コアアルゴリズムアップデートの影響を受けないSEO対策とは?
コアアルゴリズムアップデートとは、Googleが定期的におこなう検索順位ランキングシステムのアップデートのことです。
Googleは毎日のように検索エンジンをアップデートしていますが、日々の揺らぎのレベルではない非常に大きな順位変動が起きることをアップデートを年に数回おこなっています。

コアアルゴリズムアップデートとは?
コアアルゴリズムアップデートとは、Googleが定期的におこなう検索順位ランキングシステムのアップデートのことです。年に3回~4回おこなわれていて、検索結果を決めるコア(核)となるアルゴリズムを更新するため、検索結果に非常に大きな影響を及ぼすのが特徴です。
検索順位が非常に大きく下落したり、反対に上昇したりすることからビジネスへの影響も大きく、2020年ころからはGoogleも事前に公式Twitterでコアアルゴリズムアップデートをおこなうことを周知するようになりました。
Google大変動、コアアップデート、単にアップデートなど異なる呼び方をすることもありますが、すべて同じことを意味します。
コアアルゴリズムアップデートの影響
アルゴリズムアップデートの影響範囲は毎回異なります。極端な例ではモバイルへの影響が大きい場合、スパム行為をおこなっているサイトに限って行われる場合、サイトの表示速度が極端に遅い場合にのみ適用される場合などさまざまです。
しかし、コアアルゴリズムがアップデートされる際には決まって検索の上位陣に何かしらの入れ替えが発生することが多く、過去には検索1ページ目に入っているサイトが2ページ目以降に落ちる例や圏外まで飛ぶ例も確認できています。
実はアップデートは毎日のようにある
既にご存じの方も多いのですが、Googleは検索エンジンを毎日のように更新しています。しかし、毎日の更新では順位にインパクトのあるものではなく、気にする人はほとんどいません。
順位が毎日微妙に上下することがありますが、これは競合の記事が更新されたり、新規記事が追加されたりすることのほかに、微妙に評価軸が変わっているからかもしれません。
しかし、影響の程度は非常に小さいものであり、対策することも難しいのが実情です。
大規模アップデートは年に数回
大規模アップデートは過去の経験則から1年間に2回~4回といわれています。
例えば、2020年では1月、5月、12月の3回、2019年では3月、6月、9月の3回、2018年では3月、4月、8月の3回です。
1月~3月に1回、4月~6月に1回、7月~12月に1回を目安として場合によっては間にもう1回入るくらいと考えてください。SEO業界では3か月~4か月に1度は来るといわれていますので、半年以上順位に変動がないという場合には大変動の影響を受けていないサイトであることが考えられます。
コアアップデートにより検索順位が大きく変わる
コアアップデートは検索エンジンの評価方法を大きく変えていますので必然的に検索順位に大きな影響を与えます。多くのSEO担当はコアアップデートによりせっかく上位表示できたいたサイトのアクセスが大きく下落してしまうということを恐れています。
次の例はアップデートによりアクセス(ユーザー数)が大きく下落してしまった例です。

2020年5月の大変動を受け、大きくアクセスを減らしてしまっていることが分かります。しかし、その後は大きな影響を受けていません。
また、次の例は少しわかりにくいですが、アップデートによる影響を受けていない例です。

一時的に急にアクセスが伸びることはありますが、アップデートにより大きな影響をうけることなく、継続的にアクセスがあります。(アクセスが落ちている時期がありますが、別に要因がありました)。
検索順位が変わるとアクセスに大きく影響を受けますので売上が落ちることの要因の1つになります。しかし、上記の2つの例を見てもわかるようにアップデートの影響を必ず受けるとは限りません。

コアアップデートで悪影響を受けない方法
コアアルゴリズムアップデートの影響を受けずにアクセスを伸ばし続ける方法は実はGoogleの発信している内容の中にあります。どれも当たり前のことですが改善が難しい箇所もありますので自社では対応できないという場合には東京SEOメーカーにご相談ください。
コンテンツを常に見直す
コンテンツは常に最重要課題の1つです。
大変動前に検索順位が高かったのに、大変動により順位が落ちた場合にはコンテンツと検索クエリの関連性が低いと判断されたということです。状況にもよりますが、検索ニーズが変わった場合にはコンテンツが古いままでは上位表示することはできません。
特に「おすすめ〇選」のような記事は新しいツールや商品が出るたびに見直す必要がありますし、時代の変化とともに利用されなくなるものも出てきます。
コンテンツを作る場合にはユーザーが何を求めているのかを考えて情報を提供することが第一であり、同時に独自コンテンツであることが必須です。独自情報がまったくないコンテンツは他のサイトのコンテンツで代用できるということですので上位化することは難しいといえます。
また、上位陣のコンテンツをまとめただけのコンテンツも独自性が乏しいと言わざるを得ず、自身のサイトが何のためにあるのかを今一度考えなおすべきでしょう。
E-A-Tを強化する
専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trustworthiness)の3つの頭文字を取ってE-A-T(イート)と呼びますが、このE-A-Tが2021年以降のSEOでは非常に重要な対策となります。
その記事がどれだけ専門的なのか、誰が発信している情報なのか、信頼できるのかという3つの基準はコンテンツの有用性を図るものとして非常に重要視されています。
例えば、癌のことを記事にした場合、癌のことを調べた学生の記事、医者が書いた記事、癌の専門医が書いた記事では意味がまったく異なります。
Googleは誰が発信したかを独自の手法でデータベース化し、コンテンツの内容と紐づけて重みをつけていると考えられますので自身のサイトのテーマを考えて、誰が情報発信しているのかをよくよく考えるべきです。
ただし、E-A-Tそのものはランキング要因ではなく、Googleが重視している指標ですので改善をしたとしてもすぐに順位が上がるものではありません。そもそもE-A-Tを改善することそのものに時間を要することが一般的ですので知見のあるSEO会社に相談することをおすすめします。
UI/UXやページ表示速度を改善する
Googleはユーザーファーストを徹底している会社です。ユーザーの利用者数が増えれば増えるほどGoogle経由の広告売上に影響しますので、それだけユーザーに納得してもらい使い勝手がよいものにしなければなりません。
つまり、ユーザーが本当に欲しがっているもの、使いやすいものを提供することがGoogleの課題となっています。
Googleは検索エンジンを通じて情報を提供していますが、読みづらい、わかりづらい、使いづらいではユーザーにサイトを紹介してくれなくなります。
これはサイトの表示速度、UI/UX、モバイル対応などをしているかどうかが関わってきます。2020年ころからはコアウェブバイタルという言葉も使われるようになってきましたが、考え方そのものは2020年以前からあるものです。
ぜひユーザーの使い勝手の良いサイトに修正してください。
外部リンクとサイテーションを見直す
Googleは外部リンクが検索ランキングに影響すると明確に認めています。例外はありますが、外部リンクを多く集めているサイトが高く評価されることは間違いありません。
しかし、単に外部リンクの数を集めればよいというわけではなく、高い評価を受けているサイトからの自然リンクを増やすことが重要です。
自然リンクを増やす方法として質の良いコンテンツを作ることを挙げるライティング会社やSEO会社もあります。これは事実ではありますが、検索順位で上位に入らないサイトのコンテンツはユーザーの目に入りませんので、いくら高品質なコンテンツを作ったとしてもリンクはなかなかつきません。
そこで外部リンクは自ら行動して獲得していく必要があります。これはサイテーションにも同じことがいえます。
外部リンクの獲得方法がわからないという場合には東京SEOメーカーにご相談ください。
指名検索を増やす努力をする
指名検索とはサイト名やサービス名で検索してもらうことです。一般的に指名検索で検索1位を取ることは非常に簡単ですので、ここは必ず押さえてください。
指名検索で1位を取っていてもサイトの評価は伸びませんが、検索上位のサイトはほとんど例外なく指名検索を取れています。
これは自社の名前を売るためにSNSを活用したり、被リンク獲得、各種広告などを出すことによって認知度を上げているからです。
指名検索は大変動による影響を受けづらく、指名検索を取れるようになるということはサイト評価も高くなるということですので是非お試しください。
スパム行為は禁止
当たり前ですがスパム行為は厳禁です。Googleはスパム行為を繰り返すサイトにペナルティを課す傾向にありますので、最低でも一度はサイトの裏側まで確認してGoogleガイドライン に違反していないかどうかを確認すべきといえます。
