SEO対策会社とは?SEO対策会社に依頼するメリットと選び方をご紹介

SEO対策会社とは

SEO対策会社とは、検索エンジンによる検索結果の表示順位をあげるために、様々な施策を行う会社のことを指します。SEO対策会社といっても業務内容が多種多様で、それぞれの会社で得意とする業務と不得意とする業務が存在します。内部SEOやテクニカル部分に強い会社や外部SEOに強い会社、コンテンツSEOが得意な会社やWebマーケティング全般をおこなってくれる会社などさまざまです。

 

SEOコンサルタントそのため、SEO対策会社にSEO対策を依頼する際は、何をゴールとするのかや何が課題なのかを明確にしておく必要があります。ここでは、あなたにピッタリ合うSEO対策会社の選び方と依頼するメリットについて解説します。

 

 

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SEOとSEO対策会社

SEOとは、Search(検索)Engine(エンジン)Optimization(最適化)の略です。GoogleやYahoo!JAPANなどの検索エンジンからサイトや自社ブログを見にきてくれる方を増やすことで、Webサイトの成果を上げる施策のことです。

SEO対策をおこなうことで、広告をしなくても売り上げを上げることができます。SEOを意識することでターゲットとしている読者にWebサイトの情報をリーチしやすくなるため、商品の売り上げアップや顧客の獲得につながります。

しかし、SEOの対策は難しいのが現状です。GoogleやYahoo!JAPANなどの検索エンジンがどのような基準で記事の順位を決めているのかは公表されていません。どうして明確な基準を公開しないかというと、ユーザーが本当に必要とする情報を提供できなくなるからと考えられているからです。

基準を公開してしまうとその基準ばかりを追い求めた記事ばかりが上位表示され、ユーザーが本当に必要としている記事を提供できなくなる可能性があると考えられています。

またアルゴリズムも常にアップデートし、根気強く対策ワードが上位表示するように最適化を繰り返していく必要があります。よって、ほとんどの会社では、SEO対策の対応を自社だけで行うことに無理があり、SEO専門の業者に依頼しています。

SEO対策に成功するために、一番最初に重要なことは”いかにSEOを専門としているプロのSEO会社を見つけるか”になります。

 

SEOの成功は正しいSEO会社を選ぶこと

さて、SEO対策で成功するためには、対策サイトのフェーズにあったSEO対策を施すことができる本物の実力のあるSEO会社を選ばなくてはいけません。これがいかに難しいことなのか。しかし、これがいかに大切なことなのか。わかってはいても数百あるSEO会社の中から最適のSEO会社を選ぶことは容易ではありません。

慎重にSEO会社を検討する

あなたは、今東京にいます。北海道で大きな商談になりそうなビジネスのお問い合わせがあったことを想像してください。早速、北海道へ向けて飛行機に乗ります。ありがたいことに搭乗した飛行機はすぐに北海道に到着しました。しかし、急いで乗った飛行機が着陸したのは、新千歳空港でした。

あなたは、しまったと思うでしょう。あなたが商談を行う場所は、函館だったからです。もちろん新千歳空港から車を走らせて慌てて函館を目指します。しかし、そのときに思うでしょう。初めから、函館空港に着陸する飛行機に乗っておけばよかった。

あなたは、時間の無駄を公開しますよね?

SEO対策会社に依頼することはこの飛行機と同じようなものです。最短距離で目的地にきちんと連れて行ってくれる飛行機に乗るか、遠回りで時間と資金をたくさん費やしてやっと目的地にたどり着くのか。変な飛行機(SEO対策会社)にのってしまうと、墜落(ペナルティ圏外)してしまうことも可能性としてはあります。

飛行機に乗る時はよく調べて乗るように、SEO対策会社を選ぶ時にも慎重によく検討してから依頼するようにしましょう。

SEOを超えて考える

SEOの順位をあげることは必要不可欠ですが、対策ワードで順位が上がったが、「売り上げが変わらない、利益が増えない」では全く意味がありません。

コンバージョン(問い合わせ)があって初めて売り上げにつながります。SEOを超えて、コンバージョン施策まで行うことができるSEO会社が望ましいです。

適切なSEO対策でサイトへのトラフィックを増やし、そのトラフィックから最大限の売り上げやリードを獲得していくためにWEBサイトを常に改善していかなくてはなりません。これは高度なSEOの知識とWEB解析やCV施策の実力がなければなりません。

 

どのように企業はSEO会社を選んでいるのか

アメリカのwebfx.comでは、clutch.coの150のSEO会社にインタビューしてデータを収集しました。これらの定性データをいくつかに分けることができました。

clutch.co

データからわかることは、信頼できる人からの紹介(Referral or established relationship)が45%で、企業はSEOサービスの経験がない可能性があり、信頼できる人からの紹介に依存しているのは理にかなっています。

2番目に大きな要因は企業知識とプロセス(company knowledge and processes)は、SEOサービスの内容や対応してくれた担当者、サービスの透明性やSEOを任せられると思えるリーダシップや実力の部分を見ています。例えば、”SEO”などの関連ワードで1ページ目以内に入っているなどSEO業界での権威性も参考にしているでしょう。

3番目以降にLocation(場所)、Past performance(過去のケーススタディ)、Culture fit(企業文化が合うか)Price or value(価格)と続きます。これらの要素もSEO対策会社を決定する要因でした。

アメリカのwebfx.comの調査では、調査の過程で19%(ほぼ5社に1社)が過去にSEO企業とのネガティブな経験をしてから正しいSEO会社を見つけていることも発見しました。

これはいかに正しいSEO会社を選ぶことが難しいかを物語っています。

企業は、正しいSEO会社を選ぶために多くの基準と調査を行い、より多くの時間を費やして失敗しないSEO会社選びをしていく必要があります。誰しも墜落する飛行機に乗りたいとは思いません。

 

SEO対策にかかる期間

SEO対策は効果を得られるまで時間がかかります。事実、Ahrefsによると上位表示されているWebサイトのドメイン平均年齢は650日で、サイトが上位になるにつれてよりドメインが古くなっていることがわかります。

Ahrefs |How old are the atop-ranking page?

画像引用:Ahrefs |How old are the atop-ranking page?

 

このように上位表示される傾向にあるサイトは長期間運用されている場合が多く、サイトを立ち上げたばかりでは上位表示させにくい傾向にあります。

さらに、SEO対策を大きく分類して内部対策と外部対策に分けられることも事前に把握しておかなければいけません。

内部対策とは、Webサイトのテキストやタグ、構造などを対象に実施する対策です。一方の外部対策とは、ほかの人が運営しているWebサイトに自身のサイトを紹介してもらうことで得られる良質な被リンクを獲得する対策です。

SEO知識を事前に習得したうえで、自社サイトに合ったSEO会社を選んでください。

 

SEO対策会社に依頼するメリット

さて、あなたのサイトを正しい目的地まで導いてくれるSEO会社を選ぶことができたら得られるメリットを5つ解説します。

 

  • SEO効果が期待できる(順位が上がる)
  • 最新のWEBマーケティング情報を手に入れられる
  • WEB担当者の負担が減る
  • 広告費削減ができる
  • SEOを柱としたマーケティングチャネル全体戦略策定が可能
  • エンドースメント効果が狙える

 

プロに依頼することで効率的に成果が出やすい

SEOのプロに対策を任せることで、自分たちでおこなうよりも効率的に結果があらわれやすいです。Googleを中心に検索エンジンのアルゴリズムは日々上位表示する基準が変わっていきます。目まぐるしく変わっていく情報にキャッチアップしていくのは、非常に骨が折れることです。

しかし、常に最新の情報を手に入れているSEO対策会社も存在するため、良い業者を見つけ出すことができるとSEOのアップデートの波にうまく乗っていけます。

対策キーワードで上位表示に成功すれば、あなたのサイトの可視性があがり、サイトのブランド力が向上し問い合わせが増えていきます。

対策ワードで検索結果の上位表示ができないSEO会社はどのような言い訳をしても目的地につれていくことができない飛行機です。割り切って違う飛行機(SEO会社)に乗り換えましょう。

 

最新のWEBマーケティング情報が手に入りやすい

本当に優れているSEO対策会社は常に最新のWEBマーケティング情報を入手できています。そうでないと随時アップデートを続けているGoogleのアルゴリズムについていく事ができません。

SEOやWEBマーケティングの最新情報を確実に把握していく必要があり、自社のSEO担当者だけで最新の情報を拾っていくことは、非常に負担になり、最新情報に追いつけない可能性も出てきます。

SEO対策会社であればSEOのプロであるため、検索エンジンのアップデートの情報にキャッチアップしている会社が多いでしょう。しかし、注意しなければならないことは最新の情報に追いつけている業者であるかどうかを判断する必要があります。

 

SEO担当者の負担が減る

業者にSEO対策を手伝ってもらうことで、自社のSEO担当者の負担が圧倒的に減ります。SEO対策では日々変化していく最新情報を把握すること以外にも、しなければならないことはほかにもたくさん存在します。

コンテンツを作成して更新することや、サーバーの管理やメンテナンスなどより良いものを目指していくと際限がありません。業者に依頼することで、自社のSEO担当者の負担も減り、優先順位をつけてSEO対策を行っていく事が出来て、最短距離で目的地まで行くことができます。

 

広告費削減ができる

SEOは一度、対策ワードで上位表示できれば、いくらクリックされても広告費はかかりません。

もちろん、SEOで上位表示するための高品質のコンテンツの調査と作成には投資が必要です。その投資にはお金がかかりますが、初期投資を行った後は、トラフックを維持するための継続的なコストは発生しません。

必要経費としては数か月ごとにページを更新する必要がある場合があります。また、競合他社が同じキーワードをターゲットにしてSEO対策を強化してきた場合、それに対してサイト改善をする必要があるかもしれません。

しかし、結局のところ、検索結果の貴重な場所は無料です。

これは、ユーザーがページをクリックしてアクセスするたびに費用がかかるPPC広告との大きな違いです。また、SEOでは一度上位表示に成功すればPPCより多くのクリックを獲得することができます。

PPC広告はSEOの自然検索結果の上に表示されますが、検索の71.33%で自然検索のSEOの表示結果がクリックされます。

PPC広告はオーガニックランキングの上に表示されますが検索の71.33%で、最初のページのオーガニック検索結果がクリックされます。

SEOでの検索表示結果をユーザーが信頼していることがわかります。広告ではないので、SEOで上位表示することはそのサイトの信頼性も増すことがわかります。

 

SEOを柱としたマーケティングチャネル全体戦略策定が可能

SEO対策をSEO会社に依頼することにより、社内にWEBマーケティングのノウハウがたまることが期待できます。

SEO会社によって推進されるコンテンツマーケティングには、マーケティングファネルのすべての段階を対象としたさまざまなコンテンツタイプが含まれます。

質の高いSEO会社に依頼できれば、多くの場合、最初の1年で成果を実感できます。SEOの取り組みを通してWEB解析やサイトのUI,UXの改善、コンバージョン施策にまで目が及んでいくようになります。

コンテンツの作成やページ上のキーワード最適化などSEO対策を通して、思慮深いWEBマーケティング戦略を策定していけるようになります。

SEOをデジタルマーケティング戦略に組み込むことで、WEBマーケティングチェネル全体の戦略策定が期待できます。

 

エンドースメント効果が狙える

エンドースメント効果とはお墨付きのことです。社内会議でSEOの施策をこうしたいと提案しても、上長や他部署の判断で実施できないということがあります。しかし、まったく同じ提案でも、SEO会社が提案することで会社の承認が下りることはよくあります。

これは「誰が」提案したかという点が重視される実例で、SEO会社が提案しているのだから間違いないだろうという判断がされるためです。このようなSEO会社のお墨付き効果を使い、スムーズに施策を打つことも外部に依頼する大きなメリットといえます。

 

SEO会社に依頼する前に確認すべきこと

 

SEO会社はクライアントのSEO対策を専門におこなう会社です。当然、SEO会社には検索順位を上げるノウハウがあると思うはずですが、SEOのノウハウはSEO会社によってさまざまです。

 

Googleは検索順位を決定づける要因を公開していないため、SEO会社は独自の施策サイクルを回し、研究することで成功因子を見つけています。そのため、基本的な施策はどのSEO会社も同じかもしれませんが、施策内容が異なるのが普通です。

SEO会社に依頼する前に、なぜSEOが必要なのか、SEO会社に依頼すべきなのか、効果の出るSEO会社はどこなのかという点を確認する必要があります。

 

SEOが必要な理由

 

WEB集客にはさまざまな手法がありますが、大別すれば広告かSEOしかありません。広告はコストをかけ続けることで効果が出ますが、施策期間が長いほど効果が出るのがSEOです。

そのため、短期では広告による集客が望ましいですが、長期ではSEOを戦略的に取り込むことで企業の利益構造に大きく影響します。SEOはリスティング広告やディスプレイ広告のような費用はかからない代わりに施策に時間がかかり、ジャンルによって向き不向きがあります。

自社の商品のジャンルを見極め、競合との優位性の有無や需要を考慮したうえでSEOが必要かどうかを判断する必要があります。

 

SEO会社がおこなうこと

 

SEO会社により施策に違いはありますが、主なSEO対策は次の3つです。

 

  • 内部対策
  • 外部対策
  • コンテンツ拡充

内部対策とは、タイトルや内部リンクの最適化、サイトマップの作成、ページ表示速度など自社サイトの内部に対して改良を施す施策です。対して、自社で管理していないサイトから外部リンクを獲得したり、サイテーション(リンクのない言及)を増やしたりする施策を外部対策といいます。

また、Googleが「コンテンツ・イズ・キング」と発信しているように、どのような情報を発信しているかはSEOにおいて極めて重要な要素ですので、現状のコンテンツを書き換えることや新規コンテンツを追加することも重要なSEO対策です。

 

ほとんどのSEO会社では内部対策はおこない、コンテンツ制作は別料金、外部対策はおこなわないという方針を取っていますが、外部リンクを積極的に獲得していこうとしたり、コンテンツ対策をメインにおこなっているSEO会社も存在します。

 

効果の出るSEO業者の施策とは

 

SEOの施策は星の数ほどあり、やるべきことを一覧化すればキリがありません。そのため、SEO会社はやるべきことを一覧化したあとに優先順位を付けて、施策の工数と効果を天秤にかけて実施策を決めます。

 

ただし、SEO施策は実施してから効果が出るまで半年から1年はかかるといわれています。以前はSEO会社に依頼後1ヶ月から2ヶ月で劇的な効果が出たこともありますが、現在ではそのようなことは滅多にありません。
検索順位の定点観測と競合の動向をチェックしながら、クライアントの目的に沿った軌道修正を繰り返すことが効果の出るSEO施策であるため、特定の施策にこだわらず、クライアント目線で対応するSEO会社に依頼すべきです。

 

適切なSEO会社の選び方

さて、SEO会社をいかに選ぶかの重要性は理解できたかと思いますが、ではどうやってあなたに合ったSEO会社を選ぶのかそのヒントをご紹介します。最高のSEO会社を選択するための13のヒントをご紹介します。

 

  • ケーススタディと成功したSEO事例を尋ねる
  • SEO会社を直接訪問するか必ず面談して打合せする
  • 目標を具体的にしてそれを達成できる会社をみつける
  • SEO関連ワードで現在、上位表示しているか
  • 低コストのSEO会社と成果報酬のリスクを理解する
  • SEOの保証を避ける
  • SEOの価格設定モデルをよく理解し、SEOの予算を立てる
  • Google のガイドラインに従っているか確認する
  • SEO以外にもWEBマーケティング全般のコンサルティングが可能かどうか。
  • 創業年数とSEO歴は目安程度に
  • どういったSEO技術をもっているのか
  • 競合相手、サイトの業界に対する知識や経験があるか
  • 最近のアルゴリズムの傾向やSEO情報をリリースしているか

 

ケーススタディと成功したSEO事例を尋ねる

まず、SEO会社に問い合わせて、そのSEO会社が対策したサイトとキーワードの表示結果を尋ねてみてください。1年以上前の実績ですとアルゴリズムがすでにアップデートしているので現在のものか数カ月前のものを提示してもらうと良いでしょう。過去の実績よりも現在(6ヶ月以内)の実績を見せてもらいましょう。

クライアントの機密保持のため、多くのSEO会社は現在までのデータを提供できない場合もあります。

SEO会社が提供するケーススタディデータが古ければ古いほど、その会社が現在の SEOのアルゴリズムについていけているか疑わしいです。

提供されたケーススタディが、あなたのサイトと類似しているサイトであるかどうかを確認してください。eコマース企業であり、最終的な目標がオンライン販売である場合、受け取るケーススタディは、eコマース企業向けである必要があります。できれば、同じ規模の売り上げのサイト実績が役に立ちます。

 

SEO会社を直接訪問するか必ず面談して打合せする

SEO会社を選ぶのに対面で話ができるかどうか重要なポイントです。SEOを始めて当初の見立てよりもうまくいかないケースも中には出てきます。そういったときに、現状の把握、今後の施策の方向性など膝と膝を突き合わせて話ができる会社でないと難しいSEOを攻略して成功することはできません。

この場合、フットワークの軽い営業マンではなく実際にSEO全体をコントロールしているポジションの人間と話せるのかどうかが鍵となります。担当が変わる、会って話しても即答できない担当者などは論外です。

オフィスを訪れ、SEOチームと面会して下さい。最高のSEO企業の1つであると言える企業ならどこでも、あなたを彼らのオフィスに迎え入れてくれるはずです。

 

目標を具体的にしてそれを達成できる会社をみつける

あなたがSEO会社を選ぶとき、無意識に自分のビジネスを成功に導いてくれるパートナーを選ぶはずです。あなたのビジネスにとって理想的な会社は、あなたの目標を具体的にアウトプットして、それを達成できるロードマップを提示できる会社です。

フェーズごとに施策をまとめ、成功までの道のりを最初に提示してもらえれば最高です。それにはそのSEO会社に十分な経験と実績がないと無理です。よってそれが可能なSEO会社は十分な実力があると言ってよいでしょう。

 

SEO関連ワードで上位表示しているか

SEO会社の実力を見るには、SEO関連ワードで上位表示しているかどうかです。例えば、”SEO””SEO対策”や”SEO東京””SEO会社”などのワードで上位表示しているSEOの”専門会社”を見つけましょう。

これらの検索クエリでは、SEOの専門会社とWEBマーケティング会社とメディアが入り乱れています。MA(マーケティングオートメーション)を売っているマーケティング会社なのかSEO専門会社なのか判断も重要です。

大手メディアはページ数だけで上位表示するケースもありますので、それが一概にあなたに合ったSEO対策を施してくれるとは限りません。

コンテンツマーケティングだけで上位表示しているのかSEO技術で上位表示しているのか判断するには、SEOサービスを主軸にしているSEO対策会社であるかどうかが選ぶポイントとなります。

 

低コストのSEO会社と成果報酬のリスクを理解する

SEOの予算を削減するために格安”すぎる”SEO会社を選ぶのはリスクが高いです。飛行機で目的地に行くのに格安”すぎる”飛行機は不安になりませんか。SEOも同じで、格安(月額5万円以下)のSEOサービスはよく中身を吟味しましょう。成果報酬のSEOもリスクが高いです。成果を出すレベルのSEO対策は低予算や成果報酬でビジネスを成り立たせるほど簡単ではないからです。

これらのSEO会社を選び、適当な被リンクを獲得して放置された場合、長期的にサイトドメインに損害を受ける場合もありますので注意が必要です。

それは、SEO効果があなたの望むものではないというだけでなく、間違ったSEO会社は、怪しげなリンク構築の慣行を実行したり、貧弱なコンテンツを書いたりすることによって、何年もの間あなたのサイトに大きな損害を与える可能性があります。

 

SEOの保証を避ける

SEO会社が結果を保証する場合は、疑ってください。SEO対策を施して対策サイトが検索エンジンのどこに表示されるか知る方法はありません。

「ランキングを保証すると主張するSEOに注意してください 」と述べているSEO会社の採用に関するGoogleの公式声明を読むことができます 。

検索エンジンは、どのWebサイトが他のWebサイトよりも優れているかを正確に選択するアルゴリズムを公開していないため、サイト順位を保証することはできません。

 

SEOの価格設定モデルをよく理解し、SEOの予算を立てる

格安や成果報酬に囚われて、安い価格設定のみでSEO対策の予算を立てることは失敗するパターンの第一歩です。SEOで成功して上位表示に成功するとあっという間にあなたのビジネスで大きな売り上げを生み出します。大事なことは、SEOで上位表示成功することです。それからCV施策やUI,UXの改善を繰り返して売り上げを生み出していきます。

最終的に売上を生み出す検索エンジン最適化に月額10万~30万を支払うことは、市場での露出や売上を増加させないSEOサービスに月額5万円以下を費やすよりもはるかに優れた投資です。

大事なことは、SEO対策を依頼するSEO会社が結果を生み出すことができるかどうかです。

よって、提供されるSEOサービスに関して月額費用をよく考える必要があります。自分のビジネスの利益の単価を考えて適正な月額予算を算出し、適正価格でSEO対策を遂行してくれるのかどうかを見極めなければなりません。

格安”すぎる”SEO会社や成果報酬のSEO会社は避けた方がよいと言いましたが、逆に月額費用が高すぎるSEO会社も気を付けなければいけません。月額50万円以上のSEO会社は、果たしてその金額に見合うSEOサービスを提供できているのか疑いましょう。

料金が高く費用対効果が合わないSEOサービスも避けたいところです。経営を圧迫しても良くありませんし安かろう悪かろうでもよくありません。

 

Google のガイドラインに従っているか確認する

ある程度、SEOに関して勉強をしてSEO対策会社に依頼した方が、その会社が何をやってくれるのかがわかります。失敗しないSEO施策を行うためにもまずは、SEOを勉強して色々な質問をSEO対策会社に投げてみましょう。誠実に紳士ある返答をしてくれるSEO対策会社を選ぶとい良いでしょう。

良いSEO会社を選ぶために、まずはSEO スターター ガイドを一読しましょう。ここにはSEO対策会社の業務内容が説明されています。

SEOスターターガイドを一読することで、SEOとは何なのかを理解してSEO対策会社に丸投げすることのないようにしておくことが重要です。また、SEO業者が非推奨の手法や禁止されている手法を行わないかどうかを識別できるようになります。

Googleのガイドラインに違反する行為を行うSEO対策会社に依頼するのは辞めましょう。ガイドラインに違反してしまうと場合によってはGoogleのインデックスからサイトが削除されて検索順位が圏外に飛ばされてしまいます。

 

以下の点に注意しましょう。

  • ユーザーを1つのサイトに集中させる手法・・・不正リダイレクトを使ってユーザーを1つのサイトに集中させるためにシャドードメインの作成をします。このようなSEO対策会社は、継続発注が無くなるとそのドメインを別のサイトや競合他社にリンクさせることもあります。お金を払って競合サイトのサイトを開発したことになってしまうので注意しましょう。
  • キーワードを大量に入れた誘導ページ・・・外部リンクに大量のキーワードがあり、そこから大量に発リンクしている場合は辞めましょう。誘導ページに不快なコンテンツや違法なコンテンツを含んだサイトへのリンクが含まれていたら最悪です。
  • リンク売買やリンク集への参加・・・Google の品質に関するガイドラインで違反する行為であると言われています。サテライトサイト構築自体が禁止されているわけではありません。
  • 特に外部対策でなにをやるのか開示しないSEO対策会社はやめる・・・人を欺くようなコンテンツをユーザーの代わりに作成した場合は、 Google インデックスから完全に削除されることもあります。
  • 自由参加型のリンク、リンクのトラフィック対策はやめる・・・何千もの検索エンジンへのサイトの登録申請のSEO対策会社はやめましょう。

 

SEO以外にもWEBマーケティング全般のコンサルティングが可能かどうか

SEO対策以外にWEB解析やUI、UXのアドバイスができるかどうか確認してください。コンバージョン施策においても知見や実績があるかどうかが大切です。

そういったWEBマーケティング全般のアドバイスができる会社であれば、すべてを任せることができます。これらの確認事項で、リンクを付けるだけの格安SEO会社や不透明な成果報酬会社を除外することができます。SEO会社を選別するのに大事な確認事項です。

 

創業年数とSEO歴は目安程度に

Googleのアルゴリズムは目まぐるしくアップデートを繰り返しています。社歴が古い、SEO歴が長いからと言ってもそのSEO会社が現在のSEOの最先端アルゴリズムをキャッチアップできているかはわかりません。一番指標となるかは、SEO関連ワードで上位表示しているかどうかです。

SEO関連ワードで上位表示しているSEO会社はどこも10年以上のSEO歴はあります。そう考えるとSEO歴は10年以上ありSEO関連ワードでも現在上位表示(1ページ目以内)であるSEO会社は信頼ができると言えます。

 

どういったSEO技術をもっているのか

SEOの検索結果で上位表示させるには、充実したコンテンツをただアップしていくコンテンツマーケティングの会社でも検索クエリの種類によっては可能です。しかし、これはあくまでも記事などのコンテンツが必要とされる検索クエリの場合だけです。

例えば、”iphone 買取”などの検索クエリでは、一生懸命iphoneに関する記事をアップしていてもユーザーの検索意図は、iphoneをいかに高く買ってくれる業者を探しているので、iphone買取の料金表が上位表示していきます。これらの検索クエリにおいて上位表示させていくにはコンテンツマーケティングではなくSEO技術(オンページSEOオフページSEO)が必要になってきます。

ただ、SEOライティング記事を納品するだけのSEO会社なのかテクニカルSEOSEOペナルティにも高い知見を持っているSEO会社なのかSEO技術を訪ねてください。

 

競合相手、サイトの業界に対する知識や経験があるか

マーケティングでは、3C分析が有名ですが、SEO会社に依頼する前に、3C分析をしっかりしてもらいましょう。3C分析とは、マーケティング環境分析のフレームワークです。3Cとは、「Customer(市場・顧客)、Competitor(競合)、Company(自社)」の3つの頭文字を取ったもので、マーケティング環境を抜け漏れなく把握できます。

すぐれたSEO会社はSEOの視点からこの3C分析を依頼前に提示することができます。SEOの経験値と実績が豊富であれば、すぐに提示できるはずです。

かならず、SEOを発注する前に確認してみてください。

 

最近のアルゴリズムの傾向やSEO情報をリリースしているか

SEO会社と名乗っていても、SEOの情報や最近のアルゴリズムの情報をきちんとコラム記事などでリリースしていない会社があります。SEOに関する情報をどれくらいサイトでリリースしているかもその会社がSEO会社として実力あるかどうかの判断にできます。

特に海外のSEOメディアの情報をリリースしていたり、ユーザーの役に立つSEO記事をリリースしているSEO会社を選びましょう。

 

 

優秀なSEO対策会社ができること

専門の実力のあるSEO対策会社に依頼すると、サイト改善やキーワードの上位表示に成功しますが、無責任なSEO対策会社に依頼してSEOに失敗するとその対策サイトや運営者の会社の信用が失われてしまうことはわかりました。

優秀なSEO対策会社やSEOマーケターは、ウェブサイトの管理者向けにSEOを中心にサイト全体のコンサルティングができます。

 

  • WEB解析士やGAIQ保持者によるサイト分析によるサイト構成の見直しができます。
  • SEOに詳しいエンジニアによるホスティング、リダイレクト、エラーページ、JavaScript の使用など開発に関する技術的なアドバイスができます。
  • キーワードに関する調査を行いPPC広告とSEO提案ができます。
  • オンラインビジネス促進キャンペーンの管理と特定のマーケットや地域に関する専門知識によるSEO提案ができます。
  • 競合調査とキーワード戦略を出せます。
  • SEO内部対策とSEO外部対策の両方ができます。
  • Google Search consoleやGoogleアナリティクスによる分析ができます。

SEO対策会社のタイプ

これからSEO対策を外注しようとなった場合、まずはじめにどういうことをしてくれるSEO対策の会社なのか理解することです。SEO会社のタイプを5つに分けてみました。

  • コンサル型
  • 成果報酬型
  • 作業代行型
  • 被リンク販売型
  • ツール型

どのタイプがいいのかよく考えて理解したうえで発注しましょう。また、SEO会社以外に、マーケティング会社、コンテンツマーケティング会社があります。コンテンツマーケティング会社は、特に記事コンテンツの納品においては優れていますが、SEO技術があるわけではありません。また、マーケティング会社も、MA(マーケティングオートメーション)ツールを売るのが目的の場合、SEO技術に強いというわけでもありません。

 

固定費型の特徴

月額料金での契約になります。事業計画、戦略やSEO施策案を発注前に打ち合わせができ、キーワード選定から順位だけでなくアクセス数やコンバージョン数の測定などWEBマーケティング全体のフォローもしてもらいつつSEO対策をしてもらえる場合が多いです。

多くの成果報酬型のケースとは違い、計画に対し希望も伝えやすいですし、二人三脚でWEBサイトを育てていくことができます。

費用はキーワードの難易度で変わってきて、順位上昇するまでの間も費用は掛かります。上位表示出来なかった場合のリスクも依頼者側が取りますので成果報酬型に比べ料金は安価になります。

  • メリット:何をやるのか全て説明してもらえる。納得して発注できる。
  • デメリット:順位獲得できなかった場合も費用が掛かる。

SEOで結果を出していくには、必ずそれなりの予算が必要です。しかし、その固定費も費用対効果にあった”高くない固定費”にしたいところです。月額費用が高いSEO会社は要注意です。

>>【高すぎる】SEO対策に月50万円も払っているんですか!?

 

コンサル型

コンサル型とはまさにWEBコンサルです。どのような目標KPIを達成したいのか、全て相談に乗ってもらい、キーワードの選定や上位表示までの道筋を提案してもらいます。多くの場合で実務作業はしないで、経営者やサイト管理担当者に代わりサイトの設計や管理をしてもらいます。

社内である程度サイトの編集やページの追加等が出来る場合や、WEB制作会社にWEBの修正を委託している開発会社がある場合には、コンサル型を選ぶことが向いています。

コンサル型は知識と情報はもらえますが、実際の作業は自社で行わなければなりません。

 

  • メリット:WEB全般のコンサルの知識、情報が手に入る
  • デメリット:実作業は自社で。コンサルしてくれる人の力量に大いに左右されてしまう。

 

 

成果報酬型の特徴

成果報酬型は、上位表示希望キーワードによる検索順位が既定の順位(20位以内・10位以内等)に入った場合にのみ課金となるサービスです。発注者にとっては一見一番リスクが少ない発注方法に思えます。

ランクインした日額料金の場合や月間何日以上のランクインで月額費用が発生する場合など、細かい料金設定はSEO対策会社ごとに違います。定額固定型と成果報酬型の両方のサービスを行っている会社もあります。

 

業者選定に自信がなければ、成果報酬型を選びたくなりますが、もし何をやるか全くわからない場合、リスクが高いのでやめた方が良いでしょう。

やっていることの内容を開示してくれないSEO会社は、固定費型にせよ、成果報酬型にせよ辞めた方が良いです。何も対策をやらないでお金だけとられてしまう事もあります。

SEO対策で何をやるか言えないけれど、順位が上がったら料金が発生しますという成果報酬は絶対に避けましょう。ひと昔、外部リンクを大量につけて順位が上がったブラックハット的なSEOの手法が成果報酬型に残っているケースもあります。適当なリンクを付けて順位が上がれば、”ラッキー”であがらなかったらそのまま放置なんてこともあります。

大半の成果報酬型SEO企業では、そこで行われる手法について注文を付けにくくなってしまうので、よく考えましょう。発注後、サイト内部の対策をしないで外部リンクだけをつけていくだけの業者の場合、外部リンクだけだと低品質な被リンクの影響を受けてしまう可能性も高いことから、よく注意する必要があります。

>>【本当は怖い】完全成果報酬型のSEO会社

 

  • メリット:希望順位獲得まで料金が発生しない
  • デメリット:何をやってもらえるか情報開示されない場合、知らないうちに低品質の被リンクをうけてしまったり、後々にペナルティーの要因となることをされてしまう。

 

作業代行型の特徴

サイトのSEO最適化作業を依頼する場合やコンテンツ作成依頼を行う場合などが該当します。

ノウハウはあるが実作業をするのに外注したい場合など自社で全てをコントロールして発注できます。SEO対策の知識や経験があり自社主導で全て進めたいときに選ぶのにいいです。

特にSEOライティング記事だけの納品希望やオフページSEOのリンクビルディングのみの依頼、SEOペナルティ解除など切り分けて発注できれば理想です。

 

  • メリット:自社で全てコントロールできる
  • デメリット:社内にSEOに詳しい担当者がいないとうまくいかない

 

リンクビルディング代行業者

被リンクのみ売っているSEO対策会社もあります。被リンク10本で月額いくらですとか、レンタルの場合もありますし、完全販売の場合もあります。サテライトサイトの販売やオールドドメインだけの販売業者もあります。

現在、Googleではリンクの購入はGoogleのガイドライン違反であると言及しています。

アメリカなどの海外のSEO会社は、様々なメディアを運営しており、中規模のメディアに記事を掲載し発リンクするリンクビルディングが盛んです。

きちんとした質の高いオウンドメディアに掲載しリンク獲得することはSEOペナルティには当たらないようです。

それなりにSEO全般の知識を持つ担当者がいる場合、よく被リンクを精査してリンクビルディング対策をすれば順位上昇を見込めます。しかし、検索結果の操作を目的としたPageRank を転送するリンクの売買は、Googleガイドラインでぺナルティの対象となるので気を付けましょう。

 

  • メリット:リンク獲得による順位上昇を期待できる。
  • デメリット:スパムまがいの低品質の被リンクも中にはあるので注意が必要

 

SEO対策会社に依頼する費用の相場

SEO対策会社に仕事を依頼する際の費用の相場は、1か月で5万円から100万円程度と幅広くSEO会社に依存します。業務内容によって価格が異なります。区別される業務内容は以下のとおりです。

SEO対策内容タイプ費用・料金目的対策概要
SEOコンサルティング月額固定型5〜50万円/月
※SEO会社による※大規模サイトは100万円を超えることも
SEOでの上位表示からコンバージョンまでを見てもらうSEOキーワード調査・3C分析・コンテンツSEO・テクニカルSEO・リンクビルディング
コンテンツSEO一括支払い型

月額固定型

記事本数×記事単価
(@数千円〜10万円)
SEOライティング記事の作成とサイトアップコンテンツSEO指南とコンテンツ(記事)の作成
内部SEO対策一括支払い10万円〜30万円キーワード最適化タグや内部リンク・テクニカルSEO・オンページSEO修正
外部SEO対策月額固定型
成功報酬型
1〜30万円/月
(月額固定費用型)1〜100万円以上/月
(成功報酬型)
リンクビルディング・リンク獲得自然リンク獲得やオウンドメディアからのリンク獲得

また業務内容や依頼する業者によって、費用の受け取り方も異なってきます。サイト設計や内部SEOなどははじめに決められた料金を一括で支払ったり、中長期で業務を依頼する総合コンサルティングや外部SEOの場合は月額固定で支払います。

 

月間検索件数5万弱のビックワード”SEO”で上位表示のSEO会社

こちらにピックアップしたSEO会社は“SEO”のビックワードで1ページ目以内にランクインしている実力のあるSEO会社です。2022年7月4日現在の情報です。

これらのSEO会社を比較してみるとどのSEO会社が良心的で実力があるのかがわかります。

各SEO会社のサイトへいきチェックしてみましょう。

【実力のあるSEO会社】特徴費用契約期間
東京SEOメーカーSEO専門会社。SEOの全てができる。月額5万5千円~

6ヶ月33万円~

6ヶ月
株式会社ウィルゲートSEOコンサルや記事制作代行。SEOツール会社。要確認。月額料金記載なし要確認
ナイル株式会社SEOコンサル会社。コンバージョン改善・サイト分析まで月額50万円~施策設計に1~2ヵ月程度。以降は施策に応じて。
SEOラボSEO対策専門会社。SEOのメディア要確認。メディアのため月額料金記載なし。要確認
サクラサクマーケティング株式会社SEO・コンテンツマーケティング会社。オンページSEOのみ。月額30万円~6ヶ月~
WEB集客ラボSEO・MEO・求人広告・アフィリエイトのメディア。要確認。メディアのため月額料金記載なし。要確認

SEO対策会社を選ぶ最終段階として、見積りをとったり実際に問い合わせをして比べてみましょう。

 

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この記事の監修者

SEOコンサルタント

アドマノ株式会社 代表取締役 天野 剛志

日本大学法学部卒業、広告代理店で12年間働いている間、SEOと出会い、SEO草創期からSEO研究を始める。SEOを独学で研究し100以上のサイトで実験と検証を繰り返しました。そのノウハウを元に起業し現在、10期目。営業、SEOコンサル、WEB解析(Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持)コーディング、サイト制作となんでもこなす。会社としては今まで1000以上のサイトのSEO対策を手掛けてきました。

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