【BtoB SEO対策】技術商社の製品,ソリューションサイトで上位表示を多数実現した事例|高千穂交易株式会社様
高千穂交易株式会社様は、セキュリティ、ネットワーク、リテール、エレクトロニクスなどの領域で、国内企業に先端技術を提供するBtoBの技術商社です。海外メーカーの優れた製品を国内ユーザーへ提供し、コンサルティングからカスタマイズ、技術サポート、アフターフォローまで一貫して対応しています。
ビジネスソリューション事業部では、オフィス、商業施設、工場、データセンターなどに向けて、物理セキュリティ、ネットワークシステム、サイバーセキュリティを提供。リテールソリューション事業部では、小売業向けに監視カメラ、商品管理システム、防犯タグ・防犯ゲート、RFID、トラフィックカウンターなどの導入・運用支援を展開しています。
今回、弊社では同社製品サイトに対し、検索流入の強化、主要キーワードの順位改善、製品・ソリューションページのSEO評価向上を目的にSEO対策をご支援しました。
ご依頼されたお客様の経緯とご要望
高千穂交易株式会社様では、ビジネスソリューション事業部・リテールソリューション事業部を中心に、多数の製品ページ、LP、コラム記事を運用されていました。
一方で、BtoBの製品サイトでは、製品名、サービス名、課題解決型キーワード、業界特化キーワードなど、検索ユーザーの検討フェーズが多岐にわたります。
たとえば、ビジネスソリューション事業部では、「Halcyon」「ランサムウェア対策」「入退室管理」「OTセキュリティ」「Verkada」など、サイバーセキュリティや物理セキュリティに関するキーワードが対象となります。
リテールソリューション事業部では、「RFID」「防犯タグ」「防犯ゲート」「万引き対策」「セルフレジ 万引き対策」「顔認証システム」「トラフィックカウンター」など、小売業の課題解決に直結するキーワードが対象となります。
そのため、単に各製品ページを公開するだけではなく、検索ニーズに合わせて、どのキーワードで、どのページを優先的に上位表示させるのかを整理する必要がありました。
弊社では、SEO対策の開始にあたり、高千穂交易株式会社様の事業内容、競合企業、対策キーワードを整理し、ビジネスソリューション事業部・リテールソリューション事業部それぞれに適したSEO戦略を設計しました。
お客様の課題
SEO対策を開始するにあたり、高千穂交易株式会社様の製品サイトでは、主に以下の課題がありました。
- ビジネスソリューション事業部とリテールソリューション事業部で、それぞれ対策すべきキーワードが多岐にわたっていた。
- 製品ページ、LP、コラム記事の役割が曖昧で、どのページを上位表示させるべきか整理が必要だった。
- 対策キーワードごとに、PLPを明確にする必要があった。
- 下層ページのtitle、meta description、内部リンクなど、SEO内部対策に改善余地があった。
- 導入事例ページやコラム記事が少なく、BtoBサイトとして専門性・権威性・体験・信頼性を高める余地があった。
- CVにつながる導線に改善余地があり、問い合わせや資料ダウンロードにつなげるCRO施策が必要だった。
- 「halcyon」では、狙っていたLPではなくリリースページが検索結果に表示されていた。
- RFID領域では、既存ページとの重複やカニバリゼーションの可能性を考慮しながらコンテンツを整理する必要があった。
提供プラン
今回のSEOコンサルティングでは、以下のSEO施策を総合的に実施しました。
実施内容
以下、施策を多数実施しました。
複数事業部にまたがるキーワード戦略とPLP設計
まず、SEO対策開始にあたり、高千穂交易株式会社様へ訪問し、事業内容、競合企業、対策キーワードの擦り合わせを行いました。
リテールソリューション事業部では、RFID、在庫管理システム、防犯タグ、防犯ゲート、セルフレジ、無人レジ、小売業DX、店舗DX、万引き対策など、小売業の課題解決に直結するキーワードを中心に整理しました。
ビジネスソリューション事業部では、セキュリティシステム、防犯カメラ、出入口管理システム、顔認証システム、入退室管理、IT資産管理、OTセキュリティ、ランサムウェア対策など、オフィス、工場、倉庫、施設管理領域と親和性の高いキーワードを整理しました。
SEOでは、1つのキーワードに対して、どのページを優先的に上位表示させるかを決めることが重要です。高千穂交易株式会社様のように、複数の事業部・製品・ソリューションを展開しているBtoBサイトでは、キーワードとページの対応関係が曖昧になると、検索エンジンからの評価が分散してしまう可能性があります。
そこで、「1キーワード=1PLP」の考え方にもとづき、対策キーワードごとに上位表示を狙うページを整理しました。
SEOサイト内部修正診断書の作成
次に、サイト全体を対象にSEOサイト内部修正診断書を作成しました。
診断書では、サイト全体のtitle、meta description、下層ページのtitle・meta description、対策キーワード、PLP、内部リンク、テクニカルSEO、重複コンテンツなどを調査しました。
特に、下層ページのmeta descriptionが未設定となっている箇所や、製品ページ・LP・コラム記事の役割分担が曖昧な箇所を整理し、検索エンジンにページ内容が正しく伝わるよう改善方針を提案しました。
また、URLごとのtitle、meta description修正指示をまとめたサイトマップを作成し、ビジネスソリューション事業部・リテールソリューション事業部に該当するページをピックアップしました。
キーワード・ワイヤーフレームの作成
対策キーワードごとに検索ボリュームとPLPを調査し、PLPとなるページのワイヤーフレーム案を作成しました。
BtoBサイトでは、製品ページが単なるスペック紹介になってしまうと、検索ユーザーの課題や検討ニーズに十分対応できないことがあります。
そこで、検索意図を踏まえ、ページ内にどのような情報を追加すべきか、どの順番で見せるべきか、問い合わせや資料ダウンロードにつなげる導線をどこに設置すべきかを整理しました。
製品ページ、LP、コラム記事をそれぞれ独立した施策として扱うのではなく、検索ニーズに合わせて役割を分け、内部リンクで評価を集約する設計を行いました。
テクニカルSEOの調査
内部調査・テクニカルSEOでは、サイト内部の問題点、修正方法、該当URLを項目ごとに抽出しました。BtoBサイトでは、製品カテゴリやサービスページが多くなるため、重複コンテンツ、評価分散、内部リンク不足、インデックス管理の課題が発生しやすくなります。
そのため、テクニカルSEOの観点から、サイト重複問題、重複コンテンツ、内部リンク、URL構造、インデックス状況などを確認し、改善すべき箇所を整理しました。検索順位を上げるためには、記事やLPを増やすだけでなく、検索エンジンがサイト構造を正しく理解できる状態に整えることが重要です。
「Halcyon」で狙ったLPをGoogleに認識させるための内部リンク改善
ビジネスソリューション事業部では、ランサムウェア対策プラットフォーム「Halcyon」関連キーワードへの対策を重点的に行いました。高千穂交易株式会社様では、Halcyonの新規LPを公開されていましたが、検索クエリ「halcyon」では、当初LPではなくリリースページがランクインしていました。この状態では、検索ユーザーが製品理解や問い合わせにつながりやすいLPではなく、ニュース性の高いページへ流入してしまう可能性があります。
そこで、GoogleにLPを正しく認識してもらうため、以下の施策を実施しました。
- LPの見出し修正
- イベントページからLPへの内部リンク設置
- リリースページからLPへの内部リンク設置
- 「Halcyon」を含むアンカーテキストでLPへ内部リンクを集約
- LPのページタイトル修正
- フォームページや資料ダウンロードページのtitle調整
- 評価分散を抑えるための関連ページ整理
その結果、狙っていたHalcyonのLPが「halcyon」の検索クエリで1ページ目にランクインしました。その後も順位改善が進み、「halcyon」は83位から2位へ、「halcyon ランサムウェア」でも2位を獲得しました。
今回の施策では、単に順位を上げるだけでなく、検索エンジンに対して「どのページを評価してほしいのか」を明確に伝えることが成果につながりました。
RFID領域では、検索意図に合わせたコンテンツSEOとトピッククラスターを設計
リテールソリューション事業部では、RFID領域を中心に、コンテンツSEOとPLP設計を支援しました。RFIDは検索ボリュームが大きく、情報収集層から導入検討層まで検索意図が広いキーワードです。そのため、「RFID」はサービスページと記事の融合型であるハイブリッド型ページ、「RFIDとは」は基礎知識を解説するコラム記事として整理し、検索意図に合わせてPLPを分けました。
また、RFID在庫管理システム「TrueVUE hybrid」のページ作成にあたり、ペルソナ設定シートを共有しました。ターゲットユーザーの課題や検討状況を整理することで、検索ユーザーにとって必要な情報をページ内に盛り込めるようにしました。
さらに、「RFIDとは」に関する記事を作成し、公開後の順位推移を確認しました。一時的にランクインした後、順位が圏外となったため、サイト内重複の可能性も踏まえてリライト対応を行いました。
RFID領域では、ピラーページとクラスター記事を組み合わせたトピッククラスター戦略も提案しました。
ピラーページ「RFIDとは」に対して、クラスター記事を設計しました。これにより、RFID領域における専門性と網羅性を高め、関連キーワード群での評価向上を狙いました。
外部対策とレポーティング体制の構築
内部対策・コンテンツSEOと並行して、外部対策も実施しました。毎月、外部対策の進捗状況をスプレッドシートで共有し、被リンク状況を管理しました。また、検索順位レポートを毎月作成し、対策キーワードごとの順位推移を確認できる体制を整えました。
さらに、GA4のデータをもとに分析レポートを作成し、ビジネスソリューション事業部・リテールソリューション事業部それぞれの指標を確認できるようにしました。
Looker Studioも作成し、セッションの参照元・メディア、ランディングページセッションなどを継続的に確認できる状態にしました。SEOは一度施策を実施して終わりではありません。順位、流入、CV、ランディングページ、内部リンク、外部リンクなどを継続的に確認しながら、改善を積み重ねることが重要です。
SEO対策後の成果
SEO対策の結果、ビジネスソリューション事業部・リテールソリューション事業部の複数キーワードで順位改善・上位表示を実現しました。ビジネスソリューション事業部では、ランサムウェア対策プラットフォーム「Halcyon」関連キーワードで大きな順位改善が見られました。
「halcyon」は、2025年8月時点では83位でしたが、その後9位まで上昇し、直近の月次資料では2位を獲得しています。また、「halcyon ランサムウェア」でも2位、「verkada」でも2位を獲得しました。
特に「halcyon」では、当初Googleに評価されていたページがLPではなくリリースページだったため、LPへの内部リンク設計、アンカーテキスト最適化、title修正、関連ページの調整を行いました。
その結果、狙っていたHalcyonのLPが検索結果に表示され、最終的に「halcyon」で2位まで上昇しました。
ビジネスソリューション事業部では、以下のような成果が確認できています。
- 「halcyon」:83位から2位へ上昇
- 「halcyon ランサムウェア」:2位を獲得
- 「verkada」:2位を獲得
他多数のキーワードで上位表示獲得。
リテールソリューション事業部でも、万引き対策、防犯カメラ、顔認証システム、トラフィックカウンター、防犯タグ、防犯ゲート、小売向け通訳サービスなど、複数の関連キーワードで上位表示を獲得しています。
- 「セルフレジ 万引き対策」:1位
- 「顔認証システム」:1位
- 「万引き 見つける方法」:3位
- 「万引き 防犯カメラ」:3位
- 「トラフィックカウンター」:4位
- 「防犯タグ」:5位
- 「rfid 万引き防止」:4位
- 「万引き 防止」:4位
また、SEO対策実施前の2024年12月と、対策実施中の2025年9月時点を比較すると、DAは41から43へ、Linking Domainは789から1,100へ、インデックス数は3,280から3,352へ増加しました。
SEOコンサルタントから
今回の高千穂交易株式会社様のSEO支援では、ビジネスソリューション事業部とリテールソリューション事業部という、異なる検索ニーズを持つ2つの領域に対して、それぞれキーワード戦略を設計したことが重要なポイントでした。
BtoBサイトでは、製品名で検索するユーザーだけでなく、「入退室管理」「防犯タグ」「RFID」「ランサムウェア対策」「小売 通訳」など、課題や用途を起点に検索するユーザーも多く存在します。
そのため、製品ページだけを改善するのではなく、検索意図に合わせてPLPを整理し、内部リンク、title、meta description、記事コンテンツ、トピッククラスターを組み合わせることが重要です。
特に「Halcyon」関連キーワードでは、Googleにどのページを評価してほしいのかを明確にするため、LPへの内部リンク設計やタイトル調整を行いました。その結果、「halcyon」で83位から2位へ上昇し、「halcyon ランサムウェア」でも2位を獲得するなど、狙ったページの評価向上につながりました。また、リテールソリューション事業部では、RFID領域においてピラーページとクラスター記事を設計し、専門性と網羅性を高めるためのコンテンツSEOを進めました。
BtoBの製品サイトでは、商材ごとの専門性が高い一方で、検索ユーザーにとって必要な情報がページ内に整理されていないケースも少なくありません。製品の機能説明だけでなく、導入前の課題、比較検討時の不安、利用シーン、導入メリット、事例、問い合わせ導線までを整理することで、検索ユーザーと製品ページをつなぎやすくなります。
高千穂交易株式会社様のように、複数の事業部・製品・ソリューションを展開しているBtoBサイトでは、キーワード戦略、PLP設計、内部リンク、コンテンツSEO、テクニカルSEOを総合的に行うことが重要です。
東京SEOメーカーでは、BtoB企業の製品サイト・ソリューションサイトに対して、SEO内部対策、コンテンツSEO、外部対策、アクセス解析を組み合わせた支援を行っています。
製品ページやソリューションページのSEO対策、BtoBサイトの検索順位改善、コンテンツSEOでお困りの企業様は、ぜひ一度ご相談ください。



