内部リンクとは?SEO強化のための内部リンクのポイント
内部リンクとは自分のサイトの中だけで繋いでいるリンクのことです。自分のサイトの外に出ないことから内部リンクと呼ばれ、サイトの外に出るものを外部リンクと呼んでいます。
長年、SEOでは外部リンクによる評価が続いていましたが、現在では外部リンクの効果は以前の外部リンク全盛の時代ほどはありませんし、サイト内部の作り込みをすることでユーザーニーズを満たし検索順位を挙げることが可能です。内部リンクについて東京SEOメーカーが解説いたします。
内部リンクについて
内部リンクとは?
内部リンクとは自社サイト内のページ同士をリンクで繋ぐことです。ページ単体だけでは検索エンジンから評価されにくいですが、サイトがテーマ性をはっきりと持ち関連するページと内部リンクでつなげることで飛躍的にSEO効果が高まります。
内部リンクとは反対に自社サイトの外側に向けてリンクをすることを外部リンクといいます。
必ずAタグを使う
SEO対策をする際にリンクを繋げる場合には必ずHTMLのAタグを使うようにしてください。稀にサイトの仕様でjavascriptのonclick属性を使ってリンクを繋げていることがありますが、SEO効果があるのはAタグのリンクだけです。
内部リンクのSEO効果
内部リンクには明確に3つのSEO効果があります。
- クローラビリティの向上
- ページとの関連付け
- 回遊による滞在時間増
です。
クローラビリティの向上
検索エンジンは既知のページのリンクを辿って新しいページやサイトを見つけます。そのため、リンクがなければ新しいページを見つけるのに時間を要します。
内部リンクを繋げることはクロールを手助けすることになります。新規ページを公開した際には必ずリンクで繋がっているかどうかを確認してください。
ページとの関連付け
ユーザビリティを考慮してリンクを付けた場合、必ずそのページに関係のあるページにリンクしているはずです。このページ同士の関連付けが検索エンジンの評価ポイントの1つになります。
ただし、関連ページが多数あるからといってすべてに対してリンクをするのではなく、関連性の高いページに対してリンクをするようにしてください。
回遊による滞在時間増
ユーザーがページを読んだ際にさらに興味を引く内容があればクリックします。ページに内部リンクがあるとユーザー自身が積極的に回遊をすることができますので結果的に滞在時間を増やすことができます。滞在時間はサイト評価ポイントの1つといわれております。
効果の出る内部リンク対策
内部リンク対策を施す場合、単に関連性が高いページに誘導するだけでは不十分です。リンクにはリンクの対策方法がありますので以下の5点について確認してみてください。
- URLの正規化
- アンカーテキスト
- 絶対パス、相対パスの統一
- 重要なページへの内部リンク集約
- 画像リンクの場合のalt属性
URLの正規化
URLの正規化は内部リンクに限らず、サイトのテクニカルな面でも必須のSEO対策です。URLの正規化をしないということは特定のページへのリンク集約が上手くいかない可能性があることを意味します。
アンカーテキスト
内部リンクをする際にはAタグを使い、極力テキストでリンクするようにしてください。そして、テキストには必ずキーワードを入れる必要があります。アンカーテキストにキーワードを入れないと検索エンジンにそのリンク先がどのようなページであるかを受け渡すことができません。
よく「詳細はこちら」のようなリンクを見かけますが、SEOの観点ではプラスには作用しません。リンク先のタイトルを使うのもよいですし、リンク先で何がわかるのかを端的に書いても構いませんが、キーワードを入れることは徹底してください。
絶対パス、相対パスの統一
SEO効果があるかどうかについては議論が分かれていますが、内部リンクを貼る際に絶対パスにするか、相対パスにするかという問題があります。
絶対パスとはhttps://から始まるURLをすべて記載することで、相対パスとは現在のパスから見てどこにあるのかなどを記載する方法です。このほかにルートパスというドメイン以下の部分のみを記載する方法もあります。
どの方法が最もよいかは管理方法によりますので一概にはいえませんが、可能であれば絶対パス、難しい場合にはルートパスで記載するようにしてください。
絶対パスであればURLの正規化がされていなくてもリンクを手動で集約することができますし、何かの表示の間違いが起きにくいです。ただ、管理方法によっては絶対パスでは難しいということも多く、ルートパスが使われることもよくあります。相対パスはヒューマンエラーが起きやすく、リンク切れが起きる原因になりますので推奨はされません。
名称 | 記述例 |
絶対パス | https://example.com/seo/about-internal-link/ |
ルートパス | /seo/about-internal-link/ |
相対パス | ../about-internal-link/ |
重要なページへの内部リンク集約
正しく内部設計をしていればサイトの重要なページにはリンクが集まるようになっているはずです。検索エンジンも内部リンクが集まっているページを重要なページとして評価します。内部リンクが集まれば集まるほどSEO効果が高くなりやすいため、このことをよく理解してどのページを上位表示させたいか戦略を練ると良いでしょう。サイトのトップページが上位表示しやすいのは、下層ページからリンクがたくさん集まっている要因があります。
画像リンクの場合のalt属性
リンクはテキストが望ましいですが、サイトのデザインによっては画像やバナーリンクをしている場合もあります。原則的に検索エンジンは画像の内容を読み取ることができませんのでalt属性で代替テキストを入れるようにしてください。テキストよりは弱いですが、検索エンジンにリンク先の内容を受け渡すことができます。
内部リンクの設置個所
内部リンクの設置はサイト内のあらゆる場所で設置することができます。しかし、リンクが多ければよいというわけではなく、適切に設定しなければ逆にユーザーを困らせることになります。設置個所をまとめました。
- グローバルメニュー
- ヘッダー・フッター
- サイドバー
- コンテンツ内
- コンテンツ下
- サイトマップ
- パンくずリスト
グローバルメニュー
いわゆる大カテゴリへのリンクをする箇所です。サイト内で最も目立つリンクであることも多く、重要なリンクや主要ページへのリンクを設置できます。
ヘッダー・フッター
グローバルメニュー以外でヘッダーにリンクを設置することはあまりありませんが、CVボタンやECサイトにおけるガイド、会社情報などを載せるということはあります。
フッターリンクは以前はSEO効果がありましたが、現在ではほとんどありません。しかし、記事を読了したユーザーが最後に見るのはフッターであることも多いため、最低限の導線は確保すべきです。
サイドバー
サイドバーはパソコンでの閲覧者用のリンクになることが多い箇所です。原則的にはパソコンとモバイルで同じコンテンツを見せることが推奨されていますが、サイドバーに限ってモバイルには見せないということもよく使われる手法です。
ただし、パソコンでは導線が確保されているのにモバイルでは導線がないということがないようにお気を付けください。
コンテンツ内
SEOに最も効果があるといわれるのがコンテンツの中に設置する内部リンクです。ヘッダー、サイドバー、フッター、その他共通パーツを除くメインコンテンツの中に関係性の深いリンクを設置することでページ評価を受け渡すことができます。
コンテンツ下
メインコンテンツの下ですが、フッターよりも上の部分に「関連コンテンツ」のような形で内部リンクを埋め込むことがあります。ユーザーは記事を読み終わった後は離脱してしまいますが、読み終わった時に興味をそそるようなタイトルが目に入れば回遊させることができます。
フッターまでは見ないけれどもコンテンツは読んでくれるユーザーに対して効果がある方法です。
サイトマップ
ここでいうサイトマップとはユーザー用に設置するsitemap.htmlのことです。sitemap.htmlは設置しなくても構いませんが、ページ数が多い場合や導線が分かりづらい場合にユーザーに利用してもらうことで案内がしやすくなることがあります。
パンくずリスト
パンくずリストは主に上階層に行く場合に使われるリンクです。今読んでいる記事の大元になるカテゴリに誘導することでさらなる回遊に繋がることがあります。
内部リンクの確認方法

サーチコンソールの左メニューにあるリンクから内部リンクを見ることができます。この上位のリンクされているページがリンクの集約されてるページです。基本的には上に行くほど重要なページになっているはずですが、想定と違う場合には内部リンク設計を見直した方がよい場合もあります。
内部リンクについてのよくある質問
内部リンクについてよくある質問をまとめております。
Q.多すぎると逆効果ですか?
A.ユーザーに有益であれば多くても構いません。
Q.設置個所はどこがよいですか?
A.メインコンテンツに入れてください。
Q.もくじにSEO効果はありますか?
A.間接的にあります。
Q.リンク切れが起きないようにするにはどうすればよいですか?
A.サーチコンソールで確認してください。

Q.内部リンクの相互リンクとはなんですか?
A.ページ内部で双方向にリンクをすることです。