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マルチサーチとは?Googleレンズの概要から具体的な使い方まで解説!

マルチリサーチとは?Googleレンズの概要から具体的な使い方まで解説!Google社は、新たな検索サービスとなる、マルチサーチ(Google Multisearch / マルチ検索)を発表しました。マルチサーチは、同社が提供するGoogleレンズ(Google Lens)をサポートする機能です。従来の画像データを解析した検索機能に対して、テキスト情報を追加することで、よりニーズに近い検索結果を表示してくれます。

 

SEOコンサルタント本記事では、マルチサーチとGoogleレンズの概要から具体的な使い方を紹介していきます。

 

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マルチサーチとは

マルチサーチ(Google Multisearch / マルチ検索)とは、2022年4月に発表されたGoogleの新しいスマートフォン向け検索サービスです。マルチサーチを利用することで、画像とテキストを組み合わせた新たな検索を体験できます。同年10月には日本語対応も進められて、国内でも利用できるようになっていきました。さらに2023年2月には、マルチサーチ機能を全世界で提供したことが正式発表されています。

 

もともとGoogleレンズ(Google Lens)という、カメラで撮影した画像や手持ちの画像データを用いてWEB上のデータを検索できるサービスがありました。マルチサーチは、このGoogleレンズにテキストデータを追加することで「画像データ」と「テキスト」の2つの要素で検索できて、より詳細で具体的なWEB情報を調べられる検索サービスです。

 

例えば、目の前にある食器の商品名や価格を知りたい際に、食器をスマートフォンのカメラで撮影しGoogleレンズで検索をかけて、さらに食器の特徴などをテキストデータとして検索ボックスに追加すると、食器の商品名やメーカー、価格を知ることができます。

 

検索方法をサービスごとに整理すると下記のようになります。

 

  • Google検索エンジン=テキストデータを利用した検索機能
  • Googleレンズ=画像データを利用した検索機能
  • Googleマルチサーチ=テキストと画像データを利用した検索機能

 

これからの検索方法が変わる

Googleレンズやマルチサーチの登場により、今後はユーザーの検索スタイルや利用シーンが変化していくと言われています。それにともない、WEB上における画像データの価値が上がると考えられています。

 

画像データの需要が高まる

マルチサーチは、Googleレンズの検索をサポートする機能です。そのため、今後はWEB上で画像データの価値や扱われ方が変化していくと考えられています。とくにWEBサイトの運営者からすると、画像データが持つSEO的なバリューが高まると予測されます。

 

マルチサーチの使い方と利点

マルチサーチを利用することで、下記のような検索を実現できます。

 

  • 検索で知らない単語を特定できる
  • 近場のお店を探せる
  • 快適にオンラインショッピングを利用可

 

検索で知らない単語を特定できる

テキストを検索ボックスに入力して、その対象の詳細を調べるというのが検索ニーズの中心でした。その一方で、これまでも工夫したテキスト検索で対象の名称や固有名詞を特定するといったニーズがありました。

 

マルチサーチの実装により画像データを利用した検索機能が強化されたことで、今後は被写対象の名称や固有名詞をより一層、調べやすくなります。

 

近場のお店を探せる

画像データから近場のお店を探すことが可能です。2023年2月には、すでにアメリカにてマルチサーチで近所の店舗に限定した検索サービスを提供しています。この機能はマルチサーチと位置情報システムを組み合わせることで実現する技術で、今後は日本でも利用可能になるとのことです。

 

 

例えば食べ物の写真に、近くのお店と入力するだけで、あなたの近所のお店の候補を検索することができます。この先数か月かけて順次、日本を含むその他の国々でも公開予定です。

引用:AI が可能にする新機能 ーより視覚的な検索体験を

 

快適にオンラインショッピングを利用可

購入したい商品を画像データとテキストで詳細な検索をかけることで、ショッピング検索の性能が強化されます。それにともない、購入したい商品を販売するショッピングサイトを特定しやすくなります。

 

そうすると、ショッピングサイトへの流入が増加して利用率が高まります。この件に関しては、実際にGoogle社がアメリカでベータテストしたところ、ショッピング検索で高い成果が出たとコメントされています。

 

This is available as a beta feature in English in the U.S., with the best results for shopping searches. Try out multisearch today in the Google app, the best way to search with your camera, voice and now text and images at the same time.

引用:Go beyond the search box: Introducing multisearch

 

マルチサーチを使うための下準備

マルチサーチは、Googleレンズの機能の一種です。そのため、まずはGoogleレンズを使える環境を用意する必要があります。Googleレンズはスマートフォン向けアプリの「Googleアプリ」に実装されています。

 

Googleアプリをスマートフォンにインストールすることで、マルチサーチを使えるようになります。それぞれOSごとに、下記のスマートフォン向けアプリストアからダウンロードしてください。

 

 

そもそもGoogleレンズとは

そもそもGoogleレンズとは

引用:Google レンズ – 目の前にあるものを調べる

Googleレンズとは、Google社が提供する画像検索機能です。独自のAIシステムが画像データを解析して、解析結果をWEB上の情報と照らし合わせて、合致する情報を検索結果に表示してくれます。

 

Googleレンズでできること

Googleレンズでは、下記のようなことができます。

 

  • 画像データを解析してWEBページと画像の検索結果を表示できる
  • 画像データに表示されるテキストを解析できる
  • 位置情報システムと連携してエリアを絞ってマップ検索できる

 

Googleレンズで検索できるもの

画像データを解析することで、具体的に下記のような要素を検索できます。

 

  • 画像内のテキストと関連性が高いWEBサイト
  • 画像内のテキスト翻訳
  • 画像内の問題文や数式の解答
  • 画像内の商品を扱うショッピングサイト
  • 画像内の建物などの場所
  • 画像内の食べ物を提供するお店

 

※2023年2月現在、一部機能はスマートフォンのGoogleアプリのみ対応しています

 

画像内のテキストと関連性が高いWEBサイト

画像データにテキストが表示される場合、テキスト内容を解析します。さらにそのテキストと合致したWEB上の情報を検索できます。

 

また画像内のテキストを抽出できるため、文字入力せずともコピー&ペーストするといった応用がききます。

 

画像内のテキスト翻訳

画像内のテキストを解析後に、外国語に翻訳できます。Googleレンズでは100以上の言語に対応しているため、文字入力することなくさまざまな言語に自動変換できます。

 

画像内の問題文や数式の解答

テキスト解析の応用として、画像内の問題や数式、図表といったものを解析して答えを表示する機能があります。学校の宿題や時間がかかる計算などの答えを瞬時に取得できます。

 

画像内の商品を扱うショッピングサイト

購入したい商品を画像データにして検索をかけるとことで、該当の商品を扱うショッピングサイトを表示できます。Googleレンズを利用することで、これまで以上にオンラインショッピングが便利になります。

 

画像内の建物などの場所

画像内の建物などを検索にかけるとGoogleマップと連動し、その場所のほか、店舗であれば営業時間や口コミ情報などを取得できます。

 

画像内の食べ物を提供するお店

画像データに映っている食べ物を検索することで、Googleマップと連動して該当の商品を扱っている店舗を表示します。

 

Googleレンズの操作方法

Googleレンズはマルチサーチと異なり、スマートフォンだけではなくパソコンデバイスでも利用できます。デバイスごとにそれぞれ下記のような方法でGoogleレンズを使えます。

 

  • Google Chromeを利用する【PCとスマホの場合】
  • Googleアプリを利用する【スマホの場合】

 

Google Chromeを利用する

【PCとスマホの場合】
パソコンでGoogleレンズを使うためには、ブラウザソフトのGoogle Chrome が必要です。Google Chromeをインストールの上で起動して、下記のいずれかの方法でGoogleレンズを利用します。

 

  • 画像データをアップして検索する
  • WEB上の画像データで検索する

 

※2023年3月現在では、後者のみスマートフォンにも対応しています。

 

画像データをアップして検索する

【PCの場合】
Google Chromeの検索ボックス内に表示されるアイコン「Googleレンズ」をクリックします。その上で、パソコン内(ローカル)の画像データをアップロードします。画像データをもとに検索すると、結果が表示されます。

 

WEB上の画像データで検索する

【PCとスマホの場合】
WEB上の任意の画像データを右クリックします。次にポップアップ表示されたなかから「Googleで画像を検索」を選択します。すると画像検索の結果が表示されます。

 

Googleアプリを利用する

【スマホの場合】
スマートフォンの場合は、iOS とAndroid のそれぞれアプリストアから「Googleアプリ」をダウンロードして、同アプリ内でGoogleレンズを利用します。使用方法は下記のとおりです。

 

  • カメラで撮影、または画像データをアップして検索する
  • WEB上の画像データで検索する

 

さらに前者の場合は、マルチサーチまで利用できます。

カメラで撮影、または画像データをアップして検索する

【スマホの場合】
Googleアプリ内の検索ボックスに表示されるアイコン「Googleレンズ」をタップします。スマートフォンのカメラが起動しますので撮影して画像データを使うか、またはローカルの画像データをアップロードするかのいずれかを選択して検索します。最後のテキストを追加すると、マルチサーチの検索結果を取得できます。

 

WEB上の画像データで検索する

【スマホの場合】
WEB上の画像データをロングタップします。ポップアップ表示された選択画面のなかから「画像を検索」をタップすると、検索結果を得られます。

 

マルチサーチに関するよくある質問

マルチサーチにまつわる、よくある質問をQ&A方式でまとめています。
 

Q:Googleレンズとマルチサーチはなにが違うのですか?

Answer)Googleレンズは、画像データを独自のAIが解析することで、WEB上から関連性が高い情報を検索して結果を表示する機能です。

 

一方マルチサーチは、Googleレンズで解析する画像データに補足のテキストを追加することで、検索の精度を高めるための技術です。

 

Q:パソコンでマルチサーチを使えますか?

Answer)マルチサーチは、もともとスマートフォン向けの検索サービスとしてリリースされています。そのため、2023年2月現在ではパソコンに非対応となっています。ただしパソコンでもGoogleレンズの一部機能を利用することが可能です。

 

Q:マルチサーチは、いつから日本で使えますか?

Answer)マルチサーチは、2023年2月8日に全世界で正式リリースされました。国内でも問題なく利用できます。

 

ただし端末によって、利用できる機能が若干異なります。また2023年2月現在では、英語圏で先行して実装されている一部機能に関して、これから日本語対応していく予定のものがあります。

 

Q:マルチサーチの便利な使い道を教えてください

Answer)マルチサーチは、画像データに対する補足ワードを入力することで詳細な検索結果を表示するものです。そのため、入力するワード次第で利用シーンが拡大します。便利な使い方としては、例えば下記のようなものがあります。

 

  • 「食べ物の画像データ」+「near me」=近所の店舗情報を表示
  • 「洋服の画像データ」+「(※カラー名)」=色違いの洋服を扱うショップ情報を表示
  • 「花の画像データ」+「(※カラー名)」=花の名称や種類の情報を表示
  • 「建物の画像データ」+「(※階数)」=建物情報やテナント情報を表示

 

 

まとめ

SEOコンサルタントマルチサーチは、画像データをソースとした検索サービスにテキストを加えるという技術です。Googleレンズが登場して、さらに検索機能が向上したことで、検索エンジンの利用シーンが変化していくと言われています。革新的なデジタルサービスを提供してきたGoogleの新サービスということもあって、世界中で注目されています。とくにWEBサイトの運営担当者にしてみれば、SEOの観点からもしっかりと同機能の動向を把握しておいてください。

 

 

この記事の監修者

SEOコンサルタント

アドマノ株式会社 代表取締役 天野 剛志

日本大学法学部卒業、広告代理店で12年間働いている間、SEOと出会い、SEO草創期からSEO研究を始める。SEOを独学で研究し100以上のサイトで実験と検証を繰り返しました。そのノウハウを元に起業し現在、11期目。営業、SEOコンサル、WEB解析(Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持)コーディング、サイト制作となんでもこなす。会社としては今まで2000以上のサイトのSEO対策を手掛けてきました。

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