多く閲覧するWebサイトなどに適しています。

 

種類3: パス型パンくずリスト

 

パス型パンくずリストは、Webサイトを回遊するユーザーがどういった経路でページに辿り着いたのかを表示するものです。ページへ至る経路が異なる場合、表示されるリストも変化します。

 

このような特徴を持つことから、履歴型パンくずリストとも呼ばれ、ブラウザの戻るボタンと機能が重複するため、最近では使用されているWebサイトはほとんどありません。

 

パンくずリスト作成時の注意点

 

パンくずリストを設定すること自体は、そこまで難しくはありません。そのため、安易に作成し、意図した効果創出に失敗してしまう場合も多々あります。ここでは、パンくずリストを作成する上での注意点を紹介します。

 

注意点1: わかりやすい階層構造にする

 

使いやすいパンくずリストにするためには、わかりやすいWebサイト構造である必要があります。一般的に下記の様な形式で作られることが多いです。

 

トップ > ((大カテゴリー)) > ((中カテゴリー)) > ((小カテゴリー)) > 〇〇〇〇

 

この様に、大きなカテゴリーから小さいカテゴリーに分類して行くことがほとんどです。Webサイトのページ数が多くなればなるほど、パンくずリストを最適な状態で保つことが難しくなります。

 

また、関連性のある構造にすることも大切です。例えば、次のようなパンくずリストは明確に、上手く活用できています。

 

食べ物・飲み物 > 和食 > おせち

しかし、次のようなパンくずリストは各単語の繋がりが不適切であり、Webサイト内が上手く階層構造化できていない事がわかります。

 

食べ物・飲みもの > 和食 > ラーメン 

適切に階層構造が整理されていれば、自然と良い構造になります。

 

注意点2: SEO対策キーワードを入れる

 

パンくずリストにSEO対策キーワードを入れることで、SEO対策の基本である「アンカーテキストにターゲットキーワードを含める」ことが出来ます。結果として、ユーザビリティ向上に繋がり、SEO評価も向上します。

 

もちろん、SEO効果のあるパンくずリストを作成するためには、SEOを意識したページ作りが必要です。ユーザーが検索するであろうキーワードを予想し、それに合わせた一覧ページを作成しましょう。

 

しかし、無理やりSEO対策キーワードを入れるとGoogleからペナルティーを受ける可能性があります。あくまでも、ユーザーの利便性(使いやすさ)の観点から設定し、不自然にならない様に注意しましょう。

 

関連記事: SEOキーワードの効果的な入れ方と選定方法!競合に勝つためには?

 

注意点3: 全Webページに設定する

 

パンくずリストはWebサイトの全ページに設定しましょう。設定されていなページがあると、閲覧しているユーザーはとても使いづらいと感じてしまい、ユーザビリティも低下してしまいます。

 

忘れず設定することでSEO効果もありますし、ユーザーの回遊率も向上します。しかし、トップページや特集ページ(期間限定ページやセール告知のためのページ)など、分類ができないページは設定する必要はありません。

 

注意点4: Webページ上部に設定する

 

クローラーは、ページの最上部にあるパンくずリストを読み取ります。そのため、必ずパンくずリストはページの最上部に設定しましょう。

 

また、ユーザーがページの位置を把握しやすくするためにも、最上部に設定することは効果があります。

 

注意点5: スマートフォンの画面にも表示させる

 

スマートフォンの場合、下層ページになればなるほど閲覧する際にパンくずリストが邪魔になる場合が多いため、「スマートフォン版のWebサイトではパンくずリストを非表示」と設定しているWebサイトもありますが、SEO対策の観点からスマートフォン版のページにもパンくずリストを設定した方が良いでしょう。

 

パンくずリストの途中を省略したりするなど、工夫して表示するようにしましょう。

 

パンくずリストの設定方法

 

パンくずリストの設置方法

ユーザーに対してパンくずリストを設置するだけであれば、単にアンカーテキストでリンクをつけるだけで設置は完了します。

 

しかし、クローラーにパンくずリストだと理解してもらうためには構造化データでマークアップする必要があります。構造化データのマークアップは面倒なことも多く、直接的なSEO効果も望めませんが、検索エンジンにサイトの内容を正しく理解してもらうことを助けますので、可能な限り有効活用しましょう。

 

ディレクトリ構造の整理

 

パンくずリストはサイトの階層構造をそのまま反映させることが一般的です。より有効に使うためにはサイトのディレクトリ構造を整理することから始める必要があります。

 

一般的に、パンくずリストは次のようになるはずです。

 

HOME > 大カテゴリ > 中カテゴリ > コンテンツ

例:HOME > 腕時計 > メンズ腕時計 > 商品ページ

上記は4階層あるサイトの場合ですが、階層構造が少ない場合には大カテゴリしかないことやトップページの直下にコンテンツが来ることもあります。どれが良い悪いではなく、ユーザーにとってどのような構造が使いやすいかを意識してください。

 

サイト内のページ数が多くなるに従ってディレクトリ構造を修正することは難しくなりますので、可能な限り早い段階でサイトマップを見直し、ディレクトリ構造を決めることをおすすめします。

 

推奨される手法と推奨されない手法

 

ディレクトリ構造を正しく設定していれば、パンくずリストはページタイトルやページのテーマが来るはずです。しかし、一部のサイトではSEO効果を期待して無理にキーワードを詰め込むサイトもあります。

 

推奨されるパンくずリストは次のようなものです。

 

トップページ > 腕時計 > メンズ > 商品ページ

HOME  > 腕時計特集 > 商品ページ

サイト名 > ブランド名 > 商品ページ

上記は3つとも正しいサイト構造を使っています。「トップページ」なのか、「HOME」なのか、サイト名を使うのかは「パンくずリストの使い方」という点ではどちらでも構いません。(SEO視点では変わることがあります)

 

 

反対に推奨されないパンくずリストは次のようなものです。

 

腕時計が安いお店 > 腕時計 > メンズ > 商品ページ

おすすめ腕時計 > ブランド名 > 商品ページ

東京で腕時計を買うなら > 腕時計特集 > 商品ページ

説明は不要だと思いますが、明らかに誤った方法で内部リンクを集めようとしています。客観的な事実ではなく、サイト構造を無視して作ったパンくずリストですので推奨されません。

 

構造化データによるマークアップ

 

Googleでは次の3つの構造化データを使うことができます。

  1. JSON-LD
  2. microdata
  3. RDFa

上記3つのどれを使っても構いませんが、設置方法の解説の多さと使い勝手の良さから、東京SEOメーカーではJSON-LDを強く推奨します。パンくずリスト以外にも構造化データは広く利用できますが、JSON-LDがもっとも普及していて使いやすいはずです。

 

パンくずリストの構造化マークアップの方法はここでは割愛します。構造化データは意外に複雑で、設定を間違えるとうまくクローラーに認識してもらえません。

 

また、ワードプレスによるサイト構築が普及していますが、ワードプレスのテーマやプラグイン次第では特に労力をかけずに設置することができるからです。

 

ワードプレスがSEOに強い理由

 

この10年でワードプレスはずいぶん普及しました。Googleは過去にサイトを作るときにはワードプレスがSEOで強いというような趣旨の発言をしたことがあります。

これはGoogleがワードプレスを贔屓にしているということではなく、ワードプレスを使うことでWEBの知識があまりない人であってもパンくずリストやタイトル、見出しなどの設置が容易であり、コンテンツに注力するだけでも高いSEO効果が発揮できることに起因するものと考えられます。

 

パンくずリストの設置後の対応

 

パンくずリストの設置を終えたら、正しくマークアップされているかを確認することとエラーが出ないかを確認する必要があります。

 

リッチリザルトテストツールによる確認

 

Googleはリッチリザルトテストツールを無料で提供しています。リッチリザルトとは検索結果に出てくる青色リンク以外の情報のことです。

リッチリザルトツールを利用することで構造化データが正しくマークアップされているかを確認できます。間違っていた場合にはエラーや警告が出てくるので必ず一度は確認しましょう。

 

Googleサーチコンソールによる確認

 

Googleサーチコンソールではパンくずリストが正しく動作しているかを確認できます。エラーや警告がある場合には件数や原因などを表示してくれるため、定期的に見て改善するようにしてください。

 

パンくずリストに関するよくある質問

 

WEB担当者はパンくずリストのことで意外に悩んでいる人も多くいますのでよくある質問をまとめました。

Q.スマホサイトでは設置すべきですか?
A.設置すべきです。

原則的にパソコン版のサイトの情報はスマホ版でも必要です。スマホ版で不要ということであればパソコン版でも不要ということになるからです。

スマホ版ページにパンくずリストを設置すると邪魔、ファーストビューを占有するなどの可読性に影響が出るため、スマホ版は不要と考えている人もいますが、東京SEOメーカーではページの下部でもよいので設置することを推奨しています。

ページの上部に表示することで2行~3行が占有されるのが嫌という意見もありますが、横にスライドさせるようにすることで1行に設置することも可能です。ユーザビリティを考えた上であるべきか外すべきかを判断してください。

Q.ページの上部と下部ではどちらが効果がありますか?
A.どちらでも構いません。

ページの上部に置くことを推奨しているSEO会社やWEB制作会社もありますが、上部に設置することによるSEOメリットはほとんどありません。ページ上部に設置することで効果が出たのは5年以上前のSEO対策です。現在ではページ内のどこにあっても同じ粒度であれば同じ評価がなされます。

ただし、1つのページに複数のパンくずリストがあった場合には一番上のパンくずリストだけが評価対象(検索結果への反映)になります。

すべてはどちらに設置したほうがユーザーのためになるかを考えてください。

Q.複数設置してもよいですか?

 

A.複数設置しても構いません。

1つのページに複数のページがあっても構いません。データベースを活用したサイトでは複数のパンくずリストが設置されることもありますが、これは正しい運用です。

 

よくECサイトなどでは次のようなものを見かけます。

 

トップ > 国産腕時計 > ブランド > 商品ページ

トップ > ランキング > 商品ページ

トップ > 腕時計特集ページ > 商品ページ

このようにすることでユーザーに対して商品ページから「国産腕時計」、「ブランド」、「ランキング」、「特集」への導線を確保できます。似たような商品(国産腕時計、ブランド)を探しているユーザー、売れ筋の商品(ランキング)を探しているユーザー、特集ページなど切り口を変えてアプローチすることはよくある手法です。

ただし、前述したように複数を設置する場合には一番上だけが評価対象になりますのでご注意ください。

 

Q.設置したほうがSEOに強いのですか?
A.設置だけでは意味がありません。

よくSEO対策の一環でパンくずリストを設置するというのがあります。これは「パンくずリストを設置すること」がSEO対策になるのではなく、「パンくずリストが正しく機能するようなサイト構造にすること」がSEO対策になっているからです。

 

検索上位に表示されるサイトはパンくずリストを設置しているから上位表示されているのではなく、コンテンツが優れていることはいうに及ばず、正しいサイト運営がされていてクローラーに正当な評価を受けているので検索上位に来ています。

 

似たような質問に「もくじを設置すること」はSEO対策になる、ならないという議論がありますが、設置しただけで検索順位が上がることはありません。

 

Q.すべてのページに設置すべきですか?
A.可能な限り多いほうがよいです。

トップページやLP、特定の目的のページにはパンくずリストは不要ですが、それ以外のページはすべてのページでパンくずリストを設置することを推奨します。

ユーザビリティ、クローラビリティ、内部リンクの集中などさまざまな観点からあった方が良い場合が多いからです。

ただし、構造化データが正しくマークアップされていないとせっかく設置したパンくずリストの効果が薄くなってしまうので必ず動作確認をするようにしましょう。

 

 

この記事の監修者

SEOコンサルタント

アドマノ株式会社 代表取締役 天野 剛志

日本大学法学部卒業、広告代理店で12年間働いている間、SEOと出会い、SEO草創期からSEO研究を始める。SEOを独学で研究し100以上のサイトで実験と検証を繰り返しました。そのノウハウを元に起業し現在、11期目。営業、SEOコンサル、WEB解析(Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持)コーディング、サイト制作となんでもこなす。会社としては今まで2000以上のサイトのSEO対策を手掛けてきました。

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