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GA4とは?基本機能やできる分析の種類を解説

Googleアナリティクス4とは?導入方法や初期設定・基本的な機能の使い方を解説

WEBサイト運営において、ユーザーが「どこから訪問したか」「どのコンテンツに興味を持ったか」「最終的にCVに至ったか」などを把握することは、成果改善のために必須といえます。実際、W3Techsの公式データによると、全WEBサイトの45.3%で何らかの分析ツールを利用していると発表されており、データ分析はWEB担当者の日常業務といえます。

 

その中でも、GA4(Google Analytics 4)は、ユーザー行動をイベントとして捉える新しいモデルを採用し、多角的な行動分析を可能にしています。また、探索レポートなどの高度な分析機能を活用することで、SEOやWEB広告などの改善にも役立てられます。そこで、基本機能や探索レポートの活用ポイントなど、GA4をこれから導入・活用しようと思っているWEB担当者に分かりやすく解説します。

 

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アドマノ株式会社 代表取締役 天野剛志

監修者

アドマノ株式会社 代表取締役 天野剛志国内海外webマーケティングのエキスパート

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GA4とは?

GA4は、従来のUniversal Analytics(UA)にとって代わったGoogleの最新分析ツールで、WEB担当者が顧客行動、キャンペーンのパフォーマンス、WEBサイトのエンゲージメントなどを分析するために設計されています。従来のUAがセッションベースであったのに対し、GA4はすべてのユーザー行動(クリック、購入、スクロールなど)をイベントとして扱うイベントベースのデータモデルを採用している点が特徴です。

また、GA4は、標準レポートをより深掘りした、詳細な分析ができる探索レポート機能を備えていることも大きなメリットです。探索レポートがあることで、WEB担当者は自社のビジネス環境に合わせた柔軟なデータ分析が可能になっています。

 

GA4のアカウント構成

GA4のアカウント構成は、「アカウント → プロパティ → データストリーム」という三層構造になっています。最上位に位置するアカウントは、通常、1つの企業・組織に対して1つ設定し、すべての情報を管理する基盤です。

GA4管理画面

その直下に位置するプロパティは、追跡したいWEBサイト、モバイルアプリといった単位で管理しますが、WEBサイトとアプリのデータを1つのプロパティ内に統合して追跡することも可能です。そして、最下層のデータストリームは、WEBサイト、iOSアプリ、Androidアプリの3種類があり、プロパティにデータを転送するルートとして機能します。

 

GA4の標準レポートで分かること

GA4では、標準で用意されているレポートだけでも、ユーザーがどこから訪れ、どのようにWEBサイト内を移動し、成果につながっている行動は何かといった基本情報を把握できます。特別な設定や高度な分析スキルがなくても使用できるため、GA4を導入したばかりのWEB担当者にとって貴重なレポートです。そこで、標準レポートで確認できる主要データと、どのように活用できるかなど整理して解説します。

集客

標準レポートにあるライフサイクルレポート内の「集客」は、ユーザーがWEBサイトやモバイルアプリにどのようにたどり着いたかという流入経路に特化したデータを表示します。集客レポートは、主にトラフィック獲得レポートとユーザー獲得レポートのセクションに分かれており、どのチャネル(流入経路)がユーザーを獲得しているかを把握できます。トラフィック獲得レポートは、セッションごとの流入元(Organic Search、Direct、Referral、Paid Searchなど)に焦点をあて、その後のエンゲージメントやコンバージョンへの影響を分析できます。

 

一方、ユーザー獲得レポートは、ユーザーが初めてサイトを訪れた際の流入元に基づいて、その後の長期的な定着率やエンゲージメントを追跡するのに役立ちます。これらのレポートを通じて、マーケターは、最も効果的な集客方法を特定し、どのチャネルが質の高いトラフィックや長期的なエンゲージメントを促進しているかを判断できるため、マーケティング戦略や予算配分の最適化に役立ちます。

集客

エンゲージメント

ライフサイクルレポートの「エンゲージメント」は、ユーザーがWEBサイトやモバイルアプリのコンテンツでどういう行動をとっているかのデータを表示します。

engagement

具体的には、ユーザーが追跡対象のすべての操作を確認できるイベント、コンバージョン(キーイベント)、ユーザーが閲覧したコンテンツを示すページ、そして訪問者がWEBサイトに最初にたどり着いたランディングページ の情報があります。エンゲージメント率やエンゲージメント時間といった、ユーザーがコンテンツにどれだけ時間を費やしているかの指標があるため、WEB担当者はどのコンテンツがユーザーの関心を引いているか判別できるようになっています。

関連記事:エンゲージメントとは?SNS運用におけるポイントと注意点を解説

収益化

ライフサイクルレポートの「収益化」は、WEBサイトがどのように収益を上げているかを分析するためのものです。特にeコマースサイトにとって重要な項目です。具体的には、eコマース購入、アプリ内購入、パブリッシャー広告に関する収益データ、およびショッピング行動に関する詳細な知見がえられます。WEB担当者は商品の売上やユーザーの購買行動を把握でき、eコマースのパフォーマンス改善に役立てることができます。

収益化

ユーザー属性

「ユーザー属性」は、WEBサイトやモバイルアプリにアクセスしているユーザー特性に関するデータを表示します。具体的には、言語、関心、年齢、所在地(地域)、性別などといった属性に基づくデータで、自社のビジネスに関心を持つユーザー層がどのような人々であるかについて知ることができます。

user属性

この属性データは、自社WEBサイトにアクセスする顧客自身について深く知ることができるため、よりターゲティング精度を高めるマーケティングが可能になります。しかし、GA4はユーザーのプライバシー保護を重視しているため、このデータは、ユーザーが属性情報(デモグラフィック情報)の共有に同意した場合のみ集計されます。

 

テクノロジー

「テクノロジー」は、WEBサイトにアクセスしているユーザーが、どのようなデバイスやオンライン環境を使用しているかの詳細データを表示します。具体的には、ユーザーがWEBサイトにアクセスするのに利用しているデバイス、ブラウザ、OS、画面解像度などのデータを把握できます。

technology

これらのデータは、特定のデバイス(例:モバイルデバイス)からのトラフィックがエンゲージメントなどにどの程度つながっているかを分析したり、技術的な問題(特定のブラウザでの表示崩れなど)がないかをチェックしたりするのに役立ちます。ユーザーの利用環境を理解することで、WEBサイトやアプリのユーザーエクスペリエンス(UX)を最適化することができます。

 

GA4の探索レポートでできること

GA4には探索レポートという機能がついています。標準レポートでは不透明な「なぜその結果が起きているのか」を深掘りできる機能です。分析できる項目が標準レポートより飛躍的に増えるため、問題の原因や改善ポイントを明確にするのに役立ちます。そこで、ファネル分析や経路データ探索など、探索レポートで使える分析手法について、分かりやすく解説します。

自由形式

GA4の探索レポートにある自由形式レポートは、最も汎用性が高いものです。レポートのディメンションや指標を自由に設定できるのが特徴です。自由形式レポートを使えば、ドーナツチャート、折れ線グラフ、散布図、棒グラフ、ジオマップ(地図)といった多様な形式でデータをビジュアル化できます。GA4の標準レポートをより深掘りしてデータ集計したいときに役立つものです。

ファネルデータ探索

ファネルデータ分析は、WEBサイトでのコンバージョン経路(ファネル)を各ページごとの完了率や離脱率で視覚的に分析するものです。特にECサイトやオウンドメディアなど、多くのページをもつタイプのWEBサイトに有効です。

 

例えば、ユーザーが最初の訪問(ランディングページ)から購入ページに至るまでの間にどこで離脱しているかというボトルネックを特定し、改善するといった使い方をします。ファネルは、イベント、パラメーター、ページなどを組み合わせて最大10ステップまで設定できます。

経路データ探索

経路データ探索は、ユーザーがWEBサイトでどのように行動しているかの流れを確認できます。ファネルデータ探索とは異なり、ユーザーがWEBサイトにアクセスを開始した地点からどこへ移動したかを追跡したり、逆に特定の終了ページ(例:サンクスページなど)からさかのぼって、どのようなステップを踏んだかを確認するといったことができます。

 

経路データ探索を使用するのは、ユーザーがどのページで離脱しているかを調べるときや、予想外の行動パターンをとっていないかを確認したいときです。ページパス、イベント名などを組み合わせ、最大10列まで追跡できます。

セグメントの重複

セグメントの重複は、WEBサイトのユーザーを最大3つのセグメント(例:カート離脱者、日本のユーザー、オーガニック流入の訪問者など)で区切ることができます。そして、それぞれのセグメントが互いにどのように重複し、関連し合っているかを視覚的に分析できます。各セグメントの共通点や相違点をベン図で表し、各重複領域の正確な値をテーブルで確認し、改善につなげます。例えば、「モバイルからのトラフィックで、かつ25〜54歳の日本の訪問者」といった特定のセグメントに該当するユーザーが、どれくらい売上に貢献しているかなどを調べるのに役立ちます。

コホートデータ探索

コホートデータ探索は、共通の属性や行動を持つユーザーグループ(GA4では「コホート」と呼んでいます)のパフォーマンスが時間の経過とともにどのように変化するかを分析するものです。例えば、特定の日に訪問したユーザーが、その後どの程度の割合でWEBサイトに戻ってきているかなどを確認できます。コホート分析では、コホートの粒度(日次、週次、月次) や、コホートに含める条件を柔軟に設定できるため、ユーザーの定着率や離脱率を比較しやすく、ユーザーエクスペリエンス改善に役立ちます。

 

GA4のよくある質問

ここでは、GA4のよくある質問をとりあげ解説します。WEB担当者は日々の業務でGA4を活用することが多いため、ここで疑問点を解消しておいてください。

Q.アクセスが少ないとデータが思うように出ないのはなぜですか?

Answer)プライバシー保護の観点から、ユーザー数が少ない場合、データがそのまま表示されないことがあります。そのため「その他」と表示されたり、場合によっては空欄になります。これは、特定のユーザーが個人として推測されないようにするために、一定数以上のデータが揃わないと明確には表示しないという方針によるものです。また、同様の理由でセグメントを細かく分けすぎたり、分析期間が短すぎる場合も、的確なデータが反映されないことがあります。

Q.ページビューとセッションはどう違うのですか?

Answer)ページビューは、ページが表示された回数のことです。そのため、同じユーザーが同じページを何度かみれば、その度にカウントされます。一方、セッションはユーザーが訪問してから離脱するまでの一連のまとまりをカウントします。例えば、1回の訪問で5ページ閲覧しても、それは1セッションとカウントされます。このように、ページビューはどれだけページを見たかという量を表し、セッションは訪問回数をカウントします。

Q.期間比較はどう使うと効果的ですか?

Answer)GA4では計測対象期間を指定できます。そして、特定の期間同士を比較することも可能です。この機能は、施策の有効性や進み具合を判断するのに役立ちます。ただし、日ごとのアクセスはデータ量が少ないため、最低でも7日から28日程度のまとまった期間で比較するのが有益です。このようにデータ量がある程度揃っていることで、マーケティング的に正しい判断ができます。期間比較をおこなうと、「アクセスは増えているのにエンゲージメントは下がっている」「特定の流入経路だけ成果が伸びている」など、改善ポイントがより明確に分かります。

Q.探索レポートをどのタイミングで使うと良いですか?

Answer)探索レポートをいきなり使うことは少ないです。最初はまず標準レポートで「変化」を捉えるようにしてください。大きな変化の兆候が見つかったときに、深掘りするために探索レポートを使用します。標準レポートは全体の傾向を見るために使用し、「なぜその変化が起きているのか」と原因を突きとめるには探索レポートが有効です。例えば、「特定のページで離脱率が高い」「SNSからの流入は多いのに成果につながっていない」などの気になる点があれば、探索レポートでユーザーの行動の流れを可視化したり、セグメントを比較して原因を特定するようにします。

まとめ

GA4は、従来のアクセス解析とは異なり、ユーザー行動をより柔軟かつ多角的に捉えることができる強力な分析ツールです。標準レポートでは「どこから来たのか」「何に興味を持ったのか」「どのように収益につながったのか」といったWEBサイト全体のパフォーマンスを把握できます。一方、探索レポートはユーザーの行動の流れやボトルネック、セグメントごとの特徴など、より深い知見をえるのに役立ちます。GA4を適切に活用することで、主観ではなく根拠のある改善が可能になるため、WEB担当者は今回の記事を参考にGA4を業務に役立ててください。また、SEOへの積極的な活用方法については、専用のお問い合わせフォームからご連絡ください。担当者が丁寧にご案内します。

監修者:アドマノ株式会社 代表取締役 天野剛志
天野 剛志
マーケティングのエキスパート。Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持。大学では経営法学を専攻。オーストラリア・イタリア・フランス・タイ・カンボジアなど世界各国を旅した後、イギリスで1年半生活し語学力と国際的視野を磨く。日本帰国後は広告代理店で営業を12年経験。SEOは草創期から独学で研究し、100以上のサイトで検証しつつノウハウを蓄積。2012年にSEO専門会社のアドマノを設立。
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