Google SEOで大事なことをアルゴリズムからまとめました
- 2020.07.17
- SEO対策
2021年の最新アルゴリズムについて日々、SEOの実務を行っているうえで実感していることや特に最近大事だなと思うことをまとめていきます。
先端のアルゴリズムを理解しながら、Googleの今後の方向性を把握し、今まで積み上げてきたSEO対策にプラスαしてゆるぎない上位表示を維持するための努力を続けましょう。競合他社も必死になってSEO対策をしています。
また、競合他社にペナルティを起こさせるための逆SEOも出てきました。自らのWEBサイトを守り育て上位表示を続けていくには日々の努力が大事です。強い意思とたゆまぬ努力があれば、道を間違えなければ必ず成功への道は開かれていきます。そういったお客様のサポートを全力で弊社は致します。
2021年で気になる最新のアルゴリズムから見ていきましょう。
- 1. Core Web Vital
- 2. BERT
- 3. 質の高いコンテンツ
- 4. Googleが開発したAI(人工知能)Rankbrain(ランクブレイン)
- 5. Dwell Time
- 6. 共起語(LSI Keyword)
- 7. コサイテーション(Co-citation)
- 8. 絶大パワーの内部リンク
- 9. Google Image Algorithm(イメージアルゴリズム)
- 10. E.A.T
- 11. ボイスサーチ
- 12. AMP
- 13. 強調スニペット
- 14. Googleペナルティーを回避
- 15. Pogo Stickingが起こるサイトは評価を下げる
- 16. 2021年 Google seoのおすすめの方法
- 17. Google SEOで最初にチェックすること
- 18. Google SEOで気を付けること
Core Web Vital
2021年にGoogleが適用すると言っている最新アルゴリズムです。Core Web Vitalとは、WEBサイトにユーザーが訪問した時のユーザー体験(page experience)をより良いものにするということです。ユーザーに対してWEBページを最適化して有益なページを表示すればそれがWEBの発展や成長につながるとGoogleは考えています。

特に、3つの重要な要素が大事であると言っています。
それは、
- LCP(Largest Contentful Paint)
- FID(First Input Delay)
- CLS(Cumulative Layout Shift)
の3つです。日本語にそれぞれ訳しますと
- ページの表示速度
- ユーザー操作への反応性
- 視覚要素の安定性
です。

LCP(ページの表示速度)に関して言えば、モバイルの速度についてGoogleの研究結果を過去に公表しています。モバイルのスピードが遅いと検索結果順位にも影響があります。LCPに関して言えば、2.5秒以内にサイトが表示されるようであれば問題ないとされています。

FID(ユーザー操作への反応性)とは、ユーザーの操作性の事で、ユーザーが行うクリックなどに対しての反応の速さで時間がかかるページはこの数値が悪いとされています。ユーザーが何らかの行為を行った時の反応速度が速いサイトが優良サイトと評価されます。
最後に、「CLS」とは、視覚要素に関係している指標で、ページレイアウトを数値化して評価しています。ユーザーにとって害のあるもの、例えば、ボタンが追いかけてきてクリックを強引にさせようとしているサイトなど原点対象です。
これら3つの要素をCore Web Vitalといいます。いままでの「モバイルフレンドリー」「Google セーフ ブラウジング」「常時SSL化」「インタースティシャル広告ページの追放」に「Core Web Vitals 」が加えられ、Googleはさらに「ユーザーエクスペリエンス」をより重視し、検索順位を決めていくことになりそうです。
BERT
BERTとは、Bidirectional Encoder Representations from Transformers の略です。
自然言語処理のアルゴリズムで、検索クエリ(キーワード)に対して適用されます。
Wikipediaなどから得た大量の文章データを事前学習し、文章理解や感情分析などができます。2019年より日本語でも実装されていると発表がありました。人間と同じように文脈を理解することができるようになったのです。SEOに及ぼす影響は検索クエリの10%に影響があると言われています。
質の高いコンテンツ
最近では、情報量とその質の高さとの両方を兼ねそろえたWEBサイトがGoogleに高く評価されています。評価されているコンテンツを見ると
- オリジナリティ(独自性)の高いWEBサイト
- 外部リンク内部リンクともに質の高いリンクを持っている
- ユーザーの悩みを解決するコンテンツ(まとめサイトや○○選!のサイト)
このような特徴があります。オリジナリティを出すには他社が打ち出していない企画や角度から対策ワードでのコンテンツを考え、リリースすると上位に上がってきやすいです。リンクについては、サイト内部のリンクもGoogleアルゴリズムの評価の対象となります。
質の高いページからリンクを送れば、リンク先ページも上位表示されやすくなります。検索エンジンからのアクセスが多いページは質の高いページであると判断ができます。
また、文法の間違いや誤字脱字も評価を落とす要因の一つなので気を付けましょう。また、最近の傾向はキーワードを含むコンテンツではなくてユーザーの検索意図に応えているサイトが上位表示される部分もあります。
よって、各キーワードで上位表示しているコンテンツの内容を調べて検索ユーザーの意図を探るのも非常に大事です。
Googleが開発したAI(人工知能)Rankbrain(ランクブレイン)
Rankbrainとは、過去に検索された検索クエリのデータを元にユーザーの検索糸を読み取ってそのユーザーに適切であろうWEBページを検索結果に表示します。
RankbrainはAIなので学習していきデータをどんどん増やしていき検索結果の選定の確度を高めていきます。ユーザーの満足度を計測するアルゴリズムであると言えるでしょう。
このアルゴリズムにより、キーワード重視よりもコンテンツのコンセプトを重視するようにページ構築をする必要が出てきました。検索結果のクリック率もRankbrainは見ていると言われています。
Dwell Time
Dwell Timeとは、検索エンジンで訪問したユーザーがそのサイトから直帰して検索結果ページに戻るまでの時間を言います。検索エンジン経由でユーザーが流入してきても検索結果ページへ戻らなかったり別のページへ行った場合は、Dwell Timeになりません。
SNSなどからの流入ユーザーも除外されます。このDwell Timeの数値はGoogle内部だけで測定されているようで、外部にはわからない指標です。
共起語(LSI Keyword)
コンテンツには、対策ワード以外にもそのワードの共起語を含めましょう。共起語とは、そのターゲットとするワードに関連性の高いキーワード群です。
例えば、”お釈迦様”のワードであれば、ブッダ、仏教、インド、仏陀、釈迦如来などがそうです。これら共起語は、”タイトル”や”見出し”や”メタディスクリプション”や”画像のalt”や”コンテンツ文章内”に入れるといいでしょう。
コサイテーション(Co-citation)
コサイテーションは、最近のアルゴリズムではありませんが、ポイントは、アンカーテキストの発リンクがなくても相互リンク効果が起きる現象の事です。サイトAとサイトBの間にはリンクがありませんが、ともに第三者のサイトCを参照に発リンクしていた場合、相互リンクしていると同等の解釈をGoogleはある条件下でするようです。
絶大パワーの内部リンク
意外に知られていませんが内部リンクも外部リンクと同じくらいのパワー供給効果があります。同じカテゴリ同士の記事に内部リンクを貼るとその効果が強くなります。
- ページ冒頭に内部リンクをはるとよい
- 同じアンカーテキストで異なるページにリンクを貼らない
- 上位表示させたいページに内部リンクを集める
Google Image Algorithm(イメージアルゴリズム)
Google Image Algorithmとは、画像検索に関するアルゴリズムです。Googleの検索結果で画像の検索結果がありますが、そこで表示される画像にもアルゴリズムが存在しています。画像検索で上位表示を狙うには、
- 完全なオリジナル画像を使う
- ファーストビュー内に画像を設置
- 新しいコンテンツ文章に紐づけた画像
- 必ず適切なALTテキストを入力する
- 画像はなるべく軽くする
これらのことは必ず守って画像を配置しましょう。
E.A.T
EA T とは、専門性、権威性、信頼性の 3 つの概念の英語の頭文字をとったものです。Googleseoでは WEB サイトのこの3つの専門性と権威性と信頼性があるかどうかを評価の対象としています。そのWEB ページのコンテンツの中身と作成者、 WEB サイトの運用者情報と WEB サイトの評判などをすべて参考にします。
ボイスサーチ
音声検索が増えています。検索順位で1ページ目以内、特に、1位2位の上位表示すると音声検索で引用されて紹介されます。Q&Aのページを増やすと良いです。近未来には、IOTで音声検索が主流になっていくでしょう。
AMP
AMP(アンプ)とは、GoogleとTwitterで共同開発されているモバイルページでの表示を高速にする手法で「Accelerated Mobile Pages」を略したものです。ユーザーがこのAMPになっているサイトに滞在した場合、あらかじめキャッシュしてあったページを閲覧でき、その間にコンテンツをダウンロードして来るので、ユーザーにとってページ表示が遅くイライラすることなくページ閲覧することができます。
強調スニペット
強調スニペットとは、SEOのオーガニック検索結果より上に表示される部分で、ユーザーが質問形式「○○とは」等で検索を行った場合に表示されます。SEO部分よりも上に表示されるので、強調スニペット枠に表示できればかなりの収益を期待できます。強調スニペット枠に表示させるには、
- ○○とは?という見出しタグを使う
- 見出しの下に短い文章で1段落程度にまとめる
- SEOで上位表示させるためのドメイン強化を行う
等々ありますが、質問に”ズバリ”答える文章を構築してユーザーがすぐに欲しい答えをまとめることが大事です。
Googleペナルティーを回避
2020年Googleアルゴリズムのアップデートで順位を落としたサイトには、サイト内重複記事があったり外部のサイトと同じ記事があったりして評価を落とすケースが多数あります。
重複コンテンツがかなり評価を落としています。重複コンテンツとは、タイトル、メタディスクリプションが同じ2つの別々のURLがサイト内にあった場合に以前はペナルティーを受けたり評価を落としたりしました。
現在では、サイトコンテンツの特に文章のテキスト類似度や他サイトとの一致度が高いと評価を落とします。ちょっと順位が落ちたと思ったらサイト内の重複を疑ってみましょう。
Pogo Stickingが起こるサイトは評価を下げる
Pogo Stickingとは、ユーザーがあるキーワードで検索して検索結果にAのサイトとBのサイトが表示されます。最初にユーザーはAのサイトに訪れたが離脱して、Bのサイトを閲覧したとします。
この場合、AのサイトでPogo Stickingが起こっています。検索エンジンは、Aのサイトにはユーザーが探している情報や答えが無かったと判断し、Aのサイトの評価を下げます。頻繁にA→Bが起これば、いずれAよりBの方が検索結果で上位に表示します。このことからもユーザーが離脱しないコンテンツを作ることが非常に重要であることがわかります。
2021年 Google seoのおすすめの方法
この方法を軸にSEO対策をすすめるとGoogle検索エンジンがWEBサイトをクロールしてインデックス登録をするのが容易になるでしょう。すべての最適化はユーザー エクスペリエンスの向上のために調整する必要があります。
Google SEOで最初にチェックすること
一番最初にチェック
- Google に対策サイトが登録(インデックス)されて表示しているかどうか
- 対策サイトは十分に質の高いコンテンツになっているか
- 対策サイトのサービスもしくはビジネスがGoogle my businessに登録されているか
- PCやスマホなど様々なデバイスで表示スピードが遅くないか
- SSL化したりセキュリティーが安全なサイトかどうか
Google SEOで気を付けること
大事な項目で特にやってはいけないことをまとめました。2021年の最新アルゴリズムでもこれらのGoogle SEOの基本的なやってはいけないことを必ずチェックして該当していないか確認しましょう。
タイトルについて
- ページタイトルに関係のないタイトルを付けたり、無題や新しいページ1などの曖昧なタイトルにするのは良くありません。
- 同じタイトルをトップページや下層ページに何度も使うのは良くありません。
- 意味のない長すぎるタイトルを使うのは良くありません。
メタディスクリプションについて
- メタディスクリプションはページ説明文なのでページの内容と関連のない文章を記述したり、キーワードだけの羅列をするのは良くありません。
- コンテンツに使った文章の内容をそのまま メタディスクリプションにコピーするのは良くありません。
- TOPページや下層ページで同じメタディスクリプションを使用するのは良くありません。
見出しについて
- ページの中身を理解するのに見当違いな単語で見出しタグを作るのは良くありません。
- 見出しタグのサイズを過度に変えたり<strong>タグと一緒に使ったりするのは良くありません。
- 無駄に長い見出しは良くありません。
階層の整理について
- ロボットがわかりやすいURL構造にします。前ページに1つのページからリンクを過度にするのは良くありません。
- TOPページから3、4クリックで行ける階層が良いです。TOPページから10回、20回もクリックして下層ページに行くのは良くありません。
- 情報やテーマを整理してカテゴリー別にします。ナビゲーションページが古かったり、テーマ別に分かれていないサイトは良くありません。
URLについて
- page1.htmlのような意味のないURLで含まれているコンテンツと関連のないディレクトリ名を使用するのはよくありません。
- 「football-games-football-play-footballcards.htm」のように過度にパーマリンクを長くするのは良くありません。
- 「…/seo1/seo2/seo3/seo4/seo5/seo6/page.html」のようにサブカテゴリを深くするのは良くありません。
- サブドメイン(sub.sample.com/page.html)とルートディレクト(sample.com/page.html)が同じコンテンツ表示になってしまうのは良くありません。
コンテンツ作成について
- コンテンツは読みやすいことが大事です。文章がダメなコンテンツは嫌われます。漢字の間違い、日本語の間違いは良くありません。
- 情報の整理をしましょう。パラグラフ、小見出し、レイアウトを分けないのは良くありません。
- 既存コンテンツの焼き回しや重複内容のコンテンツサイトは良くありません。
- コンテンツ付属やユーザーにとって迷惑なキーワード大漁挿入など良くありません。
- ユーザーにとっては迷惑で意味のない、検索エンジン向けの不必要なキーワードを大量に挿入するのは良くありません。
画像altについて
- 画像を挿入するときは必ずalt属性を入れますが、長い文章のaltテキストやコピーは良くありません。
- image.jpgなどのファイル名は”dkeitujdpsjfucmsgfhlfjghe.jpg”のように極端に長いファイル名は良くありません。
最後に
2021年最新アルゴリズムは新しいアルゴリズムの実装も次々とありますが、やってはいけないこと、やらなくてはいけないことは今までと大きく変わっていません。常に、ユーザーにとって役に立つ質の高いコンテンツを作り続けることが一番重要です。SEO対策の基本を押さえたうえで、次の段階で細かい技術的なこともカバーしていきましょう。
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